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花枯れた箱庭の中で
罪人の望み
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サリーの手で外へと強引に連れ出されたあの日からさらに数日が経ち、私の日常はほんの少しずつだけれど、普通の人間らしい生活感を取り戻してきた。
部屋に籠らず適度に陽の光を浴び、食を疎かにせずしっかりと摂取して、時に花を愛でる事もあれば王城内部の書庫で読書に耽る事もあった。
手を引かれるまま、薦められるまま、他愛のない普通の日常を過ごす中で、盲目的なまでの罪悪感は少しだけその影を潜めていた。
……けれど、赦しを乞う祈りは1日だって欠かしてなどいない。 未だ裁かれぬのならば、せめて祈る事だけはやめてはいけないのだと思うから。
私は罪人なのだから、いずれ裁きが下されるだろう。
いっそ、そうして与えられた罰によって、この身全ての罪を雪ぐ程に惨たらしい死の末路でも迎えればと、そのまま惨たらしい骸を晒して、何度も生を繰り返す業を背負ったこの魂さえも燃え尽き果てれば良いと、そんな願いは未だ心に残っている。
どれだけ優しくされようとも、甘受出来るような平穏を与えられようとも、もう今更だ。
それは過去の私が望んだものであって、今の私が得ていい幸福ではない。
この身が受けるべきは愛情ではなく、罰である。
サリーに手を引かれるままに王城での日常を過ごす中で、それだけは現実であり、決して忘れてはならない事であると胸に刻んだ。
どれだけ甘やかされ、寄り添われ、笑顔を、言葉を、親愛の情を貰おうと、自らが、罪人であると失念してはならない。
罪から眼を背け、忘れてはならないのだ。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
昨夜、私の住まわせてもらっている貴賓室へと戻ってきたサリーは、頬を膨らませて何故だか不貞腐れていた。
と言うのも、これまでは私とサリーだけだった朝食を明日はジークも共にするとの事。
心底から嫌そうにそれを話すサリーに、多大な疑問符を浮かべながらも、気の所為と思い直してその夜は床に就いた。
けれど今、王族専用の庭園の一画で、朝食を共にする筈の私を除いて2人で睨み合っているのを見る限り、昨夜のサリーの態度は気の所為ではなかったらしい。
「ジーク様、今朝はお時間がお有りなのですね。 でも、普段からお仕事ばかりでお疲れでしょうに、こういう時こそお休みになられるべきではないのですか? ……せっかく、お姉様と2人っきりなんだから邪魔しないでよ、ほんと」
「いやなに、エリーナ嬢を招いた王族の代表として時間がある時は彼女をもてなすべきだろう。 個人的にもエリーナ嬢と話したい事だってあるしね。 ……にしても君、雇い主に対して図々しいにも程があるなぁ。 肝が太過ぎないか?」
普段ならば、ジークが今座っている席にサリーが座り、ゆっくりとお喋りをしたり花園を観賞したりしながら朝食を楽しんでいる。
けれど今は、私の正面にジークが腰掛け、しかし何故か私と会話するでも食事を始めるでもなく、私付きのメイドとして傍に控えるサリーと、口喧嘩とまではいかないけれどどこか険悪な雰囲気が漂う言い合いをしている。
一応サリーは、ジークの個人的な頼みで私の側に付いてくれているので、その関係性は雇用主と被雇用者となるのだから、雇い主と同じ席に着く訳にはいかないとして立ったまま控えているという形は分かる。
けれども、王太子と臨時雇われとは言えど一介のメイドが言い合っている様は実に非現実的な光景であった。 普通、そんな非礼を働くメイドなど即刻解雇されるだろうに。
というよりも、パーティーの時はあんなにも仲良さげに秘密の会話をしたりしていたというのに、いつの間にこんな険悪な仲になったというのか。
あのままの雰囲気を維持して、果てには結ばれてくれれば当初の贖いの一つは達成されると思っていたのに……どこかの機会でまた、この2人の仲を取り持たなければならなさそうだ。
そう考えて、ひとまず未だ容赦無く言い合うジークとサリーの間に漂う空気を換えるために、ジークへと声を掛ける。
「あの、殿下。 お話はそこまでにして、今は朝食をいただきませんか? この後もまだ御公務があるのでございましょう」
「ああ、確かにそうだな、早くいただいてしまおう。 それに話すんならキリエル嬢よりも、今は君と話したい」
「奇遇ですね。 実は私も、殿下にお聞きしたい事があるのです」
そうして、サリーとジークの険悪な雰囲気から状況を逸らし、先ずは朝食をいただく。
けれど、今朝も出された全てを食べ切る事は出来ずに半分くらいは残してしまった。
しかし、これでも少しずつ食事量は増えているのだ。 これからまた、少しずつでも以前までの食事量まで戻していけば良い。
「……私は、これからどうなるのでしょう? 今の私の状況は、どのような扱いなのでしょうか」
私が、残したとはいえ朝食を食べ終えた時点で、ジークは私よりも量のあった朝食を既に完食してティータイムを楽しんでいた。
なので、ジークの貴重な時間を無駄にしないようにと急いで、私は少し冷めてしまった紅茶で喉を潤してから、ずっと聞きたかった質問をぶつけた。
「私は罪を犯しました。 他者の命を奪い、冒涜しました。 ……裁かれるべきと、覚悟はとうに出来ています。 どのような罰でも受け容れます」
テーブルの下、ジークに見えない所で、くしゃりとスカートを握って堪え忍ぶ。
いざジークを前にしての告解は、1度目の生と2度目の生、その末路を思い起こす呼び水となった。
罰とは、贖うための禊のようなもの。 拒む事などありはしない。
ただ、トラウマを刺激されるのみだ。
「そんな風に思い詰めなくても構わない、君はーーー無罪だよ。 エリーナ嬢が捌かれるような事なんて、決してないんだ」
けれど返ってきたのは、思っていたもの、望んでいた罰を告げるものではなかった。
慰めと、正当防衛とかアリステルへの忠心とか、そんなお話だった。
「ヤザル被告人を取り調べる事はもう出来ないけれど、あの男が売国奴であると示す証拠は次々と出てくる。 あのまま野放しにすれば、間違いなくアリステルは帝国からの侵略戦争に遭っただろう。 それを事前に防ぎ、帝国の魔の手が迫っていると察知出来たのはエリーナ嬢のおかげだ。 陛下もその功を讃えてくれている」
そんな忠臣を裁くだなんてとんでもない。
そう話すジークはどこか興奮気味で、嬉しげでもあった。
けれど、そんな事は今の私にはどうでもよくて、何も考えられなかった。
「これからアリステルは、秘密裏に厳戒態勢を迎える。 いつ帝国が攻めてくるかも不明な状況だから、俺もこれまで以上に忙しくなると思う。 ……また、こうして食事を共にする機会も滅多に無くなってしまうのは残念に思うよ」
それだけ言うと、ジークは席を立つ。
話している間に結構な時間が経っていたようで、公務に戻らなければならないのだ。
「……君の心痛は、きっと俺なんかの薄っぺらな慰めではどうにもならないだろう。 けどせめて、君の癒しとなるようにエリーナ嬢の庭園の使用許可を得たし、妃陛下に頼んで花園の一部を使っても良いと承諾も取れたから好きにしてくれて構わない。 何かあればキリエル嬢に何でも言ってくれ、出来る限りを叶えてみせる。 ………君の心が、1日でも早く快気する事を願っているよ」
去り際まで、ジークは私を気遣ってくれた。
またも与えられ、優しくされた。
裁かれる事は無いと、無罪だと、言われた。
……そんな訳、ある筈がない。
何故、ちゃんと裁いてくれないのか、贖わせてくれないのか。
ふと、喉の奥から酸っぱいものが迫り上がってくるのを感じた。
それがそのまま嘔吐感と共に口内まで到達すると、堪え切れずに吐き出した。
ぐわんぐわん、と揺れる頭に「お姉様!」と呼ぶ声が共鳴するように響くと、意識が彼方に引き摺られていくのを感じながら、ブラックアウトしていく視界と思考の中で、ぽつりと小さな望みを吐き出した。
罰を、下さい。
部屋に籠らず適度に陽の光を浴び、食を疎かにせずしっかりと摂取して、時に花を愛でる事もあれば王城内部の書庫で読書に耽る事もあった。
手を引かれるまま、薦められるまま、他愛のない普通の日常を過ごす中で、盲目的なまでの罪悪感は少しだけその影を潜めていた。
……けれど、赦しを乞う祈りは1日だって欠かしてなどいない。 未だ裁かれぬのならば、せめて祈る事だけはやめてはいけないのだと思うから。
私は罪人なのだから、いずれ裁きが下されるだろう。
いっそ、そうして与えられた罰によって、この身全ての罪を雪ぐ程に惨たらしい死の末路でも迎えればと、そのまま惨たらしい骸を晒して、何度も生を繰り返す業を背負ったこの魂さえも燃え尽き果てれば良いと、そんな願いは未だ心に残っている。
どれだけ優しくされようとも、甘受出来るような平穏を与えられようとも、もう今更だ。
それは過去の私が望んだものであって、今の私が得ていい幸福ではない。
この身が受けるべきは愛情ではなく、罰である。
サリーに手を引かれるままに王城での日常を過ごす中で、それだけは現実であり、決して忘れてはならない事であると胸に刻んだ。
どれだけ甘やかされ、寄り添われ、笑顔を、言葉を、親愛の情を貰おうと、自らが、罪人であると失念してはならない。
罪から眼を背け、忘れてはならないのだ。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
昨夜、私の住まわせてもらっている貴賓室へと戻ってきたサリーは、頬を膨らませて何故だか不貞腐れていた。
と言うのも、これまでは私とサリーだけだった朝食を明日はジークも共にするとの事。
心底から嫌そうにそれを話すサリーに、多大な疑問符を浮かべながらも、気の所為と思い直してその夜は床に就いた。
けれど今、王族専用の庭園の一画で、朝食を共にする筈の私を除いて2人で睨み合っているのを見る限り、昨夜のサリーの態度は気の所為ではなかったらしい。
「ジーク様、今朝はお時間がお有りなのですね。 でも、普段からお仕事ばかりでお疲れでしょうに、こういう時こそお休みになられるべきではないのですか? ……せっかく、お姉様と2人っきりなんだから邪魔しないでよ、ほんと」
「いやなに、エリーナ嬢を招いた王族の代表として時間がある時は彼女をもてなすべきだろう。 個人的にもエリーナ嬢と話したい事だってあるしね。 ……にしても君、雇い主に対して図々しいにも程があるなぁ。 肝が太過ぎないか?」
普段ならば、ジークが今座っている席にサリーが座り、ゆっくりとお喋りをしたり花園を観賞したりしながら朝食を楽しんでいる。
けれど今は、私の正面にジークが腰掛け、しかし何故か私と会話するでも食事を始めるでもなく、私付きのメイドとして傍に控えるサリーと、口喧嘩とまではいかないけれどどこか険悪な雰囲気が漂う言い合いをしている。
一応サリーは、ジークの個人的な頼みで私の側に付いてくれているので、その関係性は雇用主と被雇用者となるのだから、雇い主と同じ席に着く訳にはいかないとして立ったまま控えているという形は分かる。
けれども、王太子と臨時雇われとは言えど一介のメイドが言い合っている様は実に非現実的な光景であった。 普通、そんな非礼を働くメイドなど即刻解雇されるだろうに。
というよりも、パーティーの時はあんなにも仲良さげに秘密の会話をしたりしていたというのに、いつの間にこんな険悪な仲になったというのか。
あのままの雰囲気を維持して、果てには結ばれてくれれば当初の贖いの一つは達成されると思っていたのに……どこかの機会でまた、この2人の仲を取り持たなければならなさそうだ。
そう考えて、ひとまず未だ容赦無く言い合うジークとサリーの間に漂う空気を換えるために、ジークへと声を掛ける。
「あの、殿下。 お話はそこまでにして、今は朝食をいただきませんか? この後もまだ御公務があるのでございましょう」
「ああ、確かにそうだな、早くいただいてしまおう。 それに話すんならキリエル嬢よりも、今は君と話したい」
「奇遇ですね。 実は私も、殿下にお聞きしたい事があるのです」
そうして、サリーとジークの険悪な雰囲気から状況を逸らし、先ずは朝食をいただく。
けれど、今朝も出された全てを食べ切る事は出来ずに半分くらいは残してしまった。
しかし、これでも少しずつ食事量は増えているのだ。 これからまた、少しずつでも以前までの食事量まで戻していけば良い。
「……私は、これからどうなるのでしょう? 今の私の状況は、どのような扱いなのでしょうか」
私が、残したとはいえ朝食を食べ終えた時点で、ジークは私よりも量のあった朝食を既に完食してティータイムを楽しんでいた。
なので、ジークの貴重な時間を無駄にしないようにと急いで、私は少し冷めてしまった紅茶で喉を潤してから、ずっと聞きたかった質問をぶつけた。
「私は罪を犯しました。 他者の命を奪い、冒涜しました。 ……裁かれるべきと、覚悟はとうに出来ています。 どのような罰でも受け容れます」
テーブルの下、ジークに見えない所で、くしゃりとスカートを握って堪え忍ぶ。
いざジークを前にしての告解は、1度目の生と2度目の生、その末路を思い起こす呼び水となった。
罰とは、贖うための禊のようなもの。 拒む事などありはしない。
ただ、トラウマを刺激されるのみだ。
「そんな風に思い詰めなくても構わない、君はーーー無罪だよ。 エリーナ嬢が捌かれるような事なんて、決してないんだ」
けれど返ってきたのは、思っていたもの、望んでいた罰を告げるものではなかった。
慰めと、正当防衛とかアリステルへの忠心とか、そんなお話だった。
「ヤザル被告人を取り調べる事はもう出来ないけれど、あの男が売国奴であると示す証拠は次々と出てくる。 あのまま野放しにすれば、間違いなくアリステルは帝国からの侵略戦争に遭っただろう。 それを事前に防ぎ、帝国の魔の手が迫っていると察知出来たのはエリーナ嬢のおかげだ。 陛下もその功を讃えてくれている」
そんな忠臣を裁くだなんてとんでもない。
そう話すジークはどこか興奮気味で、嬉しげでもあった。
けれど、そんな事は今の私にはどうでもよくて、何も考えられなかった。
「これからアリステルは、秘密裏に厳戒態勢を迎える。 いつ帝国が攻めてくるかも不明な状況だから、俺もこれまで以上に忙しくなると思う。 ……また、こうして食事を共にする機会も滅多に無くなってしまうのは残念に思うよ」
それだけ言うと、ジークは席を立つ。
話している間に結構な時間が経っていたようで、公務に戻らなければならないのだ。
「……君の心痛は、きっと俺なんかの薄っぺらな慰めではどうにもならないだろう。 けどせめて、君の癒しとなるようにエリーナ嬢の庭園の使用許可を得たし、妃陛下に頼んで花園の一部を使っても良いと承諾も取れたから好きにしてくれて構わない。 何かあればキリエル嬢に何でも言ってくれ、出来る限りを叶えてみせる。 ………君の心が、1日でも早く快気する事を願っているよ」
去り際まで、ジークは私を気遣ってくれた。
またも与えられ、優しくされた。
裁かれる事は無いと、無罪だと、言われた。
……そんな訳、ある筈がない。
何故、ちゃんと裁いてくれないのか、贖わせてくれないのか。
ふと、喉の奥から酸っぱいものが迫り上がってくるのを感じた。
それがそのまま嘔吐感と共に口内まで到達すると、堪え切れずに吐き出した。
ぐわんぐわん、と揺れる頭に「お姉様!」と呼ぶ声が共鳴するように響くと、意識が彼方に引き摺られていくのを感じながら、ブラックアウトしていく視界と思考の中で、ぽつりと小さな望みを吐き出した。
罰を、下さい。
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