762 / 1,557
外伝 遼州司法局前記 播州愚連隊 第1章 プロローグ
御大将
しおりを挟む
路地から出るとようやく落ち着いた明石は三人のきちんとアイロンの当てられた制服を眺めた。そして急にいたたまれないような気持ちが湧き上がってくるのを感じていた。そして周りの好奇心に満ちた目を見るたびに湧き上がる焦燥感。そして二人の軍服の似合い方を見て分かったとでも言うようにつぶやいた。
「貴様等は軍に残ったんか?」
「まあな。……俺は実はお前を探していたんだ」
別所はそう言うとそのまま先ほどまで明石達の騒動を無視して息を潜めていた闇市の住人の救う市場を出て歩き始めた。海軍のエリート士官の後ろをついて歩くどう見ても堅気に見えない大男にお世辞にもきれいとは言えないが先ほどの市場の混乱に比べればはるかにましな歓楽街を歩く客達は思わず目をそらす。その様子に当の本人の明石が苦笑いを浮かべた。
「まあ大学を出ても仕事も無いしな。闇屋を始めるにも手持ちの金も無いって訳で赤松の大将に拾われたんだ」
そう言ってからからと笑う魚住。帝都六大学野球の最後の対法大戦で気弱な自軍のエースに危険球を投げるようにサインを出したことを思い出してつい明石に笑みがこぼれる。
「闇屋は儲かるか?」
先頭を行く別所が振り向く。明石は答える代わりに左腕に巻かれた金のブランド物の時計を見せる。
「なんだよ!俺も闇屋になるんだったな!」
そう言って明石より頭一つ小さい体の魚住が笑い出す。隣の明石と同じくらいの背格好の人造人間は引きつったような笑いを浮かべていた。
「黒田。闇屋は良いぞ!俺等の仕事じゃ稼ぎなんて高が知れてるからな」
魚住の冗談に困惑した表情の黒田と呼ばれる人造人間。
「ああ、コイツの紹介がまだか。黒田監物大尉殿だ。見ての通りのゲルパルトの『ラストバタリオン』の出身だ」
ゲルパルトの最後の賭けと呼ばれた戦闘用人造人間、『ラストバタリオン』。その存在をまるで知り尽くしているかのようにあっさり紹介してついてくる明石を振り返る別所。黒田はそのまま軽く明石に頭を下げる。
「別所が中佐で、魚住が少佐。ずいぶん階級の安売りをしとんやな海軍も」
皮肉のつもりで言った明石の言葉は魚住の笑いの中に消える。
「先の大戦でほとんどの職業軍人は戦死か追放だからな。俺等みたいな学徒兵上がりも出世は思いのままってところだ……おっとあそこの店だぜ」
魚住が指差したのは傾きそうなバラックに暖簾をかけている串カツ屋だった。戦後の軍に知識の無い明石でも知っている海軍の重鎮の赤松忠満と言う人物の宴席には到底不釣合いな店構えに見える。それを見て明石は立ち止まった。
「今日のところは挨拶だけで……」
昨日、その店にショバ代の件で舎弟に顔を出させたのを思い出し躊躇する明石。
「逃げるなよ」
そう言って別所は明石をにらみつけてきた。かつてマウンドで見た威圧するような視線は今ではさらに凄みを増していた。
「別所さん!御大将がお待ちですよ!」
店の前で雑談していた下士官が別所達を見て声をかけてきた。
「こういう時は度胸だぞ!」
そう言って明石の背を叩く魚住。仕方なく明石は三人のあとに続く。
「別所中佐!この方は?」
腰の拳銃をちらつかせながら下士官は明石を見上げる。明石はその好奇の視線にいらだちながら自分の腕なら殴れば穴が開きそうな壁が目立つ串かつ屋の店を眺めていた。
「大学時代の知り合いだ。有為な人材は逃すなってことだ」
そう言って別所が縄のれんをくぐって店の立て付けの悪い引き戸を開ける。
中には海軍の将校達が串カツを片手に活発に議論を戦わせていた。しかし、別所の顔を見るとすぐに立ち上がり敬礼をする。
明石は自分に場違いな雰囲気に苦笑いを浮かべながら剃り上げられた頭を叩いた。
「お客さんか?晋一、そないにワシを喜ばせても何にもでえへんぞ?」
店の奥で白髪の目立つやつれた顔の店の亭主と雑談をしていた将官の制服に身を包んだ男がカウンターの高い椅子降りてそのまま明石の前に歩み寄ってきた。
「『千手の清海』か……極道にも顔がきくんかいな、晋一は」
そう言って赤松は明石を眺めている。先の地球と遼州星系の戦争で追い詰められていく補給部隊や撤退する輸送艦を護衛して一隻の脱落者も無く護衛駆逐艦の艦隊を率いた男。伝説の策士を目の前に明石はただ呆然と立ち尽くしていた。
「おう、いつまで立っとん?ここ、ここに座れ」
明石はそのままカウンターの手前を叩いて明石を座らせる。人のよさそうな顔に口ひげを蓄え、多少出っ張った腹を叩きつつ店の亭主からコップ酒を受け取る赤松。
「別所!お前等もや」
明石の言葉にカウンターに席を占める別所達。
「この芸州じゃあ帝大出の坊主の倅(せがれ)が肩で風切って歩いとる言う話は聞いとったが、ずいぶんとおとなしいもんやなあ」
一口酒を口に含むと堅苦しい顔の中にめり込んでいるように見える大きな目で別所を見つめる。
「なあに、場所をわきまえているだけでしょう。まさか御大将の目的の一つが人材の一本釣りをは思っていないでしょうからね、こいつは」
別所の口から一本釣りと言う言葉を聞いても明石はまるで理解できなかった。
「お前さんの親分さんな。杯返してくれ言うとったわ。土下座はいらん、とっとと出てけって……なあ!」
そう言ってカウンターの後ろの座敷で議論に明け暮れていた部下達に赤松が目を向けると彼等は笑顔で頷いた。
「破門……なんでワシが?」
闇屋の鉄砲玉からの抜擢。明石はなぜ赤松達が自分にこれほどの好意を赤松が見せるのか理解できなかった。しかもそれが海軍への引き抜きと言うことらしいのでただ呆然と立ち尽くした。
「貴様等は軍に残ったんか?」
「まあな。……俺は実はお前を探していたんだ」
別所はそう言うとそのまま先ほどまで明石達の騒動を無視して息を潜めていた闇市の住人の救う市場を出て歩き始めた。海軍のエリート士官の後ろをついて歩くどう見ても堅気に見えない大男にお世辞にもきれいとは言えないが先ほどの市場の混乱に比べればはるかにましな歓楽街を歩く客達は思わず目をそらす。その様子に当の本人の明石が苦笑いを浮かべた。
「まあ大学を出ても仕事も無いしな。闇屋を始めるにも手持ちの金も無いって訳で赤松の大将に拾われたんだ」
そう言ってからからと笑う魚住。帝都六大学野球の最後の対法大戦で気弱な自軍のエースに危険球を投げるようにサインを出したことを思い出してつい明石に笑みがこぼれる。
「闇屋は儲かるか?」
先頭を行く別所が振り向く。明石は答える代わりに左腕に巻かれた金のブランド物の時計を見せる。
「なんだよ!俺も闇屋になるんだったな!」
そう言って明石より頭一つ小さい体の魚住が笑い出す。隣の明石と同じくらいの背格好の人造人間は引きつったような笑いを浮かべていた。
「黒田。闇屋は良いぞ!俺等の仕事じゃ稼ぎなんて高が知れてるからな」
魚住の冗談に困惑した表情の黒田と呼ばれる人造人間。
「ああ、コイツの紹介がまだか。黒田監物大尉殿だ。見ての通りのゲルパルトの『ラストバタリオン』の出身だ」
ゲルパルトの最後の賭けと呼ばれた戦闘用人造人間、『ラストバタリオン』。その存在をまるで知り尽くしているかのようにあっさり紹介してついてくる明石を振り返る別所。黒田はそのまま軽く明石に頭を下げる。
「別所が中佐で、魚住が少佐。ずいぶん階級の安売りをしとんやな海軍も」
皮肉のつもりで言った明石の言葉は魚住の笑いの中に消える。
「先の大戦でほとんどの職業軍人は戦死か追放だからな。俺等みたいな学徒兵上がりも出世は思いのままってところだ……おっとあそこの店だぜ」
魚住が指差したのは傾きそうなバラックに暖簾をかけている串カツ屋だった。戦後の軍に知識の無い明石でも知っている海軍の重鎮の赤松忠満と言う人物の宴席には到底不釣合いな店構えに見える。それを見て明石は立ち止まった。
「今日のところは挨拶だけで……」
昨日、その店にショバ代の件で舎弟に顔を出させたのを思い出し躊躇する明石。
「逃げるなよ」
そう言って別所は明石をにらみつけてきた。かつてマウンドで見た威圧するような視線は今ではさらに凄みを増していた。
「別所さん!御大将がお待ちですよ!」
店の前で雑談していた下士官が別所達を見て声をかけてきた。
「こういう時は度胸だぞ!」
そう言って明石の背を叩く魚住。仕方なく明石は三人のあとに続く。
「別所中佐!この方は?」
腰の拳銃をちらつかせながら下士官は明石を見上げる。明石はその好奇の視線にいらだちながら自分の腕なら殴れば穴が開きそうな壁が目立つ串かつ屋の店を眺めていた。
「大学時代の知り合いだ。有為な人材は逃すなってことだ」
そう言って別所が縄のれんをくぐって店の立て付けの悪い引き戸を開ける。
中には海軍の将校達が串カツを片手に活発に議論を戦わせていた。しかし、別所の顔を見るとすぐに立ち上がり敬礼をする。
明石は自分に場違いな雰囲気に苦笑いを浮かべながら剃り上げられた頭を叩いた。
「お客さんか?晋一、そないにワシを喜ばせても何にもでえへんぞ?」
店の奥で白髪の目立つやつれた顔の店の亭主と雑談をしていた将官の制服に身を包んだ男がカウンターの高い椅子降りてそのまま明石の前に歩み寄ってきた。
「『千手の清海』か……極道にも顔がきくんかいな、晋一は」
そう言って赤松は明石を眺めている。先の地球と遼州星系の戦争で追い詰められていく補給部隊や撤退する輸送艦を護衛して一隻の脱落者も無く護衛駆逐艦の艦隊を率いた男。伝説の策士を目の前に明石はただ呆然と立ち尽くしていた。
「おう、いつまで立っとん?ここ、ここに座れ」
明石はそのままカウンターの手前を叩いて明石を座らせる。人のよさそうな顔に口ひげを蓄え、多少出っ張った腹を叩きつつ店の亭主からコップ酒を受け取る赤松。
「別所!お前等もや」
明石の言葉にカウンターに席を占める別所達。
「この芸州じゃあ帝大出の坊主の倅(せがれ)が肩で風切って歩いとる言う話は聞いとったが、ずいぶんとおとなしいもんやなあ」
一口酒を口に含むと堅苦しい顔の中にめり込んでいるように見える大きな目で別所を見つめる。
「なあに、場所をわきまえているだけでしょう。まさか御大将の目的の一つが人材の一本釣りをは思っていないでしょうからね、こいつは」
別所の口から一本釣りと言う言葉を聞いても明石はまるで理解できなかった。
「お前さんの親分さんな。杯返してくれ言うとったわ。土下座はいらん、とっとと出てけって……なあ!」
そう言ってカウンターの後ろの座敷で議論に明け暮れていた部下達に赤松が目を向けると彼等は笑顔で頷いた。
「破門……なんでワシが?」
闇屋の鉄砲玉からの抜擢。明石はなぜ赤松達が自分にこれほどの好意を赤松が見せるのか理解できなかった。しかもそれが海軍への引き抜きと言うことらしいのでただ呆然と立ち尽くした。
10
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
時き継幻想フララジカ
日奈 うさぎ
ファンタジー
少年はひたすら逃げた。突如変わり果てた街で、死を振り撒く異形から。そして逃げた先に待っていたのは絶望では無く、一振りの希望――魔剣――だった。 逃げた先で出会った大男からその希望を託された時、特別ではなかった少年の運命は世界の命運を懸ける程に大きくなっていく。
なれば〝ヒト〟よ知れ、少年の掴む世界の運命を。
銘無き少年は今より、現想神話を紡ぐ英雄とならん。
時き継幻想(ときつげんそう)フララジカ―――世界は緩やかに混ざり合う。
【概要】
主人公・藤咲勇が少女・田中茶奈と出会い、更に多くの人々とも心を交わして成長し、世界を救うまでに至る現代ファンタジー群像劇です。
現代を舞台にしながらも出てくる新しい現象や文化を彼等の目を通してご覧ください。
忘却の艦隊
KeyBow
SF
新設された超弩級砲艦を旗艦とし新造艦と老朽艦の入れ替え任務に就いていたが、駐留基地に入るには数が多く、月の1つにて物資と人員の入れ替えを行っていた。
大型輸送艦は工作艦を兼ねた。
総勢250艦の航宙艦は退役艦が110艦、入れ替え用が同数。
残り30艦は増強に伴い新規配備される艦だった。
輸送任務の最先任士官は大佐。
新造砲艦の設計にも関わり、旗艦の引き渡しのついでに他の艦の指揮も執り行っていた。
本来艦隊の指揮は少将以上だが、輸送任務の為、設計に関わった大佐が任命された。
他に星系防衛の指揮官として少将と、退役間近の大将とその副官や副長が視察の為便乗していた。
公安に近い監査だった。
しかし、この2名とその側近はこの艦隊及び駐留艦隊の指揮系統から外れている。
そんな人員の載せ替えが半分ほど行われた時に中緊急警報が鳴り、ライナン星系第3惑星より緊急の救援要請が入る。
機転を利かせ砲艦で敵の大半を仕留めるも、苦し紛れに敵は主系列星を人口ブラックホールにしてしまった。
完全にブラックホールに成長し、その重力から逃れられないようになるまで数分しか猶予が無かった。
意図しない戦闘の影響から士気はだだ下がり。そのブラックホールから逃れる為、禁止されている重力ジャンプを敢行する。
恒星から近い距離では禁止されているし、システム的にも不可だった。
なんとか制限内に解除し、重力ジャンプを敢行した。
しかし、禁止されているその理由通りの状況に陥った。
艦隊ごとセットした座標からズレ、恒星から数光年離れた所にジャンプし【ワープのような架空の移動方法】、再び重力ジャンプ可能な所まで移動するのに33年程掛かる。
そんな中忘れ去られた艦隊が33年の月日の後、本星へと帰還を目指す。
果たして彼らは帰還できるのか?
帰還出来たとして彼らに待ち受ける運命は?
織田信長 -尾州払暁-
藪から犬
歴史・時代
織田信長は、戦国の世における天下統一の先駆者として一般に強くイメージされますが、当然ながら、生まれついてそうであるわけはありません。
守護代・織田大和守家の家来(傍流)である弾正忠家の家督を継承してから、およそ14年間を尾張(現・愛知県西部)の平定に費やしています。そして、そのほとんどが一族間での骨肉の争いであり、一歩踏み外せば死に直結するような、四面楚歌の道のりでした。
織田信長という人間を考えるとき、この彼の青春時代というのは非常に色濃く映ります。
そこで、本作では、天文16年(1547年)~永禄3年(1560年)までの13年間の織田信長の足跡を小説としてじっくりとなぞってみようと思いたった次第です。
毎週の月曜日00:00に次話公開を目指しています。
スローペースの拙稿ではありますが、お付き合いいただければ嬉しいです。
(2022.04.04)
※信長公記を下地としていますが諸出来事の年次比定を含め随所に著者の創作および定説ではない解釈等がありますのでご承知置きください。
※アルファポリスの仕様上、「HOTランキング用ジャンル選択」欄を「男性向け」に設定していますが、区別する意図はとくにありません。
完結 シシルナ島物語 少年薬師ノルド/ 荷運び人ノルド 蠱惑の魔剣
織部
ファンタジー
ノルドは、古き風の島、正式名称シシルナ・アエリア・エルダで育った。母セラと二人きりで暮らし。
背は低く猫背で、隻眼で、両手は動くものの、左腕は上がらず、左足もほとんど動かない、生まれつき障害を抱えていた。
母セラもまた、頭に毒薬を浴びたような痣がある。彼女はスカーフで頭を覆い、人目を避けてひっそりと暮らしていた。
セラ親子がシシルナ島に渡ってきたのは、ノルドがわずか2歳の時だった。
彼の中で最も古い記憶。船のデッキで、母セラに抱かれながら、この新たな島がゆっくりと近づいてくるのを見つめた瞬間だ。
セラの腕の中で、ぽつりと一言、彼がつぶやく。
「セラ、ウミ」
「ええ、そうよ。海」
ノルドの成長譚と冒険譚の物語が開幕します!
カクヨム様 小説家になろう様でも掲載しております。
召喚学園で始める最強英雄譚~仲間と共に少年は最強へ至る~
さとう
ファンタジー
生まれながらにして身に宿る『召喚獣』を使役する『召喚師』
誰もが持つ召喚獣は、様々な能力を持ったよきパートナーであり、位の高い召喚獣ほど持つ者は強く、憧れの存在である。
辺境貴族リグヴェータ家の末っ子アルフェンの召喚獣は最低も最低、手のひらに乗る小さな『モグラ』だった。アルフェンは、兄や姉からは蔑まれ、両親からは冷遇される生活を送っていた。
だが十五歳になり、高位な召喚獣を宿す幼馴染のフェニアと共に召喚学園の『アースガルズ召喚学園』に通うことになる。
学園でも蔑まれるアルフェン。秀な兄や姉、強くなっていく幼馴染、そしてアルフェンと同じ最底辺の仲間たち。同じレベルの仲間と共に絆を深め、一時の平穏を手に入れる
これは、全てを失う少年が最強の力を手に入れ、学園生活を送る物語。
英雄召喚〜帝国貴族の異世界統一戦記〜
駄作ハル
ファンタジー
異世界の大貴族レオ=ウィルフリードとして転生した平凡サラリーマン。
しかし、待っていたのは平和な日常などではなかった。急速な領土拡大を目論む帝国の貴族としての日々は、戦いの連続であった───
そんなレオに与えられたスキル『英雄召喚』。それは現世で英雄と呼ばれる人々を呼び出す能力。『鬼の副長』土方歳三、『臥龍』所轄孔明、『空の魔王』ハンス=ウルリッヒ・ルーデル、『革命の申し子』ナポレオン・ボナパルト、『万能人』レオナルド・ダ・ヴィンチ。
前世からの知識と英雄たちの逸話にまつわる能力を使い、大切な人を守るべく争いにまみれた異世界に平和をもたらす為の戦いが幕を開ける!
完結まで毎日投稿!
滝川家の人びと
卯花月影
歴史・時代
勝利のために走るのではない。
生きるために走る者は、
傷を負いながらも、歩みを止めない。
戦国という時代の只中で、
彼らは何を失い、
走り続けたのか。
滝川一益と、その郎党。
これは、勝者の物語ではない。
生き延びた者たちの記録である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる