100 / 328
クイオトコ
第九十九話 自覚あり
しおりを挟む
前埜の事務所を出た足でそのまま警察署に向かい、さてどうしたものかと署を前にして溜息一つ。
このまま俺が指揮を執ったところで士気は上がらないだろう。昨日みたいな単純作業なら兎も角、今度は主体性が重要になる。
俺は真偽は兎も角エリートキャリア官僚のレッテルを張られてしまったというか、張られるべくして張られた。小学生の餓鬼から大人まで人間の本質は変わらず勉強をまじめにやるような人間は情が無いとか実務が出来ないとか、会った瞬間からレッテルを貼られ嫌われる。時間があれば相互理解を深めていくことも出来るかもしれないが、そんな時間は無い。
更に言えば、所轄の署員が捜査していた案件を横からかっ攫ったことにもなっていて更なるエリート憎しの大合唱。
今更媚びを売ったところで見くびられるだけの逆効果。
体育会系の如く付いてこいと言っても、そっぽを向かれる。
世の中金、臨時ボーナスが出せれば解決出来るが、そんな権限は無い。
結局、エリート権限でロボットの如く従わせるしかないのか。
いや、手は有る。俺が最も得意とするところだが、博打が強い。
結論が出ないままに、歩いて行く俺に声が掛かった。
「よっ若人よ、何かお悩みですか?」
「ん?」
署の入口の脇に斜に構えた面構えの年の頃20代半くらいの青年がいた。
「誰だ?」
「これは失礼しました。
特命を受け、警部殿をサポートする為に公安より来ました、甲斐 茂です。
以後お見知りおきを」
甲斐はニヒルに笑って手を出してくる。
もっと歳のいったベテランを監視役に派遣するかと思ったが、若い、そしてとびきりクセがありそうな男を寄越してくれたようだ。
まあ友達が欲しいわけじゃ無い、能力があればいいかと思いつつ俺が甲斐の手を握ろうと手を出していくと。
「おっとカワイコちゃん発見」
甲斐はさっと手を引いて額に手を当て婦警を見る。
俺の差し出した手は虚しく空を握る。
「おやどうしました警部、右手が寂しそうですね」
ふっふ、所轄の刑事達より更に上の子供のような反抗心を持った男か。此奴だって公安のエリートだろうに。それともエリート故に年若く自分より出世している男を妬むのかも知れないな。
「そういった態度を取るだけの実力は見せて貰えるんでしょうね、甲斐さん」
まだ五津府を信じよう、嫌がらせでは無く能力のある男を派遣してきたと。
「なきゃどうなるっての?」
「実戦なんだ、その身で無能を思い知ることになるだけですよ」
「そいつはおっかない。じゃあ、実力を見せてやるからさっさと行こうぜ」
軽く肩を竦め甲斐は俺に先を促す。
「言われるまでもなく」
何処を向いても敵ばかり、俺はある意味甲斐のおかげで自分に自信が持て方針が決まった。
大会議室に入ると廊下まで聞こえていた雑談はピタリと止み集められた警察官達の刺すような視線が一斉に俺に向けられる。
自軍の大将を見る目じゃない、敵軍の大将を見る目だな。
針のような視線を弾き返しつつ俺は会議室の壇上まで行く。
「お待ちしていました。全員集まっています」
壇上の横に設置された席でパソコンをいじくっていた工藤が立ち上がって俺に報告してくる。ここにはクイ男の事件の捜査をするため集められていた刑事だけで無く、手の空いている他の課の警官も出席して貰うように工藤に頼んでおいた。総動員を掛けなかったのはリークするのを防ぐため。
「ご苦労。時間が無い早速はじめさせて貰う」
「分かりました」
工藤は席に着き、俺は集められた三~四十名の警察官達の方を向く。前の方の席に大人しく座っている田口が俺を見て驚いたような顔をしているのが見えた。
「手柄を立てさせてやる。チャンスと思い各員奮闘せよ」
俺は居並ぶ警官達の目を睨み付け、挑発的に言い切った。
「おいおい、エリートのお坊ちゃんよ~俺達は朝からここに集められた理由を聞きたいんだがな」
ざわめく波に乗り中年の刑事が発言許可を求めること無くやじってくる。
「そうかならば言い方を変えよう
汚名返上するチャンスをくれてやるから、全力で励め」
「おいおい、そりゃどういう意味だ。エリートだからって調子に乗るなよ」
「調子に乗るな? 俺は優しいぞ。
お前達は自分達の所轄において凶悪な犯罪が行われているのに関わらず、ケツに火が付くまでのほほんとしているようなマヌケだ。
そのマヌケにチャンスをやろうと言っているんだぞ」
「若造何を言っているか分かっているんだろうな」
中年の刑事がいや会議室にいる警官全員が俺に今にも飛び掛からんばかりの殺気を放ってくる。流石俺嫌われることに関しては外れが無い。
「果無警部、それは貴方の後ろにいる人物とも関係あるのですか?」
工藤警部補が場に水を差す為か質問をしてくる。
いい質問をいいタイミングでしてくれる、ここで甲斐を敢えて紹介しなかったことが生きてくる。
「彼は甲斐 茂、公安刑事だ。この意味分かるな?」
「こっ公安だって」
「君達が差し出した慈悲のラストチャンスを不意にするというなら、今回の案件丸ごと公安に渡そうと思っている」
同じ組織の中でありながら公安は何かとその他警察から敵視されている。エリート官僚に公安、人は敵が二つに増えた時どちらかと手を結んでもう一方を排除しようとする。よほどの馬鹿なら二つ同時に敵対するが、そこまで馬鹿じゃ無いと信じたい。
はてさて、エリート官僚と公安、どっちと手を結ぶ?
気に入らない俺の犬と成り、手柄を立てるか。
気に入らない俺の犬に成るのを拒否して、汚名を被るか。
「まっ待てよ。俺達は内容を何も教えて貰ってないんだぞ」
「本件は万が一にも漏洩されるわけにはいかない。よって内容は直前まで教えられない。
ただ俺に従え、ただ励め。
その代わり、今後数年は誇れる手柄を立てさせてやる。
強制はしない、厳罰も無しだ。
命を賭けて手柄を立てないなら、銃を携帯の上防弾チョッキを装備して10分後に下に集合しろっ。
解散」
俺のこれ以上の質問を受け付けないとの毅然とした態度を読み取り警官達は無言で立ち上がり会議室を出ていく。
普通ここまで煽れば、嫌いな俺を見返してやろうと奮起して参加するよな? それとも嫌われすぎて俺に従うくらいなら公安に手柄をくれてやると逆効果になんか成ってないよな?
悩んだところで十分後には分かること、気持ちを切り替え俺は工藤に確認する。
「工藤警部補、頼んでおいた足の準備は出来てるか?」
「一応全員分の足は用意しておきましたが、あんな言い方で何人来ますかね」
同調圧力日本だ。全員来るか全員来ないかのどっちかだろ。
「拠り所は俺への反抗心だけだからな。死ねと命令できない俺はまだまだ甘いな」
「ははっ私でも言えませんよ」
工藤が乾いた声で言い、言外にめんどくさい事しないで普通に命令しろと訴えてきている。
「おいおい、俺を勝手に憎まれキャラにするなよ」
甲斐が横から割り込んで俺に抗議してくるが、誰もいなくなるまで待つだけの配慮はあるようだ。
「うまくいけば、手柄は公安の独り占めだ。悪い話じゃ無いだろ」
「だいたい公安を動かすなんて話し俺は聞いてないぞ」
「だから言葉通りの意味だろ。手柄は公安の甲斐の独り占めだ。出世できるぞ」
「二階級特進かよ」
「実力を見せてくれるんだろ」
ある意味甲斐で良かった、心を痛めることなく死ねと命令できる。
「お前嫌な奴だな」
自覚しているよ。
「さて、結果を見に行くか」
俺は工藤甲斐と共に会議室を出て一階に向かうのであった。
このまま俺が指揮を執ったところで士気は上がらないだろう。昨日みたいな単純作業なら兎も角、今度は主体性が重要になる。
俺は真偽は兎も角エリートキャリア官僚のレッテルを張られてしまったというか、張られるべくして張られた。小学生の餓鬼から大人まで人間の本質は変わらず勉強をまじめにやるような人間は情が無いとか実務が出来ないとか、会った瞬間からレッテルを貼られ嫌われる。時間があれば相互理解を深めていくことも出来るかもしれないが、そんな時間は無い。
更に言えば、所轄の署員が捜査していた案件を横からかっ攫ったことにもなっていて更なるエリート憎しの大合唱。
今更媚びを売ったところで見くびられるだけの逆効果。
体育会系の如く付いてこいと言っても、そっぽを向かれる。
世の中金、臨時ボーナスが出せれば解決出来るが、そんな権限は無い。
結局、エリート権限でロボットの如く従わせるしかないのか。
いや、手は有る。俺が最も得意とするところだが、博打が強い。
結論が出ないままに、歩いて行く俺に声が掛かった。
「よっ若人よ、何かお悩みですか?」
「ん?」
署の入口の脇に斜に構えた面構えの年の頃20代半くらいの青年がいた。
「誰だ?」
「これは失礼しました。
特命を受け、警部殿をサポートする為に公安より来ました、甲斐 茂です。
以後お見知りおきを」
甲斐はニヒルに笑って手を出してくる。
もっと歳のいったベテランを監視役に派遣するかと思ったが、若い、そしてとびきりクセがありそうな男を寄越してくれたようだ。
まあ友達が欲しいわけじゃ無い、能力があればいいかと思いつつ俺が甲斐の手を握ろうと手を出していくと。
「おっとカワイコちゃん発見」
甲斐はさっと手を引いて額に手を当て婦警を見る。
俺の差し出した手は虚しく空を握る。
「おやどうしました警部、右手が寂しそうですね」
ふっふ、所轄の刑事達より更に上の子供のような反抗心を持った男か。此奴だって公安のエリートだろうに。それともエリート故に年若く自分より出世している男を妬むのかも知れないな。
「そういった態度を取るだけの実力は見せて貰えるんでしょうね、甲斐さん」
まだ五津府を信じよう、嫌がらせでは無く能力のある男を派遣してきたと。
「なきゃどうなるっての?」
「実戦なんだ、その身で無能を思い知ることになるだけですよ」
「そいつはおっかない。じゃあ、実力を見せてやるからさっさと行こうぜ」
軽く肩を竦め甲斐は俺に先を促す。
「言われるまでもなく」
何処を向いても敵ばかり、俺はある意味甲斐のおかげで自分に自信が持て方針が決まった。
大会議室に入ると廊下まで聞こえていた雑談はピタリと止み集められた警察官達の刺すような視線が一斉に俺に向けられる。
自軍の大将を見る目じゃない、敵軍の大将を見る目だな。
針のような視線を弾き返しつつ俺は会議室の壇上まで行く。
「お待ちしていました。全員集まっています」
壇上の横に設置された席でパソコンをいじくっていた工藤が立ち上がって俺に報告してくる。ここにはクイ男の事件の捜査をするため集められていた刑事だけで無く、手の空いている他の課の警官も出席して貰うように工藤に頼んでおいた。総動員を掛けなかったのはリークするのを防ぐため。
「ご苦労。時間が無い早速はじめさせて貰う」
「分かりました」
工藤は席に着き、俺は集められた三~四十名の警察官達の方を向く。前の方の席に大人しく座っている田口が俺を見て驚いたような顔をしているのが見えた。
「手柄を立てさせてやる。チャンスと思い各員奮闘せよ」
俺は居並ぶ警官達の目を睨み付け、挑発的に言い切った。
「おいおい、エリートのお坊ちゃんよ~俺達は朝からここに集められた理由を聞きたいんだがな」
ざわめく波に乗り中年の刑事が発言許可を求めること無くやじってくる。
「そうかならば言い方を変えよう
汚名返上するチャンスをくれてやるから、全力で励め」
「おいおい、そりゃどういう意味だ。エリートだからって調子に乗るなよ」
「調子に乗るな? 俺は優しいぞ。
お前達は自分達の所轄において凶悪な犯罪が行われているのに関わらず、ケツに火が付くまでのほほんとしているようなマヌケだ。
そのマヌケにチャンスをやろうと言っているんだぞ」
「若造何を言っているか分かっているんだろうな」
中年の刑事がいや会議室にいる警官全員が俺に今にも飛び掛からんばかりの殺気を放ってくる。流石俺嫌われることに関しては外れが無い。
「果無警部、それは貴方の後ろにいる人物とも関係あるのですか?」
工藤警部補が場に水を差す為か質問をしてくる。
いい質問をいいタイミングでしてくれる、ここで甲斐を敢えて紹介しなかったことが生きてくる。
「彼は甲斐 茂、公安刑事だ。この意味分かるな?」
「こっ公安だって」
「君達が差し出した慈悲のラストチャンスを不意にするというなら、今回の案件丸ごと公安に渡そうと思っている」
同じ組織の中でありながら公安は何かとその他警察から敵視されている。エリート官僚に公安、人は敵が二つに増えた時どちらかと手を結んでもう一方を排除しようとする。よほどの馬鹿なら二つ同時に敵対するが、そこまで馬鹿じゃ無いと信じたい。
はてさて、エリート官僚と公安、どっちと手を結ぶ?
気に入らない俺の犬と成り、手柄を立てるか。
気に入らない俺の犬に成るのを拒否して、汚名を被るか。
「まっ待てよ。俺達は内容を何も教えて貰ってないんだぞ」
「本件は万が一にも漏洩されるわけにはいかない。よって内容は直前まで教えられない。
ただ俺に従え、ただ励め。
その代わり、今後数年は誇れる手柄を立てさせてやる。
強制はしない、厳罰も無しだ。
命を賭けて手柄を立てないなら、銃を携帯の上防弾チョッキを装備して10分後に下に集合しろっ。
解散」
俺のこれ以上の質問を受け付けないとの毅然とした態度を読み取り警官達は無言で立ち上がり会議室を出ていく。
普通ここまで煽れば、嫌いな俺を見返してやろうと奮起して参加するよな? それとも嫌われすぎて俺に従うくらいなら公安に手柄をくれてやると逆効果になんか成ってないよな?
悩んだところで十分後には分かること、気持ちを切り替え俺は工藤に確認する。
「工藤警部補、頼んでおいた足の準備は出来てるか?」
「一応全員分の足は用意しておきましたが、あんな言い方で何人来ますかね」
同調圧力日本だ。全員来るか全員来ないかのどっちかだろ。
「拠り所は俺への反抗心だけだからな。死ねと命令できない俺はまだまだ甘いな」
「ははっ私でも言えませんよ」
工藤が乾いた声で言い、言外にめんどくさい事しないで普通に命令しろと訴えてきている。
「おいおい、俺を勝手に憎まれキャラにするなよ」
甲斐が横から割り込んで俺に抗議してくるが、誰もいなくなるまで待つだけの配慮はあるようだ。
「うまくいけば、手柄は公安の独り占めだ。悪い話じゃ無いだろ」
「だいたい公安を動かすなんて話し俺は聞いてないぞ」
「だから言葉通りの意味だろ。手柄は公安の甲斐の独り占めだ。出世できるぞ」
「二階級特進かよ」
「実力を見せてくれるんだろ」
ある意味甲斐で良かった、心を痛めることなく死ねと命令できる。
「お前嫌な奴だな」
自覚しているよ。
「さて、結果を見に行くか」
俺は工藤甲斐と共に会議室を出て一階に向かうのであった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
GATEKEEPERS 四神奇譚
碧
ホラー
時に牙を向く天災の存在でもあり、時には生物を助け生かし守る恵みの天候のような、そんな理を超えたモノが世界の中に、直ぐ触れられる程近くに確かに存在している。もしも、天候に意志があるとしたら、天災も恵みも意思の元に与えられるのだとしたら、この世界はどうなるのだろう。ある限られた人にはそれは運命として与えられ、時に残酷なまでに冷淡な仕打ちであり時に恩恵となり語り継がれる事となる。
ゲートキーパーって知ってる?
少女が問いかける言葉に耳を傾けると、その先には非日常への扉が音もなく口を開けて待っている。
【電子書籍化】ホラー短編集・ある怖い話の記録~旧 2ch 洒落にならない怖い話風 現代ホラー~
榊シロ
ホラー
【1~4話で完結する、語り口調の短編ホラー集】
ジャパニーズホラー、じわ怖、身近にありそうな怖い話など。
八尺様 や リアルなど、2chの 傑作ホラー の雰囲気を目指しています。現在 150話 越え。
===
エブリスタ・小説家になろう・カクヨムに同時掲載中
【総文字数 800,000字 超え 文庫本 約8冊分 のボリュームです】
【怖さレベル】
★☆☆ 微ホラー・ほんのり程度
★★☆ ふつうに怖い話
★★★ 旧2ch 洒落怖くらいの話
※8/2 Kindleにて電子書籍化しました
『9/27 名称変更→旧:ある雑誌記者の記録』
滝川家の人びと
卯花月影
歴史・時代
勝利のために走るのではない。
生きるために走る者は、
傷を負いながらも、歩みを止めない。
戦国という時代の只中で、
彼らは何を失い、
走り続けたのか。
滝川一益と、その郎党。
これは、勝者の物語ではない。
生き延びた者たちの記録である。
都市街下奇譚
碧
ホラー
とある都市。
人の溢れる街の下で起こる不可思議で、時に忌まわしい時に幸いな出来事の数々。
多くの人間が無意識に避けて通る筈の出来事に、間違って足を踏み入れてしまった時、その人間はどうするのだろうか?
多くの人間が気がつかずに過ぎる出来事に、気がついた時人間はどうするのだろうか?それが、どうしても避けられない時何が起こったのか。
忌憚は忌み嫌い避けて通る事。
奇譚は奇妙な出来事を綴ると言う事。
そんな話がとある喫茶店のマスターの元に集まるという。客足がフッと途絶えた時に居合わせると、彼は思い出したように口を開く。それは忌憚を語る奇譚の始まりだった。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
感染
宇宙人
ホラー
福岡県北九州市の観光スポットである皿倉山に航空機が墜落した事件から全てが始まった。
生者を狙い動き回る死者、隔離され狭まった脱出ルート、絡みあう人間関係
そして、事件の裏にある悲しき真実とは……
ゾンビものです。
あまりさんののっぴきならない事情
菱沼あゆ
キャラ文芸
強引に見合い結婚させられそうになって家出し、憧れのカフェでバイトを始めた、あまり。
充実した日々を送っていた彼女の前に、驚くような美形の客、犬塚海里《いぬづか かいり》が現れた。
「何故、こんなところに居る? 南条あまり」
「……嫌な人と結婚させられそうになって、家を出たからです」
「それ、俺だろ」
そーですね……。
カフェ店員となったお嬢様、あまりと常連客となった元見合い相手、海里の日常。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる