拝啓、空の彼方のあなたへ -1000の手紙-

emi

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あの子の言葉

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あなたへ

あなたをそちら側へ送り出してから、
あの子の言葉は、時々、不思議です。

私の元気がない時に、
後ろ向きで、前が見えなくなった時に、
あの子は、なんの前触れもなく突然に、前向きになれる言葉をくれます。

せっかく生きているんだから、楽しまなくちゃ損しちゃうよね。

生きていれば、嫌な事もあるけれど、いい事も、たくさんあるよね。

そのタイミングは、いつでも、絶妙で、
私の元気がない時に限って、
あの子の口から出る言葉は、とても不思議で、元気が出ます。

時々、あの子の口を借りて、
あなたが話しているのかな なんて、思う事があります。

だって、あの子は、覚えていない事の方が多いのです。

この前、こんな事言ってたよね の私の言葉に、
あの子は、そうだった?なんて返事で。

あなたは、本当は、私が思っているよりも、
ずっと側にいるのでしょうか。

あなたに逢いたくて、寂しくなった時、
ふと、背中が温かく感じたのは、
あなたが、そっと、抱きしめてくれていたのでしょうか。

涙が、ひとりでに、流れた後、スッと涙が乾いた時は、
あなたが、涙を拭ってくれていたのでしょうか。

本当は、ずっと側にいてくれているのでしょうか。

そして、どうしようもなく、私の気持ちが後ろを向いた時に、
少しの間だけ、あの子の口を借りて、
私に声を掛けてくれているのでしょうか。

そんなふうに考えてしまうくらいに、
あの子の言葉は、時々、不思議で、あなたを感じる事があります。


2016.11.07
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