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帰ってくる問題児
第22話 突然現れた馬鹿
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「あら……皆さんお揃いですのね」
突然背中から声をかけられて誠達は後ろを振り返った。
そこにはさもそれが当然というように満足げな笑みを浮かべた麗子が立っている。あまりにも突然の登場に誠はただ立ち尽くすことしかできなかった。
「いつ戻ったんだ?オメエ」
「今ちょうど付きましたの……美味しいお寿司でしたわよ。ネタも最高で……こんな田舎で食べられるなんて思ってもみませんでしたわ」
「そりゃあ良かったねー……ちっちゃい姐御も大喜びだわ」
嬉しそうに話す麗子の言葉をかなめは表情一つ変えずに聞き流した。
「シミュレータルームですの?これは監査のし甲斐がありそうですわね」
「そうだ……ちゃんと書いてあんだろ、そこに」
驚くかなめをしり目に麗子は平然とそう言ってのけた。
「やっぱりラッキーなのね、田安中佐は現れるタイミングまでナイスだわ」
アメリアは半分呆れながらそう言ってドアを開けた。
「しゃあねえなあ……入るぞ」
かなめはそう言ってシミュレーションルームのオートのドアに手をかけた。
中にはシミュレータのマシンが並んでいる。全部で8機あるが、うち手前のモノは小さいラン専用で一番奥のモノが全身サイボーグであるかなめの専用のマシンだった。
「それにしてもなんで女の子の絵が貼ってありますの?」
麗子は薄笑いを浮かべながらそう言って部屋の中央でマシンを見渡す。麗子の指摘通り部屋のあちこちにかわいらしい女の子のステッカーが貼ってあった。
「それは……なんと言いますか……」
貼ってあるステッカーのデザインを手がけた誠は照れ笑いを浮かべながらそう返した。
「これは……かわいいですわね!」
麗子は満足げにそう言うと誠の顔をまじまじと見つめた。どやされると思っていた誠は麗子の意外な反応にただ苦笑いを返すばかりだった。
「ありがとうございます」
「神前曹長がお描きになったの?」
「ええまあ……」
すっかり気に入ったような感じの麗子に誠は照れながらそう言った。すべてがオリジナルキャラでアメリアに乗せられて酔った勢いで描いた作品ばかりなので面と向かって言われると恥ずかしいモノだった。
「私も描いていただけませんか?今すぐとは言いませんが」
「はい……分かりました」
大きなカメラで写真を撮り続ける鳥居を無視して誠は麗子に約束した。
「そんなことより……やってくか?シミュレータ」
かなめはニヤニヤ笑いながら麗子を挑発する。
「私はパイロットではありませんもの……でも……少しくらいは良いですわよね?かなめさんが相手をしてくれますの?」
麗子は少し興味深げにカウラがいつも使っている二台目のマシンに乗り込もうとした。
「壊さないでくれよ……電子戦用の機器はデリケートなんだ。ゲームセンターじゃ無いんだからな、ここは」
そう言いながらカウラはそのまま管制室に足を向ける。
「対戦相手は……神前。オメエだ」
かなめは当然のように誠を指名した。それまで自分の描いたステッカーに気を取られていた誠は突然の指名に驚いて見せた。
「でも……一応、僕は正規のパイロットですから……一応……下手ですけど、操縦」
「だから手加減してやれって言ってんの!まあ法術無しの神前相手に手こずるようならアタシなんかの敵じゃねえがな!初心者同士仲良くやんな!」
かなめはそう言ってシミュレータに乗り込もうとする麗子に笑いかけた。
「見てらっしゃい!才能の違いと言う奴をご覧いただくことになりますわ」
それだけ言うと麗子はシミュレータに乗り込む。それを見た誠は気乗りしない調子で自分がいつも使っているその隣のシミュレータに乗り込んだ。
「へいへい見せてもらいますよ……神前。負けたら殺すから」
かなめは物騒な捨て台詞を残すと管制室に足を向けた。誠はかなめの普段の言動から本当に殺されかねない恐怖と戦いながら自分がいつも使っている三機目のシミュレータに乗り込んだ。
突然背中から声をかけられて誠達は後ろを振り返った。
そこにはさもそれが当然というように満足げな笑みを浮かべた麗子が立っている。あまりにも突然の登場に誠はただ立ち尽くすことしかできなかった。
「いつ戻ったんだ?オメエ」
「今ちょうど付きましたの……美味しいお寿司でしたわよ。ネタも最高で……こんな田舎で食べられるなんて思ってもみませんでしたわ」
「そりゃあ良かったねー……ちっちゃい姐御も大喜びだわ」
嬉しそうに話す麗子の言葉をかなめは表情一つ変えずに聞き流した。
「シミュレータルームですの?これは監査のし甲斐がありそうですわね」
「そうだ……ちゃんと書いてあんだろ、そこに」
驚くかなめをしり目に麗子は平然とそう言ってのけた。
「やっぱりラッキーなのね、田安中佐は現れるタイミングまでナイスだわ」
アメリアは半分呆れながらそう言ってドアを開けた。
「しゃあねえなあ……入るぞ」
かなめはそう言ってシミュレーションルームのオートのドアに手をかけた。
中にはシミュレータのマシンが並んでいる。全部で8機あるが、うち手前のモノは小さいラン専用で一番奥のモノが全身サイボーグであるかなめの専用のマシンだった。
「それにしてもなんで女の子の絵が貼ってありますの?」
麗子は薄笑いを浮かべながらそう言って部屋の中央でマシンを見渡す。麗子の指摘通り部屋のあちこちにかわいらしい女の子のステッカーが貼ってあった。
「それは……なんと言いますか……」
貼ってあるステッカーのデザインを手がけた誠は照れ笑いを浮かべながらそう返した。
「これは……かわいいですわね!」
麗子は満足げにそう言うと誠の顔をまじまじと見つめた。どやされると思っていた誠は麗子の意外な反応にただ苦笑いを返すばかりだった。
「ありがとうございます」
「神前曹長がお描きになったの?」
「ええまあ……」
すっかり気に入ったような感じの麗子に誠は照れながらそう言った。すべてがオリジナルキャラでアメリアに乗せられて酔った勢いで描いた作品ばかりなので面と向かって言われると恥ずかしいモノだった。
「私も描いていただけませんか?今すぐとは言いませんが」
「はい……分かりました」
大きなカメラで写真を撮り続ける鳥居を無視して誠は麗子に約束した。
「そんなことより……やってくか?シミュレータ」
かなめはニヤニヤ笑いながら麗子を挑発する。
「私はパイロットではありませんもの……でも……少しくらいは良いですわよね?かなめさんが相手をしてくれますの?」
麗子は少し興味深げにカウラがいつも使っている二台目のマシンに乗り込もうとした。
「壊さないでくれよ……電子戦用の機器はデリケートなんだ。ゲームセンターじゃ無いんだからな、ここは」
そう言いながらカウラはそのまま管制室に足を向ける。
「対戦相手は……神前。オメエだ」
かなめは当然のように誠を指名した。それまで自分の描いたステッカーに気を取られていた誠は突然の指名に驚いて見せた。
「でも……一応、僕は正規のパイロットですから……一応……下手ですけど、操縦」
「だから手加減してやれって言ってんの!まあ法術無しの神前相手に手こずるようならアタシなんかの敵じゃねえがな!初心者同士仲良くやんな!」
かなめはそう言ってシミュレータに乗り込もうとする麗子に笑いかけた。
「見てらっしゃい!才能の違いと言う奴をご覧いただくことになりますわ」
それだけ言うと麗子はシミュレータに乗り込む。それを見た誠は気乗りしない調子で自分がいつも使っているその隣のシミュレータに乗り込んだ。
「へいへい見せてもらいますよ……神前。負けたら殺すから」
かなめは物騒な捨て台詞を残すと管制室に足を向けた。誠はかなめの普段の言動から本当に殺されかねない恐怖と戦いながら自分がいつも使っている三機目のシミュレータに乗り込んだ。
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