妹の様子が、突然おかしくなりました

柚木ゆず

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第8話 何も知らない妹は ロレッタ&ジョシュア視点(1)

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((やったねっ。上手くいったっっ))

 お昼休みの終盤。わたしは鼻歌を歌いながらカフェテリアを出て、教室へと戻っていましたっ。
 どうして、こんなにも上機嫌なのか? それは、ジョシュア様とお姉様が仲良くしていたからっ。

((しっかり説明したら関係が戻るとは思ってたけど、こんなに早く戻るなんてね~っ。そ・れ・に))

「僕は、反省している人を責めるつもりはないよ。ロレッタ、これからも引き続き仲よくしよう」

 ジョシュア様はそう仰ってくれて、力のある伯爵家に睨まれるコトもなくなった。
 全部が、予想以上っ。想像以上の成果を得られて、だからわたしはすっごく機嫌が良いのですっ。

((こんなにも順調に進んだのは、やっぱり日頃の行いかな~))

 わたしはちょっぴりだけ我が儘な部分があるけど、心優しくて礼儀正しいレディーなんだもんね。神様、なのかな? そんな姿を見てくれていて、応援してあげないと! と思ったんだと思う。

((うんうんっ、絶対そうだよねっ。だから不安なコトがなくなって、嫌なコトもこれ以上しなくてよくなったんだよね~))

 ジョシュア様はお姉様にまた夢中になってて、放っておいてもこの関係は続いてく。だったらお姉様の栄養とか美容とかを気遣わなくても、いいのですっ。

((お姉様に一番質の良いお肉を上げたり高い美容液をあげたり、お姉様にサロンの人をつけたりするのは、不愉快だったんだよね~。こんなコトをすぐ止められるのも、ラッキ~っ))

 もうこんな高水準は、要らない。これからは普通のお肉や中の下くらいの美容液とかを渡したりして、適当にあしらっとこ。

((今までは下の下な生活だったんだから、お姉様はこれでも満足するよね。本当は大したとのないもので喜ばせておいて、さっさとジョシュア様と結婚をさせて――))

「ロレッタ! ごめんごめん、うっかり聞き忘れていたよ。明日からのお迎えのことなんだけど、希望する時間はあるかい?」

 心の中でこれからのコトを考えてたら、ジョシュア様が追いかけてきた。
 …………明日の、お迎え? この方、わたしと一緒に登校するつもりなの!?


 〇〇


 僕達が仲良くしている姿を見たら、ロレッタは安心するだろうね。そして安心をしたら、ステファニーへの接し方を悪い方に変えるはず。

「ロレッタ、そうはさせないよ? 卒業式を迎えるまで僕が迎えに行くまでの、残り9か月間。ステファニーの平穏維持とお礼を兼ねて、君達には踊り続けてもらうよ」

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