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第一章 北の国の美味しいもの編
食いしん坊二人
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「何度でも言いますが、まさかリヴィが方向音痴だなんて思いませんでした」
「これはいいな」
『うん! 美味い!』
ステラの小言なんて聞こえていないのか広場のベンチに腰掛けてフロストベアの串焼きを食べているリヴィウスとてぷは単調だが実感の篭った感想を言い合っていた。
ここは世界に大きく分けて四つある大陸のうちの一つ、グラソン。その首都に当たるネジュノ。年間通して雪の降る寒い地域で、今も空からはちらちらと小さな雪が舞っていて、石畳や建物の傾斜のある屋根に落ちていく。
街並みの色合いは全体的に灰色や黒系統と落ち着いていて、地面や尖った三角屋根に積もった雪の白がよく映えていてそれだけで絵画のような切なさがあった。けれど首都というだけあって人は沢山いて街は賑わっている。今も広場に設置してあるベンチに寒空の中座っているのはステラたちだけでは無く、少し離れた場所や比較的近い場所でも誰かが座っているし、大体酒を飲むか何かを食べるかしている。
そんな街の人の様子を見てステラはほう、と息を吐いた。その息すら瞬く間に白く染まる程の気温なのにそこまで寒いと感じないのは座っているベンチが暖かいおかげだろう。
ネジュノのように寒い地域では至る所に火の精霊の恩恵があるのだが、その恩恵を受けるのは初めてだとかつてここを訪れた時のことを思い出していた時だ。
「ステラ、食わないのか」
聞こえた言葉にはっとし、ステラは手にしたままの串焼きに視線を落とす。ベンチには恩恵があっても食べ物には当然無い。つまりこの串焼きは今急速に冷めていっている。
「食べます。でも全部は多いので残りは二人で分けてください」
『ステラもっと食べないと大きくなれないぞ!』
「この食事量で慣れているんです」
子供の姿に変身したてぷはドラゴンの姿と変わらないままのつぶらな柔らかな紫色の目でステラを見上げる。人の姿になってもぷっくりとした質感はそのまま肌に反映されていて、肉を頬張っているほっぺがもきゅもきゅと動いている様がなんとも可愛らしい。
リヴィウスはステラよりもずっと背が高く体も大きい為よく食べるのだが、それはなんとてぷも同じだった。リヴィウスに負けるとも劣らない食欲に驚いたのは旅を始めてすぐの頃だったなとまた思い出に耽りそうになったところで「いけないいけない」と首を振ってようやくフロストベアの串焼きにかぶりつく。
まず感じるのは見た目のワイルドさとは反する肉の柔らかさと、その直後にガツンとやってくる香辛料の香りだ。少し冷めてしまっているがそれでも噛めば難なく噛みちぎれる肉は口内で咀嚼しているとじわりと肉汁が滲み出てきてとても美味しい。
これは確かにしみじみと感想を言いたくなる気持ちもわかるなと思いながらもう一口と頬張ると、視線を感じて隣を見るとステラをじっと見るリヴィウスがいた。否、正確に言えばステラの持っている串を見ているのだが。
「もうちょっと待って下さいリヴィ」
「俺は何も言ってない」
「目がすごくおしゃべりです」
『わかるぞリヴィ。ボクも人間のご飯がこんなに美味しいなんて思わなかったからな。どれだけでも食べられる気がする』
てぷの串にはあと一つ肉が残っているがリヴィウスの串には既に何も残っていない。
「これも美味しかったですか、リヴィ?」
「ああ。すごいな、人は」
リヴィウスの素直な言葉にステラは笑みを深めた。
二人と一匹の旅が始まってからそれなりの日数が経過している。二人が一度命を落とした日からもう半年程は経っているだろうか。
魔王が消え、魔族が生まれる反転世界も消滅したことによって世界から魔族が消えた。ということはなく、地上に残った魔族は今も数は少ないが生息している。それらの討伐をしながら世界はゆっくりとではあるが復興の道を辿っているのだな、というのがいくつかの街を旅したステラの感想だ。
「はい、残りはお二人でどうぞ」
数回に分けて一つの塊を食べ終えたステラはその串をそのままリヴィウスに渡す。表情には出ていないが嬉しそうな雰囲気で串を受け取った彼はそのまま大きく肉に齧り付き、てぷと同じように頬をもきゅもきゅと動かす。
これがかつて世界を恐怖の底に陥れた魔王だなんて誰も思わないだろうなと、ステラは改めて思う。そう、改めてそう思うのだ。
満足そうな顔で肉を頬張る姿を見ながらステラは思い出す。あれは初めての旅のことだ。二人と一匹は旅に出る前にそれなりに真剣に話し合っていた。
まず出来るだけ目立たず旅の目的である美食を堪能すること。騒ぎを起こさないこと。一人での行動はせず、何かをする場合は必ずステラの指示を仰ぐこと。これだ。
何せ魔王だったリヴィウスは千年間反転世界の均衡を保つために地上へ出たことは無いし、闇の精霊であるてぷも似たようなものだ。つまり人間の常識がわかるのはステラしかおらず、ステラがいなければ買い物の仕方もわからない一人と一匹なのだ。
それなのにだ。問題行動を起こしたのはまさかのリヴィウスだった。
少し目を離せば忽然と姿を消し、その街のガラの悪い連中に絡まれ、娼婦たちに絡まれ、商人に絡まれ、お金も持っていない癖に気になったからと屋台の飯を買う。直近での出来事で言うなら普通に迷子になって地元の子供たちに慰められていたというものだろうか。
リヴィウスの見た目は目立つ。白髪に赤目というのもあるが背も高ければ顔立ちも神の最高傑作かと言わんばかりに整っている。普通なら行き過ぎた美貌や巨躯は畏怖の対象になるというのに、人間初心者で初めての人間世界に好奇心マシマシの無防備な目が他者を惹きつけてしまうのだろう、とステラは推測している。
『おいリヴィ! ボクのも残しといてよ!』
「……」
『その不満そうな顔やめろぉ! ステラが二人で分けろって言っただろ!』
旅をするにあたり不都合がないようにと軽く人間の子供に変身して見せたてぷはしれっと全ての肉を平らげようとしていたリヴィウスにビシっと指を差した。言われなければ食べるつもりだったのかそこまで表情は変わっていないのに全身のオーラで不満を放つ姿があまりに幼くて堪えきれず吹き出すとてぷはやれやれと肩を竦め、リヴィウスはぱちりと瞬きをした。
ステラとリヴィウスの間に座るてぷ、という構図は側から見れば完全に家族や親密な関係に見えるだろうし二人で子供の世話をしているふうに捉えられるだろうが、逆である。ステラとてぷでリヴィウスの世話を焼いているのだ。
想定もしていなかった事態だが、あの黒と紫の世界しか知らなかったリヴィウスがこうやって人間の世界に興味を持ってくれていることにステラは安堵と喜びを感じていた。
元聖女と元魔王、それに闇の精霊という奇妙な組み合わせの旅だが、ステラは何故だか勇者一行と世界を飛び回っていた時よりも随分と自分の心が穏やかなことを知る。それはきっと世界を救うという大き過ぎる役目から解放されたから。それと、自分の好きに生きてもいいと迷いなく思えているから。
聖女の時は何をするにしても「聖女として」という使命感があったが、今のステラに背負うべきものは何もない。きっと、というか絶対に教会に戻った方がいいのだろうと思うけれど、今現在ステラは全くその気にはなっていなかった。
『うまーい!』
無事に残りの肉を手に入れたてぷが嬉しそうに目を細めている。それにやはり不満そうなリヴィウスにまた息が漏れた。
「この街には何泊かしますから、また食べにきましょう」
「! ああ」
見るからに嬉しそうなリヴィウスの姿を見て、ステラはやはり教会には戻らないでおこうと改めて思うのであった。
「これはいいな」
『うん! 美味い!』
ステラの小言なんて聞こえていないのか広場のベンチに腰掛けてフロストベアの串焼きを食べているリヴィウスとてぷは単調だが実感の篭った感想を言い合っていた。
ここは世界に大きく分けて四つある大陸のうちの一つ、グラソン。その首都に当たるネジュノ。年間通して雪の降る寒い地域で、今も空からはちらちらと小さな雪が舞っていて、石畳や建物の傾斜のある屋根に落ちていく。
街並みの色合いは全体的に灰色や黒系統と落ち着いていて、地面や尖った三角屋根に積もった雪の白がよく映えていてそれだけで絵画のような切なさがあった。けれど首都というだけあって人は沢山いて街は賑わっている。今も広場に設置してあるベンチに寒空の中座っているのはステラたちだけでは無く、少し離れた場所や比較的近い場所でも誰かが座っているし、大体酒を飲むか何かを食べるかしている。
そんな街の人の様子を見てステラはほう、と息を吐いた。その息すら瞬く間に白く染まる程の気温なのにそこまで寒いと感じないのは座っているベンチが暖かいおかげだろう。
ネジュノのように寒い地域では至る所に火の精霊の恩恵があるのだが、その恩恵を受けるのは初めてだとかつてここを訪れた時のことを思い出していた時だ。
「ステラ、食わないのか」
聞こえた言葉にはっとし、ステラは手にしたままの串焼きに視線を落とす。ベンチには恩恵があっても食べ物には当然無い。つまりこの串焼きは今急速に冷めていっている。
「食べます。でも全部は多いので残りは二人で分けてください」
『ステラもっと食べないと大きくなれないぞ!』
「この食事量で慣れているんです」
子供の姿に変身したてぷはドラゴンの姿と変わらないままのつぶらな柔らかな紫色の目でステラを見上げる。人の姿になってもぷっくりとした質感はそのまま肌に反映されていて、肉を頬張っているほっぺがもきゅもきゅと動いている様がなんとも可愛らしい。
リヴィウスはステラよりもずっと背が高く体も大きい為よく食べるのだが、それはなんとてぷも同じだった。リヴィウスに負けるとも劣らない食欲に驚いたのは旅を始めてすぐの頃だったなとまた思い出に耽りそうになったところで「いけないいけない」と首を振ってようやくフロストベアの串焼きにかぶりつく。
まず感じるのは見た目のワイルドさとは反する肉の柔らかさと、その直後にガツンとやってくる香辛料の香りだ。少し冷めてしまっているがそれでも噛めば難なく噛みちぎれる肉は口内で咀嚼しているとじわりと肉汁が滲み出てきてとても美味しい。
これは確かにしみじみと感想を言いたくなる気持ちもわかるなと思いながらもう一口と頬張ると、視線を感じて隣を見るとステラをじっと見るリヴィウスがいた。否、正確に言えばステラの持っている串を見ているのだが。
「もうちょっと待って下さいリヴィ」
「俺は何も言ってない」
「目がすごくおしゃべりです」
『わかるぞリヴィ。ボクも人間のご飯がこんなに美味しいなんて思わなかったからな。どれだけでも食べられる気がする』
てぷの串にはあと一つ肉が残っているがリヴィウスの串には既に何も残っていない。
「これも美味しかったですか、リヴィ?」
「ああ。すごいな、人は」
リヴィウスの素直な言葉にステラは笑みを深めた。
二人と一匹の旅が始まってからそれなりの日数が経過している。二人が一度命を落とした日からもう半年程は経っているだろうか。
魔王が消え、魔族が生まれる反転世界も消滅したことによって世界から魔族が消えた。ということはなく、地上に残った魔族は今も数は少ないが生息している。それらの討伐をしながら世界はゆっくりとではあるが復興の道を辿っているのだな、というのがいくつかの街を旅したステラの感想だ。
「はい、残りはお二人でどうぞ」
数回に分けて一つの塊を食べ終えたステラはその串をそのままリヴィウスに渡す。表情には出ていないが嬉しそうな雰囲気で串を受け取った彼はそのまま大きく肉に齧り付き、てぷと同じように頬をもきゅもきゅと動かす。
これがかつて世界を恐怖の底に陥れた魔王だなんて誰も思わないだろうなと、ステラは改めて思う。そう、改めてそう思うのだ。
満足そうな顔で肉を頬張る姿を見ながらステラは思い出す。あれは初めての旅のことだ。二人と一匹は旅に出る前にそれなりに真剣に話し合っていた。
まず出来るだけ目立たず旅の目的である美食を堪能すること。騒ぎを起こさないこと。一人での行動はせず、何かをする場合は必ずステラの指示を仰ぐこと。これだ。
何せ魔王だったリヴィウスは千年間反転世界の均衡を保つために地上へ出たことは無いし、闇の精霊であるてぷも似たようなものだ。つまり人間の常識がわかるのはステラしかおらず、ステラがいなければ買い物の仕方もわからない一人と一匹なのだ。
それなのにだ。問題行動を起こしたのはまさかのリヴィウスだった。
少し目を離せば忽然と姿を消し、その街のガラの悪い連中に絡まれ、娼婦たちに絡まれ、商人に絡まれ、お金も持っていない癖に気になったからと屋台の飯を買う。直近での出来事で言うなら普通に迷子になって地元の子供たちに慰められていたというものだろうか。
リヴィウスの見た目は目立つ。白髪に赤目というのもあるが背も高ければ顔立ちも神の最高傑作かと言わんばかりに整っている。普通なら行き過ぎた美貌や巨躯は畏怖の対象になるというのに、人間初心者で初めての人間世界に好奇心マシマシの無防備な目が他者を惹きつけてしまうのだろう、とステラは推測している。
『おいリヴィ! ボクのも残しといてよ!』
「……」
『その不満そうな顔やめろぉ! ステラが二人で分けろって言っただろ!』
旅をするにあたり不都合がないようにと軽く人間の子供に変身して見せたてぷはしれっと全ての肉を平らげようとしていたリヴィウスにビシっと指を差した。言われなければ食べるつもりだったのかそこまで表情は変わっていないのに全身のオーラで不満を放つ姿があまりに幼くて堪えきれず吹き出すとてぷはやれやれと肩を竦め、リヴィウスはぱちりと瞬きをした。
ステラとリヴィウスの間に座るてぷ、という構図は側から見れば完全に家族や親密な関係に見えるだろうし二人で子供の世話をしているふうに捉えられるだろうが、逆である。ステラとてぷでリヴィウスの世話を焼いているのだ。
想定もしていなかった事態だが、あの黒と紫の世界しか知らなかったリヴィウスがこうやって人間の世界に興味を持ってくれていることにステラは安堵と喜びを感じていた。
元聖女と元魔王、それに闇の精霊という奇妙な組み合わせの旅だが、ステラは何故だか勇者一行と世界を飛び回っていた時よりも随分と自分の心が穏やかなことを知る。それはきっと世界を救うという大き過ぎる役目から解放されたから。それと、自分の好きに生きてもいいと迷いなく思えているから。
聖女の時は何をするにしても「聖女として」という使命感があったが、今のステラに背負うべきものは何もない。きっと、というか絶対に教会に戻った方がいいのだろうと思うけれど、今現在ステラは全くその気にはなっていなかった。
『うまーい!』
無事に残りの肉を手に入れたてぷが嬉しそうに目を細めている。それにやはり不満そうなリヴィウスにまた息が漏れた。
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