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終章 辺鄙な土地でのこれから編
この先一生
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「危ないだろう。何をしている」
否、落ちる寸前のところでリヴィウスに抱きしめられてことなきを得た。
今ステラたちは食事も入浴も終え、寝る準備を整えてベッドに入ったところだった。二階にある寝室には大きな窓があり、そこから月明かりが入り込んで二人の姿を照らす。
いつもならリヴィウスの腕の中で健やかに入眠するのだが、今日はどうやらそうはならないらしい。
「……いえ、少し、動揺しまして」
「見たことがないくらいの動揺だったがな」
ステラは思わず口角を下げた。頭は生きてきた中で二番目に高速回転している。一番は間違いなく祖父(仮)に拉致されてリヴィウスが魔王とバレたあの瞬間だ。あれには遠く及ばないが、それでも日常ではまずしない動揺をしていた。
番、それは以前ステラもてぷに言われた言葉だった。あの時は有耶無耶にしていたし、あれ以降何かを言われるということもなかったからステラはすっかり油断していたのだ。
けれどそうだ、てぷはこういう性格だった。そう思ってステラは眉を寄せた。
ステラには恋愛経験はない。全てリヴィウスが初めてだ。だからこそ、こういう時どんな顔でどんな言葉を選べばいいのかが全くわからない。そのとっかかりすら掴めない始末だ。そうしている間にも時間は過ぎていき、二人の間に沈黙が落ちる。
リヴィウスといて数少ない沈黙が苦痛になる瞬間だった。
けれどその沈黙を破ったのは意外にもリヴィウスの方からだった。
「……てぷからそう言われて思ったんだが、俺たちは番じゃないのか?」
「──へ?」
あまりの驚きにステラはすっとぼけた声を上げた。
「つ、つが、つがいなんですか、私たち」
動揺のあまりまごついた言い方になってしまうとリヴィウスの眉間にこれまでで一番の皺が刻まれた。
「それ以外の何があるんだ」
「ぇ、え、でも、でも私何も言われてませんよっ⁉︎」
「互いが最善だと分かりきっているのに何を言葉にする必要がある」
ステラを抱き締める腕に力がこもり「それに」とリヴィウスが言葉を続ける。
「……あの時、一緒に生きてくれと言ったのはお前だろう。俺はそれに答えた。あの時点で俺たちは番だ」
ステラは絶句していた。
確かにステラはリヴィウスを連れ出す時そう言った。意味もリヴィウスが捉えているもので合っているし、ステラもなんとなく受け入れてくれたんだな、という認識でいた。だからこそステラたちは今も一緒にいるし、キスもすればそれ以上のことだってしている。
けれどそれは旅の最中でも似たような状態だったから、ステラはその延長線上だと思っていたのだが、どうやら違ったらしい。
「……それとも人間は違うのか」
不機嫌な声に眉尻が下がった。けれどここで尻込みすべきではないと、ステラは心を決めた。
「わ、私の認識なんですが」
みっともなく声が震える。それに顔が熱くなってきて、目の奥が痛くなってきた。
「つ、番のような関係になるには、言葉が、必要だと思います。その人のことをどう思っているのか、などを伝えて、伝えられた人も同じ気持ちなら、そういう関係が成立すると、思います」
「…………」
ステラの言葉に心底意味がわらないというふうに表情を歪めたリヴィウスに「ですよね」とステラは力無く微笑んだ。
「お前は俺をどう思っている」
「はい⁉︎」
滅多に出さない大きな声が寝室に響いた。
「ステラの答えが俺の答えだ。お前は俺のことをどう思う」
「ぐ、う……っ」
ステラは下唇を強く噛んだ。生きていてこれ程までに己と闘ったことがあっただろうか。否、無い。だがしかしここで逃げたりはぐらかしたりという選択肢もステラの中には存在していなかった。そう、闘うしか、ないのである。
リヴィウスがとんでもなく怪訝そうな顔をしてステラのことを見つめている。きっと人間二年目のリヴィウスにはステラのこの葛藤はわからない。わかったとしても、きっとリヴィウスはこんなにも不安に駆られることはない。
リヴィウスはステラの答えが自分の答えだと言った。けれど、そんなもの誰にもわからないじゃないか。もし違ったらどうしてくれるんだ。そんなことをぐるぐると考えながら、ステラはゆっくりと口を開いた。
「……好き、です。この先一生を共にしたいと思うくらいに、あなたのことが好きです」
ベッドに寝転んで月明かりに照らされた中、蚊の鳴くような声で告げた一世一代の告白を受けたリヴィウスは、憎らしいくらいに表情を変えない。それどころかこともあろうに呆れたように息を吐いて見せたのだ。
これにはステラも目を見開いたが、直後に押し倒されて感情は驚きに上書きされる。
「ほら見ろ同じじゃないか」
「……へ」
薄暗い中でもリヴィウスの目はいつでも鮮やかに美しい。その目が、ステラだけを捉えて柔らかな光を滲ませる。
「俺も一生を共にするならお前が良い。ステラ以外は考えられない」
大きな手のひらがステラの赤くなった頬を撫でる。
「……俺が千年生きたのは、あそこで死んだのは、全てステラに出逢うためだったんだろうな。そう考えると魔王としての生も悪くなかった」
「て、てぷ様にも出会えたでしょうっ?」
「……ああ、そうだな。あいつもだな。あいつがいたから随分長い間退屈せずに済んだ」
顔が近付いて白銀の髪が肌に触れる。
「だがあいつとステラに向ける感情はまるで違う。あれはどこにいても構わんが、ステラは駄目だ。お前はずっと俺の目の届く範囲にいろ。もうどこにも行くな」
何の恥じらいも迷いもなく、ただ真っ直ぐに突き付けられる言葉の雨にステラは何も言えずただ目を瞬かせた。それにリヴィウスが楽しげに口角を上げ、また少し距離が縮まる。
「……好きだ、ステラ」
吐息のような声で囁かれ、唇が重なった。触れるだけのそれはすぐに離れて、ステラは衝撃に理解が追いつかずリヴィウスを見ることしか出来ない。
「面白い顔だな」
ふ、とリヴィウスの目元が和らぐ。いつものステラなら何か言えただろうが、今のステラにはとても何かを言い返せるような余裕がない。驚きと戸惑いと、それと経験した事のない喜びで胸がいっぱいで、何も話せなかった。
「お前の泣き顔は苦手だが、こういう顔は良いな。愛らしい」
「あい…っ⁉︎」
「ああそうか、これか。お前があのトカゲに抱いている感情は」
「え、いや、その」
「可愛い、というのはこういう事か。なるほど、確かにこれは手を出したくなる」
「⁉︎」
ステラの脳はもういっぱいいっぱいだった。これ以上何の情報も入らないくらいパンクしているのに、どこまでも楽しそうなリヴィウスが追い討ちを掛けてくる。それはもう容赦無く、徹底的に。
「ステラ」
すぐ側で低く、そして聞いたことがないくらい甘い響きを持った声が聞こえた。
「もう一度聞かせろ。お前の口から聞きたい」
何を、というのは野暮だろう。ステラは息が掛かるほどの距離にいるリヴィウスを見つめながら声を舌に乗せた。
「……リヴィが好きです」
「ああ、俺も好きだ」
とろけるような甘さだと、そう思った。でもこれ以上ない程に幸福だとも思った。
リヴィウスの腕が背中に回り、強く抱き締められる。苦しいくらいの力だったけれどステラにはこれが心地良かった。唇が僅かに離れた合間にどちらともなく「好き」と伝え合って、また唇を合わせる。
もう何度もしてきた触れ合いのはずなのに、今この時が一番幸せだった。そしてこれがずっと続いていくのだろうと二人は言葉を交わさず確信して、目を合わせて笑い合った。
(了)
否、落ちる寸前のところでリヴィウスに抱きしめられてことなきを得た。
今ステラたちは食事も入浴も終え、寝る準備を整えてベッドに入ったところだった。二階にある寝室には大きな窓があり、そこから月明かりが入り込んで二人の姿を照らす。
いつもならリヴィウスの腕の中で健やかに入眠するのだが、今日はどうやらそうはならないらしい。
「……いえ、少し、動揺しまして」
「見たことがないくらいの動揺だったがな」
ステラは思わず口角を下げた。頭は生きてきた中で二番目に高速回転している。一番は間違いなく祖父(仮)に拉致されてリヴィウスが魔王とバレたあの瞬間だ。あれには遠く及ばないが、それでも日常ではまずしない動揺をしていた。
番、それは以前ステラもてぷに言われた言葉だった。あの時は有耶無耶にしていたし、あれ以降何かを言われるということもなかったからステラはすっかり油断していたのだ。
けれどそうだ、てぷはこういう性格だった。そう思ってステラは眉を寄せた。
ステラには恋愛経験はない。全てリヴィウスが初めてだ。だからこそ、こういう時どんな顔でどんな言葉を選べばいいのかが全くわからない。そのとっかかりすら掴めない始末だ。そうしている間にも時間は過ぎていき、二人の間に沈黙が落ちる。
リヴィウスといて数少ない沈黙が苦痛になる瞬間だった。
けれどその沈黙を破ったのは意外にもリヴィウスの方からだった。
「……てぷからそう言われて思ったんだが、俺たちは番じゃないのか?」
「──へ?」
あまりの驚きにステラはすっとぼけた声を上げた。
「つ、つが、つがいなんですか、私たち」
動揺のあまりまごついた言い方になってしまうとリヴィウスの眉間にこれまでで一番の皺が刻まれた。
「それ以外の何があるんだ」
「ぇ、え、でも、でも私何も言われてませんよっ⁉︎」
「互いが最善だと分かりきっているのに何を言葉にする必要がある」
ステラを抱き締める腕に力がこもり「それに」とリヴィウスが言葉を続ける。
「……あの時、一緒に生きてくれと言ったのはお前だろう。俺はそれに答えた。あの時点で俺たちは番だ」
ステラは絶句していた。
確かにステラはリヴィウスを連れ出す時そう言った。意味もリヴィウスが捉えているもので合っているし、ステラもなんとなく受け入れてくれたんだな、という認識でいた。だからこそステラたちは今も一緒にいるし、キスもすればそれ以上のことだってしている。
けれどそれは旅の最中でも似たような状態だったから、ステラはその延長線上だと思っていたのだが、どうやら違ったらしい。
「……それとも人間は違うのか」
不機嫌な声に眉尻が下がった。けれどここで尻込みすべきではないと、ステラは心を決めた。
「わ、私の認識なんですが」
みっともなく声が震える。それに顔が熱くなってきて、目の奥が痛くなってきた。
「つ、番のような関係になるには、言葉が、必要だと思います。その人のことをどう思っているのか、などを伝えて、伝えられた人も同じ気持ちなら、そういう関係が成立すると、思います」
「…………」
ステラの言葉に心底意味がわらないというふうに表情を歪めたリヴィウスに「ですよね」とステラは力無く微笑んだ。
「お前は俺をどう思っている」
「はい⁉︎」
滅多に出さない大きな声が寝室に響いた。
「ステラの答えが俺の答えだ。お前は俺のことをどう思う」
「ぐ、う……っ」
ステラは下唇を強く噛んだ。生きていてこれ程までに己と闘ったことがあっただろうか。否、無い。だがしかしここで逃げたりはぐらかしたりという選択肢もステラの中には存在していなかった。そう、闘うしか、ないのである。
リヴィウスがとんでもなく怪訝そうな顔をしてステラのことを見つめている。きっと人間二年目のリヴィウスにはステラのこの葛藤はわからない。わかったとしても、きっとリヴィウスはこんなにも不安に駆られることはない。
リヴィウスはステラの答えが自分の答えだと言った。けれど、そんなもの誰にもわからないじゃないか。もし違ったらどうしてくれるんだ。そんなことをぐるぐると考えながら、ステラはゆっくりと口を開いた。
「……好き、です。この先一生を共にしたいと思うくらいに、あなたのことが好きです」
ベッドに寝転んで月明かりに照らされた中、蚊の鳴くような声で告げた一世一代の告白を受けたリヴィウスは、憎らしいくらいに表情を変えない。それどころかこともあろうに呆れたように息を吐いて見せたのだ。
これにはステラも目を見開いたが、直後に押し倒されて感情は驚きに上書きされる。
「ほら見ろ同じじゃないか」
「……へ」
薄暗い中でもリヴィウスの目はいつでも鮮やかに美しい。その目が、ステラだけを捉えて柔らかな光を滲ませる。
「俺も一生を共にするならお前が良い。ステラ以外は考えられない」
大きな手のひらがステラの赤くなった頬を撫でる。
「……俺が千年生きたのは、あそこで死んだのは、全てステラに出逢うためだったんだろうな。そう考えると魔王としての生も悪くなかった」
「て、てぷ様にも出会えたでしょうっ?」
「……ああ、そうだな。あいつもだな。あいつがいたから随分長い間退屈せずに済んだ」
顔が近付いて白銀の髪が肌に触れる。
「だがあいつとステラに向ける感情はまるで違う。あれはどこにいても構わんが、ステラは駄目だ。お前はずっと俺の目の届く範囲にいろ。もうどこにも行くな」
何の恥じらいも迷いもなく、ただ真っ直ぐに突き付けられる言葉の雨にステラは何も言えずただ目を瞬かせた。それにリヴィウスが楽しげに口角を上げ、また少し距離が縮まる。
「……好きだ、ステラ」
吐息のような声で囁かれ、唇が重なった。触れるだけのそれはすぐに離れて、ステラは衝撃に理解が追いつかずリヴィウスを見ることしか出来ない。
「面白い顔だな」
ふ、とリヴィウスの目元が和らぐ。いつものステラなら何か言えただろうが、今のステラにはとても何かを言い返せるような余裕がない。驚きと戸惑いと、それと経験した事のない喜びで胸がいっぱいで、何も話せなかった。
「お前の泣き顔は苦手だが、こういう顔は良いな。愛らしい」
「あい…っ⁉︎」
「ああそうか、これか。お前があのトカゲに抱いている感情は」
「え、いや、その」
「可愛い、というのはこういう事か。なるほど、確かにこれは手を出したくなる」
「⁉︎」
ステラの脳はもういっぱいいっぱいだった。これ以上何の情報も入らないくらいパンクしているのに、どこまでも楽しそうなリヴィウスが追い討ちを掛けてくる。それはもう容赦無く、徹底的に。
「ステラ」
すぐ側で低く、そして聞いたことがないくらい甘い響きを持った声が聞こえた。
「もう一度聞かせろ。お前の口から聞きたい」
何を、というのは野暮だろう。ステラは息が掛かるほどの距離にいるリヴィウスを見つめながら声を舌に乗せた。
「……リヴィが好きです」
「ああ、俺も好きだ」
とろけるような甘さだと、そう思った。でもこれ以上ない程に幸福だとも思った。
リヴィウスの腕が背中に回り、強く抱き締められる。苦しいくらいの力だったけれどステラにはこれが心地良かった。唇が僅かに離れた合間にどちらともなく「好き」と伝え合って、また唇を合わせる。
もう何度もしてきた触れ合いのはずなのに、今この時が一番幸せだった。そしてこれがずっと続いていくのだろうと二人は言葉を交わさず確信して、目を合わせて笑い合った。
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