769 / 1,557
第4章 動き出す時代
皇帝即位
しおりを挟む
そんなある日のこと、非番で部屋で法律書と格闘していた明石の部屋のふすまを許しも得ずに開くものがいた。
「おい、聞いたか?」
それは魚住だった。明石はめんどくさいと言うように振り返り、浴衣の襟をそろえて難しそうな面をしている魚住を見上げる。小柄な魚住とはいえ、机の前の座布団に正座している明石よりははるかに高い。だが、そのまま魚住は明石の視線に目を合わせるようにして息を整えた。
「なんや、騒ぐだけ騒いでだんまりかいな」
明石の言葉を無視して呼吸を整える魚住。
「いいか、落ち着いて聞けよ」
「それよりお前が落ち着かんかい」
明石の皮肉に口元を緩める魚住。
「遼州の……政務軍事同盟が発足した」
魚住の言葉に明石はただ意味が分からないと言う顔をして見せるしかなかった。
「魚の字。同盟?どことどこが同盟を結んだんや?遼州ってもいろいろ国があるやろ……それに状況がつかめんのやったらテレビを見たほうがましやん」
そう明石に言われて気がついたように頭を掻く魚住。
「まあ、順を追って話すぞ。まず先週、嵯峨の大公が遼南皇帝に即位しただろ?」
「兄貴の西園寺公が烏丸首相に即位式に出るなって噛み付いてもめた件か」
明石はそこまで聞いて嫌な予感に包まれた。西園寺兄弟。兄西園寺基義と弟嵯峨惟基は犬猿の仲と思われていた。西園寺の家中が基義と一蓮托生と覚悟しているのに嵯峨家家中は筆頭の被官、地下家の佐賀高家は烏丸派でも有力な勢力を保ち、その弟で分家の醍醐文隆は西園寺基義の陸軍における橋頭堡のような立場だった。嵯峨家の領邦は胡州の人口の半分を占める大身である、その帰趨が大きな意味を持っていることは明石も十分承知していた。
「言い出したのは遼南皇帝嵯峨……今はムジャンタ・ラスコー陛下だな。そして内戦中に懇意だった遼北人民共和国も加入の宣言をした。さらに東和共和国まで発足宣言を出しる。そしてそのまま三首脳の連盟の声明で現在遼州星系の各国に参加を要請中だ。遼州の衛星の大麗民国と崑崙大陸西部の西モスレム首長国連邦は現在事務手続き中、ベルルカン大陸や南方諸島の小国もほとんどが加盟を公言しているぞ」
ようやく座布団を取って腰を落ち着けた魚住を明石はめんどくさそうに見つめた。
「なんや、みんな仲良くってことやんか?ええこっちゃ」
そう言って再び机に向かおうとする明石の肩を叩く魚住。
「馬鹿野郎!そんな単純な話じゃないぞ!烏丸内閣は加盟に向けての法制度の整備に動き出した」
「だから良いことやん」
「いいから、聞けよ。烏丸首相の狙いは地球から押し付けられた身分制度改革の白紙撤回だ。同盟に参加すれば地球から押し付けられた約束は反故にしてもかまわないと言う世論が形成される。そうなれば……」
「俺達は失業だ。貴族の腰ぎんちゃくになりきれない兵士はお払い箱だろうな」
そう言って入ってきたのは別所だった。珍しく気を利かせたように一升瓶を抱えた黒田が続いてくる。
「なんでや?みんな仲良う遼州同盟。仲良きことは美しきかなって言うやん」
明石も本気でそうは思ってはいなかったがつい不機嫌にそうつぶやいていた。
「再び敗戦前の貴族の栄光を手に入れようって奴が旗を振っているとしてもか?無理だな。それまで下級貴族が担ってきた官僚制度はすでに平民に開かれている。軍もそうだ。もはや貴族の特権は年金と一部の名誉職の優先権くらいだ。どちらも国家の益になると言うより無駄な出費と言った方が的を得ている。烏丸政権の政策では同盟のお荷物になるのが目に見えているぜ……それ以前に門前払いで『やはり胡州は孤高の大国だ』とか変な自画自賛がネットで駆け回るんじゃないか?」
そう言いながら別所が腰を落ち着ける。着いてきた黒田が茶碗を配る。そして酒瓶を受け取った魚住がそれを注いで回る。
「その同盟のスローガンが問題やな……その嵯峨って男はどうなん?」
明石はそう言うと別所を見つめた。二年前まで行なわれていた遼南内戦中に別所は嵯峨の動向を探るために遼南に潜入した実績があることは話に聞いていた。
「わからん」
それだけ言うと別所は酒を煽った。明らかに理知的な医師の資格を持つ別所らしくないところを見つけて明石はこの冷静な男が焦りを隠せないでいることを見抜いた。
「しかし……嵯峨大佐は本来胡州の軍人だ。それなのになんでそれなら胡州を真っ先に誘わないのかね。烏丸派の貴族の復興が不可能で兄貴も信用が置けないなら同盟参加を呼びかけたら烏丸さんはほいほい付いてくるぞ。しかも西園寺卿は頭の切れる人だ。今、胡州に楔を打てば遼南の同盟内部での政治的地位は高まるだろうしな……まあ胡州は加盟の条件で揉めて自滅することは必至だが」
魚住の言葉に黒田も頷いた。権力基盤が脆弱な遼南朝廷にとって外交での成果は政権の、いや国家の存亡にかかわる重大事件のはずである。胡州に同盟参加を持ちかけたとすれば西園寺派が議会を動かして時期尚早で拒否するにしても、烏丸派が治安部隊でも動かして議会を先に制圧して加盟を強行したにしても、遼南は不安定な胡州を批判しながら一気に遼州同盟内部での主導権を握ることができる可能性も残されているはずだった。外交の勝利が脆弱な支持基盤を強化することになる。そんな政治的常識は四人とも十分に理解していた。
「おい、聞いたか?」
それは魚住だった。明石はめんどくさいと言うように振り返り、浴衣の襟をそろえて難しそうな面をしている魚住を見上げる。小柄な魚住とはいえ、机の前の座布団に正座している明石よりははるかに高い。だが、そのまま魚住は明石の視線に目を合わせるようにして息を整えた。
「なんや、騒ぐだけ騒いでだんまりかいな」
明石の言葉を無視して呼吸を整える魚住。
「いいか、落ち着いて聞けよ」
「それよりお前が落ち着かんかい」
明石の皮肉に口元を緩める魚住。
「遼州の……政務軍事同盟が発足した」
魚住の言葉に明石はただ意味が分からないと言う顔をして見せるしかなかった。
「魚の字。同盟?どことどこが同盟を結んだんや?遼州ってもいろいろ国があるやろ……それに状況がつかめんのやったらテレビを見たほうがましやん」
そう明石に言われて気がついたように頭を掻く魚住。
「まあ、順を追って話すぞ。まず先週、嵯峨の大公が遼南皇帝に即位しただろ?」
「兄貴の西園寺公が烏丸首相に即位式に出るなって噛み付いてもめた件か」
明石はそこまで聞いて嫌な予感に包まれた。西園寺兄弟。兄西園寺基義と弟嵯峨惟基は犬猿の仲と思われていた。西園寺の家中が基義と一蓮托生と覚悟しているのに嵯峨家家中は筆頭の被官、地下家の佐賀高家は烏丸派でも有力な勢力を保ち、その弟で分家の醍醐文隆は西園寺基義の陸軍における橋頭堡のような立場だった。嵯峨家の領邦は胡州の人口の半分を占める大身である、その帰趨が大きな意味を持っていることは明石も十分承知していた。
「言い出したのは遼南皇帝嵯峨……今はムジャンタ・ラスコー陛下だな。そして内戦中に懇意だった遼北人民共和国も加入の宣言をした。さらに東和共和国まで発足宣言を出しる。そしてそのまま三首脳の連盟の声明で現在遼州星系の各国に参加を要請中だ。遼州の衛星の大麗民国と崑崙大陸西部の西モスレム首長国連邦は現在事務手続き中、ベルルカン大陸や南方諸島の小国もほとんどが加盟を公言しているぞ」
ようやく座布団を取って腰を落ち着けた魚住を明石はめんどくさそうに見つめた。
「なんや、みんな仲良くってことやんか?ええこっちゃ」
そう言って再び机に向かおうとする明石の肩を叩く魚住。
「馬鹿野郎!そんな単純な話じゃないぞ!烏丸内閣は加盟に向けての法制度の整備に動き出した」
「だから良いことやん」
「いいから、聞けよ。烏丸首相の狙いは地球から押し付けられた身分制度改革の白紙撤回だ。同盟に参加すれば地球から押し付けられた約束は反故にしてもかまわないと言う世論が形成される。そうなれば……」
「俺達は失業だ。貴族の腰ぎんちゃくになりきれない兵士はお払い箱だろうな」
そう言って入ってきたのは別所だった。珍しく気を利かせたように一升瓶を抱えた黒田が続いてくる。
「なんでや?みんな仲良う遼州同盟。仲良きことは美しきかなって言うやん」
明石も本気でそうは思ってはいなかったがつい不機嫌にそうつぶやいていた。
「再び敗戦前の貴族の栄光を手に入れようって奴が旗を振っているとしてもか?無理だな。それまで下級貴族が担ってきた官僚制度はすでに平民に開かれている。軍もそうだ。もはや貴族の特権は年金と一部の名誉職の優先権くらいだ。どちらも国家の益になると言うより無駄な出費と言った方が的を得ている。烏丸政権の政策では同盟のお荷物になるのが目に見えているぜ……それ以前に門前払いで『やはり胡州は孤高の大国だ』とか変な自画自賛がネットで駆け回るんじゃないか?」
そう言いながら別所が腰を落ち着ける。着いてきた黒田が茶碗を配る。そして酒瓶を受け取った魚住がそれを注いで回る。
「その同盟のスローガンが問題やな……その嵯峨って男はどうなん?」
明石はそう言うと別所を見つめた。二年前まで行なわれていた遼南内戦中に別所は嵯峨の動向を探るために遼南に潜入した実績があることは話に聞いていた。
「わからん」
それだけ言うと別所は酒を煽った。明らかに理知的な医師の資格を持つ別所らしくないところを見つけて明石はこの冷静な男が焦りを隠せないでいることを見抜いた。
「しかし……嵯峨大佐は本来胡州の軍人だ。それなのになんでそれなら胡州を真っ先に誘わないのかね。烏丸派の貴族の復興が不可能で兄貴も信用が置けないなら同盟参加を呼びかけたら烏丸さんはほいほい付いてくるぞ。しかも西園寺卿は頭の切れる人だ。今、胡州に楔を打てば遼南の同盟内部での政治的地位は高まるだろうしな……まあ胡州は加盟の条件で揉めて自滅することは必至だが」
魚住の言葉に黒田も頷いた。権力基盤が脆弱な遼南朝廷にとって外交での成果は政権の、いや国家の存亡にかかわる重大事件のはずである。胡州に同盟参加を持ちかけたとすれば西園寺派が議会を動かして時期尚早で拒否するにしても、烏丸派が治安部隊でも動かして議会を先に制圧して加盟を強行したにしても、遼南は不安定な胡州を批判しながら一気に遼州同盟内部での主導権を握ることができる可能性も残されているはずだった。外交の勝利が脆弱な支持基盤を強化することになる。そんな政治的常識は四人とも十分に理解していた。
10
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
時き継幻想フララジカ
日奈 うさぎ
ファンタジー
少年はひたすら逃げた。突如変わり果てた街で、死を振り撒く異形から。そして逃げた先に待っていたのは絶望では無く、一振りの希望――魔剣――だった。 逃げた先で出会った大男からその希望を託された時、特別ではなかった少年の運命は世界の命運を懸ける程に大きくなっていく。
なれば〝ヒト〟よ知れ、少年の掴む世界の運命を。
銘無き少年は今より、現想神話を紡ぐ英雄とならん。
時き継幻想(ときつげんそう)フララジカ―――世界は緩やかに混ざり合う。
【概要】
主人公・藤咲勇が少女・田中茶奈と出会い、更に多くの人々とも心を交わして成長し、世界を救うまでに至る現代ファンタジー群像劇です。
現代を舞台にしながらも出てくる新しい現象や文化を彼等の目を通してご覧ください。
忘却の艦隊
KeyBow
SF
新設された超弩級砲艦を旗艦とし新造艦と老朽艦の入れ替え任務に就いていたが、駐留基地に入るには数が多く、月の1つにて物資と人員の入れ替えを行っていた。
大型輸送艦は工作艦を兼ねた。
総勢250艦の航宙艦は退役艦が110艦、入れ替え用が同数。
残り30艦は増強に伴い新規配備される艦だった。
輸送任務の最先任士官は大佐。
新造砲艦の設計にも関わり、旗艦の引き渡しのついでに他の艦の指揮も執り行っていた。
本来艦隊の指揮は少将以上だが、輸送任務の為、設計に関わった大佐が任命された。
他に星系防衛の指揮官として少将と、退役間近の大将とその副官や副長が視察の為便乗していた。
公安に近い監査だった。
しかし、この2名とその側近はこの艦隊及び駐留艦隊の指揮系統から外れている。
そんな人員の載せ替えが半分ほど行われた時に中緊急警報が鳴り、ライナン星系第3惑星より緊急の救援要請が入る。
機転を利かせ砲艦で敵の大半を仕留めるも、苦し紛れに敵は主系列星を人口ブラックホールにしてしまった。
完全にブラックホールに成長し、その重力から逃れられないようになるまで数分しか猶予が無かった。
意図しない戦闘の影響から士気はだだ下がり。そのブラックホールから逃れる為、禁止されている重力ジャンプを敢行する。
恒星から近い距離では禁止されているし、システム的にも不可だった。
なんとか制限内に解除し、重力ジャンプを敢行した。
しかし、禁止されているその理由通りの状況に陥った。
艦隊ごとセットした座標からズレ、恒星から数光年離れた所にジャンプし【ワープのような架空の移動方法】、再び重力ジャンプ可能な所まで移動するのに33年程掛かる。
そんな中忘れ去られた艦隊が33年の月日の後、本星へと帰還を目指す。
果たして彼らは帰還できるのか?
帰還出来たとして彼らに待ち受ける運命は?
織田信長 -尾州払暁-
藪から犬
歴史・時代
織田信長は、戦国の世における天下統一の先駆者として一般に強くイメージされますが、当然ながら、生まれついてそうであるわけはありません。
守護代・織田大和守家の家来(傍流)である弾正忠家の家督を継承してから、およそ14年間を尾張(現・愛知県西部)の平定に費やしています。そして、そのほとんどが一族間での骨肉の争いであり、一歩踏み外せば死に直結するような、四面楚歌の道のりでした。
織田信長という人間を考えるとき、この彼の青春時代というのは非常に色濃く映ります。
そこで、本作では、天文16年(1547年)~永禄3年(1560年)までの13年間の織田信長の足跡を小説としてじっくりとなぞってみようと思いたった次第です。
毎週の月曜日00:00に次話公開を目指しています。
スローペースの拙稿ではありますが、お付き合いいただければ嬉しいです。
(2022.04.04)
※信長公記を下地としていますが諸出来事の年次比定を含め随所に著者の創作および定説ではない解釈等がありますのでご承知置きください。
※アルファポリスの仕様上、「HOTランキング用ジャンル選択」欄を「男性向け」に設定していますが、区別する意図はとくにありません。
完結 シシルナ島物語 少年薬師ノルド/ 荷運び人ノルド 蠱惑の魔剣
織部
ファンタジー
ノルドは、古き風の島、正式名称シシルナ・アエリア・エルダで育った。母セラと二人きりで暮らし。
背は低く猫背で、隻眼で、両手は動くものの、左腕は上がらず、左足もほとんど動かない、生まれつき障害を抱えていた。
母セラもまた、頭に毒薬を浴びたような痣がある。彼女はスカーフで頭を覆い、人目を避けてひっそりと暮らしていた。
セラ親子がシシルナ島に渡ってきたのは、ノルドがわずか2歳の時だった。
彼の中で最も古い記憶。船のデッキで、母セラに抱かれながら、この新たな島がゆっくりと近づいてくるのを見つめた瞬間だ。
セラの腕の中で、ぽつりと一言、彼がつぶやく。
「セラ、ウミ」
「ええ、そうよ。海」
ノルドの成長譚と冒険譚の物語が開幕します!
カクヨム様 小説家になろう様でも掲載しております。
召喚学園で始める最強英雄譚~仲間と共に少年は最強へ至る~
さとう
ファンタジー
生まれながらにして身に宿る『召喚獣』を使役する『召喚師』
誰もが持つ召喚獣は、様々な能力を持ったよきパートナーであり、位の高い召喚獣ほど持つ者は強く、憧れの存在である。
辺境貴族リグヴェータ家の末っ子アルフェンの召喚獣は最低も最低、手のひらに乗る小さな『モグラ』だった。アルフェンは、兄や姉からは蔑まれ、両親からは冷遇される生活を送っていた。
だが十五歳になり、高位な召喚獣を宿す幼馴染のフェニアと共に召喚学園の『アースガルズ召喚学園』に通うことになる。
学園でも蔑まれるアルフェン。秀な兄や姉、強くなっていく幼馴染、そしてアルフェンと同じ最底辺の仲間たち。同じレベルの仲間と共に絆を深め、一時の平穏を手に入れる
これは、全てを失う少年が最強の力を手に入れ、学園生活を送る物語。
英雄召喚〜帝国貴族の異世界統一戦記〜
駄作ハル
ファンタジー
異世界の大貴族レオ=ウィルフリードとして転生した平凡サラリーマン。
しかし、待っていたのは平和な日常などではなかった。急速な領土拡大を目論む帝国の貴族としての日々は、戦いの連続であった───
そんなレオに与えられたスキル『英雄召喚』。それは現世で英雄と呼ばれる人々を呼び出す能力。『鬼の副長』土方歳三、『臥龍』所轄孔明、『空の魔王』ハンス=ウルリッヒ・ルーデル、『革命の申し子』ナポレオン・ボナパルト、『万能人』レオナルド・ダ・ヴィンチ。
前世からの知識と英雄たちの逸話にまつわる能力を使い、大切な人を守るべく争いにまみれた異世界に平和をもたらす為の戦いが幕を開ける!
完結まで毎日投稿!
滝川家の人びと
卯花月影
歴史・時代
勝利のために走るのではない。
生きるために走る者は、
傷を負いながらも、歩みを止めない。
戦国という時代の只中で、
彼らは何を失い、
走り続けたのか。
滝川一益と、その郎党。
これは、勝者の物語ではない。
生き延びた者たちの記録である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる