男子寮のベットの軋む音

なる

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13 挨拶

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天気の良い朝を迎えた。
ベットの上では、先輩と後輩が仲良く眠っている。
先に目を覚ました先輩が眠っている後輩の顔にキスをした。
そのまま全裸のままベットを降りて、身支度を始めた。
今日2人には予定があった。
後輩は知らない予定が。



「それで、今日はどこに行くんですか?」

後輩は尋ねた。
言われるがまま身支度をして電車に乗っていた。
目的地は知らない後輩。
それを笑う先輩。だけど、その目は真剣なひとみ。

「行けばわかる」

電車は田舎の山の方に向かっていた。
後輩は不思議な雰囲気の先輩に戸惑っていた。
こんなこと初めてだと。

ある田舎で電車を降りた。
そこは山の中。
周りは緑が多い田舎。

そこには駅から歩いて数分後、民家の一つで先輩は止まった。

「ただいま、母さん」

母さん?
と後輩は首を傾げた。

「おかえり~」

中からおばさんが出てきた。

「あら、可愛い子連れてるのね」

後輩は先輩に肩を抱かれる。
そして、先輩のお母さんに紹介される。

「うん、母さん。こいつ俺の彼女」

「彼女?えっ、彼女!!」

おばさんは後輩に近寄る。
そして、「男の子よね」と尋ねてきた。
後輩は「はい…」と答えたら、先輩は

「俺、こいつと結婚するから」

「「えっ、結婚!!」」

後輩とおばさんは一緒に驚いていた。
それは後輩にすら明かされてなかった事実だった。
ベットの上では何度も聞いた言葉だけど、それが本当にするとは思ってなかったのだった。

「待って、先輩。結婚って…」
「嫌だったか?」
「嫌じゃないけど、僕は男だよ」
「関係ない。俺は本気だ」
「そんな…んっ!?」

その時、先輩は後輩にキスをした。
唇を塞いだ。

「ぷっ、はぁ…、先輩」

紅潮した顔で先輩と見つめ合う後輩。

「あんた達…本気なのね」

その様子を静かに見ていたおばさんは、納得したように頷いた。

おばさんに見られていたことを思い出すと後輩は、恥ずかしさで先輩を突き飛ばした。

「イテッ」

先輩は下駄箱に腰を押し付けられる形となった。

「あの、その、えっと」

戸惑う後輩。

だけど、おばさんは覚悟を決めたようにこう言った。
「私は認めるわ。うちの子頼める?」
後輩の肩に手を置いた。
その顔は真剣な表情。

たまらず後輩も真剣な顔になった。
そして、

「わかりました。僕が先輩を幸せにします」

と言ってしまう。

「おい、それは俺の台詞だろう……」

2人の様子を見た先輩は、弱い言葉を吐いた。

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