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第4話 いざ実行 俯瞰視点
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「いらっしゃいませ。どういったものを御入用でしょうか?」
「ランドローロ草を256グラムいただきたく思います」
「……承知いたしました。こちらへどうぞ」
あれから5日後、一つ離れた街にある『ルードラッファ』という名前の薬草屋。ターズン達の姿はその店の中にあり、オーダーをすると3人はバックヤードへと案内されました。
「アンタ、初めて見る顔だね。誰の紹介だい?」
「ブザドア通りのヴァサードさんの紹介でございます。こちらがその証拠となります」
「…………ふぅん。間違いないようだね」
バックヤードで大きな椅子に座っていた老婆に渡した名刺サイズの紙は、紹介状。『ランドローロ草を256グラム』という合言葉を知っていても、この紙がなければその場で殺されてしまっていました。
「ヴァサードからの紹介は久しぶりだねぇ。アンタ、どうやってあの子を見つけたんだい?」
「多くは申し上げられませんがそういった情報が耳に入る立場に居た経験がありまして、その時の勘を使ってお会いできました」
貴族時代に同業者を使用したことがあり、所謂仲介者が居そうな場所を知っていた。候補となりそうな場所を手当たり次第にあたり、4か所目で接触に成功していたのです。
「なるほどねぇ、まあいいや。世間話はここまでにして、そろそろビジネスに移ろうじゃないか」
「はいっ。ありがとうございます」
「アタシに頼みたい仕事は、なんなんだい?」
「北西にある『ライアレア』という街にあるリストランテ『ホライリース』の悪評を流していただきたいのです」
料理に髪の毛や虫が入っていた――。客が金を持っているか否かで接客態度を変えていた――。雇っているスタッフへのパワハラがあった――。などなど、あらゆる噂を用いてホライリースの評判を下げて欲しい。
ホライリースの世間の評価を下げに下げて、悪評塗れの閑古鳥が鳴く店にする。
それが、3人が思い付いた復讐。
本来は加えてジュリエットとガスパールの悪評も広めたかったのですが、そこまでしてしまうと流石に関与を疑われてしまう――何かしらの問題が起きてしまう危険性がある。そこで、ホライリースのみを攻撃対象としていました。
「ふぅん。ただ流すだけでいいのかい?」
「は、はいっ」
「あいよ。そういう願いなら、そうだねぇ。100万ゴーバルで引き受けるよ」
「ありがとうございます! こちらにご用意しております!」
彼女は『噂の流布』を生業とする裏世界の住人。無償で動いてくれるはずはなく、彼にとってはあまりにも大きな出費ではありますが、怨敵を苦しめるために血の涙を流して捻出していました。
「………………全部ホンモノで、確かに100万分あるね。交渉成立だ。アタシに任せておきな」
「感謝いたします!」「感謝いたします!」「感謝いたします!」
これで準備は完了。あとは、効果が出るのを待つだけとなりました。
そのため3人は嬉々としてルードラッファを去り自宅に戻り、
「ははははは……!」
「ふふふふふ……!」
「くふふふふ……!」
自分達が望む変化が訪れる時を、楽しく待ちはじめ――
「ランドローロ草を256グラムいただきたく思います」
「……承知いたしました。こちらへどうぞ」
あれから5日後、一つ離れた街にある『ルードラッファ』という名前の薬草屋。ターズン達の姿はその店の中にあり、オーダーをすると3人はバックヤードへと案内されました。
「アンタ、初めて見る顔だね。誰の紹介だい?」
「ブザドア通りのヴァサードさんの紹介でございます。こちらがその証拠となります」
「…………ふぅん。間違いないようだね」
バックヤードで大きな椅子に座っていた老婆に渡した名刺サイズの紙は、紹介状。『ランドローロ草を256グラム』という合言葉を知っていても、この紙がなければその場で殺されてしまっていました。
「ヴァサードからの紹介は久しぶりだねぇ。アンタ、どうやってあの子を見つけたんだい?」
「多くは申し上げられませんがそういった情報が耳に入る立場に居た経験がありまして、その時の勘を使ってお会いできました」
貴族時代に同業者を使用したことがあり、所謂仲介者が居そうな場所を知っていた。候補となりそうな場所を手当たり次第にあたり、4か所目で接触に成功していたのです。
「なるほどねぇ、まあいいや。世間話はここまでにして、そろそろビジネスに移ろうじゃないか」
「はいっ。ありがとうございます」
「アタシに頼みたい仕事は、なんなんだい?」
「北西にある『ライアレア』という街にあるリストランテ『ホライリース』の悪評を流していただきたいのです」
料理に髪の毛や虫が入っていた――。客が金を持っているか否かで接客態度を変えていた――。雇っているスタッフへのパワハラがあった――。などなど、あらゆる噂を用いてホライリースの評判を下げて欲しい。
ホライリースの世間の評価を下げに下げて、悪評塗れの閑古鳥が鳴く店にする。
それが、3人が思い付いた復讐。
本来は加えてジュリエットとガスパールの悪評も広めたかったのですが、そこまでしてしまうと流石に関与を疑われてしまう――何かしらの問題が起きてしまう危険性がある。そこで、ホライリースのみを攻撃対象としていました。
「ふぅん。ただ流すだけでいいのかい?」
「は、はいっ」
「あいよ。そういう願いなら、そうだねぇ。100万ゴーバルで引き受けるよ」
「ありがとうございます! こちらにご用意しております!」
彼女は『噂の流布』を生業とする裏世界の住人。無償で動いてくれるはずはなく、彼にとってはあまりにも大きな出費ではありますが、怨敵を苦しめるために血の涙を流して捻出していました。
「………………全部ホンモノで、確かに100万分あるね。交渉成立だ。アタシに任せておきな」
「感謝いたします!」「感謝いたします!」「感謝いたします!」
これで準備は完了。あとは、効果が出るのを待つだけとなりました。
そのため3人は嬉々としてルードラッファを去り自宅に戻り、
「ははははは……!」
「ふふふふふ……!」
「くふふふふ……!」
自分達が望む変化が訪れる時を、楽しく待ちはじめ――
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