公爵令嬢の辿る道

ヤマナ

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5度目の世界で

四つ目の罪

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ユースクリフ邸には、私の味方なんていなかった。

自室のベッドで目を覚まし、そう気付いた時には、この屋敷そのものが怖くなっていた。 
いつ、誰が私を害するのかと不安になり、誰も信頼できなくなった。
純潔を奪われ、愛していたアリーが幻想だったことを知った。
アリーはただ、父からの仕事で私を見ているだけ。 
そのことに裏切られたと感じた私は屋敷を逃げて、逃げた先で拐われて、犯されて、殺された。
どうしても、神様は私という大罪人を許してはくださらないらしい。
だから、全てが怖くなった。
廊下ですれ違う使用人、私が嫌いな父、私を避ける義母、私を嫌う義弟、そしてアリー。

怖い、怖い、怖い、怖い………

使用人の私を見る目が怖い。
私をどうするつもりなのかわからない父の存在が怖い。
私を理由もわからず避ける義母が怖い。
私を嫌い、すれ違うだけで一層眉間の皺を深める義弟が怖い。
アリーが、私を心配しているように見せて、本当は父の指示で監視しているという事実が怖い。

怖い、怖い、怖い、怖い、怖い………

目下、一番の不安はこのトラウマの原因の一端であるアリーが私の侍女をしていることだが、父に侍女を変えてくれなんて頼めない。 頼んだところで突っぱねられるだけだろう。
それに父と話すことも怖くて、だから諦めて怖いのを我慢する。
不安に怯える日々はただただ苦しく、部屋に篭る私に届けられる料理に付いてくるナイフとフォークが救いに見えるほどだった。
しかし、死ぬ勇気のない私は、ナイフとフォークで自らを引き裂くこともできず、結局不安に怯える日々を送っていた。

不安で不安で不安で不安で不安で不安で不安で不安で不安で不安で不安で不安で不安で不安で不安で不安で不安で………でも、いつの間にか、心の中の不安に何も感じなくなっていた。
まるで、心が凍り付いたようだった。
毎日、恐怖で流していた涙も枯れてしまってもう流れない。
ナイフとフォークで身体を傷付けることも怖くなかった。 もっとも、流石に痛かったから初回以降はやめたが。
私は、不安も恐怖も、死ぬことへの躊躇もなくなった。

4度目の世界では学園に通うことにした。
また引き篭もって父からどのようにでも関心を持たれるのは嫌だったし、何よりもアリーの監視の目から1分1秒でも長く離れていたかったのだ。
学園では騒ぎも起こさず、目立たないように誰とも関わらず、ジークからも離れて、なるべく1人でいるように過ごした。
取り巻きだった令嬢らも、特別何か催し事をするでもない私を取り巻いても益なしと判断したのか次第に離れていった。
生徒会副会長としての仕事はあるので、仕方なく仕事だけはしに生徒会へ行くが、そもそも仕事自体は繁忙期でもなければ根を詰めるほど忙しくもなく、日々生まれる雑事の処理や教師への報告用書類の作成程度のものだったのでさっさと終わらせて帰宅した。
屋敷へ帰れば引き篭もり、他との干渉は私の部屋に食事を運びに来るアリーが扉越しに声をかけるのに返事をして、アリーが居なくなるのを待って廊下に置かれた食事の並べられた盆を受け取り、食事が終わればそれを誰の気配もない瞬間を見計らってまた廊下に置いておくだけ。

そんな、他との干渉を極力避け続けた日々は不毛で、そしてやはり寂しいものだった。
愛されることが絶望的でも、それでも誰かの温もりを欲してしまう。 
後悔しているはずなのに、心は懲りずに何度も愛されたがっているのだ。
仕方なく生徒会へ行かなくてはならないなんて言いながら、その実どこかでまだジークに愛される事を期待している。 部屋に閉じ籠る私を、アリーが扉をこじ開けて抱擁してくれると期待している。
愛される事などあり得ないと知りながら、みっともなく、愚かしく。 
エリーナ・ラナ・ユースクリフという女はどこまでも縋り付いて、そしてどこまでも堕ちていく。

家族愛も敬愛も親愛も友愛も恋愛も、私には訪れない。 愛が、私に与えられることなんて無い。
それなのに私の周りには、私とは無縁で、そして得ることはおろか触れることさえできない温もりと愛に満ち溢れている。 
こんなにも世界は愛に満ち、そこに生きる人々は誰かを愛し、誰かに愛されているというのに、私は誰からも愛されない。
私には無くて、他の誰もが持っている誰かからの愛は眩く輝いて、私の中の孤独をよりいっそう強く照らし出す。 
だから、見たくないものが浮き彫りにされた私は、胸の内に寂しさを募らせるばかり。
愛されている人が羨ましい。 その愛が在って当然だとばかりに享受し、そして温かな陽だまりのような場所の外側を知らない者達が恨めしい。
どうして貴方達は、この暗くて寒くて寂しい場所を知らずにのうのうと生きているの?
どうして、私だけが陽だまりの世界ではなく 永久凍土の牢獄に縛られているの? 
愛されなければ孤独に死ねとでも言うの? 愛されて漸く普通になれるの? 誰にも愛されない私は異端なの?
愛しても愛しても愛されない、私。
ただ与えられる愛を無条件に享受する、他の人達。
愛されない私と、愛される他の人達。
私は、ただただ他の人達が妬ましかった。

彼らのことが妬ましくて妬ましくて妬ましい私の胸の内など知りもせず、来る日も来る日も学園はいつも穏やかだ。
放課後は王都に新しくできた喫茶店に行こうだの、今日こそは剣技の訓練でお前に勝つだの、教室には談笑の輪が咲き乱れている。
その中で唯一誰とも口をきかない私は、誰にも気付かれることなく教室を離れた。 
席を立つ時尻目に見た男子生徒は婚約者ができたと嬉しそうに語っていた。 
その笑顔の、なんと幸せそうなことか。 
愛される彼らはきっと、いつもそうやって盲目的に幸せを噛みしめるのだ。
……ああ、羨ましい、妬ましい。
愛される彼らの声は、言葉は、いつだって私の心を苛む。
歪んで、腐り落ちそうな私の心に唯一、自我だけが残されたもの。 
それが、愛される彼らの幸福を見せつけられるたびに叫びだすのだ。

苦しい、悲しい、寂しい、壊せ、殺せ、消えてしまえ!!

締め付けるような胸の痛みとともに、心の中の私が叫び続ける。 嘆きと苦痛と呪詛でもって、私が私に訴えかける。
この身を壊せと、私を殺せと、私など消えてしまえと叫んでいる。

……もういいか。 ああ、もういいだろう。

私は、私にさえも嫌われている。 
私は私を愛せない。 
ジークも、アリーも、父も、母も、義母も、義弟も、他の誰も、そして私自身も、誰も私を愛することはない。
だったら、もういいではないか。

学園の屋上は、普段から解放されている学園生達の憩いの場だ。 でも今は放課後で、わざわざ陽が沈んで薄暗くなってきた頃にこんな所に来る者は普通はいないから、私しかいない。
胸の高さほどの柵を乗り越えて、あと一歩踏み出せば、私は四階建ての学舎の屋上から落ちていく。 
眼下に広がる景色は爽快で、いっそこのままあの薄闇色の空に羽ばたけそうだった。
当然、人間に翼は無く、飛べないから落ちるのみだろうが、それでも何となく、今度こそは神様の元へ還るか、地獄へと堕とされて魂まで焼き尽くされるのではないだろうかと思えるような気分になれた。
最後の最期とした瞬間まで何かへの期待をするなど、私はやはりどこまでも愚かだと思わず笑みが漏れた。 
学習しない、自分自身に向けた嘲笑だった。
今までだって何度も私の期待は裏切られてきたというのに、それを覚えていないのかと自らを嘲笑う。
けれど、期待したっていいではないか。 どうせ最期だ。 
終わりの見えない地獄の、1つの最期だ。 
だったらせめて、笑いながら逝けるように期待したって構わないでしょう?
ああ、本当に、落ちて死ぬだなんて、愚かさで身を滅ぼして堕ちていったエリーナという馬鹿な女には相応しく、とても似合いなものではないか。
さあ、期待しながら落ちるとしましょう。
落ちて、堕ちて、這い上がりたくなんてないからどこまでも深く沈んで、そして終わってくださいな。
柵から手を離し、両手を組んで神様に祈る。

どうかもうお許しください。 自らの愚かしさと罪深さはよく身に染みております。 もう二度と、同じ過ちは繰り返しません。
だからどうか、どうか今回でもう終わりにしてください。
この魂が地獄で焼かれようとも、せめてこの身体に安らかな眠りをお与えください。

目をきつく瞑り、足のつく地の無い空間へと一歩を踏み出す。
当然、踏み出された足は空を踏み付けて、私の身体は重力に従い下へ下へと地面に向かって落ちていく。 空気抵抗によってこの身に叩き付けられる空気の壁も、耳に響く風を裂く音も、今私の身体が落ちているということを感じさせる。 きつく目を閉じているのに、落ちているという現実を強く認識させる。
しかし、瞼の裏に映るのは現実ではなく、これはおそらく走馬灯だ。

ーー ジークは私に愛をくれないと、あの時始めて知った。
ーー ジークに愛を求める私は悪い子だと、あの時始めて知った。
ーー アリーが私を愛してくれない人だと、あの時始めて知った。
ーー 逃げて、堕ちた先で今まで知らなかった世界のことを始めて知った。

知らないことだらけだった。
人の心の向かう先も、世界にあんなにも惨くて残酷な場所があることも、私は知らなかった。
私はどこまでも無知で愚かだった。 だから罪を犯して、罪深い魂は神様に罰を与えられて何度も何度も死に続けた。
そして今も、すぐそこまで死が迫っていて、でもこれは、今までと違う。 呪いから解き放たれることを望んで死ぬのだ。
不本意な死も、他者に望まれた死も、他者の快楽のための死も、全てが違う。
これは、私のための死だ。 私が望んだ、終わるための死だ。 終わらせるための死だ。 誰のためでもない、私だけのための死だ。
だから満足だ。 満ち足りている。 思い残すことも悔やむことも無い。 
これが円満で大団円な結末へと至るために必要な死なら、それでいい。 
ジークとあの令嬢が結ばれるために邪魔者は消えるべきなのだ。 
惜しむべくは、私自身がその物語の最後を見届けられないことだけれど、それは仕方がない。
愛されない、愛されることなど許されない悪役は、早々に舞台から消え去ろう。

…………あれ? 
私は、でも、この世界ではまだ何もしていないわ。 誰とも関わらず、誰にも何もしていないもの。

でも、私は誰からも愛されていないわ。 悪い子は愛されないのだから、当然ね。
悪い子は愛されない子で、愛されない子は悪い子………? 
愛されないことは罪なの? 愛されないから罪人なの?
ーーーーだったら私は、生まれながらにとんでもない大罪人ね。

さあ、早く死んでしまいなさい、エリーナ。
死んで、終わって、悪役なんて居なくなりなさい。 
死んで、解放されて、楽になって、次こそ、次こそ幸せにーーー


  ◆  ◆  ◆  ◆  ◆


「その時の私の罪は、神様に授かった命を自らの手で潰えさせたこと。 お与えくださったこの身体と魂を、傲慢にも自らの意思のみで無碍に扱った。 本当に申し訳ありませんでした」

深く頭を下げて、神様へ謝罪する。
当然、そこに神様は居ない。 だって、そこに居るのならば私は無様に這い蹲り、縋ってでもこの身に降りかかる呪いとも言える事態を取り払ってもらうことを願うだろうから。
でも、そこに居なくても私は祈る。
だって、この繰り返しはもう私への神罰としか考えられないのだから。 こんな超常の現象が、神の御業とせずにどう説明すると言うのか。
神様は私を救わない。 
だって、私は誰にも愛されない罪人なのだから。 
だから、死を重ねながら、死の苦しみを何度も何度もこの身に刻み付けながら、いつまでも繰り返す。 
祈るしか、私にはできないのだ。 
愛されない罪人で、愚かで救われないエリーナはいつか本当に終われる日を願って、祈るしかないのだ。

だから、神様。 いつの日か、どうか私をお許しください。この罪人を、エリーナを、どうか、どうか………


 
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