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70 終戦
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あっという間に終戦し、穏やかな日々が戻ってきた。ダゥゼン公爵が城に隠していた小麦は押収され、輸入されたものと合わせて国中に安い価格で提供された。
不当に上げられた税金も無くなったので、王都から出て行った人々も戻ってきてくれたようだ。閉じていた店は開くようになり、街は活気を取り戻しつつある。
初夏を迎えたディレイムでは第一王子レクオンの立太子式が開かれ、王太子となった彼は妻シーナを連れて本宮のバルコニーに現れた。王宮前の広場に集まった人々から、割れるような歓声が上がる。
「おめでとうございます、レクオン殿下!」
「シーナ妃殿下、お幸せに!」
今日のシーナは花嫁のような純白のドレスを身にまとい、頭上には華やかなティアラをのせている。二人は大々的な結婚式を挙げていなかったので、国民にお披露目する機会がなかったのだ。王都から離れていた民は、レクオン王子が結婚したことすら知らなかっただろう。
今日はこれからパレードが行われる。王太子レクオンの妻を民に披露すると同時に、終戦を祝うという意味もあった。本宮を出たレクオンとシーナは真っ白な馬車に乗り込む。
「行ってらっしゃい! 僕は王宮で祝宴の用意をしてますね」
馬車の横でマシュウがにこやかに笑っている。晴れて自由の身となった彼は、ディルトース家のクレアと婚約を発表した。王家から出て婿入りする形をとったようだ。
ブリジットもとうとう屋敷から出て女官となったので、クレアとマシュウ、ブリジットは友人のように三人で仲良く過ごしているらしい。
走り出した馬車のなかでレクオンが民に手を振りながら呟いた。
「最近のマシュウは羽目を外すことが多くなってきたな……。少し心配だ」
「僕の第二の人生はこれからだって仰ってましたよね。でもその気持ち、分かる気もします。だって生まれた時からダゥゼン公爵の操り人形で、自分の気持ちをずっと押し殺してきたわけでしょう?」
「しかも結婚相手がシェリアンヌしか選べなかったからな……。まぁしょうがないか。温かく見守ってやろう」
王宮を出た馬車は街道をゆっくりと走り続ける。道の両脇に集まる人に向かって手を振っていたシーナは、バザーのたびに嘆願していた老人に気づいて嬉しくなった。彼もにこにこと笑っている。小さな子と手を繋いでいるから、お孫さんかもしれない。
街道の脇に集まる人の列は果てしなく続き、まるで人が作った道のように見える。馬車が再び王宮に戻るまで、レクオンとシーナは手を振り続けた。
王宮に戻るとマシュウが予告通り祝宴の用意をしており、サロンは国中から集まった貴族たちで溢れかえっていた。シーナに気づいたクレアとブリジットが手を振っている。
圧倒的な権力を誇っていたダゥゼン公爵家が没落したため、強制的に服従させる令嬢は誰もおらず、和やかな雰囲気だ。シェリアンヌがいなくなった事で令嬢たちの意識に変化が出たのだろう。取り巻きのような集団も見当たらない。
レクオンは父イザイアスに進言し、実績がないまま管理職についていた者を異動させたらしい。サントスに従っていた者でも有能なら残し、そうでないなら組織の長から外す。
マシュウは誰がちゃんと仕事をしているかチェックしていたので、今さら言い訳しても無駄なのだ。オーランドが宰相の任についた事で今後は貴族の力関係も変わってくるだろう。
レクオンが母と暮らしていた離宮は改装されて小さな聖堂になった。庭にはたくさんの花が植えられ、初夏の今は花菖蒲や梔子が咲き誇っている。
祝宴は夜まで続いたが、レクオンとシーナは途中で退席して王太子宮へ戻った。この宮はシェリアンヌの趣味でごてごてと飾り付けてあり、お世辞にも上品とは言いがたい雰囲気であった。とにかく豪華に見せるのが好きらしく、棚やマントルピースの上が金ぴかの妙な置物で埋め尽くされていたのだ。
彼女と婚約破棄したマシュウは「全部売っぱらってしまいましょう」と楽しげに言い、悪趣味な家具のほとんどを売ってしまった。それで王太子宮には必要な物だけが残り、上品さが感じられるようになった。夫妻の寝室を見渡したレクオンも満足そうだ。
「最初に見たときはひどいものだと思ったが……。ようやく普通の部屋になったな」
「天蓋まで細かな飾りでキラキラしてましたからね。あのままだと眩しくて眠れなかったかも……」
シーナはレクオンの呟きに言葉を返しながら、ベッドにごそごそと潜り込んだ。今日はかなり厳しいスケジュールだったから、レクオンも疲れているだろう。早めに寝たほうがいい――と思ったのに、彼はなにか言いたそうにシーナを見ている。
「どうかしました?」
「ギルートに行ってからずっと不思議だったんだが……きみはいつ、ラサロ陛下に会ったんだ?」
「――はい?」
ラサロとは誰だったろう。ギルートの国王と同じ名だが、シーナはかの国へ行ったことなどない。
「わたしラサロ陛下にお会いしたことなんてないですよ。ギルートに行った覚えもないですもの」
「……そうだよな。だとしたら、ラサロ陛下はディレイムのどこかできみに出会ったのか……。ギルートで謁見した時、妙なことを言われたんだ。シーナ妃は約束を果たしたんだなとか、あんなに美しくて聡明な妻を未亡人にしないように頑張れだとか」
「未亡人……」
どうも引っ掛かる言葉だ。どこかで同じことを言われたが、誰だったか……。
「あと、粥はうまかったと。バザーに来てたんじゃないか?」
「ああっ! あの時の、獅子みたいな頭のひと!?」
「そうだな、確かにラサロ陛下の髪は獅子みたいにふさふさしている。なんだ、やっぱり会ってたのか」
「す、すみません……。あの後アルマと会ったので、頭がごちゃごちゃになっちゃったんです。それに、本当にギルートの人だと確信もなかったので」
「あの人は少し変わり者だからな。他の国に異変があれば、自分の目で確かめないと気がすまない性質らしい。きみのことをとても褒めていた。おまえには過ぎた妻だなとか、シーナがギルートにいたら自分の妻にしたのにとか、好き勝手なことを言われて……。嬉しいような悔しいような、変な気分だったよ」
レクオンは手を伸ばして、独り占めするかのようにシーナをぎゅっと抱きしめた。
「でもラサロ陛下の言うとおりかもな……。シーナは本当に素晴らしい妻だ。俺には勿体ないかもしれない」
「そんなこと言わないで。褒められるのは嬉しいですけど、わたしが頑張ってこられたのはお姉さまとレクオン様のお陰ですもの。お二人がわたしを守ってくれて、友人ができて、マリベル達も支えてくれたから……」
レクオンは囁くように「ありがとう」というと、シーナにそっとキスをした。視線に熱が篭っていて、なんだかくすぐったい。
「その……。きみは以前、俺との間にどんな子が生まれても可愛がると言ってたよな?」
「言いましたけど……。えっ? もしかして――」
「俺も同じ気持ちだ。さんざんきみを悩ませておいて申し訳ないが、やっとそう思えるようになった。だから、その…………子供を作らないか?」
「本当ですか!? やったぁ……!」
シーナは大喜びで夜着のリボンを手に取り、するするとほどき始めた。一つ、二つとためらいなく結び目を解いてしまう。レクオンは妻の行動にぎょっとし、思わず声を上げた。
「ちょっ、ちょっと待て。自分から脱ぐのか?」
「えっ。マリベルからは、服を脱ぐ必要があると聞きましたけど」
「マリベル……」
レクオンは頭痛をこらえるように額に手を当てた。
「何もしない方が良かったですか?」
「まぁいいか、ルターナも何も言ってこないし……きみの好きにしてみてくれ」
「はい!」
シーナはレクオンに抱きついて、彼の唇に自分からキスをした。レクオンも応えるようにシーナの体を抱きしめる。首からさげた指輪がころんと揺れるのを感じた。
そうして二人は、ようやく本当の夫婦になったのだった。
不当に上げられた税金も無くなったので、王都から出て行った人々も戻ってきてくれたようだ。閉じていた店は開くようになり、街は活気を取り戻しつつある。
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「おめでとうございます、レクオン殿下!」
「シーナ妃殿下、お幸せに!」
今日のシーナは花嫁のような純白のドレスを身にまとい、頭上には華やかなティアラをのせている。二人は大々的な結婚式を挙げていなかったので、国民にお披露目する機会がなかったのだ。王都から離れていた民は、レクオン王子が結婚したことすら知らなかっただろう。
今日はこれからパレードが行われる。王太子レクオンの妻を民に披露すると同時に、終戦を祝うという意味もあった。本宮を出たレクオンとシーナは真っ白な馬車に乗り込む。
「行ってらっしゃい! 僕は王宮で祝宴の用意をしてますね」
馬車の横でマシュウがにこやかに笑っている。晴れて自由の身となった彼は、ディルトース家のクレアと婚約を発表した。王家から出て婿入りする形をとったようだ。
ブリジットもとうとう屋敷から出て女官となったので、クレアとマシュウ、ブリジットは友人のように三人で仲良く過ごしているらしい。
走り出した馬車のなかでレクオンが民に手を振りながら呟いた。
「最近のマシュウは羽目を外すことが多くなってきたな……。少し心配だ」
「僕の第二の人生はこれからだって仰ってましたよね。でもその気持ち、分かる気もします。だって生まれた時からダゥゼン公爵の操り人形で、自分の気持ちをずっと押し殺してきたわけでしょう?」
「しかも結婚相手がシェリアンヌしか選べなかったからな……。まぁしょうがないか。温かく見守ってやろう」
王宮を出た馬車は街道をゆっくりと走り続ける。道の両脇に集まる人に向かって手を振っていたシーナは、バザーのたびに嘆願していた老人に気づいて嬉しくなった。彼もにこにこと笑っている。小さな子と手を繋いでいるから、お孫さんかもしれない。
街道の脇に集まる人の列は果てしなく続き、まるで人が作った道のように見える。馬車が再び王宮に戻るまで、レクオンとシーナは手を振り続けた。
王宮に戻るとマシュウが予告通り祝宴の用意をしており、サロンは国中から集まった貴族たちで溢れかえっていた。シーナに気づいたクレアとブリジットが手を振っている。
圧倒的な権力を誇っていたダゥゼン公爵家が没落したため、強制的に服従させる令嬢は誰もおらず、和やかな雰囲気だ。シェリアンヌがいなくなった事で令嬢たちの意識に変化が出たのだろう。取り巻きのような集団も見当たらない。
レクオンは父イザイアスに進言し、実績がないまま管理職についていた者を異動させたらしい。サントスに従っていた者でも有能なら残し、そうでないなら組織の長から外す。
マシュウは誰がちゃんと仕事をしているかチェックしていたので、今さら言い訳しても無駄なのだ。オーランドが宰相の任についた事で今後は貴族の力関係も変わってくるだろう。
レクオンが母と暮らしていた離宮は改装されて小さな聖堂になった。庭にはたくさんの花が植えられ、初夏の今は花菖蒲や梔子が咲き誇っている。
祝宴は夜まで続いたが、レクオンとシーナは途中で退席して王太子宮へ戻った。この宮はシェリアンヌの趣味でごてごてと飾り付けてあり、お世辞にも上品とは言いがたい雰囲気であった。とにかく豪華に見せるのが好きらしく、棚やマントルピースの上が金ぴかの妙な置物で埋め尽くされていたのだ。
彼女と婚約破棄したマシュウは「全部売っぱらってしまいましょう」と楽しげに言い、悪趣味な家具のほとんどを売ってしまった。それで王太子宮には必要な物だけが残り、上品さが感じられるようになった。夫妻の寝室を見渡したレクオンも満足そうだ。
「最初に見たときはひどいものだと思ったが……。ようやく普通の部屋になったな」
「天蓋まで細かな飾りでキラキラしてましたからね。あのままだと眩しくて眠れなかったかも……」
シーナはレクオンの呟きに言葉を返しながら、ベッドにごそごそと潜り込んだ。今日はかなり厳しいスケジュールだったから、レクオンも疲れているだろう。早めに寝たほうがいい――と思ったのに、彼はなにか言いたそうにシーナを見ている。
「どうかしました?」
「ギルートに行ってからずっと不思議だったんだが……きみはいつ、ラサロ陛下に会ったんだ?」
「――はい?」
ラサロとは誰だったろう。ギルートの国王と同じ名だが、シーナはかの国へ行ったことなどない。
「わたしラサロ陛下にお会いしたことなんてないですよ。ギルートに行った覚えもないですもの」
「……そうだよな。だとしたら、ラサロ陛下はディレイムのどこかできみに出会ったのか……。ギルートで謁見した時、妙なことを言われたんだ。シーナ妃は約束を果たしたんだなとか、あんなに美しくて聡明な妻を未亡人にしないように頑張れだとか」
「未亡人……」
どうも引っ掛かる言葉だ。どこかで同じことを言われたが、誰だったか……。
「あと、粥はうまかったと。バザーに来てたんじゃないか?」
「ああっ! あの時の、獅子みたいな頭のひと!?」
「そうだな、確かにラサロ陛下の髪は獅子みたいにふさふさしている。なんだ、やっぱり会ってたのか」
「す、すみません……。あの後アルマと会ったので、頭がごちゃごちゃになっちゃったんです。それに、本当にギルートの人だと確信もなかったので」
「あの人は少し変わり者だからな。他の国に異変があれば、自分の目で確かめないと気がすまない性質らしい。きみのことをとても褒めていた。おまえには過ぎた妻だなとか、シーナがギルートにいたら自分の妻にしたのにとか、好き勝手なことを言われて……。嬉しいような悔しいような、変な気分だったよ」
レクオンは手を伸ばして、独り占めするかのようにシーナをぎゅっと抱きしめた。
「でもラサロ陛下の言うとおりかもな……。シーナは本当に素晴らしい妻だ。俺には勿体ないかもしれない」
「そんなこと言わないで。褒められるのは嬉しいですけど、わたしが頑張ってこられたのはお姉さまとレクオン様のお陰ですもの。お二人がわたしを守ってくれて、友人ができて、マリベル達も支えてくれたから……」
レクオンは囁くように「ありがとう」というと、シーナにそっとキスをした。視線に熱が篭っていて、なんだかくすぐったい。
「その……。きみは以前、俺との間にどんな子が生まれても可愛がると言ってたよな?」
「言いましたけど……。えっ? もしかして――」
「俺も同じ気持ちだ。さんざんきみを悩ませておいて申し訳ないが、やっとそう思えるようになった。だから、その…………子供を作らないか?」
「本当ですか!? やったぁ……!」
シーナは大喜びで夜着のリボンを手に取り、するするとほどき始めた。一つ、二つとためらいなく結び目を解いてしまう。レクオンは妻の行動にぎょっとし、思わず声を上げた。
「ちょっ、ちょっと待て。自分から脱ぐのか?」
「えっ。マリベルからは、服を脱ぐ必要があると聞きましたけど」
「マリベル……」
レクオンは頭痛をこらえるように額に手を当てた。
「何もしない方が良かったですか?」
「まぁいいか、ルターナも何も言ってこないし……きみの好きにしてみてくれ」
「はい!」
シーナはレクオンに抱きついて、彼の唇に自分からキスをした。レクオンも応えるようにシーナの体を抱きしめる。首からさげた指輪がころんと揺れるのを感じた。
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