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第1章 ようこそ!獣人の国クモード王国へ
間話 都子の昔話〜動物園編②〜
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間話 都子の昔話~動物園編②~
……………………………………………………
ダークさんから手紙を受け取った日…
また、懐かしい夢を見た。
…………………………………………
………………………………
……………………………
「クロ君ー!今日も遊びにきたよ。」
クロ「ぴゃーぴゃー…」
小さい頃…動物園でクロ君と遊んでいた頃の記憶
「わっ。ふふ甘えん坊さんだなぁ」
クロ「ぴゃー」ペロペロ
短い前足で私の腕を掴んだり、まん丸な黄金色の瞳で見つめる姿はとても愛くるしくて、私はクロ君の虜だった。
黒猫だと勘違いしていても、あの頃の私は黒豹は苦手じゃなかった。ううん寧ろ好きな動物に分類されていたと思う。
ただ、いくら動物に懐かれやすい体質持ちの私でも、最初からクロ君に好かれていた訳ではなかった。
初めて対面した時は、私に対して毛を逆立てて唸り、変な動きでもしたら襲いかかりそうなぐらい…警戒対象だったら。
ーーーーー
ーーーーー
出会った当初…たしか…6歳ぐらいだっけ。両親に連れられて、動物園の入り口から遠く離れた建物の中にクロ君がいた。
ザワ ザワ ザワ
クロ「ウゥ…グルル…」
クロ君は目の前にいる白衣の大人達に唸っていて、小さな体を小刻みにして震え…怯えていた。
白衣の大人達は嬉しそうな表情でクロ君を見ながら「実験は成功だ」とか「あとは成獣になれば証明される」と言う感じの事を言っていて…
(ここ…こわい。早くおうちに帰りたい。)
小学生の私でも異質と感じる空間に恐怖を感じた。
父(…なんて事を…まさか本当にやるなんて…いやそんな事より、小さいとは言え黒豹の放し飼いは危ない。まずは安全の確保を…)
母(いきなり呼ばれたと思ったら…こんなの生命の冒涜よ…青さん、少しずつ距離を取って部屋から出ましょう)
両親も何かを感じたのか、顔を合わせて私の手を引き部屋から出ようとした…が。
クロ「ゥゥゥ…ガァァァッ」
突然クロ君が私たち目掛けて突進をしてきた。
父「なっ…」
母「みっ都子!!」
いや…正確には私に目掛けて突進してきた。あまりの速さに両親の間をすり抜けられ…
ガブリッ!!
何故か私の手に噛みついてきた。
「いっ…!!」
傷が深く血がとめどなく流れてくる。普段であれば、あまりの痛さに大泣きするはずたったのに…
クロ「ゥゥゥ…」ブルブル
小さく体を震わせて、怒りと恐怖が入りじまった瞳で私を睨むクロ君を見たら泣けなかった。
そして、当時の私は何を思ったのか、クロ君を抱きしめて優しく撫でるという、今ではありえない行動に出ていた。
「大丈夫…大丈夫…こわかったね…」
クロ「ウゥ………」
「私は仲間。大丈夫…大丈夫」
クロ「……ピャー……」ペロペロ
落ち着きを取り戻したのか、クロ君は必死に手にできた傷を舐め始めた。…それがなんだかとても可愛くて…
「お父さん、お母さん、この猫ちゃん可愛いね。」
って…同意を求めように両親を見たら、2人は顔を青ざめていて…
母「……都子…貴方もその体質を持っていたのね。気づけなくてごめんなさい…」
…お母さんは顔を歪ませて小さな声でそう呟いた。
間話 都子の昔話~動物園編②~
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ダークさんから手紙を受け取った日…
また、懐かしい夢を見た。
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「クロ君ー!今日も遊びにきたよ。」
クロ「ぴゃーぴゃー…」
小さい頃…動物園でクロ君と遊んでいた頃の記憶
「わっ。ふふ甘えん坊さんだなぁ」
クロ「ぴゃー」ペロペロ
短い前足で私の腕を掴んだり、まん丸な黄金色の瞳で見つめる姿はとても愛くるしくて、私はクロ君の虜だった。
黒猫だと勘違いしていても、あの頃の私は黒豹は苦手じゃなかった。ううん寧ろ好きな動物に分類されていたと思う。
ただ、いくら動物に懐かれやすい体質持ちの私でも、最初からクロ君に好かれていた訳ではなかった。
初めて対面した時は、私に対して毛を逆立てて唸り、変な動きでもしたら襲いかかりそうなぐらい…警戒対象だったら。
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出会った当初…たしか…6歳ぐらいだっけ。両親に連れられて、動物園の入り口から遠く離れた建物の中にクロ君がいた。
ザワ ザワ ザワ
クロ「ウゥ…グルル…」
クロ君は目の前にいる白衣の大人達に唸っていて、小さな体を小刻みにして震え…怯えていた。
白衣の大人達は嬉しそうな表情でクロ君を見ながら「実験は成功だ」とか「あとは成獣になれば証明される」と言う感じの事を言っていて…
(ここ…こわい。早くおうちに帰りたい。)
小学生の私でも異質と感じる空間に恐怖を感じた。
父(…なんて事を…まさか本当にやるなんて…いやそんな事より、小さいとは言え黒豹の放し飼いは危ない。まずは安全の確保を…)
母(いきなり呼ばれたと思ったら…こんなの生命の冒涜よ…青さん、少しずつ距離を取って部屋から出ましょう)
両親も何かを感じたのか、顔を合わせて私の手を引き部屋から出ようとした…が。
クロ「ゥゥゥ…ガァァァッ」
突然クロ君が私たち目掛けて突進をしてきた。
父「なっ…」
母「みっ都子!!」
いや…正確には私に目掛けて突進してきた。あまりの速さに両親の間をすり抜けられ…
ガブリッ!!
何故か私の手に噛みついてきた。
「いっ…!!」
傷が深く血がとめどなく流れてくる。普段であれば、あまりの痛さに大泣きするはずたったのに…
クロ「ゥゥゥ…」ブルブル
小さく体を震わせて、怒りと恐怖が入りじまった瞳で私を睨むクロ君を見たら泣けなかった。
そして、当時の私は何を思ったのか、クロ君を抱きしめて優しく撫でるという、今ではありえない行動に出ていた。
「大丈夫…大丈夫…こわかったね…」
クロ「ウゥ………」
「私は仲間。大丈夫…大丈夫」
クロ「……ピャー……」ペロペロ
落ち着きを取り戻したのか、クロ君は必死に手にできた傷を舐め始めた。…それがなんだかとても可愛くて…
「お父さん、お母さん、この猫ちゃん可愛いね。」
って…同意を求めように両親を見たら、2人は顔を青ざめていて…
母「……都子…貴方もその体質を持っていたのね。気づけなくてごめんなさい…」
…お母さんは顔を歪ませて小さな声でそう呟いた。
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