2 / 718
第一章 出会い
第一話 トレジャーハンターラルフ
しおりを挟む
何がどうと言う事はない、生きるためには人を利用する。
時には頼り、時には裏切り、ごますったり見下しながら生きていく。
対等の立場なんてのは気持ち次第でころころ変わる嘘っぱちの言葉だ。
それでも愚直に人を信じるやつもいれば、経験上ろくなことにならんと無下にする俺のような奴もいる。俺の名はラルフ。一口で俺を表すならトレジャーハンターだ。
遠く戦場から外れた僻地にある町「アルパザ」
この地は古くから、二つの勢力に加担しない第三勢力の領地であるため戦争とは無縁の土地でもあった。
ここに集まる連中は大抵、戦争に嫌気がさして逃げ延びたような奴らだ。
結界が展開されている大都市ほど安全ではないが魔族がいないことは人々の心に余裕を生み、それなりの暮らしを約束する。
ただ魔獣が闊歩することが難点ではある。それなりに強い魔獣もいるので、壁を作り防衛面も強化しようと努力していた。守衛を常に募集しているので、腕っぷしだけの奴が食いっぱぐれることもない。
「アルパザ」は人々が戦時中であることを忘れさせる安息の地であった。
そんな町中の路地裏に位置する暗くジメジメした場所をラルフは歩いていた。
ラルフの風貌はくたびれた茶色いハット、やたらポケットがついている機能的なジャケットを羽織り、肩掛けのカバンを斜めにかけた黒い髪で無精ひげの男。
中肉中背で長い耳や牙といった特徴のない様子はラルフをヒューマンであると認識させる。
大きな袋を背負い込み迷いなく進んでいく。
何度目かの角を曲がった突き当りにお目当ての場所を見つける。
質屋を生業とする骨董品店「アルパザの底」
名前の由来は”迷い物が最後に行き着く先”と言う事を考えてつけられた。
言いたいことはわかるが、ネーミングセンスがない。
ラルフは店主に幾度か店名について物申したことがあるがことごとく一蹴された。
別に本気で変えてもらおうなんて思ってない。単なる世間話の一環だ。
いつものように木のドアをノックして開ける。
骨董品が並ぶ店内。壁際には壺や古びたタンス、食器類が並び、壁には民族衣装っぽい服や、仮面がかけられている。まるで博物館みたいだ。
どれも綺麗に掃除も行き届いているので、丁寧に取り扱っていることがわかる。
その奥にあるカウンターにはいつものように店主が立っていた。
「おう、ラルフじゃねえか」
店主は骨董品の綺麗さに負けず劣らず小綺麗に仕立てた紳士的な印象を与える、こざっぱりした中年だ。白いシャツにカーキ色のベストを身に着け、ベストとおそろいのスラックスで真面目な印象を与える。
口髭は剃り上げ、真っ白なあごひげを立派に生やしもみあげとつながっている。白髪をオールバックにして茶色い淵の無骨なメガネをかけた一見すれば貴族に見まごう容姿をしている。
これだけ綺麗にする理由は一つ、この店に訪れる客がそれなりの立場の人間だからだ。
歴史的価値あるものを裏社会でさばいたり、時には王様に献上してみたりと幅広い活動をしている。
一見ごみのように見えるものが、破格の値段で取引されることも珍しくないのだ。
「ようおっさん!今日もよろしく頼むぜ」
カウンターに今朝方盗掘してきた品をばらまく。
「……」
店主は一瞥するとカウンター内の金庫から金を出した。
「今日のはガラクタばかりだな。ま、引き取ってやるよ」
手に握らされた硬貨はまさに二束三文。
「まじかよ。どうにかならねえのか?」
「売りもんになんねえんだぞ?贅沢言うな。こっちが引取り代欲しいくらいだってのにそいつを俺が懇意に買ってやってるんだぞ?嫌なら他を当たったらどうだ?」
(言ってくれるぜ…アルパザじゃここ以外に買い手がないことくらい自分がよく分かっているくせによ)
ラルフは店主の態度と物言いに鼻持ちならなさを感じたがぐっとこらえる。
「アルパザの底」は幅広い取引先がある。
自分もアルパザに訪れた際必ず挨拶に来るくらい贔屓している。怒らせていいことはないし、こんなことは日常茶飯事だ。それに今日持ってきたガラクタが金にもならないことは、ラルフの方が知っている。ふったら乗ってくれただけのコミュニケーションに過ぎない。
「分かった、俺の負けだ。まあ金にならんよりはマシってな」
ラルフは機能的なジャケットのポケットの一つに小銭を無造作にしまう。と同時に店主はカウンターから身を乗り出しラルフに耳打ちするように喋りだす。
「なあラルフ、でかい話があんだけどよ…」
「待った!」
店主が本題に入る前に話を切る。
「おいラルフよぉ、聞けって。こんなはした金じゃ明日の命だろ?」
確かにそうである。この時代戦争に行く兵士の方が命を張る分稼げる。
今日渡された小銭など腹ごなしに果物を買って終了が関の山だ。
「実はもう潜るとこ決めてんだよ。そこが終わった後なら話を聞かないでもないぜ?」
店主は呆れ顔を作る。
またガラクタを持ってくんのか…って顔で。
しかしそこは付き合いの長い店主
「ちなみによ…そこはどんなところだ?」
場所を訪ねてくる。これはラルフのやる気をそいで早めに自分の仕事を押し付けたい行動だ。もし店主の知る遺跡や洞窟を言おうものなら「探索しつくされた」とか言ってくるつもりだろう。
そしてラルフの向かう先は店主がよく知るアルパザでは有名な遺跡。
しかし店主の「探索しつくされた」というテンプレからこの遺跡は外れている。ある伝説からだれもがその遺跡探索を拒んできていたからだ。
「あんたもよく知る遺跡さ…俺の次なる探索場はドラキュラ城だよ」
時には頼り、時には裏切り、ごますったり見下しながら生きていく。
対等の立場なんてのは気持ち次第でころころ変わる嘘っぱちの言葉だ。
それでも愚直に人を信じるやつもいれば、経験上ろくなことにならんと無下にする俺のような奴もいる。俺の名はラルフ。一口で俺を表すならトレジャーハンターだ。
遠く戦場から外れた僻地にある町「アルパザ」
この地は古くから、二つの勢力に加担しない第三勢力の領地であるため戦争とは無縁の土地でもあった。
ここに集まる連中は大抵、戦争に嫌気がさして逃げ延びたような奴らだ。
結界が展開されている大都市ほど安全ではないが魔族がいないことは人々の心に余裕を生み、それなりの暮らしを約束する。
ただ魔獣が闊歩することが難点ではある。それなりに強い魔獣もいるので、壁を作り防衛面も強化しようと努力していた。守衛を常に募集しているので、腕っぷしだけの奴が食いっぱぐれることもない。
「アルパザ」は人々が戦時中であることを忘れさせる安息の地であった。
そんな町中の路地裏に位置する暗くジメジメした場所をラルフは歩いていた。
ラルフの風貌はくたびれた茶色いハット、やたらポケットがついている機能的なジャケットを羽織り、肩掛けのカバンを斜めにかけた黒い髪で無精ひげの男。
中肉中背で長い耳や牙といった特徴のない様子はラルフをヒューマンであると認識させる。
大きな袋を背負い込み迷いなく進んでいく。
何度目かの角を曲がった突き当りにお目当ての場所を見つける。
質屋を生業とする骨董品店「アルパザの底」
名前の由来は”迷い物が最後に行き着く先”と言う事を考えてつけられた。
言いたいことはわかるが、ネーミングセンスがない。
ラルフは店主に幾度か店名について物申したことがあるがことごとく一蹴された。
別に本気で変えてもらおうなんて思ってない。単なる世間話の一環だ。
いつものように木のドアをノックして開ける。
骨董品が並ぶ店内。壁際には壺や古びたタンス、食器類が並び、壁には民族衣装っぽい服や、仮面がかけられている。まるで博物館みたいだ。
どれも綺麗に掃除も行き届いているので、丁寧に取り扱っていることがわかる。
その奥にあるカウンターにはいつものように店主が立っていた。
「おう、ラルフじゃねえか」
店主は骨董品の綺麗さに負けず劣らず小綺麗に仕立てた紳士的な印象を与える、こざっぱりした中年だ。白いシャツにカーキ色のベストを身に着け、ベストとおそろいのスラックスで真面目な印象を与える。
口髭は剃り上げ、真っ白なあごひげを立派に生やしもみあげとつながっている。白髪をオールバックにして茶色い淵の無骨なメガネをかけた一見すれば貴族に見まごう容姿をしている。
これだけ綺麗にする理由は一つ、この店に訪れる客がそれなりの立場の人間だからだ。
歴史的価値あるものを裏社会でさばいたり、時には王様に献上してみたりと幅広い活動をしている。
一見ごみのように見えるものが、破格の値段で取引されることも珍しくないのだ。
「ようおっさん!今日もよろしく頼むぜ」
カウンターに今朝方盗掘してきた品をばらまく。
「……」
店主は一瞥するとカウンター内の金庫から金を出した。
「今日のはガラクタばかりだな。ま、引き取ってやるよ」
手に握らされた硬貨はまさに二束三文。
「まじかよ。どうにかならねえのか?」
「売りもんになんねえんだぞ?贅沢言うな。こっちが引取り代欲しいくらいだってのにそいつを俺が懇意に買ってやってるんだぞ?嫌なら他を当たったらどうだ?」
(言ってくれるぜ…アルパザじゃここ以外に買い手がないことくらい自分がよく分かっているくせによ)
ラルフは店主の態度と物言いに鼻持ちならなさを感じたがぐっとこらえる。
「アルパザの底」は幅広い取引先がある。
自分もアルパザに訪れた際必ず挨拶に来るくらい贔屓している。怒らせていいことはないし、こんなことは日常茶飯事だ。それに今日持ってきたガラクタが金にもならないことは、ラルフの方が知っている。ふったら乗ってくれただけのコミュニケーションに過ぎない。
「分かった、俺の負けだ。まあ金にならんよりはマシってな」
ラルフは機能的なジャケットのポケットの一つに小銭を無造作にしまう。と同時に店主はカウンターから身を乗り出しラルフに耳打ちするように喋りだす。
「なあラルフ、でかい話があんだけどよ…」
「待った!」
店主が本題に入る前に話を切る。
「おいラルフよぉ、聞けって。こんなはした金じゃ明日の命だろ?」
確かにそうである。この時代戦争に行く兵士の方が命を張る分稼げる。
今日渡された小銭など腹ごなしに果物を買って終了が関の山だ。
「実はもう潜るとこ決めてんだよ。そこが終わった後なら話を聞かないでもないぜ?」
店主は呆れ顔を作る。
またガラクタを持ってくんのか…って顔で。
しかしそこは付き合いの長い店主
「ちなみによ…そこはどんなところだ?」
場所を訪ねてくる。これはラルフのやる気をそいで早めに自分の仕事を押し付けたい行動だ。もし店主の知る遺跡や洞窟を言おうものなら「探索しつくされた」とか言ってくるつもりだろう。
そしてラルフの向かう先は店主がよく知るアルパザでは有名な遺跡。
しかし店主の「探索しつくされた」というテンプレからこの遺跡は外れている。ある伝説からだれもがその遺跡探索を拒んできていたからだ。
「あんたもよく知る遺跡さ…俺の次なる探索場はドラキュラ城だよ」
0
あなたにおすすめの小説
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
最弱Sランク冒険者は引退したい~仲間が強すぎるせいでなぜか僕が陰の実力者だと勘違いされているんだが?
月ノ@最強付与術師の成長革命/発売中
ファンタジー
冒険者のノエルはSランクパーティーの荷物もちだった。
ノエル自体に戦闘能力はなく、自分のことを足手まといだとすら思っていた。
そして、Sランクになったことで、戦うモンスターはより強力になっていった。
荷物持ちであるノエルは戦闘に参加しないものの、戦場は危険でいっぱいだ。
このままじゃいずれ自分はモンスターに殺されてしまうと考えたノエルは、パーティーから引退したいと思うようになる。
ノエルはパーティーメンバーに引退を切り出すが、パーティーメンバーはみな、ノエルのことが大好きだった。それどころか、ノエルの実力を過大評価していた。
ノエルがいないとパーティーは崩壊してしまうと言われ、ノエルは引退するにできない状況に……。
ノエルは引退するために自分の評判を落とそうとするのだが、周りは勘違いして、ノエルが最強だという噂が広まってしまう。
さらにノエルの評判はうなぎのぼりで、ますます引退できなくなるノエルなのだった。
他サイトにも掲載
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
【完結】異世界転移で、俺だけ魔法が使えない!
林檎茶
ファンタジー
俺だけ魔法が使えないとか、なんの冗談だ?
俺、相沢ワタルは平凡で一般的な高校二年生である。
成績は中の下。友達も少なく、誇れるような特技も趣味もこれといってない。
そんなつまらない日常は突如として幕を閉じた。
ようやく終わった担任の長話。喧騒に満ちた教室、いつもより浮き足立った放課後。
明日から待ちに待った春休みだというのに突然教室内が不気味な紅色の魔法陣で満ちたかと思えば、俺は十人のクラスメイトたちと共に異世界に転移してしまったのだ。
俺たちを召喚したのはリオーネと名乗る怪しい男。
そいつから魔法の存在を知らされたクラスメイトたちは次々に魔法の根源となる『紋章』を顕現させるが、俺の紋章だけは何故か魔法を使えない紋章、通称『死人の紋章』だった。
魔法という超常的な力に歓喜し興奮するクラスメイトたち。そいつらを見て嫉妬の感情をひた隠す俺。
そんな中クラスメイトの一人が使える魔法が『転移魔法』だと知るや否やリオーネの態度は急変した。
リオーネから危険を感じた俺たちは転移魔法を使っての逃亡を試みたが、不運にも俺はただ一人迷宮の最下層へと転移してしまう。
その先で邂逅した存在に、俺がこの異世界でやらなければならないことを突きつけられる。
挫折し、絶望し、苦悩した挙句、俺はなんとしてでも──『魔王』を倒すと決意する。
固有スキルガチャで最底辺からの大逆転だモ~モンスターのスキルを使えるようになった俺のお気楽ダンジョンライフ~
うみ
ファンタジー
恵まれない固有スキルを持って生まれたクラウディオだったが、一人、ダンジョンの一階層で宝箱を漁ることで生計を立てていた。
いつものように一階層を探索していたところ、弱い癖に探索者を続けている彼の態度が気に入らない探索者によって深層に飛ばされてしまう。
モンスターに襲われ絶体絶命のピンチに機転を利かせて切り抜けるも、ただの雑魚モンスター一匹を倒したに過ぎなかった。
そこで、クラウディオは固有スキルを入れ替えるアイテムを手に入れ、大逆転。
モンスターの力を吸収できるようになった彼は深層から無事帰還することができた。
その後、彼と同じように深層に転移した探索者の手助けをしたり、彼を深層に飛ばした探索者にお灸をすえたり、と彼の生活が一変する。
稼いだ金で郊外で隠居生活を送ることを目標に今日もまたダンジョンに挑むクラウディオなのであった。
『箱を開けるモ』
「餌は待てと言ってるだろうに」
とあるイベントでくっついてくることになった生意気なマーモットと共に。
レベルアップに魅せられすぎた男の異世界探求記(旧題カンスト厨の異世界探検記)
荻野
ファンタジー
ハーデス 「ワシとこの遺跡ダンジョンをそなたの魔法で成仏させてくれぬかのぅ?」
俺 「確かに俺の神聖魔法はレベルが高い。神様であるアンタとこのダンジョンを成仏させるというのも出来るかもしれないな」
ハーデス 「では……」
俺 「だが断る!」
ハーデス 「むっ、今何と?」
俺 「断ると言ったんだ」
ハーデス 「なぜだ?」
俺 「……俺のレベルだ」
ハーデス 「……は?」
俺 「あともう数千回くらいアンタを倒せば俺のレベルをカンストさせられそうなんだ。だからそれまでは聞き入れることが出来ない」
ハーデス 「レベルをカンスト? お、お主……正気か? 神であるワシですらレベルは9000なんじゃぞ? それをカンスト? 神をも上回る力をそなたは既に得ておるのじゃぞ?」
俺 「そんなことは知ったことじゃない。俺の目標はレベルをカンストさせること。それだけだ」
ハーデス 「……正気……なのか?」
俺 「もちろん」
異世界に放り込まれた俺は、昔ハマったゲームのように異世界をコンプリートすることにした。
たとえ周りの者たちがなんと言おうとも、俺は異世界を極め尽くしてみせる!
無能な勇者はいらないと辺境へ追放されたのでチートアイテム【ミストルティン】を使って辺境をゆるりと開拓しようと思います
長尾 隆生
ファンタジー
仕事帰りに怪しげな占い師に『この先不幸に見舞われるが、これを持っていれば幸せになれる』と、小枝を500円で押し売りされた直後、異世界へ召喚されてしまうリュウジ。
しかし勇者として召喚されたのに、彼にはチート能力も何もないことが鑑定によって判明する。
途端に手のひらを返され『無能勇者』というレッテルを貼られずさんな扱いを受けた上に、一方的にリュウジは凶悪な魔物が住む地へ追放されてしまう。
しかしリュウジは知る。あの胡散臭い占い師に押し売りされた小枝が【ミストルティン】という様々なアイテムを吸収し、その力を自由自在に振るうことが可能で、更に経験を積めばレベルアップしてさらなる強力な能力を手に入れることが出来るチートアイテムだったことに。
「ミストルティン。アブソープション!」
『了解しましたマスター。レベルアップして新しいスキルを覚えました』
「やった! これでまた便利になるな」
これはワンコインで押し売りされた小枝を手に異世界へ突然召喚され無能とレッテルを貼られた男が幸せを掴む物語。
~ワンコインで買った万能アイテムで幸せな人生を目指します~
酒好きおじさんの異世界酒造スローライフ
天野 恵
ファンタジー
酒井健一(51歳)は大の酒好きで、酒類マスターの称号を持ち世界各国を飛び回っていたほどの実力だった。
ある日、深酒して帰宅途中に事故に遭い、気がついたら異世界に転生していた。転移した際に一つの“スキル”を授かった。
そのスキルというのは【酒聖(しゅせい)】という名のスキル。
よくわからないスキルのせいで見捨てられてしまう。
そんな時、修道院シスターのアリアと出会う。
こうして、2人は異世界で仲間と出会い、お酒作りや飲み歩きスローライフが始まる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる