41 / 41
番外編(リクエスト)
番外編その2 アルクとサイズの平民生活~ダメ息子と農業とリナとレオの言葉~(5)
しおりを挟む
(…………兄さん、俺さ。リナ・サーハルとレオが、滅茶苦茶カッコよく思えてる)
(気が合うな、オレもだよ。アイツらをずっと、バカにしてたけどさ。2人とも、滅茶滅茶カッコいいよな)
怯まず己を貫き通す。好きな人のために立ち上がる。
あの時の声と瞳は、力強くて真っすぐで。2人は初めて、尊敬の念を抱きました。
(…………これさ、難しく考えなくてもいいよね。シンプルでいいよね?)
(ああ、そうだな。なんか、オレららしくなかったぜ)
(俺と兄さんは、バカで性悪。コイツみたいに威張り散らして、色んな人を傷付けて、勘当されかけてる2人なんだもんね)
(どうしようもなく性格が悪いんだから、ここでもワガママに振る舞ってやる。……どっちかにする必要なんて、ない。決められないなら、両方選べばいいだけだ)
ゲイルさんにも家にも、手を出させはしない。
オレ(俺)達も、強くなる。そういう頭や強い繋がりを手に入れて、理不尽から守れるようにする。
父様なら、何かあっても凌ぐことはできるから――。
その間に死に物狂いで心と体を磨いて、この決着はオレ(俺)達でつける!!
迷いが吹っ切れた2人は大きく力強く頷き、ウィッグと伊達眼鏡を揃って外し――
「「やあ、会うのは久しぶりだね。話はここで、しっかり聞かせてもらったよ」」
「「っっ!? 貴方がたは、アルク様とサイズ様!? なっ、なぜこのような場所に……!?」」
「「お前みたいな事をやって、一か月ここでお世話になってたんだよ。……レインハルト・カウヤフ。ここからは、オレ(俺)達が相手をしようか」」
アルクとサイズは正しく地位を利用し、レインハルトの企みを阻止したのでした。
◇◇◇
その後――。
『お前達は想像以上に得て、成長したようだな。無論、勘当はなし。その気持ちを生涯忘れぬようにな』
『『はいっ!』』
平民生活から戻ってきたアルクとサイズは、まるで別人のようになっていました。
リナとレオに心から謝罪を行い、毎日真摯に勉学や他貴族との交流に取り組み、知識や繋がりを構築。やがては優秀有能と称される兄弟となり、様々な活躍を見せたのでした。
活躍の一例。
悪評が多かったカウヤフ家の断絶。
農地の保護監視と農家の待遇改善。
(気が合うな、オレもだよ。アイツらをずっと、バカにしてたけどさ。2人とも、滅茶滅茶カッコいいよな)
怯まず己を貫き通す。好きな人のために立ち上がる。
あの時の声と瞳は、力強くて真っすぐで。2人は初めて、尊敬の念を抱きました。
(…………これさ、難しく考えなくてもいいよね。シンプルでいいよね?)
(ああ、そうだな。なんか、オレららしくなかったぜ)
(俺と兄さんは、バカで性悪。コイツみたいに威張り散らして、色んな人を傷付けて、勘当されかけてる2人なんだもんね)
(どうしようもなく性格が悪いんだから、ここでもワガママに振る舞ってやる。……どっちかにする必要なんて、ない。決められないなら、両方選べばいいだけだ)
ゲイルさんにも家にも、手を出させはしない。
オレ(俺)達も、強くなる。そういう頭や強い繋がりを手に入れて、理不尽から守れるようにする。
父様なら、何かあっても凌ぐことはできるから――。
その間に死に物狂いで心と体を磨いて、この決着はオレ(俺)達でつける!!
迷いが吹っ切れた2人は大きく力強く頷き、ウィッグと伊達眼鏡を揃って外し――
「「やあ、会うのは久しぶりだね。話はここで、しっかり聞かせてもらったよ」」
「「っっ!? 貴方がたは、アルク様とサイズ様!? なっ、なぜこのような場所に……!?」」
「「お前みたいな事をやって、一か月ここでお世話になってたんだよ。……レインハルト・カウヤフ。ここからは、オレ(俺)達が相手をしようか」」
アルクとサイズは正しく地位を利用し、レインハルトの企みを阻止したのでした。
◇◇◇
その後――。
『お前達は想像以上に得て、成長したようだな。無論、勘当はなし。その気持ちを生涯忘れぬようにな』
『『はいっ!』』
平民生活から戻ってきたアルクとサイズは、まるで別人のようになっていました。
リナとレオに心から謝罪を行い、毎日真摯に勉学や他貴族との交流に取り組み、知識や繋がりを構築。やがては優秀有能と称される兄弟となり、様々な活躍を見せたのでした。
活躍の一例。
悪評が多かったカウヤフ家の断絶。
農地の保護監視と農家の待遇改善。
35
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(330件)
あなたにおすすめの小説
学園首席の私は魔力を奪われて婚約破棄されたけど、借り物の魔力でいつまで調子に乗っているつもり?
今川幸乃
ファンタジー
下級貴族の生まれながら魔法の練習に励み、貴族の子女が集まるデルフィーラ学園に首席入学を果たしたレミリア。
しかし進級試験の際に彼女の実力を嫉妬したシルヴィアの呪いで魔力を奪われ、婚約者であったオルクには婚約破棄されてしまう。
が、そんな彼女を助けてくれたのはアルフというミステリアスなクラスメイトであった。
レミリアはアルフとともに呪いを解き、シルヴィアへの復讐を行うことを決意する。
レミリアの魔力を奪ったシルヴィアは調子に乗っていたが、全校生徒の前で魔法を披露する際に魔力を奪い返され、醜態を晒すことになってしまう。
※3/6~ プチ改稿中
【完結】金貨三枚から始まる運命の出会い~家族に虐げられてきた家出令嬢が田舎町で出会ったのは、SSランクイケメン冒険者でした~
夏芽空
恋愛
両親と妹に虐げられ続けてきたミレア・エルドール。
エルドール子爵家から出ていこうと思ったことは一度や二度ではないが、それでも彼女は家に居続けた。
それは、七年付き合っている大好きな婚約者と離れたくなかったからだ。
だがある日、婚約者に婚約破棄を言い渡されてしまう。
「君との婚約を解消させて欲しい。心から愛せる人を、僕は見つけたんだ」
婚約者の心から愛する人とは、ミレアの妹だった。
迷惑料として、金貨三枚。それだけ渡されて、ミレアは一方的に別れを告げられてしまう。
婚約破棄されたことで、家にいる理由を無くしたミレア。
家族と縁を切り、遠く離れた田舎街で生きて行くことを決めた。
その地でミレアは、冒険者のラルフと出会う。
彼との出会いが、ミレアの運命を大きく変えていくのだった。
永遠の誓いをあなたに ~何でも欲しがる妹がすべてを失ってからわたしが溺愛されるまで~
畔本グラヤノン
恋愛
両親に愛される妹エイミィと愛されない姉ジェシカ。ジェシカはひょんなことで公爵令息のオーウェンと知り合い、周囲から婚約を噂されるようになる。ある日ジェシカはオーウェンに王族の出席する式典に招待されるが、ジェシカの代わりに式典に出ることを目論んだエイミィは邪魔なジェシカを消そうと考えるのだった。
初耳なのですが…、本当ですか?
あおくん
恋愛
侯爵令嬢の次女として、父親の仕事を手伝ったり、邸の管理をしたりと忙しくしているアニーに公爵家から婚約の申し込みが来た!
でも実際に公爵家に訪れると、異世界から来たという少女が婚約者の隣に立っていて…。
婚約破棄に乗り換え、上等です。私は名前を変えて隣国へ行きますね
ルーシャオ
恋愛
アンカーソン伯爵家令嬢メリッサはテイト公爵家後継のヒューバートから婚約破棄を言い渡される。幼い頃妹ライラをかばってできたあざを指して「失せろ、その顔が治ってから出直してこい」と言い放たれ、挙句にはヒューバートはライラと婚約することに。
失意のメリッサは王立寄宿学校の教師マギニスの言葉に支えられ、一人で生きていくことを決断。エミーと名前を変え、隣国アスタニア帝国に渡って書籍商になる。するとあるとき、ジーベルン子爵アレクシスと出会う。ひょんなことでアレクシスに顔のあざを見られ——。
王子に買われた妹と隣国に売られた私
京月
恋愛
スペード王国の公爵家の娘であるリリア・ジョーカーは三歳下の妹ユリ・ジョーカーと私の婚約者であり幼馴染でもあるサリウス・スペードといつも一緒に遊んでいた。
サリウスはリリアに好意があり大きくなったらリリアと結婚すると言っており、ユリもいつも姉さま大好きとリリアを慕っていた。
リリアが十八歳になったある日スペード王国で反乱がおきその首謀者として父と母が処刑されてしまう。姉妹は王様のいる玉座の間で手を後ろに縛られたまま床に頭をつけ王様からそして処刑を言い渡された。
それに異議を唱えながら玉座の間に入って来たのはサリウスだった。
サリウスは王様に向かい上奏する。
「父上、どうか"ユリ・ジョーカー"の処刑を取りやめにし俺に身柄をくださいませんか」
リリアはユリが不敵に笑っているのが見えた。
婚約者を奪われた私が悪者扱いされたので、これから何が起きても知りません
天宮有
恋愛
子爵令嬢の私カルラは、妹のミーファに婚約者ザノークを奪われてしまう。
ミーファは全てカルラが悪いと言い出し、束縛侯爵で有名なリックと婚約させたいようだ。
屋敷を追い出されそうになって、私がいなければ領地が大変なことになると説明する。
家族は信じようとしないから――これから何が起きても、私は知りません。
無実の罪で投獄されました。が、そこで王子に見初められました。
百谷シカ
恋愛
伯爵令嬢シエラだったのは今朝までの話。
継母アレハンドリナに無実の罪を着せられて、今は無力な囚人となった。
婚約関係にあるベナビデス伯爵家から、宝石を盗んだんですって。私。
そんなわけないのに、問答無用で婚約破棄されてしまうし。
「お父様、早く帰ってきて……」
母の死後、すっかり旅行という名の現実逃避に嵌って留守がちな父。
年頃の私には女親が必要だって言って再婚して、その結果がこれ。
「ん? ちょっとそこのお嬢さん、顔を見せなさい」
牢獄で檻の向こうから話しかけてきた相手。
それは王位継承者である第一王子エミリオ殿下だった。
「君が盗みを? そんなはずない。出て来なさい」
少し高圧的な、強面のエミリオ殿下。
だけど、そこから私への溺愛ライフが始まった……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
リナとレオがこんなところでも人々に影響を!
そして良い感情の連鎖が更なる幸せを呼ぶ。
素晴らしいですね。
田沢みん様。わざわざ感想をくださり、ありがとうございます。
リナとレオの言葉が、2人を覚醒させましたね。
その結果アルクとサイズは立派な人間となって、悪を倒し、恩人であり善良な人々を守りました。
まさしく、いい感情の連鎖、ですね。
2人にとってこの日は、生涯忘れられない日になっていると思います。
今日、番外編その2(1)~(5)を読ませていただきました。
頁終わりに書かれた予告編みたいなのに惹かれ、気が付けば次々と頁をめくっていました。その後の頁の切り替え所も絶妙ですね。
農家での修行……そして収穫したトマト。自分で育てた野菜は、格別ですよね。
それにしても、トマトひとつで180度心を入れ替えられるとは、アルクもサイズも本当は純真な心を持っていたのですね。
ゲイルさんの野菜作りにかける想いに感動しました。とっても素敵な人ですね(´∀`*)
村崎けい子様。わざわざ感想をくださり、そしてご指摘をくださり、ありがとうございます。
仰られている通り、自分の打ち間違いでした。
まったく気づいておらず、本当に助かりました。ありがとうございます。
ゲイルの表情、言葉、野菜。この3つが揃ったことによって、アルクとサイズは目を覚ましたようですね。
この家で過ごしていないと、こうはならなかったかもしれません。
この辺りは大公の目が優れているのですが、うれしい誤算もありました。『自分』とそっくりな者を見て、同じ立場に置かれて、覚醒しましたね。
ヨキヨキ(*´∀`*)ナイス覚醒だわ(*´∀`*)やるじゃん