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婚約破棄されました
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「ロッテルマリア、そなたとの婚約を破棄する。私の愛しいルイルイを卑劣な手段で虐めたことは分かっている!」
王宮舞踏会で王太子が高らかに宣言する。
あーこの王太子やっちゃった。
これが私の感想。別に構わない。悪役令嬢に転生したと知った日から覚悟はしていた。おまけにヒロインも転生者。
いじめはせずに、王太子に尽くしてみたけどシナリオは変わらなかった。
まあいい。この調子だと明日にはヒロインの毒殺を狙い、禁止薬物を使った証拠を捏造され国外追放だろう。
私には魔女になるシナリオまであるのだ。魔女は破滅への道。国外追放は御の字だ。
「分かりましたわ。慎んでお受け致します。」
そう言うと、私のもうすることのないカーテシーを披露し舞踏会の会場を後にした。
国外追放の命が下るのは明日だろう。私はそれを待たずに公爵家を出ることにした。こうなった以上この国をなるべく早く出たいのだ。
私は悪役令嬢で魔女になるシナリオもある為、所謂チートだ。光属性以外、全属性の魔法を使え魔力の量も桁違いだ。ただヒロインの光属性の魔法で私は封印出来るのだ。
夜、みんなが寝静まった頃、屋敷の敷地内に消音の魔法を施しそっと窓から外に出た。
屋敷の敷地内を出ると魔法を解除し、身体強化の魔法を掛け一気に国境の街まで移動した。
目指したのは隣国。
転生者であるヒロインは事ある毎に私が魔女になるシナリオを選択しようとしていた。
ヒロインが正妃になるには、魔女を封印し、救国の聖女になることが必要だ。私が国外追放のルートでは男爵令嬢であるヒロインは側室止まり。
誰だって、洞窟の奥深く、500年も封印されるのは嫌だと思う。経験ないけどさ。
夜のうちに国境を越えてしまった方が安心だ。
そう思って自分に気配を消す魔法をかける。残念ながら透明にはなれない。
一度行ったところは転移も出来るが、一度も行ったことがない隣国は転移出来ない。
その時、後ろから声が掛けられる。
「お嬢様、私も同行します。」
振り返ると、私のスーパー侍女レイラが立っていた。
「お嬢様ってちょっと抜けているじゃないですか。無理ですよ。一人で生きて行けません。断言しますよ。」
彼女は私が魔女になった後、右腕となるキャラだ。彼女も中々チートな能力を持っている。普通では付いてこれない、私の後をついて来ただけでも能力の高さが分かるだろう。
「駄目よ。私が居なくなれば向こうは私の悪事の証拠なんて捏造し放題だわ。ルイルイは何としても私を捕まえたい筈だから、罪なんて捏造するに違いないもの。お父様と一緒に公爵家を守って欲しいの。」
レイラは少し考えると
「そうですね。ルイルイ様の行動は常軌を逸しています。何の罪もないお嬢様をどうして目の敵にするのか?」
「国家反逆罪とかもっと大きな罪を捏造して公爵家を貶める可能性があるの。そして私を捕まえたがっている。私は捕まるわけにはいかないから逃げるけど、家族が・・・」
私の話を聞いたレイラはその可能性に思い当たったのだろう。
「分かりましたわ。公爵家に戻ります。予め無罪を証明出来るように証拠を揃えておきますわ。」
そう言うとレイラは踵を返し風のように去って行った。
王宮舞踏会で王太子が高らかに宣言する。
あーこの王太子やっちゃった。
これが私の感想。別に構わない。悪役令嬢に転生したと知った日から覚悟はしていた。おまけにヒロインも転生者。
いじめはせずに、王太子に尽くしてみたけどシナリオは変わらなかった。
まあいい。この調子だと明日にはヒロインの毒殺を狙い、禁止薬物を使った証拠を捏造され国外追放だろう。
私には魔女になるシナリオまであるのだ。魔女は破滅への道。国外追放は御の字だ。
「分かりましたわ。慎んでお受け致します。」
そう言うと、私のもうすることのないカーテシーを披露し舞踏会の会場を後にした。
国外追放の命が下るのは明日だろう。私はそれを待たずに公爵家を出ることにした。こうなった以上この国をなるべく早く出たいのだ。
私は悪役令嬢で魔女になるシナリオもある為、所謂チートだ。光属性以外、全属性の魔法を使え魔力の量も桁違いだ。ただヒロインの光属性の魔法で私は封印出来るのだ。
夜、みんなが寝静まった頃、屋敷の敷地内に消音の魔法を施しそっと窓から外に出た。
屋敷の敷地内を出ると魔法を解除し、身体強化の魔法を掛け一気に国境の街まで移動した。
目指したのは隣国。
転生者であるヒロインは事ある毎に私が魔女になるシナリオを選択しようとしていた。
ヒロインが正妃になるには、魔女を封印し、救国の聖女になることが必要だ。私が国外追放のルートでは男爵令嬢であるヒロインは側室止まり。
誰だって、洞窟の奥深く、500年も封印されるのは嫌だと思う。経験ないけどさ。
夜のうちに国境を越えてしまった方が安心だ。
そう思って自分に気配を消す魔法をかける。残念ながら透明にはなれない。
一度行ったところは転移も出来るが、一度も行ったことがない隣国は転移出来ない。
その時、後ろから声が掛けられる。
「お嬢様、私も同行します。」
振り返ると、私のスーパー侍女レイラが立っていた。
「お嬢様ってちょっと抜けているじゃないですか。無理ですよ。一人で生きて行けません。断言しますよ。」
彼女は私が魔女になった後、右腕となるキャラだ。彼女も中々チートな能力を持っている。普通では付いてこれない、私の後をついて来ただけでも能力の高さが分かるだろう。
「駄目よ。私が居なくなれば向こうは私の悪事の証拠なんて捏造し放題だわ。ルイルイは何としても私を捕まえたい筈だから、罪なんて捏造するに違いないもの。お父様と一緒に公爵家を守って欲しいの。」
レイラは少し考えると
「そうですね。ルイルイ様の行動は常軌を逸しています。何の罪もないお嬢様をどうして目の敵にするのか?」
「国家反逆罪とかもっと大きな罪を捏造して公爵家を貶める可能性があるの。そして私を捕まえたがっている。私は捕まるわけにはいかないから逃げるけど、家族が・・・」
私の話を聞いたレイラはその可能性に思い当たったのだろう。
「分かりましたわ。公爵家に戻ります。予め無罪を証明出来るように証拠を揃えておきますわ。」
そう言うとレイラは踵を返し風のように去って行った。
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