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エピローグ もう一つの結婚式を マエル視点(1)
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「僕は貴方を一生涯愛し、守り続けると誓います。……ロゼ。いつまでも君だけを愛するよ」
「マエル様、わたしもです。……マエル様。貴方様だけを、いつまでも愛させていただきます」
あれから、2時間と少しが経った頃――。僕達は改めて誓いの言葉を交わし、誓いのキスを交わしていた。
今日2度目の、夫婦となる大切な儀式。今度の会場は賑やかな教会ではなく静かな墓地で、行うのは来場者の前ではなくお墓の前。
僕達はロゼの亡き母上・フェリ様に、その姿を見ていただいていたのだ。
「マエル様。昨日夢にお母様が現れて、微笑んでくださったんです。きっとお母様はずっと見守ってくださっていて、ホッとされていたのだと思います』
僕がこの提案をする切っ掛けとなったのは、半年前――アメリ、ベル、トム、セレステ、あの4人への対応が終わった翌日の出来事。フェリ様が夢の中に出てきたことが、始まりだった。
ロゼは生後間もなく、フェリ様と死別している。けれど不思議なことにフェリ様のお顔を覚えていて、抱かれた温もりもしっかりと覚えていた。
それを知っていてこの出来事を知ったのだから、動かずにいられなかった。
そうして僕は2回目の結婚式を企画し、だがそれの実現には、距離など様々な問題が立ちはだかった。貴族には面倒な仕来りが色々あって、伝統となっている午後4時からのパーティー開催、がネックとなってしまったのだ。
『マエル様、お気持ちだけで充分です。きっとお母様も、満足されていますよ』
『……いや、駄目だ。それは一生に一度しかない、とても大切な出来事なのだからね。是非当日に、君の初めてのウェディングドレス姿を見ていただこう』
そこで何度も何度も計画を練り、手を入れられる部分を調節――挙式の時間を、ギリギリまで早めること。馬車を12か所に待機させ、常に全力で疾走できるようにすること。
これらによって、時間的な問題を解決。馬や御者の助力を得て、無事実現したのだった。
「マエル様、わたしもです。……マエル様。貴方様だけを、いつまでも愛させていただきます」
あれから、2時間と少しが経った頃――。僕達は改めて誓いの言葉を交わし、誓いのキスを交わしていた。
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僕達はロゼの亡き母上・フェリ様に、その姿を見ていただいていたのだ。
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それを知っていてこの出来事を知ったのだから、動かずにいられなかった。
そうして僕は2回目の結婚式を企画し、だがそれの実現には、距離など様々な問題が立ちはだかった。貴族には面倒な仕来りが色々あって、伝統となっている午後4時からのパーティー開催、がネックとなってしまったのだ。
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そこで何度も何度も計画を練り、手を入れられる部分を調節――挙式の時間を、ギリギリまで早めること。馬車を12か所に待機させ、常に全力で疾走できるようにすること。
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