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1章
第43話 フィーネの部屋作り
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翌日、話していた通りララとフィーネは家に来て、ご飯を作って食べて仕事に向かった。
わたくしはわたくしで、フィーネの家を作るために【設計】を何度も試行していた。
「うーん。どうやったら登りづらいという感じになるんでしょうか?」
「だが、入らないは無理ではないか? 鳥人だったりフェアリーだったり空を飛べる種族はどうにもならんぞ?」
「そうですわね……街を見て他の建物を見てからでもいいかもしれませんわ」
街中のそういった家を確認して勉強するべきだろう。
「いいな。ちょっと行くか」
「ですわね。マーレはどうしますか?」
「家にいるー」
彼は仰向けにトト〇といった具合でのんびりといていた。
「ではいってきますわ」
ということで街に出たのだけれど、
「ただの一本木をそのままにしてある感じですわね……」
街中にある家を確認してみると、かなり太めの木が地面に刺さり、上に居住スペースがあった。
木は枝が全て落とされた真っすぐな一本木。
下から登れそうにないけれど、そもそも登る登らないで考えられてないように思う。
「だが、あれだとフィーネが登れないのではないか?」
「ですわよねぇ……」
「お、あれなんていいのではないですか?」
石の塔があった。
石の塔の作りは外側が切り出された石を積み上げられていて、真っすぐに高く伸ばされていた。
「ああ、確かにあれでもいいな」
「ええ、あれを木で作ればきっといいのですわ!」
わたくしは名案だと言う様にティエラに話す。
「なるほど、それなら確かにできるか」
「ええ、窓から侵入してくることに関してですが……」
「関しては?」
「特に何も出来ませんわ! というか、そこは窓の大きさを考えるとかでやることくらいしかできませんわ。風の通り道や窓を塞いでしまうと、それはそれでフィーネの要望から外れてしまいますから」
「それもそうか」
「では、早速作って行きますわ!」
ということで、わたくしたちは急いで家に帰る。
家に帰り次第、まずは家の改築からだ。
部屋……ということで、家の奥の何もない所に扉を作る。
そして、そこから上に伸びる四角い塔を作るのだ。
内部は四角いスパイラル階段を作る。
これで壁に灯りの魔道具をつければ問題ない。
そして、それを5mくらいの高さになるまで作り上げていく。
「うーん。結構高いですわね」
「だな」
「わ! ティエラ……良く登ってこれましたわね」
「俺はこの程度造作もない。これから上を作っていくのだろう?」
「そうですわね。とりあえず床を作ってから、その上に載せていく感じですわね」
「強度も問題ないのか?」
「付与魔法で強化しているので問題ないですわ。【設計】で問題ないとでる倍くらいの強度で作る予定ですわ!」
「そこまでやるのか」
「当然です! なにかあったら大変ですからね!」
ということで、わたくしは作った塔の上に家を作っていく。
「まずは床になるように板を打ち付けていってーそれを塔で補強するようにしてー」
トンカントンカン!
わたくしはハンマーで釘を打ち込んでいく。
そして、10畳ちょっとの広い場所ができた。
「当然、高い所から身を乗り出す時はちゃんと安全帯をつけていますわ!」
「誰に説明しているんだ?」
「なんとなく言わないといけない気がしたのですわ!」
ということで、次からは柱を建てていく。
そして、その柱を基準にして壁を作っていくのだ。
ちゃんと窓の大きさも聞いておいたし、屋根の形も特にないらしいので切妻屋根でいいと思いますし、ダメなら修正できますからね。
窓の部分を開けて木で壁を作っていき、そしてそのまま屋根を作る。
「という訳で、これで完成ですわ!」
「流石クレアだ。たった1日で作るなんてな」
「フィーネと一緒に住みたいからですわ! という訳で、フィーネが帰ってくるのを待ちますわ!」
わたくしは、フィーネが帰って来るのを心待ちにしていた。
わたくしはわたくしで、フィーネの家を作るために【設計】を何度も試行していた。
「うーん。どうやったら登りづらいという感じになるんでしょうか?」
「だが、入らないは無理ではないか? 鳥人だったりフェアリーだったり空を飛べる種族はどうにもならんぞ?」
「そうですわね……街を見て他の建物を見てからでもいいかもしれませんわ」
街中のそういった家を確認して勉強するべきだろう。
「いいな。ちょっと行くか」
「ですわね。マーレはどうしますか?」
「家にいるー」
彼は仰向けにトト〇といった具合でのんびりといていた。
「ではいってきますわ」
ということで街に出たのだけれど、
「ただの一本木をそのままにしてある感じですわね……」
街中にある家を確認してみると、かなり太めの木が地面に刺さり、上に居住スペースがあった。
木は枝が全て落とされた真っすぐな一本木。
下から登れそうにないけれど、そもそも登る登らないで考えられてないように思う。
「だが、あれだとフィーネが登れないのではないか?」
「ですわよねぇ……」
「お、あれなんていいのではないですか?」
石の塔があった。
石の塔の作りは外側が切り出された石を積み上げられていて、真っすぐに高く伸ばされていた。
「ああ、確かにあれでもいいな」
「ええ、あれを木で作ればきっといいのですわ!」
わたくしは名案だと言う様にティエラに話す。
「なるほど、それなら確かにできるか」
「ええ、窓から侵入してくることに関してですが……」
「関しては?」
「特に何も出来ませんわ! というか、そこは窓の大きさを考えるとかでやることくらいしかできませんわ。風の通り道や窓を塞いでしまうと、それはそれでフィーネの要望から外れてしまいますから」
「それもそうか」
「では、早速作って行きますわ!」
ということで、わたくしたちは急いで家に帰る。
家に帰り次第、まずは家の改築からだ。
部屋……ということで、家の奥の何もない所に扉を作る。
そして、そこから上に伸びる四角い塔を作るのだ。
内部は四角いスパイラル階段を作る。
これで壁に灯りの魔道具をつければ問題ない。
そして、それを5mくらいの高さになるまで作り上げていく。
「うーん。結構高いですわね」
「だな」
「わ! ティエラ……良く登ってこれましたわね」
「俺はこの程度造作もない。これから上を作っていくのだろう?」
「そうですわね。とりあえず床を作ってから、その上に載せていく感じですわね」
「強度も問題ないのか?」
「付与魔法で強化しているので問題ないですわ。【設計】で問題ないとでる倍くらいの強度で作る予定ですわ!」
「そこまでやるのか」
「当然です! なにかあったら大変ですからね!」
ということで、わたくしは作った塔の上に家を作っていく。
「まずは床になるように板を打ち付けていってーそれを塔で補強するようにしてー」
トンカントンカン!
わたくしはハンマーで釘を打ち込んでいく。
そして、10畳ちょっとの広い場所ができた。
「当然、高い所から身を乗り出す時はちゃんと安全帯をつけていますわ!」
「誰に説明しているんだ?」
「なんとなく言わないといけない気がしたのですわ!」
ということで、次からは柱を建てていく。
そして、その柱を基準にして壁を作っていくのだ。
ちゃんと窓の大きさも聞いておいたし、屋根の形も特にないらしいので切妻屋根でいいと思いますし、ダメなら修正できますからね。
窓の部分を開けて木で壁を作っていき、そしてそのまま屋根を作る。
「という訳で、これで完成ですわ!」
「流石クレアだ。たった1日で作るなんてな」
「フィーネと一緒に住みたいからですわ! という訳で、フィーネが帰ってくるのを待ちますわ!」
わたくしは、フィーネが帰って来るのを心待ちにしていた。
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