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2章 ヒーロー活劇を望む復讐者
時計草 1
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瑠璃の言う通り、学校は休校になった。
それでも、彼女は制服に着替えて、電車に乗り徒歩で学校へと向かった。時刻は日が傾き始めた17時。
「白鋏があるのにさ、なんで毎日電車で通うんだよ」
光弥が素朴な疑問を投げる。カンダタからしてみれば何気なく寝泊まりしてついてくる光弥の態度が不思議でならない。暴発する銃を瑠璃に渡し、こめかみに穴を開けた人物がカンダタの隣に立っている。
「習慣の繰り返しは大切なのよ。朝食も通学もね」
「で、調べ物は?」
本題に入ろうとカンダタを切り出した。
「職員室よ。名簿を探してほしいの。1年生と2年生のね」
瑠璃が見つけたいものがカンダタにはわからなかった。
休校の校内に存在するのは瑠璃たちだけだ。大体の戸は閉められていたが、白鋏を用いれば鍵も無意味だ。
「名簿なんか探してさ、どうするんだよ?」
生徒名簿はすぐに見つかった。1学年と2学年、合わせて10組分の名簿が机に並ぶ。
「確信が欲しいの。佐矢 蛍の名前を探して」
1冊の名簿を光弥に差し出して受け取る。
「はいはい」
カンダタも手伝おうとするも手がすり抜けて、物が掴めない。
「瑠璃経由で持てるよ」
「なんであたしなのよ」
光弥が助言し、瑠璃が質問する。
「そういうものなんだよ白糸は。魂と生命の境界線を行き来し、幻を現実にする」
「また意味のわからない説明。なんであなたたちってそんな曖昧な言い方しかできないの」
「なぁ、名簿」
「わかりやすく言っているんだよ。塊人と現世の人じゃ頭の作り方が違うからね。君に合わせて言ってるんだ。こっちにはなかった。次のを」
確認終わった名簿上を閉じて、瑠璃にもう1冊を要求する。 それに応えるように彼女も愚痴を言いながら名簿を渡す。
「気遣ってくれた説明が伝わらないの。理解ができない言葉を生み出しているの。あなたの目線の合わせ方からして間違ってるのよ」
「これでも頑張ってるんだぜ」
「努力は実らないと称えられないものよ」
「俺にも」
なんとか回りこんで主張しようとするも、カンダタの声は流される。
「というかさ、そろそろ話してくれない?これなんの作業?これも終わった」
「はい次。話してもいいけれど2度もしたくないわ」
「2度?」
「どうせ清音も同じことを聞くだろうから」
この名を出した途端、職員室の戸が開かれて2人の男女が入ってくる。清音とケイだった。清音は瑠璃と違って私服で来ていた。
「やっぱり来たわね」
清音は不安そうな顔を浮かべてこちらを見ていた。
それでも、彼女は制服に着替えて、電車に乗り徒歩で学校へと向かった。時刻は日が傾き始めた17時。
「白鋏があるのにさ、なんで毎日電車で通うんだよ」
光弥が素朴な疑問を投げる。カンダタからしてみれば何気なく寝泊まりしてついてくる光弥の態度が不思議でならない。暴発する銃を瑠璃に渡し、こめかみに穴を開けた人物がカンダタの隣に立っている。
「習慣の繰り返しは大切なのよ。朝食も通学もね」
「で、調べ物は?」
本題に入ろうとカンダタを切り出した。
「職員室よ。名簿を探してほしいの。1年生と2年生のね」
瑠璃が見つけたいものがカンダタにはわからなかった。
休校の校内に存在するのは瑠璃たちだけだ。大体の戸は閉められていたが、白鋏を用いれば鍵も無意味だ。
「名簿なんか探してさ、どうするんだよ?」
生徒名簿はすぐに見つかった。1学年と2学年、合わせて10組分の名簿が机に並ぶ。
「確信が欲しいの。佐矢 蛍の名前を探して」
1冊の名簿を光弥に差し出して受け取る。
「はいはい」
カンダタも手伝おうとするも手がすり抜けて、物が掴めない。
「瑠璃経由で持てるよ」
「なんであたしなのよ」
光弥が助言し、瑠璃が質問する。
「そういうものなんだよ白糸は。魂と生命の境界線を行き来し、幻を現実にする」
「また意味のわからない説明。なんであなたたちってそんな曖昧な言い方しかできないの」
「なぁ、名簿」
「わかりやすく言っているんだよ。塊人と現世の人じゃ頭の作り方が違うからね。君に合わせて言ってるんだ。こっちにはなかった。次のを」
確認終わった名簿上を閉じて、瑠璃にもう1冊を要求する。 それに応えるように彼女も愚痴を言いながら名簿を渡す。
「気遣ってくれた説明が伝わらないの。理解ができない言葉を生み出しているの。あなたの目線の合わせ方からして間違ってるのよ」
「これでも頑張ってるんだぜ」
「努力は実らないと称えられないものよ」
「俺にも」
なんとか回りこんで主張しようとするも、カンダタの声は流される。
「というかさ、そろそろ話してくれない?これなんの作業?これも終わった」
「はい次。話してもいいけれど2度もしたくないわ」
「2度?」
「どうせ清音も同じことを聞くだろうから」
この名を出した途端、職員室の戸が開かれて2人の男女が入ってくる。清音とケイだった。清音は瑠璃と違って私服で来ていた。
「やっぱり来たわね」
清音は不安そうな顔を浮かべてこちらを見ていた。
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