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58 マシュウと手紙
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翌日やはりマシュウがやって来たので、レクオンとシーナは彼を執務室へ引っぱり込んだ。いつも兄に「さっさと帰れ」と追い払われているマシュウは嬉しそうである。
応接用に置かれたソファに腰かけ、温かいお茶まで出された彼はうきうきしながら言った。
「兄上……やっぱり僕と離れて寂しかったんですね?」
「変な誤解をするな。おまえに見てほしい物があるだけだ」
レクオンは弟の向かい側に座り、シーナは夫の隣に。テーブルから少し離れたところでは、マリベルとアルマが不安そうに見守っている。
レクオンはアルマから届けられた手紙をマシュウに差し出した。
「この手紙を読んでみてくれ」
「かなり古そうな手紙ですね……」
上機嫌で手紙を開いたマシュウだったが、彼の優しげな顔はまたたく間に曇った。
「これは――エイメルダ様あてに書かれたものですか? ひどい内容ですね……。文面だけ見ると、父上が書いたような感じだけど……なんか変だな。父上ってこんな字だったかな?」
「筆跡に違和感があるだろ」
「やっぱりそうか、筆跡がおかしいんだ。全体的には父上に似せてあるけど、所々に違和感がある……」
「この手紙は母上が身を投げる直前に、部屋へ投げ込まれたものらしい。昨日、母上の侍女が――アルマが届けてくれたんだ」
マシュウがアルマのほうへ視線を向けると、彼女はぺこりと頭を下げた。
「身を投げた……事故じゃなかったのか。僕は伯父からエイメルダ様が亡くなったのは事故だと聞かされてましたけど、この手紙が原因で身投げされたんですね……。なんてことだ」
「アルマは父上がこの手紙を書いたとは信じられず、俺に見せるために持って来たようだ」
シーナは口をはさむこともなく、レクオンとマシュウのやり取りを聞いていた。マシュウが来る前、レクオンはシーナ達に「マシュウを誘導したくない」と言ったのだ。
(レクオン様はアルマがダゥゼン公爵に命を狙われたことを、話さないつもりなんだわ……。かなり慎重に言葉を選んでる)
手紙が原因でアルマがダゥゼン公爵に命を狙われたと知ったら、マシュウの判断が鈍ってしまう。先入観はマシュウの目を曇らせ、手紙を書いたのは伯父だと思い込むだろう。しかしその判断が間違っていた場合、計画はすべて破綻する。
マシュウは手紙をじっと睨んでいたが、やがてぽつりと言った。
「この手紙の文字……伯父が書いたものに似てる気がします」
離れた場所で、アルマが祈るように両手を組むのが見えた。誰もなにも言わず、部屋のなかがシンと静まり返る。レクオンはマシュウから視線をそらすことなく尋ねた。
「――確かなのか? おまえがサントスを憎んでいるのは俺も知ってるが……憎しみが強くなると、正常な判断が出来なくなる」
「確かに僕は伯父を憎んでますよ。ものすごくね……。でもこの特徴的なWとDが、伯父が書くときのクセと同じなんです」
マシュウが言ったことは、レクオンとまるきり同じである。もう間違いない――シーナは確信したが、レクオンはまだ慎重だ。
「俺はサントスの字を見たことがないからな……。出来ればこの手紙と見比べてみたいんだが」
「僕が伯父の字だと思うのはね、もうひとつ理由があるんですよ。手紙のおかげで気づいたんですが……」
マシュウは手紙を見ながら続ける。
「この手紙が書かれたのは、エイメルダ様が亡くなられた時だから……今から11年前ということでしょ?」
「――そうだな。俺が9歳のときだったから」
「伯父はその頃から、他人の前で字を書かなくなったらしいです。命令はすべて口頭で、補佐官が伯父の指示を紙に写します。自分でなにか書いた紙はすぐに暖炉で燃やしてしまうから、僕でもほとんど伯父の字を見たことがないんですよ。過去の書類だってすべて補佐官に書きなおさせて、自分が書いたものは処分したそうです」
「つまり、手紙を書いたのが自分だと露見するのを恐れていると――だから字を書かなくなった可能性があるということだな?」
「そうです。めちゃくちゃ怪しいでしょ」
「あの……ひとつ訊いてもいいですか?」
我慢できなくなったシーナは恐るおそる声を出した。レクオンが「なんだ?」と不思議そうにする。
「ほとんど字を書かないなんて、可能なんでしょうか。すごく不便な気がするんですけど……」
「身分が高くなるにつれて、字を書かなくなるのは普通のことだ。父上も命令はすべて口頭で出す。それを側近が紙に書いて、印を押したら立派な命令書の出来上がりだ」
「兄上みたいに自分で書くほうが珍しいですよね」
「俺は責任の所在を明確にしたいだけだ。命令を誰かが紙に写すあいだに、内容を書き換えられたらたまったもんじゃないだろ。……まぁとにかく、父上さえほとんど字を書かないということだ」
「だからこそ伯父が怪しいんですよ。ほとんど文字を書かない国王なんだから、字を真似るとしたらかなり身近で観察できる人間じゃないと……それこそ宰相のような、常に側にいる人間でなきゃ無理です」
ダゥゼン公爵はマシュウが生まれた頃から徐々に力をつけ、15年前に宰相となった。手紙が書かれたときもサントスが宰相を務めていたわけだ。
「この手紙は正式な公文書ではないですが、国王を騙ってエイメルダ様を死に追いやったのだから、伯父を失脚させるぐらいは出来ると思います」
「サントスが限りなく怪しいのは分かったが……問題はどうやって奴に字を書かせるかだな。父上だって、実際に手紙と奴の字を見比べないと納得しないだろう。筆跡鑑定もしたほうがいい」
物証は手元にあるものの、書いた人間を判別する材料がない。露見を恐れているダゥゼン公爵に「ちょっと文字を書いてください」なんて頼んでも、まず断られておしまいだろう。
王宮内で自分が書いた書類は処分したわけだから、当然ダゥゼン公爵の屋敷にある書類だって処分済みに違いない。
不審に思われず、しかもサントスが絶対に文字を書きたくなる状況を作らねばならないのだ。
(でもそんなこと、可能なのかしら……)
あまりの難しさに頭から湯気が出そうだ。マシュウとシーナがうんうん唸っていると、レクオンが軽い口調で言った。
「方法はある。――ただ、協力者が必要だ」
応接用に置かれたソファに腰かけ、温かいお茶まで出された彼はうきうきしながら言った。
「兄上……やっぱり僕と離れて寂しかったんですね?」
「変な誤解をするな。おまえに見てほしい物があるだけだ」
レクオンは弟の向かい側に座り、シーナは夫の隣に。テーブルから少し離れたところでは、マリベルとアルマが不安そうに見守っている。
レクオンはアルマから届けられた手紙をマシュウに差し出した。
「この手紙を読んでみてくれ」
「かなり古そうな手紙ですね……」
上機嫌で手紙を開いたマシュウだったが、彼の優しげな顔はまたたく間に曇った。
「これは――エイメルダ様あてに書かれたものですか? ひどい内容ですね……。文面だけ見ると、父上が書いたような感じだけど……なんか変だな。父上ってこんな字だったかな?」
「筆跡に違和感があるだろ」
「やっぱりそうか、筆跡がおかしいんだ。全体的には父上に似せてあるけど、所々に違和感がある……」
「この手紙は母上が身を投げる直前に、部屋へ投げ込まれたものらしい。昨日、母上の侍女が――アルマが届けてくれたんだ」
マシュウがアルマのほうへ視線を向けると、彼女はぺこりと頭を下げた。
「身を投げた……事故じゃなかったのか。僕は伯父からエイメルダ様が亡くなったのは事故だと聞かされてましたけど、この手紙が原因で身投げされたんですね……。なんてことだ」
「アルマは父上がこの手紙を書いたとは信じられず、俺に見せるために持って来たようだ」
シーナは口をはさむこともなく、レクオンとマシュウのやり取りを聞いていた。マシュウが来る前、レクオンはシーナ達に「マシュウを誘導したくない」と言ったのだ。
(レクオン様はアルマがダゥゼン公爵に命を狙われたことを、話さないつもりなんだわ……。かなり慎重に言葉を選んでる)
手紙が原因でアルマがダゥゼン公爵に命を狙われたと知ったら、マシュウの判断が鈍ってしまう。先入観はマシュウの目を曇らせ、手紙を書いたのは伯父だと思い込むだろう。しかしその判断が間違っていた場合、計画はすべて破綻する。
マシュウは手紙をじっと睨んでいたが、やがてぽつりと言った。
「この手紙の文字……伯父が書いたものに似てる気がします」
離れた場所で、アルマが祈るように両手を組むのが見えた。誰もなにも言わず、部屋のなかがシンと静まり返る。レクオンはマシュウから視線をそらすことなく尋ねた。
「――確かなのか? おまえがサントスを憎んでいるのは俺も知ってるが……憎しみが強くなると、正常な判断が出来なくなる」
「確かに僕は伯父を憎んでますよ。ものすごくね……。でもこの特徴的なWとDが、伯父が書くときのクセと同じなんです」
マシュウが言ったことは、レクオンとまるきり同じである。もう間違いない――シーナは確信したが、レクオンはまだ慎重だ。
「俺はサントスの字を見たことがないからな……。出来ればこの手紙と見比べてみたいんだが」
「僕が伯父の字だと思うのはね、もうひとつ理由があるんですよ。手紙のおかげで気づいたんですが……」
マシュウは手紙を見ながら続ける。
「この手紙が書かれたのは、エイメルダ様が亡くなられた時だから……今から11年前ということでしょ?」
「――そうだな。俺が9歳のときだったから」
「伯父はその頃から、他人の前で字を書かなくなったらしいです。命令はすべて口頭で、補佐官が伯父の指示を紙に写します。自分でなにか書いた紙はすぐに暖炉で燃やしてしまうから、僕でもほとんど伯父の字を見たことがないんですよ。過去の書類だってすべて補佐官に書きなおさせて、自分が書いたものは処分したそうです」
「つまり、手紙を書いたのが自分だと露見するのを恐れていると――だから字を書かなくなった可能性があるということだな?」
「そうです。めちゃくちゃ怪しいでしょ」
「あの……ひとつ訊いてもいいですか?」
我慢できなくなったシーナは恐るおそる声を出した。レクオンが「なんだ?」と不思議そうにする。
「ほとんど字を書かないなんて、可能なんでしょうか。すごく不便な気がするんですけど……」
「身分が高くなるにつれて、字を書かなくなるのは普通のことだ。父上も命令はすべて口頭で出す。それを側近が紙に書いて、印を押したら立派な命令書の出来上がりだ」
「兄上みたいに自分で書くほうが珍しいですよね」
「俺は責任の所在を明確にしたいだけだ。命令を誰かが紙に写すあいだに、内容を書き換えられたらたまったもんじゃないだろ。……まぁとにかく、父上さえほとんど字を書かないということだ」
「だからこそ伯父が怪しいんですよ。ほとんど文字を書かない国王なんだから、字を真似るとしたらかなり身近で観察できる人間じゃないと……それこそ宰相のような、常に側にいる人間でなきゃ無理です」
ダゥゼン公爵はマシュウが生まれた頃から徐々に力をつけ、15年前に宰相となった。手紙が書かれたときもサントスが宰相を務めていたわけだ。
「この手紙は正式な公文書ではないですが、国王を騙ってエイメルダ様を死に追いやったのだから、伯父を失脚させるぐらいは出来ると思います」
「サントスが限りなく怪しいのは分かったが……問題はどうやって奴に字を書かせるかだな。父上だって、実際に手紙と奴の字を見比べないと納得しないだろう。筆跡鑑定もしたほうがいい」
物証は手元にあるものの、書いた人間を判別する材料がない。露見を恐れているダゥゼン公爵に「ちょっと文字を書いてください」なんて頼んでも、まず断られておしまいだろう。
王宮内で自分が書いた書類は処分したわけだから、当然ダゥゼン公爵の屋敷にある書類だって処分済みに違いない。
不審に思われず、しかもサントスが絶対に文字を書きたくなる状況を作らねばならないのだ。
(でもそんなこと、可能なのかしら……)
あまりの難しさに頭から湯気が出そうだ。マシュウとシーナがうんうん唸っていると、レクオンが軽い口調で言った。
「方法はある。――ただ、協力者が必要だ」
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