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何場所目?
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事の起こりは、お母さんフェンリルの「勇者とやらより、お前らの方が強者であろう」発言であった‥‥‥‥らしい。
それを聞いたおっさんは、「ということは、ワシは勇者より強いのじゃな!」ふっふ~ん!と鼻息荒く言えば「いやいや、若い俺の方でしょ」アルヴァレスが言い、「何を言うか。お前はまだまだじゃ!」とおっさんが言い返せば「引退した人に言われても~」と言い返し「ならば勝負じゃっ─────!」とやり始めたのが、あの砂埃現象。
なにせあの森の中であればまず人がいない、破壊する恐れのある建物も無い。荒らすだけ荒らしても誰からも文句は出ない。なんなら、自分もガンガンやってましたし。
という事で、何の制約もなくなった野郎どもは、森の中でプロレスをしまくり、フェンリル親子をドン引きさせたと。
二人とも今まで色々あったのと、人の目がない『深淵の森』の中での開放感に浸ってしまい、やりたい放題はっちゃけた。
というわけで、ドン引きしたお母さんフェンリルに「 回収しろ 」とのお達しを頂戴してしまった。
プロレスをしていた二人を、木の実を投げつけ昏倒させ沈黙させたまではよかったが、二人とも相当な石頭なのかすぐに復活してしまい「勝負がついてない!」とブーイングがこちらに飛んできた。
はっちゃけた男二人に暴れられるとまた誇りが舞うので、木の枝を使って地面にでガリガリ円を描き、仕切り線を二本書き足す。
「「 なんだこれは? 」」
ハモる二人に、反論する隙を与えず淡々とルール説明をするが、案の定「なんだそれは!?」「面白くないだろ!」と文句が出たが、押し通した。
「蹴りなし!殴り無し!急所攻撃無し!もちろん魔法使用厳禁!足の裏以外土に付いたら負けよ!円から外へ出ても負け!簡単でしょ!?─────はい!いくよ構えて!『はっけよ~い』!!」
─────結果。 脳筋野郎どもは『相撲』にどハマりました。
割とすぐに勝負結果がでるのが気に入ったらしい‥‥‥‥。
そして、二人で今や何戦目かの取り組みをしている。
「帰ってきても、終わらなかったんですね‥‥‥‥」
砦に戻ってからも興奮が収まらなかったのか、二人に『土俵』の作成をねだられてしまったのだ。
そして周囲にいる隊員は、そもそもが脳筋ぞろい。
今や中庭の二人を見ようと、建物の窓からは隊員が顔を覗かせ、声援を送る。その光景はどこぞの国技館のようだ。
「いい加減体力が無くなって、終了だと思ってたんだけど‥‥‥‥あの二人なんなの?HPいくつあんのよ?」
「リオさん、この世界にHP概念はありません‥‥‥‥」
‥‥‥‥ないんだ。あの二人がおかしいだけか‥‥‥‥
「あ─────なんだよ!足をかけるの反則だろ─────!」
「な~にを言っとるんじゃ~。範囲内だろ範囲内」
おや、どうやらおっさんは『相撲』の『技』を編み出したようだ。
ざざざざざと皆の注目が、お姫さんと一緒にいる私に集まる。
「「 ─────あり 」」
男二人で始めたなんちゃって『相撲』は、その後人を替えながらしばらく続くのであった。
~~~ ~~~ ~~~
ひと手間の「エールボタン」ありがとうございます。
時間を割いてくださった事に感謝感激で、連続前転ローリングをかまします。
それを聞いたおっさんは、「ということは、ワシは勇者より強いのじゃな!」ふっふ~ん!と鼻息荒く言えば「いやいや、若い俺の方でしょ」アルヴァレスが言い、「何を言うか。お前はまだまだじゃ!」とおっさんが言い返せば「引退した人に言われても~」と言い返し「ならば勝負じゃっ─────!」とやり始めたのが、あの砂埃現象。
なにせあの森の中であればまず人がいない、破壊する恐れのある建物も無い。荒らすだけ荒らしても誰からも文句は出ない。なんなら、自分もガンガンやってましたし。
という事で、何の制約もなくなった野郎どもは、森の中でプロレスをしまくり、フェンリル親子をドン引きさせたと。
二人とも今まで色々あったのと、人の目がない『深淵の森』の中での開放感に浸ってしまい、やりたい放題はっちゃけた。
というわけで、ドン引きしたお母さんフェンリルに「 回収しろ 」とのお達しを頂戴してしまった。
プロレスをしていた二人を、木の実を投げつけ昏倒させ沈黙させたまではよかったが、二人とも相当な石頭なのかすぐに復活してしまい「勝負がついてない!」とブーイングがこちらに飛んできた。
はっちゃけた男二人に暴れられるとまた誇りが舞うので、木の枝を使って地面にでガリガリ円を描き、仕切り線を二本書き足す。
「「 なんだこれは? 」」
ハモる二人に、反論する隙を与えず淡々とルール説明をするが、案の定「なんだそれは!?」「面白くないだろ!」と文句が出たが、押し通した。
「蹴りなし!殴り無し!急所攻撃無し!もちろん魔法使用厳禁!足の裏以外土に付いたら負けよ!円から外へ出ても負け!簡単でしょ!?─────はい!いくよ構えて!『はっけよ~い』!!」
─────結果。 脳筋野郎どもは『相撲』にどハマりました。
割とすぐに勝負結果がでるのが気に入ったらしい‥‥‥‥。
そして、二人で今や何戦目かの取り組みをしている。
「帰ってきても、終わらなかったんですね‥‥‥‥」
砦に戻ってからも興奮が収まらなかったのか、二人に『土俵』の作成をねだられてしまったのだ。
そして周囲にいる隊員は、そもそもが脳筋ぞろい。
今や中庭の二人を見ようと、建物の窓からは隊員が顔を覗かせ、声援を送る。その光景はどこぞの国技館のようだ。
「いい加減体力が無くなって、終了だと思ってたんだけど‥‥‥‥あの二人なんなの?HPいくつあんのよ?」
「リオさん、この世界にHP概念はありません‥‥‥‥」
‥‥‥‥ないんだ。あの二人がおかしいだけか‥‥‥‥
「あ─────なんだよ!足をかけるの反則だろ─────!」
「な~にを言っとるんじゃ~。範囲内だろ範囲内」
おや、どうやらおっさんは『相撲』の『技』を編み出したようだ。
ざざざざざと皆の注目が、お姫さんと一緒にいる私に集まる。
「「 ─────あり 」」
男二人で始めたなんちゃって『相撲』は、その後人を替えながらしばらく続くのであった。
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時間を割いてくださった事に感謝感激で、連続前転ローリングをかまします。
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