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第10話 有用性の検証
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ダズを見送った優志とリウィルは宿屋へと戻って来ていた。
「先ほど言っていた、やってみたいことと言うのはなんですか?」
「それなんだけど……うーん……適した大きさの物が見当たらないな」
優志が思いついた商売。
それを実現させるためにさまざまなスキル応用実験をしてみたいと思ったのだが、もっとも肝心なアレが手に入らず早速暗礁に乗り上げていた。
「人ひとりが収まればいいんだけど……そう都合よくはなかったか」
「一体何をするつもりなんですか?」
「ちょっとな……」
リウィルの質問に生返事をして、宿屋内を探索。そのうち、様子を見ていた店主のジームが話しかけてきた。
「何か探しているのか?」
「ちょうど人がひとり入れるものが欲しくて――あと、そこへ水を流し込むのである程度の深さもあれば」
「ふむ……なら、あれはどうかな」
ジームは優志を店の奥へと呼び寄せ、そこにあったある物を見せた。
「うおっ! これはデカいですね」
「だろ?」
巨大な水瓶だった。
部屋にあったものよりも二回りくらい大きい。このサイズなら人も入れるし、水を溜めることも可能だ。
「で、この中に水を入れるんだったな」
「ええ。でも、できればお湯がいいんですよね」
「お湯?」
「はい」
水瓶いっぱいのお湯――優志の脳内で描き出されているのは浴槽であった。
そう。
優志はこの世界初となる肩まで浸かれる浴槽を作ろうとしていた。
さらに言えば、お湯に対してスキルを発動することで温泉の効能のように、浸かっている者の傷を癒したりできればきっと需要はあるはずだと踏んでいた。言ってみれば、この世界に温泉文化を広めようとしていたのだ。
「火があるとベストなんですが」
「火か……」
ジームは渋い表情を浮かべて腕を組む。
「炎系魔法使いに頼むか、或は……熱ではダメか?」
「熱、ですか?」
「そうだ。ほら、うちでは料理をする時にこいつを使うんだ」
そう言って、優志にある物を放り渡す。
「これは?」
「魔鉱石だ。そいつは特定の条件を満たすと熱を放つ。それを利用して料理をしたり、寒い時期には暖房として使うんだ」
「へぇー……あっ! そうか! そいつを下に敷けば水が沸騰してお湯になる!」
「そういうこった。ただ、ちょいと問題がある」
「問題?」
「こいつは結構値が張るんだよ。今この宿屋にあるのは調理用のものと緊急時用のストックが数個くらいだ。残念ながら、それだけの水瓶にある水を沸騰させるには数が足りない」
なるほど、と優志は納得した。
ガス設備などないこの世界において、「火を起こす」という生活に欠かせない要素を満たすのは容易いことではない。それを、この魔鉱石とやらは簡単に叶えてくれる――需要が少ないわけがない。
高価だということは希少なものなのだろう。それを、成功するかどうかもわからない優志のスキル効果測定実験で使用するのは躊躇われる。
「どこへ行けば、それを手に入れられますか?」
「王都でも手に入るが、仲介業者が入っている分、値が張っているんだ。安価で手に入れるなら魔鉱石の採掘場であるダンジョンがある街――このあたりだとフォーブってところが一番近いかな」
「フォーブ……」
これも何かの導きなのか。
昼間助けたあのダズという大男の冒険者も、フォーブという街にいると言っていた。
「なんだ? フォーブを知っているのか?」
「まあ、そうですね。あそこなら伝手があります」
まさかこんなに早く彼の手を借りることになるとは。
「なら話は早い。フォーブならば王都よりも簡単で安く熱源用魔鉱石《ヒート》を手に入れられるぞ。もし、腕に自信があると言うなら実際にダンジョンへ潜って採って来るって手もあるが……モンスターを倒せる自信は?」
「それはちょっと無理そうですね……」
武器はない。
能力もない。
おまけに、モンスターが出るというダンジョンへ潜れる度胸もない。
「だったら購入するしかないな」
「ですね」
冒険はあきらめて、ここは素直に魔鉱石を購入することで手を打つ。
とりあえず、温泉計画は一旦頓挫したが、他にも試したいスキルがあった。それは、
「リウィル」
「なんですか?」
水瓶の置いてある部屋から再び宿屋のロビーへと戻って来た優志はおもむろに、
「少し体を触らせてくれないか?」
「は?」
あっという間にリウィルの表情が死んだ。
どうしたんだと疑問に思った直後、己の質問の卑猥さに気づいた優志は慌てて訂正。
「ち、違うぞ! 俺はただマッサージをだな!」
「マッサージ……」
言葉の意味を理解したリウィルの表情から険しさは薄らいだ――が、それでもまだジト目は治らず、そこから送られる視線が痛い。
「これもスキル診断のためだ!」
「本当にそれだけですか?」
「もちろん!」
神に誓って下心などない。
優志の必死の訴えに、とうとうリウィルが折れた。
「わかりましたよ。――ですが、少しでもおかしな動きを見せたら……」
「しないって!」
言葉を最後まで聞かず、念を押して下心を否定する。
「じゃあ……ちょっとだけなら」
リウィルは近くの椅子に腰を下ろすと、長い金髪をファサっとかき上げて前方へと運ぶ。これにより、その艶めかしいうなじがあらわとなった。
「…………」
まるで陶器のような肌は触れることを躊躇わせる。
「? しないんですか、マッサージ」
「! あ、ああ、するよ」
その美しさに見惚れていたが、声をかけられたことにより意識を取り戻し、集中力を高めるために瞑目する。スキルの使用方法など、詳しいことは聞かされていない優志だが、本能的にというか、「どうすれば使えるのか」――その手順は頭の中で整理できていた。
両手に熱がこもる。
それは一種の熱エネルギーのようなもので、感覚的にそれが「人体により熱量」であることを察知した優志は、静かにリウィルの肩へと手を置く。
右肩に右腕を。
左肩に左腕を。
互いに同じ力でゆっくりと肩をつまむと、
「ひゃうっ!?」
ビクン、とリウィルの体が跳ね上がると同時に、なんとも言えない声を発した。これには宿にいた他の客たち――主に男性客の視線もリウィルへ釘付けとなった。
その事態に気づいたリウィルは咄嗟に体を反転させて優志を睨むと、
バチーン!
「へぶっ!?」
強烈な平手打ちが炸裂した。
「先ほど言っていた、やってみたいことと言うのはなんですか?」
「それなんだけど……うーん……適した大きさの物が見当たらないな」
優志が思いついた商売。
それを実現させるためにさまざまなスキル応用実験をしてみたいと思ったのだが、もっとも肝心なアレが手に入らず早速暗礁に乗り上げていた。
「人ひとりが収まればいいんだけど……そう都合よくはなかったか」
「一体何をするつもりなんですか?」
「ちょっとな……」
リウィルの質問に生返事をして、宿屋内を探索。そのうち、様子を見ていた店主のジームが話しかけてきた。
「何か探しているのか?」
「ちょうど人がひとり入れるものが欲しくて――あと、そこへ水を流し込むのである程度の深さもあれば」
「ふむ……なら、あれはどうかな」
ジームは優志を店の奥へと呼び寄せ、そこにあったある物を見せた。
「うおっ! これはデカいですね」
「だろ?」
巨大な水瓶だった。
部屋にあったものよりも二回りくらい大きい。このサイズなら人も入れるし、水を溜めることも可能だ。
「で、この中に水を入れるんだったな」
「ええ。でも、できればお湯がいいんですよね」
「お湯?」
「はい」
水瓶いっぱいのお湯――優志の脳内で描き出されているのは浴槽であった。
そう。
優志はこの世界初となる肩まで浸かれる浴槽を作ろうとしていた。
さらに言えば、お湯に対してスキルを発動することで温泉の効能のように、浸かっている者の傷を癒したりできればきっと需要はあるはずだと踏んでいた。言ってみれば、この世界に温泉文化を広めようとしていたのだ。
「火があるとベストなんですが」
「火か……」
ジームは渋い表情を浮かべて腕を組む。
「炎系魔法使いに頼むか、或は……熱ではダメか?」
「熱、ですか?」
「そうだ。ほら、うちでは料理をする時にこいつを使うんだ」
そう言って、優志にある物を放り渡す。
「これは?」
「魔鉱石だ。そいつは特定の条件を満たすと熱を放つ。それを利用して料理をしたり、寒い時期には暖房として使うんだ」
「へぇー……あっ! そうか! そいつを下に敷けば水が沸騰してお湯になる!」
「そういうこった。ただ、ちょいと問題がある」
「問題?」
「こいつは結構値が張るんだよ。今この宿屋にあるのは調理用のものと緊急時用のストックが数個くらいだ。残念ながら、それだけの水瓶にある水を沸騰させるには数が足りない」
なるほど、と優志は納得した。
ガス設備などないこの世界において、「火を起こす」という生活に欠かせない要素を満たすのは容易いことではない。それを、この魔鉱石とやらは簡単に叶えてくれる――需要が少ないわけがない。
高価だということは希少なものなのだろう。それを、成功するかどうかもわからない優志のスキル効果測定実験で使用するのは躊躇われる。
「どこへ行けば、それを手に入れられますか?」
「王都でも手に入るが、仲介業者が入っている分、値が張っているんだ。安価で手に入れるなら魔鉱石の採掘場であるダンジョンがある街――このあたりだとフォーブってところが一番近いかな」
「フォーブ……」
これも何かの導きなのか。
昼間助けたあのダズという大男の冒険者も、フォーブという街にいると言っていた。
「なんだ? フォーブを知っているのか?」
「まあ、そうですね。あそこなら伝手があります」
まさかこんなに早く彼の手を借りることになるとは。
「なら話は早い。フォーブならば王都よりも簡単で安く熱源用魔鉱石《ヒート》を手に入れられるぞ。もし、腕に自信があると言うなら実際にダンジョンへ潜って採って来るって手もあるが……モンスターを倒せる自信は?」
「それはちょっと無理そうですね……」
武器はない。
能力もない。
おまけに、モンスターが出るというダンジョンへ潜れる度胸もない。
「だったら購入するしかないな」
「ですね」
冒険はあきらめて、ここは素直に魔鉱石を購入することで手を打つ。
とりあえず、温泉計画は一旦頓挫したが、他にも試したいスキルがあった。それは、
「リウィル」
「なんですか?」
水瓶の置いてある部屋から再び宿屋のロビーへと戻って来た優志はおもむろに、
「少し体を触らせてくれないか?」
「は?」
あっという間にリウィルの表情が死んだ。
どうしたんだと疑問に思った直後、己の質問の卑猥さに気づいた優志は慌てて訂正。
「ち、違うぞ! 俺はただマッサージをだな!」
「マッサージ……」
言葉の意味を理解したリウィルの表情から険しさは薄らいだ――が、それでもまだジト目は治らず、そこから送られる視線が痛い。
「これもスキル診断のためだ!」
「本当にそれだけですか?」
「もちろん!」
神に誓って下心などない。
優志の必死の訴えに、とうとうリウィルが折れた。
「わかりましたよ。――ですが、少しでもおかしな動きを見せたら……」
「しないって!」
言葉を最後まで聞かず、念を押して下心を否定する。
「じゃあ……ちょっとだけなら」
リウィルは近くの椅子に腰を下ろすと、長い金髪をファサっとかき上げて前方へと運ぶ。これにより、その艶めかしいうなじがあらわとなった。
「…………」
まるで陶器のような肌は触れることを躊躇わせる。
「? しないんですか、マッサージ」
「! あ、ああ、するよ」
その美しさに見惚れていたが、声をかけられたことにより意識を取り戻し、集中力を高めるために瞑目する。スキルの使用方法など、詳しいことは聞かされていない優志だが、本能的にというか、「どうすれば使えるのか」――その手順は頭の中で整理できていた。
両手に熱がこもる。
それは一種の熱エネルギーのようなもので、感覚的にそれが「人体により熱量」であることを察知した優志は、静かにリウィルの肩へと手を置く。
右肩に右腕を。
左肩に左腕を。
互いに同じ力でゆっくりと肩をつまむと、
「ひゃうっ!?」
ビクン、とリウィルの体が跳ね上がると同時に、なんとも言えない声を発した。これには宿にいた他の客たち――主に男性客の視線もリウィルへ釘付けとなった。
その事態に気づいたリウィルは咄嗟に体を反転させて優志を睨むと、
バチーン!
「へぶっ!?」
強烈な平手打ちが炸裂した。
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