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序章
そんな馬鹿な
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腹部、というより体全体を縦に引き裂かれたような痛みを感じたのはほんの一瞬だった。案外呆気ないものだったなという思いと、使命を果たすことが出来て良かったと安堵した自分もいたように思う。
確かに聖女は神殺しの剣に貫かれた時、その命を散らした。それは聖女自身もわかっていたはずなのに、何がどうして今自分は目を覚ましているんだと聖女の意識は混乱の極地にいた。
「……え?」
目の前に見えるのは口や胸から血を流して床に倒れている魔王と、床に散らばる瓦礫の数々。瓦礫に至っては今この瞬間も降り注いでおり、まもなくこの場所が崩壊することを示唆していた。
そこまで理解できていても聖女は混乱していた。がばりと上半身を起こしてぺたぺたと貫かれたはずの腹と背中を叩き、そして最後に両手で己の頬をパァン! と挟むように叩いた。
うん、痛い。これは現実である。
顔には出ていないが、聖女の混乱は少しずつ落ち着きを取り戻していた。強く叩きすぎて赤くなった頬のまま大真面目に辺りを見渡し、そして立ち上がる。床に流れている血を見るに失血死してもおかしくない量が流れたはずなのに聖女の足取りはしっかりとしているし、なんならとても健康体だった。
(上質なベッドでぐっすり寝たあとみたい)
崩壊が進む魔王城の中で聖女は意識を集中させる。勇者たちの気配が確実に遠くなっているのがわかり安堵の息を吐く。さて自分も逃げなければと転移魔法を唱えようとした瞬間、小さいがはっきりとわかった気配に詠唱を中断して息絶えている魔王へと顔ごと向けた。
そしてそこにいる存在に聖女は目を丸くする。
『助けて! こいつを助けて!』
手のひらに収まるほど小さな、けれどこの世界でも指折りの高位な存在がそこにはいた。てっぷりとした丸いお腹に付け根は太いけれど先に行くほど細い尻尾、小さく短な手足。背中には体長と同じ程の蝙蝠と似た翼が生えていて、その頭は蛇のよう。けれど頭部に生えた対の角がその存在が蛇ではないのだと教えてくれる。
全体的に薄い紫で統一されたその姿、そして大きくつぶらな、けれど知性を感じさせる瞳に、何より人語を解すその様に聖女は驚きから息を吸った。
「闇の精霊様」
『お願いヒトの子! こいつを助けてよ、ボクの友達なんだ!』
世界に存在するありとあらゆる元素の精霊。勇者一行はそのほとんどの精霊の加護を受けて来たけれど、ただ一つだけ受けられなかったものがある。その精霊が眠ると言われている神殿にも足を運んだが出会うことは叶わず、縁が無かったのだと接触を諦めた闇の精霊が、そこにいた。サイズは想像よりも、随分と小さかったけれど。
その闇の精霊が目にいっぱいの涙を溜めて聖女を見る。既に息絶えている魔王の側にふわふわと浮かび、必死に訴え掛けて来る。
友達、助けて、その言葉に聖女は違和感を覚えていた。けれど精霊や高位の存在は嘘を吐かない。だからこの言葉はきっとかの精霊にとって真実なのだ。聖女は魔王の、否、精霊の元へと足を運び、そして側に膝を折った。
「闇の精霊様、ですがこの者はもう」
『死んでないよ! まだ、まだ間に合うんだ! 今ならまだ戻って来れる!』
必死の訴えに聖女は魔王の様子を見た。床にうつ伏せで倒れていて、床には大きな血溜まりが出来ている。それに何より、しっかりと閉じられた瞼や、呼吸の感じられない姿からもう息は無いと分かる。この状態の物体を聖女はこの二年で数え切れないほど見てきた。
けれど、と一度強く目を閉じてそして開ける。
「わかりました。どこまで出来るかわかりませんが、力を尽くします」
『! ありがとう! ボクも力を貸すね!』
ぱあっと表情を明るくさせる様はまるで人間の子供のようで随分と愛らしい。それに目を細めるが、城が崩壊していく音が二人もしくは一人と一匹を現実に引き戻す。聖女は意識を魔王に向けた。そして両手を翳し、目を閉じる。
聖女はいつものように回復の魔法を唱えた。が、その威力が何故だか跳ね上がっていた。いつもなら柔らかな光が綿のように対象者を包み込むのに今の聖女の回復の光は言うなれば光の滝。ドドドドと音がしそうな勢いで魔王の体へと叩き付けられていく。
『ヒ、ヒトの子! これやりすぎじゃない⁉︎ ボクまだ何もしてないよ!』
魔法を使っている最中は喋ることが出来ず、聖女は困惑した目を闇の精霊に向けて「私も何が起きているのかわかりません」と言わんばかりに首をプルプルと横に振った。その間も両手はしっかりと魔王に向けられている。回復魔法の暴力といっても差し支えない程の光と魔力が倒れている彼の体に吸い込まれていき、やがて光が収束した時──。
ボト。
「ぼと?」
一人と一匹の声が完全に重なった。
音の発生源に目をやって、無言の時間がほんの一瞬。
『えええええぇぇぇえ⁉︎』
「あらまぁ」
闇の精霊はその小さな体からどうやって出しているのかと聞きたくなる程の大きな声で驚きを表し、聖女は片手を口に添えて控えめに驚いて見せた。それもそのはず。
二人の目線の先には角があるのだ。
黒と紫が混ざったような禍々しく巨大なそれは恐ろしいはずなのに、見れば見る程美しいと思えるまさに魔性のもの。人型の魔族の特徴として、そして彼らの誇りとして存在しているはずのその角が、落ちていたのだ。ぼとりと。魔王の頭から。
「どうしましょう、闇の精霊様」
『えええっと』
普段の聖女であれば物事をもう少し冷静に考えることが出来ただろうが、現在その頭脳はほぼ働いていないと言ってもいい。痛みで現実だと分かってはいるが、正直半信半疑なのだ。だからこの場で一番しっかりしているのは図らずしも手のひらサイズの小さな精霊、ただ一匹だった。
『と、とりあえず逃げるよー‼︎』
闇の精霊は目をぐるぐるさせながらその小さな体からは想像が出来ないほどの高密度の魔力を放出し、二人と一匹の真下に大きな魔法陣を展開させる。濃い紫に光るその魔法は間違いなく転移魔法。
『ヒトの子、ツノ一応持っててー!』
聖女が返事をするよりも早く魔力の圧が一段上がった。慌てて床に落ちている二つの角を広いあげて聖女はぎゅっと抱き締めた。それから瞬きのうちに二人と一匹の姿は魔王城から忽然と姿を消し、その次の瞬きのうちに派手な音を立てて魔王城が崩壊したのだった。
確かに聖女は神殺しの剣に貫かれた時、その命を散らした。それは聖女自身もわかっていたはずなのに、何がどうして今自分は目を覚ましているんだと聖女の意識は混乱の極地にいた。
「……え?」
目の前に見えるのは口や胸から血を流して床に倒れている魔王と、床に散らばる瓦礫の数々。瓦礫に至っては今この瞬間も降り注いでおり、まもなくこの場所が崩壊することを示唆していた。
そこまで理解できていても聖女は混乱していた。がばりと上半身を起こしてぺたぺたと貫かれたはずの腹と背中を叩き、そして最後に両手で己の頬をパァン! と挟むように叩いた。
うん、痛い。これは現実である。
顔には出ていないが、聖女の混乱は少しずつ落ち着きを取り戻していた。強く叩きすぎて赤くなった頬のまま大真面目に辺りを見渡し、そして立ち上がる。床に流れている血を見るに失血死してもおかしくない量が流れたはずなのに聖女の足取りはしっかりとしているし、なんならとても健康体だった。
(上質なベッドでぐっすり寝たあとみたい)
崩壊が進む魔王城の中で聖女は意識を集中させる。勇者たちの気配が確実に遠くなっているのがわかり安堵の息を吐く。さて自分も逃げなければと転移魔法を唱えようとした瞬間、小さいがはっきりとわかった気配に詠唱を中断して息絶えている魔王へと顔ごと向けた。
そしてそこにいる存在に聖女は目を丸くする。
『助けて! こいつを助けて!』
手のひらに収まるほど小さな、けれどこの世界でも指折りの高位な存在がそこにはいた。てっぷりとした丸いお腹に付け根は太いけれど先に行くほど細い尻尾、小さく短な手足。背中には体長と同じ程の蝙蝠と似た翼が生えていて、その頭は蛇のよう。けれど頭部に生えた対の角がその存在が蛇ではないのだと教えてくれる。
全体的に薄い紫で統一されたその姿、そして大きくつぶらな、けれど知性を感じさせる瞳に、何より人語を解すその様に聖女は驚きから息を吸った。
「闇の精霊様」
『お願いヒトの子! こいつを助けてよ、ボクの友達なんだ!』
世界に存在するありとあらゆる元素の精霊。勇者一行はそのほとんどの精霊の加護を受けて来たけれど、ただ一つだけ受けられなかったものがある。その精霊が眠ると言われている神殿にも足を運んだが出会うことは叶わず、縁が無かったのだと接触を諦めた闇の精霊が、そこにいた。サイズは想像よりも、随分と小さかったけれど。
その闇の精霊が目にいっぱいの涙を溜めて聖女を見る。既に息絶えている魔王の側にふわふわと浮かび、必死に訴え掛けて来る。
友達、助けて、その言葉に聖女は違和感を覚えていた。けれど精霊や高位の存在は嘘を吐かない。だからこの言葉はきっとかの精霊にとって真実なのだ。聖女は魔王の、否、精霊の元へと足を運び、そして側に膝を折った。
「闇の精霊様、ですがこの者はもう」
『死んでないよ! まだ、まだ間に合うんだ! 今ならまだ戻って来れる!』
必死の訴えに聖女は魔王の様子を見た。床にうつ伏せで倒れていて、床には大きな血溜まりが出来ている。それに何より、しっかりと閉じられた瞼や、呼吸の感じられない姿からもう息は無いと分かる。この状態の物体を聖女はこの二年で数え切れないほど見てきた。
けれど、と一度強く目を閉じてそして開ける。
「わかりました。どこまで出来るかわかりませんが、力を尽くします」
『! ありがとう! ボクも力を貸すね!』
ぱあっと表情を明るくさせる様はまるで人間の子供のようで随分と愛らしい。それに目を細めるが、城が崩壊していく音が二人もしくは一人と一匹を現実に引き戻す。聖女は意識を魔王に向けた。そして両手を翳し、目を閉じる。
聖女はいつものように回復の魔法を唱えた。が、その威力が何故だか跳ね上がっていた。いつもなら柔らかな光が綿のように対象者を包み込むのに今の聖女の回復の光は言うなれば光の滝。ドドドドと音がしそうな勢いで魔王の体へと叩き付けられていく。
『ヒ、ヒトの子! これやりすぎじゃない⁉︎ ボクまだ何もしてないよ!』
魔法を使っている最中は喋ることが出来ず、聖女は困惑した目を闇の精霊に向けて「私も何が起きているのかわかりません」と言わんばかりに首をプルプルと横に振った。その間も両手はしっかりと魔王に向けられている。回復魔法の暴力といっても差し支えない程の光と魔力が倒れている彼の体に吸い込まれていき、やがて光が収束した時──。
ボト。
「ぼと?」
一人と一匹の声が完全に重なった。
音の発生源に目をやって、無言の時間がほんの一瞬。
『えええええぇぇぇえ⁉︎』
「あらまぁ」
闇の精霊はその小さな体からどうやって出しているのかと聞きたくなる程の大きな声で驚きを表し、聖女は片手を口に添えて控えめに驚いて見せた。それもそのはず。
二人の目線の先には角があるのだ。
黒と紫が混ざったような禍々しく巨大なそれは恐ろしいはずなのに、見れば見る程美しいと思えるまさに魔性のもの。人型の魔族の特徴として、そして彼らの誇りとして存在しているはずのその角が、落ちていたのだ。ぼとりと。魔王の頭から。
「どうしましょう、闇の精霊様」
『えええっと』
普段の聖女であれば物事をもう少し冷静に考えることが出来ただろうが、現在その頭脳はほぼ働いていないと言ってもいい。痛みで現実だと分かってはいるが、正直半信半疑なのだ。だからこの場で一番しっかりしているのは図らずしも手のひらサイズの小さな精霊、ただ一匹だった。
『と、とりあえず逃げるよー‼︎』
闇の精霊は目をぐるぐるさせながらその小さな体からは想像が出来ないほどの高密度の魔力を放出し、二人と一匹の真下に大きな魔法陣を展開させる。濃い紫に光るその魔法は間違いなく転移魔法。
『ヒトの子、ツノ一応持っててー!』
聖女が返事をするよりも早く魔力の圧が一段上がった。慌てて床に落ちている二つの角を広いあげて聖女はぎゅっと抱き締めた。それから瞬きのうちに二人と一匹の姿は魔王城から忽然と姿を消し、その次の瞬きのうちに派手な音を立てて魔王城が崩壊したのだった。
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