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やられました
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シルクが戻って来なくなり、3日が経った。
不安でじっとしていられない私は、ベンさんに王宮に行きたいと頼み込んでいた。
「駄目だ。悪りぃけど、ルマ、お前は俺より弱ぇ。シルクが捕まってんだ。もうちょっと状況を調べる。」
「シルク捕まってるの?」
私は目を剥いてベンに詰め寄った。
「ああ。ギルドを通じて確認したら、潜入調査を依頼しているって返事が来た。シルクが連絡寄越さねー訳ねえし、十中八九捕まっていると思うぜ。」
シルクは無事だろうか?不安で胸が潰れそうだ。
「シルクには手を出せない筈だ。あいつに何かしたら、各国が黙ってないぜ。俺がちっと様子を見てくる。大人しくしてな。」
そう言うと、ベンは私の前から姿を消した。
残った私は
「ケアの葉を取りに行きたい。お願いアドさん。少しでも何かしていたいの。」
魔封じの腕輪で回復魔法を使えないかもしれない。
「駄目よ。もう少し大人しく待ちましょう。シルクはルマの方が危ないと思っているの。動いたらシルクの苦労が水の泡よ。」アドさんに諭され待つこと2日。
シルクが出掛けて5日経った。我慢の限界だ。
アドさんが出掛けた隙に私はヒル王国に帰るための準備を始めた。
「ケアの葉も採って行こう。」
以前アドさんに案内された森に来る。シルクは拷問とかされていないだろうか?薬草は多めに確保したい。
そう思い、以前教えて貰った木を探す。
ガサッ、ガサッ、後ろから数人の足音が聞こえる。
身体強化を使い一気に走り尾行者との距離を開けてから振り返ろうとすると、すぐ背後で気配がする。刹那背中に鋭い痛みが走り、暖かい物が流れる感触がする。
「ルマっ!」
聞き慣れた声がする。シルクだ。私は倒れないよう足に力を入れて踏み留まり声のする方向を見る。
シルクは両手を縛られたまま高く跳ぶとそのまま私を斬った騎士の首を両足で挟むようにして一気に首投げすると、そのまま別の騎士の鳩尾に膝を入れる。
「シルクっ!」
後ろからベンが駆け付けナイフを投げてシルクを縛っていた鎖を切る。間髪入れずにシルクの剣も投げる。シルクは剣を受けとるとそのまま残りの5人の騎士を片付けた。
シルクは暴行を受けたようで、顔も酷く腫れていた。シルクの傷を見た途端怖くなり、私はシルクの元に掛け寄り、今採ったばかりの薬草を渡した後、意識を飛ばした。
★☆★☆★☆
目を覚ましたとき、見慣れない天井だった。
私はベッドに寝ているようで清潔なシーツに包まれていた。
「ルマさん?」
綺麗な女性が声を掛けてくれた。天国だろうか?
ぼんやりした思考の中で、だんだんと倒れる前の記憶が甦る。
「シルクは?」
綺麗な女性に聞いてみる。女性は優しく微笑むと
「呼んでくるわね。」と言って部屋を出ていった。
此処はどこだろう。部屋を見回してみるが、やはり見覚えはない。やがてドアが開きシルクが姿を現した。
「ルマ。心配した。」
シルクは私を抱き寄せると深く息を吐き出して呟いた。その様子でとても心配してくれたことを悟る。
「ごめんなさい。心配かけて・・・」
ふと思い出し、シルクの顔を見て腫れていた頬に手を当てる。
「良かった。傷、治ったんですね。」シルクの綺麗な顔が元に戻りほっとする。
シルクは泣きそうに顔を歪めて
「ルマは背中を切り裂かれて意識を失ってたんです。ルマの方がよっぽど重症で。傷跡が残らないように実家に連れて来たんです。母が回復魔法の使い手ですから。」
私?そういえば背中が痛かったような・・・
「もう傷跡も無いそうですよ。さっき居たのが母です。」
「ありがとう。シルクの傷は?」
「僕の傷も治りました。薬草、ありがとうございます。」
二人とも無事であったことを実感し安堵する。
「シルク。何があったの?」
「僕も油断していたんですが、僕に魔封じの腕輪を使われまして、監禁されていました。」
何てこと。
不安でじっとしていられない私は、ベンさんに王宮に行きたいと頼み込んでいた。
「駄目だ。悪りぃけど、ルマ、お前は俺より弱ぇ。シルクが捕まってんだ。もうちょっと状況を調べる。」
「シルク捕まってるの?」
私は目を剥いてベンに詰め寄った。
「ああ。ギルドを通じて確認したら、潜入調査を依頼しているって返事が来た。シルクが連絡寄越さねー訳ねえし、十中八九捕まっていると思うぜ。」
シルクは無事だろうか?不安で胸が潰れそうだ。
「シルクには手を出せない筈だ。あいつに何かしたら、各国が黙ってないぜ。俺がちっと様子を見てくる。大人しくしてな。」
そう言うと、ベンは私の前から姿を消した。
残った私は
「ケアの葉を取りに行きたい。お願いアドさん。少しでも何かしていたいの。」
魔封じの腕輪で回復魔法を使えないかもしれない。
「駄目よ。もう少し大人しく待ちましょう。シルクはルマの方が危ないと思っているの。動いたらシルクの苦労が水の泡よ。」アドさんに諭され待つこと2日。
シルクが出掛けて5日経った。我慢の限界だ。
アドさんが出掛けた隙に私はヒル王国に帰るための準備を始めた。
「ケアの葉も採って行こう。」
以前アドさんに案内された森に来る。シルクは拷問とかされていないだろうか?薬草は多めに確保したい。
そう思い、以前教えて貰った木を探す。
ガサッ、ガサッ、後ろから数人の足音が聞こえる。
身体強化を使い一気に走り尾行者との距離を開けてから振り返ろうとすると、すぐ背後で気配がする。刹那背中に鋭い痛みが走り、暖かい物が流れる感触がする。
「ルマっ!」
聞き慣れた声がする。シルクだ。私は倒れないよう足に力を入れて踏み留まり声のする方向を見る。
シルクは両手を縛られたまま高く跳ぶとそのまま私を斬った騎士の首を両足で挟むようにして一気に首投げすると、そのまま別の騎士の鳩尾に膝を入れる。
「シルクっ!」
後ろからベンが駆け付けナイフを投げてシルクを縛っていた鎖を切る。間髪入れずにシルクの剣も投げる。シルクは剣を受けとるとそのまま残りの5人の騎士を片付けた。
シルクは暴行を受けたようで、顔も酷く腫れていた。シルクの傷を見た途端怖くなり、私はシルクの元に掛け寄り、今採ったばかりの薬草を渡した後、意識を飛ばした。
★☆★☆★☆
目を覚ましたとき、見慣れない天井だった。
私はベッドに寝ているようで清潔なシーツに包まれていた。
「ルマさん?」
綺麗な女性が声を掛けてくれた。天国だろうか?
ぼんやりした思考の中で、だんだんと倒れる前の記憶が甦る。
「シルクは?」
綺麗な女性に聞いてみる。女性は優しく微笑むと
「呼んでくるわね。」と言って部屋を出ていった。
此処はどこだろう。部屋を見回してみるが、やはり見覚えはない。やがてドアが開きシルクが姿を現した。
「ルマ。心配した。」
シルクは私を抱き寄せると深く息を吐き出して呟いた。その様子でとても心配してくれたことを悟る。
「ごめんなさい。心配かけて・・・」
ふと思い出し、シルクの顔を見て腫れていた頬に手を当てる。
「良かった。傷、治ったんですね。」シルクの綺麗な顔が元に戻りほっとする。
シルクは泣きそうに顔を歪めて
「ルマは背中を切り裂かれて意識を失ってたんです。ルマの方がよっぽど重症で。傷跡が残らないように実家に連れて来たんです。母が回復魔法の使い手ですから。」
私?そういえば背中が痛かったような・・・
「もう傷跡も無いそうですよ。さっき居たのが母です。」
「ありがとう。シルクの傷は?」
「僕の傷も治りました。薬草、ありがとうございます。」
二人とも無事であったことを実感し安堵する。
「シルク。何があったの?」
「僕も油断していたんですが、僕に魔封じの腕輪を使われまして、監禁されていました。」
何てこと。
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