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俺から見た君は
過去
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♢
中学の3年間、スナとはずっと同じクラスで、
たまたま席が近かった俺とスナは自然とよく絡むようになった。
もともと男が恋愛対象だった俺にとって、
ノリが良くて、誰よりもかっこよくて‥俺にだけ気遣ってくれるそんなスナを好きになるのに時間はかからなかった。
少しは、大事にされてる。特別なんだってそう思い上がっていた。現実は大きく違っていたのに。
「ふわぁ!うまー!」
「はぁ‥女しかいねえ‥なにがいいのかサッパリだ。」
文句を言いながらも楽しそうに八谷を見つめるスナをぼーっと眺める。
「な、早川。‥早川?」
「え、あぁ‥これ、うまいな‥」
「‥」
「っ!だろー!早川は分かってる~!!スナはほんと~」
八谷はスナとは逆に3年とも別クラスで、少し前までは登下校もこうやって放課後どこかへ行くのも俺とスナだけの時間だったのに、
あの頃は俺にとって宝物のような時間だ。
「早川、体調でも悪いのか?」
「!」
ふいに触れられた額に、熱がこもる。
俺は慌てて、彼の腕を振り払った。
「へ?そうなの早川?大丈夫?!」
「あ、あぁ‥大丈夫だ、少し考え事をしていただけだ」
「そ、ならいいけど。無理するなよ?」
「ふーん‥つか、俺様の手を振り払うなんていい度胸だな。痛え痛え。折れたかもしんねえ」
「すまん、驚いてつい。というか、どこのチンピラだよ‥」
「まあ、お前は中学の時からビビリ君だからな。急にパーソナルスペース入られるとひよっちゃうんだよな?」
「はは、なんだそれ。本当に驚いただけだよ。傷ついちゃった?乙女さん、ごめんね。そのコーヒー奢ってやるから機嫌なおせ、な?」
「いやーん!早川様イケメン!」
「ぷっ、気持ち悪りぃからやめろ。昨日バイト代が出たんだ、八谷の分もついでに奢るよ。」
「早川~!!好きだ~!!」
「やめろ、八谷!抱きつくな!」
「早川様~」
「スナも!こら!お前らふざけるなって!」
ケラケラと2人が楽しそうに笑う。スナが望む色恋のない普通の友人関係。馬鹿なことを言い合って、意気投合してふざける。
俺がスナを好きじゃなければ、今この瞬間がどんなに楽だったろうか。
スナに触れられた額がまだ冷めない。抱きしめられている左腕も、ドクドクと音を立てている。俺は高鳴る心臓を精一杯の笑顔で誤魔化して、そして必死に虚しく溶けていく想いに蓋をした
まだ、俺の心はスナを諦められないまま、あの日の雪の奥底に取り残されている。
中学の3年間、スナとはずっと同じクラスで、
たまたま席が近かった俺とスナは自然とよく絡むようになった。
もともと男が恋愛対象だった俺にとって、
ノリが良くて、誰よりもかっこよくて‥俺にだけ気遣ってくれるそんなスナを好きになるのに時間はかからなかった。
少しは、大事にされてる。特別なんだってそう思い上がっていた。現実は大きく違っていたのに。
「ふわぁ!うまー!」
「はぁ‥女しかいねえ‥なにがいいのかサッパリだ。」
文句を言いながらも楽しそうに八谷を見つめるスナをぼーっと眺める。
「な、早川。‥早川?」
「え、あぁ‥これ、うまいな‥」
「‥」
「っ!だろー!早川は分かってる~!!スナはほんと~」
八谷はスナとは逆に3年とも別クラスで、少し前までは登下校もこうやって放課後どこかへ行くのも俺とスナだけの時間だったのに、
あの頃は俺にとって宝物のような時間だ。
「早川、体調でも悪いのか?」
「!」
ふいに触れられた額に、熱がこもる。
俺は慌てて、彼の腕を振り払った。
「へ?そうなの早川?大丈夫?!」
「あ、あぁ‥大丈夫だ、少し考え事をしていただけだ」
「そ、ならいいけど。無理するなよ?」
「ふーん‥つか、俺様の手を振り払うなんていい度胸だな。痛え痛え。折れたかもしんねえ」
「すまん、驚いてつい。というか、どこのチンピラだよ‥」
「まあ、お前は中学の時からビビリ君だからな。急にパーソナルスペース入られるとひよっちゃうんだよな?」
「はは、なんだそれ。本当に驚いただけだよ。傷ついちゃった?乙女さん、ごめんね。そのコーヒー奢ってやるから機嫌なおせ、な?」
「いやーん!早川様イケメン!」
「ぷっ、気持ち悪りぃからやめろ。昨日バイト代が出たんだ、八谷の分もついでに奢るよ。」
「早川~!!好きだ~!!」
「やめろ、八谷!抱きつくな!」
「早川様~」
「スナも!こら!お前らふざけるなって!」
ケラケラと2人が楽しそうに笑う。スナが望む色恋のない普通の友人関係。馬鹿なことを言い合って、意気投合してふざける。
俺がスナを好きじゃなければ、今この瞬間がどんなに楽だったろうか。
スナに触れられた額がまだ冷めない。抱きしめられている左腕も、ドクドクと音を立てている。俺は高鳴る心臓を精一杯の笑顔で誤魔化して、そして必死に虚しく溶けていく想いに蓋をした
まだ、俺の心はスナを諦められないまま、あの日の雪の奥底に取り残されている。
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