20 / 52
20
しおりを挟む
「お前食べたいんだろ」
「でもヨリちゃんは、あんまり食べる気しないんでしょう? おれだけ食べても意味ないよ、ごはんは一緒に美味しく食べなくっちゃ」
「コロッケの一つくらいは入るっての。好きなの買えば?」
「いいの?」
瞬く瞳は星が宿っているようだ。見た目だけなら女性が卒倒しそうな美貌の男は、依里をじっと見つめて来る。
しかしこの顔をすっかり見慣れている、幼馴染は、平気な顔だ。
「それでいらいらするほど、馬鹿じゃない」
「じゃあ買う」
素直な事だ。素直に食べたいものを食べたいという男、それが大鷺晴美である。
「その代わり、スープか味噌汁、うまいの作れよ」
「うん!」
そう言いながらいそいそと、晴美は割り引かれているコロッケのパックを手に取った。
それも三つも。
しかしながら、すっかりこの男の大食いに馴れてしまった幼馴染は、ちょっとだけ、これ食べきるつもりかよ、と思う程度だ。
そして晴美が、好きなだけこのスーパーを偵察した結果、エコバック二つはぱんぱんに膨れ上がり、晴れ晴れと無邪気な笑顔を全開にした男が出来上がっていた。
彼は買い物の途中でも、握手をしてとか、ファンなんです、とか声をかけられていたのだが、それらはほとんど視界に入っていなかった。
そのため、依里が、声をかけてきた人たちに、
「すみません、あいつ今食材吟味して声が聞こえてないんです」
と謝る事になっていた物の、これ位の謝罪ならなれたものだ。
小学校時代、中学校時代、当時と比べたらはるかにましな状態である。
同行している相手が、ひたすらに謝るものだからか、声をかけてきた方も、怒る事もなければ、文句を言う事もなかった。それは運がいい事であった。
「……それで一体何日分作るつもりだよ」
「これで大体一週間分かな」
「まて、私の二週間分に匹敵する材料だぞ」
「だって、おれも食べるんだよ? おれとヨリちゃんと二人なんだから、それ位になるに決まってる!」
自信たっぷりだな、と思いながらも、なかなか納得できる答えだ。一人なら食べきれない量だって、二人なら可能、というのは何にもおかしくない話だ。
そして目の前の男はかなりの大食いなわけだから……まあこれだけ必要なのかもしれなかった。
その代わり。
「晴美、買い出しは必ず、お前が行くんだぞ」
依里はそう、念押しした。だってこの量を、女の自分が持って歩くのはなかなか厳しいのだ。
晴美はらくらく持っている物の、エコバックだって容量を超えている、と文句を言いそうな膨れ上がり方なのだ。
「うん、そうだね、ヨリちゃんにおれの分まで買わせるの、悪いもんね」
分かってんだかわかってないんだか、気の抜けた事を言っている奴である。
そこで依里は、また、晴美の仕事用お電話が、ぶるぶる震えている事に気が付いた。
荷物に集中しているからか、その電話に出ようともしない幼馴染に、依里は言った。
「電話鳴ってる。出ないのか?」
「今日はお休みだよ?」
「それでも、緊急の事ってのがあるだろうが。電話に出ろ、ほら早く」
「家に帰ってからでいいでしょう、長くなったらお肉悪くなっちゃうもの」
こうなったらいくら言っても耳を貸さないのは知っている。そのため依里は、一言言った。
「怒鳴られても知らないからな」
「おれ、しょっちゅう怒鳴られてるから、今更かも」
「怒鳴られてるのかよ……」
「撮影の時間守れとか、そう言うの。それって上司が勝手に取り決めした事ばっかりで、つまんない」
「撮影の時間とかだったら、前もってお知らせがあるものだろうが……」
依里が呆れた声を出すと、そうかな、なんて荷物を持ち直した男が首を傾けた。
確かに、この見た目の料理人とか、今どきの視聴者が好みそうな物だし、女性の心にクリーンヒットしそうだから、表に出てほしいのかもしれないが。
こいつ、翻訳必要なんだよなあ……と依里はその残念っぷりを頭の中でよみがえらせた。
何しろ中学校の時も、もっと周りの事に気を駆けましょうとか、時間を守りましょうとか、色々問題児の成績表だったのだ、こいつ。
ある教科は突出したもので、それ以外は下から数えた方が早く、居眠りの常習犯で、中学時代の教師は周りに馴染もうとしないあたりからも、かなり手を焼いていた存在、それが晴美である。
「おれにお知らせこないもの」
「そんなの、全員共通の掲示板とかに書いてあるものだろうが」
「おれ見てるよ、でも載ってない事ばっかり!」
こいつが見ているものって限定されてるからな、と依里はため息をついた。
何しろこの男、指定された場所は見るのに、それ以外の物は特別注意してみようとしない、困ったちゃんなのだ。
この困ったちゃんでも、意外と年上には受けが良いのは、物事を穿ってみようとしない、単純で素直な心の持ち主だからにほかならない。
素直で単純で、裏を読まないで、朗らか。こう言った気質は、年上にも年下にも、意外と受けがいい性格なのだ。社会人としては間違いかもしれないが。
「怒鳴られる時、見てなかったのかとか言われたりしないのか」
「言われるよ、でもどこを見るのって聞いて、掲示板に書かれていただろうって言われても、おれが見た時貼られてないもの」
ああ、これは間違いなく、指定された場所以外確認してないな、と依里はすぐ察した。
こんなのはすぐに想像がつく。大体予測もつくので、依里はこう言った。
「お前、全体掲示板は確認してないだろう」
「え、全体とかそう言うのあるの?」
「料理人の掲示板だけじゃなくて、従業員全体の掲示板があるはずだ。そこを探して、仕事に入る時に毎回確認しろ、怒られる回数減るぞ、絶対」
「うん。ヨリちゃんが言うなら、上司に聞いて探してみる」
そう言いながら、晴美はスマホを取り出し、そのメモ機能にそれを入力して貼り付けたらしい。
「さて、早く帰ろうヨリちゃん」
依里を振り返って笑う晴美は、そこだけ切り取るならば、素晴らしい美男子なのに、頭の中身を知っているためか、魅力的に見えないな、と依里は内心で判断した。
自宅に戻り、冷蔵庫に食材を、手際よく入れて行く晴美。依里は常温保管の物をしまっていたのだが、そこで再び、卓の上に投げ出された晴美の携帯が、ぶるぶると震えはじめる。
冷蔵庫に夢中になっている幼馴染に、依里は携帯を突き出した。
「ほら、家に帰ったんだから電話に出なさい」
「また電話、そんなに急ぎって何だろう」
不思議そうにつぶやいた晴美が、携帯をとる。通話ボタンを押した途端に、まくしたてるように何か言われたのだろう。
薄い色の目がぱちぱちと瞬き、口が少し開いた。
依里は、仕事の話を勝手に聞くのもな、と思い、あらかた片付けた後、自室に引っ込んだ。
自分の荷物だけが置かれている、自分だけの部屋で、依里はしばらくスマホをいじっていた物の、がらりと遠慮なく開かれた扉の音から、横目でそちらを見た。
この場合開けているのは、幼馴染一択なので、驚くわけもない。
「どうした」
「なんか本店の方で、味が違うって常連さんとトラブルになったみたいで、変わった調味料使ってたのかって聞かれて。でも使ってないんだよね」
「お前塩加減完璧にする、変な特技あっただろ」
「普通に一つまみ摘まむだけなのに」
「その絶妙な塩加減が、味に大きく影響するんじゃないのか。お前が塩と胡椒の加減を間違えた事、ないの知ってるんだからな」
「そんなのどこで聞いたの?」
「大学時代に、お前の入っていたサークルのBBQの肉の塩加減が、滅茶苦茶うまいって評判だったんだよ。大体手を動かしてたの、晴美だったんだろ」
「おれBBQの準備大好き! 火を熾すのも炭を燃やすのも楽しいよね、ヨリちゃん今度やろうよ」
「やれる道具があったらな」
二人分だけそんな物、用意できないだろう、と依里は判断し、適当に流した。
そして話を元の場所に戻す。
「それで、本店の方はなんて言っているんだ」
「作った料理人を呼べって大騒ぎになったっぽくて、林君が出たらしいんだけど、おれはどうしたって聞かれたんだってさ。二号店に移動したって伝えたら、もう本店に行かないって言われちゃったから、仕事中に特別な味付けしてたなら、全部教えてくれって連絡」
「答えは?」
「そんなの知らない。普通にあるものしか使ってないって答えた」
「だろうなあ……」
少し林君という後釜に同情する。この、塩加減を完璧な所に持って行く、ある種特殊技能持ちの奴の後釜なんて、なかなか大変だろう。
「戻ってこないかって聞かれたのか?」
「林君は帰ってきてッて言ったけど、上司が人事異動したんだから、ほいほい出入りしないでしょ」
言いつつ晴美が、そそくさと米を冷蔵庫に突っ込んだ。
そして振り返り、真顔で言った。
「ヨリちゃん大変だ、お米が冷蔵庫に入らない」
「入れるものなのか、それは!?」
「でもヨリちゃんは、あんまり食べる気しないんでしょう? おれだけ食べても意味ないよ、ごはんは一緒に美味しく食べなくっちゃ」
「コロッケの一つくらいは入るっての。好きなの買えば?」
「いいの?」
瞬く瞳は星が宿っているようだ。見た目だけなら女性が卒倒しそうな美貌の男は、依里をじっと見つめて来る。
しかしこの顔をすっかり見慣れている、幼馴染は、平気な顔だ。
「それでいらいらするほど、馬鹿じゃない」
「じゃあ買う」
素直な事だ。素直に食べたいものを食べたいという男、それが大鷺晴美である。
「その代わり、スープか味噌汁、うまいの作れよ」
「うん!」
そう言いながらいそいそと、晴美は割り引かれているコロッケのパックを手に取った。
それも三つも。
しかしながら、すっかりこの男の大食いに馴れてしまった幼馴染は、ちょっとだけ、これ食べきるつもりかよ、と思う程度だ。
そして晴美が、好きなだけこのスーパーを偵察した結果、エコバック二つはぱんぱんに膨れ上がり、晴れ晴れと無邪気な笑顔を全開にした男が出来上がっていた。
彼は買い物の途中でも、握手をしてとか、ファンなんです、とか声をかけられていたのだが、それらはほとんど視界に入っていなかった。
そのため、依里が、声をかけてきた人たちに、
「すみません、あいつ今食材吟味して声が聞こえてないんです」
と謝る事になっていた物の、これ位の謝罪ならなれたものだ。
小学校時代、中学校時代、当時と比べたらはるかにましな状態である。
同行している相手が、ひたすらに謝るものだからか、声をかけてきた方も、怒る事もなければ、文句を言う事もなかった。それは運がいい事であった。
「……それで一体何日分作るつもりだよ」
「これで大体一週間分かな」
「まて、私の二週間分に匹敵する材料だぞ」
「だって、おれも食べるんだよ? おれとヨリちゃんと二人なんだから、それ位になるに決まってる!」
自信たっぷりだな、と思いながらも、なかなか納得できる答えだ。一人なら食べきれない量だって、二人なら可能、というのは何にもおかしくない話だ。
そして目の前の男はかなりの大食いなわけだから……まあこれだけ必要なのかもしれなかった。
その代わり。
「晴美、買い出しは必ず、お前が行くんだぞ」
依里はそう、念押しした。だってこの量を、女の自分が持って歩くのはなかなか厳しいのだ。
晴美はらくらく持っている物の、エコバックだって容量を超えている、と文句を言いそうな膨れ上がり方なのだ。
「うん、そうだね、ヨリちゃんにおれの分まで買わせるの、悪いもんね」
分かってんだかわかってないんだか、気の抜けた事を言っている奴である。
そこで依里は、また、晴美の仕事用お電話が、ぶるぶる震えている事に気が付いた。
荷物に集中しているからか、その電話に出ようともしない幼馴染に、依里は言った。
「電話鳴ってる。出ないのか?」
「今日はお休みだよ?」
「それでも、緊急の事ってのがあるだろうが。電話に出ろ、ほら早く」
「家に帰ってからでいいでしょう、長くなったらお肉悪くなっちゃうもの」
こうなったらいくら言っても耳を貸さないのは知っている。そのため依里は、一言言った。
「怒鳴られても知らないからな」
「おれ、しょっちゅう怒鳴られてるから、今更かも」
「怒鳴られてるのかよ……」
「撮影の時間守れとか、そう言うの。それって上司が勝手に取り決めした事ばっかりで、つまんない」
「撮影の時間とかだったら、前もってお知らせがあるものだろうが……」
依里が呆れた声を出すと、そうかな、なんて荷物を持ち直した男が首を傾けた。
確かに、この見た目の料理人とか、今どきの視聴者が好みそうな物だし、女性の心にクリーンヒットしそうだから、表に出てほしいのかもしれないが。
こいつ、翻訳必要なんだよなあ……と依里はその残念っぷりを頭の中でよみがえらせた。
何しろ中学校の時も、もっと周りの事に気を駆けましょうとか、時間を守りましょうとか、色々問題児の成績表だったのだ、こいつ。
ある教科は突出したもので、それ以外は下から数えた方が早く、居眠りの常習犯で、中学時代の教師は周りに馴染もうとしないあたりからも、かなり手を焼いていた存在、それが晴美である。
「おれにお知らせこないもの」
「そんなの、全員共通の掲示板とかに書いてあるものだろうが」
「おれ見てるよ、でも載ってない事ばっかり!」
こいつが見ているものって限定されてるからな、と依里はため息をついた。
何しろこの男、指定された場所は見るのに、それ以外の物は特別注意してみようとしない、困ったちゃんなのだ。
この困ったちゃんでも、意外と年上には受けが良いのは、物事を穿ってみようとしない、単純で素直な心の持ち主だからにほかならない。
素直で単純で、裏を読まないで、朗らか。こう言った気質は、年上にも年下にも、意外と受けがいい性格なのだ。社会人としては間違いかもしれないが。
「怒鳴られる時、見てなかったのかとか言われたりしないのか」
「言われるよ、でもどこを見るのって聞いて、掲示板に書かれていただろうって言われても、おれが見た時貼られてないもの」
ああ、これは間違いなく、指定された場所以外確認してないな、と依里はすぐ察した。
こんなのはすぐに想像がつく。大体予測もつくので、依里はこう言った。
「お前、全体掲示板は確認してないだろう」
「え、全体とかそう言うのあるの?」
「料理人の掲示板だけじゃなくて、従業員全体の掲示板があるはずだ。そこを探して、仕事に入る時に毎回確認しろ、怒られる回数減るぞ、絶対」
「うん。ヨリちゃんが言うなら、上司に聞いて探してみる」
そう言いながら、晴美はスマホを取り出し、そのメモ機能にそれを入力して貼り付けたらしい。
「さて、早く帰ろうヨリちゃん」
依里を振り返って笑う晴美は、そこだけ切り取るならば、素晴らしい美男子なのに、頭の中身を知っているためか、魅力的に見えないな、と依里は内心で判断した。
自宅に戻り、冷蔵庫に食材を、手際よく入れて行く晴美。依里は常温保管の物をしまっていたのだが、そこで再び、卓の上に投げ出された晴美の携帯が、ぶるぶると震えはじめる。
冷蔵庫に夢中になっている幼馴染に、依里は携帯を突き出した。
「ほら、家に帰ったんだから電話に出なさい」
「また電話、そんなに急ぎって何だろう」
不思議そうにつぶやいた晴美が、携帯をとる。通話ボタンを押した途端に、まくしたてるように何か言われたのだろう。
薄い色の目がぱちぱちと瞬き、口が少し開いた。
依里は、仕事の話を勝手に聞くのもな、と思い、あらかた片付けた後、自室に引っ込んだ。
自分の荷物だけが置かれている、自分だけの部屋で、依里はしばらくスマホをいじっていた物の、がらりと遠慮なく開かれた扉の音から、横目でそちらを見た。
この場合開けているのは、幼馴染一択なので、驚くわけもない。
「どうした」
「なんか本店の方で、味が違うって常連さんとトラブルになったみたいで、変わった調味料使ってたのかって聞かれて。でも使ってないんだよね」
「お前塩加減完璧にする、変な特技あっただろ」
「普通に一つまみ摘まむだけなのに」
「その絶妙な塩加減が、味に大きく影響するんじゃないのか。お前が塩と胡椒の加減を間違えた事、ないの知ってるんだからな」
「そんなのどこで聞いたの?」
「大学時代に、お前の入っていたサークルのBBQの肉の塩加減が、滅茶苦茶うまいって評判だったんだよ。大体手を動かしてたの、晴美だったんだろ」
「おれBBQの準備大好き! 火を熾すのも炭を燃やすのも楽しいよね、ヨリちゃん今度やろうよ」
「やれる道具があったらな」
二人分だけそんな物、用意できないだろう、と依里は判断し、適当に流した。
そして話を元の場所に戻す。
「それで、本店の方はなんて言っているんだ」
「作った料理人を呼べって大騒ぎになったっぽくて、林君が出たらしいんだけど、おれはどうしたって聞かれたんだってさ。二号店に移動したって伝えたら、もう本店に行かないって言われちゃったから、仕事中に特別な味付けしてたなら、全部教えてくれって連絡」
「答えは?」
「そんなの知らない。普通にあるものしか使ってないって答えた」
「だろうなあ……」
少し林君という後釜に同情する。この、塩加減を完璧な所に持って行く、ある種特殊技能持ちの奴の後釜なんて、なかなか大変だろう。
「戻ってこないかって聞かれたのか?」
「林君は帰ってきてッて言ったけど、上司が人事異動したんだから、ほいほい出入りしないでしょ」
言いつつ晴美が、そそくさと米を冷蔵庫に突っ込んだ。
そして振り返り、真顔で言った。
「ヨリちゃん大変だ、お米が冷蔵庫に入らない」
「入れるものなのか、それは!?」
0
あなたにおすすめの小説
行き遅れのお節介令嬢、氷の公爵様と結婚したら三人娘の母になりました
鳥柄ささみ
恋愛
お節介焼きで困っている人を放っておけないシアは、数多のご令嬢達から人気の令嬢だ。毎日ファンレターが届き、社交界に出れば令嬢に取り囲まれるほどである。
けれど、それに反比例するように男性からの人気はなく、二十七だというのに嫁の貰い手もないため、毎日母から小言をもらっていた。
そんなある日のこと、突然公爵家から縁談の話が。
シアは公爵家がなぜ自分に縁談など持ち掛けるのかと訝しく思いつつ話を受けると、なんと公爵の後妻として三人の娘の母代わりになれと言われる。
困惑するも、自分へ縁談を持ちかけた理由を聞いて、お節介なシアは嫁ぐこと決めたのだった。
夫になるレオナルドはイケメンなのに無表情で高圧的。三人の娘も二女のアンナを除いて長女のセレナも三女のフィオナもとても反抗的。
そんな中でもお節介パワーを発揮して、前向きに奮闘するシアの物語。
※他投稿サイトにも掲載中
天然だと思ったギルド仲間が、実は策士で独占欲強めでした
星乃和花
恋愛
⭐︎完結済ー本編8話+後日談7話⭐︎
ギルドで働くおっとり回復役リィナは、
自分と似た雰囲気の“天然仲間”カイと出会い、ほっとする。
……が、彼は実は 天然を演じる策士だった!?
「転ばないで」
「可愛いって言うのは僕の役目」
「固定回復役だから。僕の」
優しいのに過保護。
仲間のはずなのに距離が近い。
しかも噂はいつの間にか——「軍師(彼)が恋してる説」に。
鈍感で頑張り屋なリィナと、
策を捨てるほど恋に負けていくカイの、
コメディ強めの甘々ギルド恋愛、開幕!
「遅いままでいい――置いていかないから。」
会社のイケメン先輩がなぜか夜な夜な私のアパートにやって来る件について(※付き合っていません)
久留茶
恋愛
地味で陰キャでぽっちゃり体型の小森菜乃(24)は、会社の飲み会で女子一番人気のイケメン社員・五十嵐大和(26)を、ひょんなことから自分のアパートに泊めることに。
しかし五十嵐は表の顔とは別に、腹黒でひと癖もふた癖もある男だった。
「お前は俺の恋愛対象外。ヤル気も全く起きない安全地帯」
――酷い言葉に、菜乃は呆然。二度と関わるまいと決める。
なのに、それを境に彼は夜な夜な菜乃のもとへ現れるようになり……?
溺愛×性格に難ありの執着男子 × 冴えない自分から変身する健気ヒロイン。
王道と刺激が詰まったオフィスラブコメディ!
*全28話完結
*辛口で過激な発言あり。苦手な方はご注意ください。
*他誌にも掲載中です。
半年間、俺の妻になれ〜幼馴染CEOのありえない求婚から始まる仮初の溺愛新婚生活〜 崖っぷち元社畜、会社が倒産したら玉の輿に乗りました!?
とろみ
恋愛
出勤したら会社が無くなっていた。
高瀬由衣(たかせゆい)二十七歳。金ナシ、職ナシ、彼氏ナシ。ついでに結婚願望も丸でナシ。
明日までに家賃を用意できなければ更に家も無くなってしまう。でも絶対田舎の実家には帰りたくない!!
そんな崖っぷちの由衣に救いの手を差し伸べたのは、幼なじみで大企業CEOの宮坂直人(みやさかなおと)。
「なぁ、俺と結婚しないか?」
直人は縁談よけのため、由衣に仮初の花嫁役を打診する。その代わりその間の生活費は全て直人が持つという。
便利な仮初の妻が欲しい直人と、金は無いけど東京に居続けたい由衣。
利害の一致から始まった愛のない結婚生活のはずが、気付けばいつの間にか世話焼きで独占欲強めな幼なじみCEOに囲い込まれていて――。
婚活に疲れたアラサーOLの私、癒やし的存在の弟分(高校生)に「もう待てない」と外堀を埋められています ~10年分の執着は、甘すぎて重すぎる~
ダルい
恋愛
「29歳? 子供産むならもっと若い子がよかったな」
中堅企業で働く早川結衣(29)は、婚活市場における年齢の壁と、デリカシーのない男たちにすり減らされる日々を送っていた。
そんな結衣の唯一の癒やしは、マンションの隣に住む幼馴染の高校生・瀬戸湊(16)。
両親が共働きの彼に代わって、幼い頃はお世話をしてあげていた……はずが、いつの間にか立場は逆転。
手料理を振る舞われ、愚痴を聞かれ、マッサージまでされる始末。「湊がお嫁さんならいいのに」なんて冗談を言っていたけれど。
「今の結衣姉が一番綺麗だよ。……早く、誰も手出しできない『おばさん』になってくれればいいのに」
可愛い弟分だと思っていた彼が、時折見せる『オス』の顔。
16歳の高校生と、もうすぐ30歳のアラサー。
13歳差の常識と理性に抗いながら、生意気な年下男子に外堀を埋められていく、甘くて重い現状維持(ラブストーリー)。
「俺が大人になるまで、誰とも結婚しないで」
癒やされたいすべての女性に贈る、最強の年下幼馴染による溺愛包囲網、開始。
ブスすぎて嫁の貰い手がないから閨勤侍女になれと言われたので縁を切ります、完全に!完全縁切りの先にあったのは孤独ではなくて…
ハートリオ
恋愛
ルフスは結婚が決まった従姉の閨勤侍女になるよう父親に命令されたのをきっかけに父に無視され冷遇されて来た日々を終わらせようとブラコン父と完全に縁を切る決意する。
一方、従姉の結婚相手はアルゲンテウス辺境伯とのことだが、実は手違いがあって辺境伯が結婚したいのはルフス。
そんなこんなの異世界ファンタジーラブです。
読んでいただけると嬉しいです。
それは、ホントに不可抗力で。
樹沙都
恋愛
これ以上他人に振り回されるのはまっぴらごめんと一大決意。人生における全ての無駄を排除し、おひとりさまを謳歌する歩夢の前に、ひとりの男が立ちはだかった。
「まさか、夫の顔……を、忘れたとは言わないだろうな? 奥さん」
その婚姻は、天の啓示か、はたまた……ついうっかり、か。
恋に仕事に人間関係にと翻弄されるお人好しオンナ関口歩夢と腹黒大魔王小林尊の攻防戦。
まさにいま、開始のゴングが鳴った。
まあね、所詮、人生は不可抗力でできている。わけよ。とほほっ。
妖狐の嫁入り
山田あとり
恋愛
「――おまえを祓うなどできない。あきらめて、俺と生きてくれ」
稲荷神社の娘・遥香(はるか)は、妖狐の血をひくために狐憑きとさげすまれ、ひっそり生きてきた。
ある日、村八分となっている遥香を探して来たのは怨霊や魔物を祓う軍人・彰良(あきら)。
彼は陰陽師の名門・芳川家の男だった。
帝国陸軍で共に任務にあたることになった二人だったが、実は彰良にもある秘密が――。
自己評価は低いが芯に強さを秘める女が、理解者を得て才能を開花させる!
&
苦しみを抱え屈折した男が、真っ直ぐな優しさに触れ愛を知る!
明治中期風の横浜と帝都を駆ける、あやかし異能ロマンス譚です。
可愛い妖怪・豆腐小僧も戦うよ!
※この作品は、カクヨム・小説家になろうにも掲載しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる