3 / 36
3話
しおりを挟む
その日、《ノア・クロス学園》の中庭では、戦術育成科と一般教養科の合同で、バイオギアの模擬知識演習が行われていた。
といっても、実際にバイオギアを装着するわけではなく、訓練用障害物コースをペアで走り抜けるだけの軽いものだ。
「よーし、文哉くん! 次のターンはロープの下くぐりね! 腰、低くして――はい!」
しずくはそう声をかけながら、自分が先行して走る。
振り返ると、文哉もそれなりに体を動かせている様子で、頑張ってついてきていた。
「……ふぅ。けっこう、運動量あるな……」
「ふふっ、ちょっと疲れた?」
「正直、なめてた……。でも、こうして体動かせるの、気持ちいいな」
文哉が額の汗を拭って笑う。
その笑顔は、どこか無防備で、少年のようで。
――そのとき。
(……ん?)
しずくの視線が、ふと止まる。
汗を吸った文哉のシャツが、薄く肌に貼りついていた。
胸元から腹にかけて、輪郭がうっすらと透け、太陽の光を受けて淡く浮かび上がっている。
(……えっ)
胸のあたりが、ドクン、と鳴った。
目を逸らそうとするのに、できない。
意識した瞬間、なぜか呼吸が浅くなってしまう。
そのわずかな違和感に、自分でも驚く。
(なんで……あたし、今……)
護衛として、常に冷静に、状況判断に長けたしずく。
文哉が“男子”であることはもちろん知っていたし、守るべき対象として距離感を保ってきた。
でも、今――視線が勝手に追ってしまうのは、「護る相手」じゃなくて。
ひとりの“異性”として、目の前に立っている彼だった。
「……しずく? どうかした?」
「えっ!? あっ、な、なんでもないっ! 大丈夫、全然平気っ!」
しずくは顔を横に向けて、ぶんぶんと頭を振る。
(落ち着け、海里しずく。あたしは護衛、そう、護衛なんだからっ!)
でも、顔が火照ってくるのを止められなかった。
喉が乾く。風が急に熱を持ったように感じる。
(あーもう、あたし……)
気づいてしまった。
文哉のことを「守りたい」と思ったのは、きっと、護衛としてだけじゃなかったんだ――と。
目の前で、汗に濡れたシャツを軽く持ち上げて仰ぐ彼の姿。
その仕草ひとつに、心がどうしようもなく揺れてしまう。
「しずく?」
「っ……なんでもないってばっ!」
思わず声を上げてしまった。
文哉が首を傾げるその顔を、しずくは見られなかった。
自分の顔が、どれだけ赤くなっているのか、わかりすぎてしまっていたから。
✿✿✿✿
模擬演習が終わった中庭。ベンチに腰を下ろした文哉は、シャツの裾を軽く引っ張って汗をぬぐう。
陽光に濡れた生地が、ほんのりと身体のラインに沿って貼りついていた。
「文哉くん、おつかれさま! はい、水っ!」
海里しずくが明るくボトルを差し出す。
髪をひとつにまとめた彼女の表情は、いつも通り快活で、どこか得意げだった。
「ありがとう。なんだか、すっかり体力テストみたいだったな……」
「ふふっ、でも楽しそうだったよ? けっこう動けてたし!」
「まあ、前の世界じゃ寝たきりだったから、こうして汗かけるのも新鮮っていうか」
「へえ……」
しずくはその言葉に少しだけ驚き、そしてすぐに笑みを浮かべる。
そのとき、彼女の視線がふと止まった。汗で薄くなった文哉のシャツの下――
(……うわっ)
素肌のラインが、うっすらと透けて見えた瞬間、しずくの頬にわずかな熱が灯る。
(ちょ、ちょっと……ドキッとしちゃった……!?)
「しずく?」
「な、なんでもないよー!? うんっ、全然っ!」
そのやりとりの最中、後ろからひっそりとした足音が近づいてくる。
「……文哉くん。ここにいたんだ……」
声の主は、柊 真帆だった。
胸元にスケッチブックを抱き、白いカーディガンの袖を指先でつまむようにしていた。
「真帆ちゃん! あれっ、演習見てたの?」
「……うん。遠くから、だけど」
真帆は文哉を見つめ、そしてしずくにも一瞬だけ視線を向ける。
「しずくさん……その話、まだ言わないって、言ってたのに……」
「えっ、ご、ごめん! つい……」
「……文哉くん、ごめんね。私……リストの確認を少しだけ、手伝ってたの。だから……知ってて」
「リストって、あの……バイオギアの?」
真帆は小さくうなずき、そしてスケッチブックをそっと開く。
「えっと……さっきの演習中の文哉くん、描いたの。……ちょっと、見てほしくて」
そこには、走り抜ける文哉の姿。障害物を越える瞬間の、躍動感のある線。
だがどこか優しさも残る描写だった。
「文哉くんの動き……他の人と、ちがってた。すごく……自然で」
「バイオギアの適合って、普通はもっと体が強化されてからじゃないとできないんでしょ? でも、文哉くんは……」
真帆は、静かに言葉を紡ぐ。
「……男子で、適合反応が出たのって……ほんの数例しかないの。だから……すごく、特別なこと」
「そんな特別にされた記憶は、ないけどな……」
「でも……文哉くんが、それで傷ついたりしないようにって……思って」
その声は、小さく震えていた。
けれど、まっすぐで、嘘のない思いやりがこもっている。
しずくが口を開く。
「でもさ、文哉くんが“やってみたい”って思ったなら、私、協力したいよ。戦術科だし、教えられることあると思うし!」
真帆は、ふと文哉の袖に視線を落とし、小さく手を伸ばす。
だが、あと数センチのところで、その手は止まった。
「……でも、無理はしないで。文哉くんが、苦しい思いするの……私、見たくないから……」
その囁きのような声が、春の風に混じって揺れる。
文哉は、ふたりの想いのあたたかさに、言葉を失った。
それが、好意という形なのか、守ろうとする気持ちなのか。まだ、うまく言葉にできない。
模擬演習が終わった中庭。ベンチに腰を下ろした文哉は、シャツの裾を軽く引っ張って汗をぬぐう。
陽光に濡れた生地が、ほんのりと身体のラインに沿って貼りついていた。
「文哉くん、おつかれさま! はい、水っ!」
海里しずくが明るくボトルを差し出す。
髪をひとつにまとめた彼女の表情は、いつも通り快活で、どこか得意げだった。
「ありがとう。なんだか、すっかり体力テストみたいだったな……」
「ふふっ、でも楽しそうだったよ? けっこう動けてたし!」
「まあ、前の世界じゃ寝たきりだったから、こうして汗かけるのも新鮮っていうか」
「へえ……」
しずくはその言葉に少しだけ驚き、そしてすぐに笑みを浮かべる。
そのとき、彼女の視線がふと止まった。汗で薄くなった文哉のシャツの下――
(……うわっ)
素肌のラインが、うっすらと透けて見えた瞬間、しずくの頬にわずかな熱が灯る。
(ちょ、ちょっと……ドキッとしちゃった……!?)
「しずく?」
「な、なんでもないよー!? うんっ、全然っ!」
そのやりとりの最中、後ろからひっそりとした足音が近づいてくる。
「……文哉くん。ここにいたんだ……」
声の主は、柊 真帆だった。
胸元にスケッチブックを抱き、白いカーディガンの袖を指先でつまむようにしていた。
「真帆ちゃん! あれっ、演習見てたの?」
「……うん。遠くから、だけど」
真帆は文哉を見つめ、そしてしずくにも一瞬だけ視線を向ける。
「しずくさん……その話、まだ言わないって、言ってたのに……」
「えっ、ご、ごめん! つい……」
「……文哉くん、ごめんね。私……リストの確認を少しだけ、手伝ってたの。だから……知ってて」
「リストって、あの……バイオギアの?」
真帆は小さくうなずき、そしてスケッチブックをそっと開く。
「えっと……さっきの演習中の文哉くん、描いたの。……ちょっと、見てほしくて」
そこには、走り抜ける文哉の姿。障害物を越える瞬間の、躍動感のある線。
だがどこか優しさも残る描写だった。
「文哉くんの動き……他の人と、ちがってた。すごく……自然で」
「バイオギアの適合って、普通はもっと体が強化されてからじゃないとできないんでしょ? でも、文哉くんは……」
真帆は、静かに言葉を紡ぐ。
「……男子で、適合反応が出たのって……ほんの数例しかないの。だから……すごく、特別なこと」
「そんな特別にされた記憶は、ないけどな……」
「でも……文哉くんが、それで傷ついたりしないようにって……思って」
その声は、小さく震えていた。
けれど、まっすぐで、嘘のない思いやりがこもっている。
しずくが口を開く。
「でもさ、文哉くんが“やってみたい”って思ったなら、私、協力したいよ。戦術科だし、教えられることあると思うし!」
真帆は、ふと文哉の袖に視線を落とし、小さく手を伸ばす。
だが、あと数センチのところで、その手は止まった。
「……でも、無理はしないで。文哉くんが、苦しい思いするの……私、見たくないから……」
その囁きのような声が、春の風に混じって揺れる。
文哉は、ふたりの想いのあたたかさに、言葉を失った。
それが、好意という形なのか、守ろうとする気持ちなのか。まだ、うまく言葉にできない。
けれど、確かにその中心に、自分がいるということだけは――肌で感じていた。
といっても、実際にバイオギアを装着するわけではなく、訓練用障害物コースをペアで走り抜けるだけの軽いものだ。
「よーし、文哉くん! 次のターンはロープの下くぐりね! 腰、低くして――はい!」
しずくはそう声をかけながら、自分が先行して走る。
振り返ると、文哉もそれなりに体を動かせている様子で、頑張ってついてきていた。
「……ふぅ。けっこう、運動量あるな……」
「ふふっ、ちょっと疲れた?」
「正直、なめてた……。でも、こうして体動かせるの、気持ちいいな」
文哉が額の汗を拭って笑う。
その笑顔は、どこか無防備で、少年のようで。
――そのとき。
(……ん?)
しずくの視線が、ふと止まる。
汗を吸った文哉のシャツが、薄く肌に貼りついていた。
胸元から腹にかけて、輪郭がうっすらと透け、太陽の光を受けて淡く浮かび上がっている。
(……えっ)
胸のあたりが、ドクン、と鳴った。
目を逸らそうとするのに、できない。
意識した瞬間、なぜか呼吸が浅くなってしまう。
そのわずかな違和感に、自分でも驚く。
(なんで……あたし、今……)
護衛として、常に冷静に、状況判断に長けたしずく。
文哉が“男子”であることはもちろん知っていたし、守るべき対象として距離感を保ってきた。
でも、今――視線が勝手に追ってしまうのは、「護る相手」じゃなくて。
ひとりの“異性”として、目の前に立っている彼だった。
「……しずく? どうかした?」
「えっ!? あっ、な、なんでもないっ! 大丈夫、全然平気っ!」
しずくは顔を横に向けて、ぶんぶんと頭を振る。
(落ち着け、海里しずく。あたしは護衛、そう、護衛なんだからっ!)
でも、顔が火照ってくるのを止められなかった。
喉が乾く。風が急に熱を持ったように感じる。
(あーもう、あたし……)
気づいてしまった。
文哉のことを「守りたい」と思ったのは、きっと、護衛としてだけじゃなかったんだ――と。
目の前で、汗に濡れたシャツを軽く持ち上げて仰ぐ彼の姿。
その仕草ひとつに、心がどうしようもなく揺れてしまう。
「しずく?」
「っ……なんでもないってばっ!」
思わず声を上げてしまった。
文哉が首を傾げるその顔を、しずくは見られなかった。
自分の顔が、どれだけ赤くなっているのか、わかりすぎてしまっていたから。
✿✿✿✿
模擬演習が終わった中庭。ベンチに腰を下ろした文哉は、シャツの裾を軽く引っ張って汗をぬぐう。
陽光に濡れた生地が、ほんのりと身体のラインに沿って貼りついていた。
「文哉くん、おつかれさま! はい、水っ!」
海里しずくが明るくボトルを差し出す。
髪をひとつにまとめた彼女の表情は、いつも通り快活で、どこか得意げだった。
「ありがとう。なんだか、すっかり体力テストみたいだったな……」
「ふふっ、でも楽しそうだったよ? けっこう動けてたし!」
「まあ、前の世界じゃ寝たきりだったから、こうして汗かけるのも新鮮っていうか」
「へえ……」
しずくはその言葉に少しだけ驚き、そしてすぐに笑みを浮かべる。
そのとき、彼女の視線がふと止まった。汗で薄くなった文哉のシャツの下――
(……うわっ)
素肌のラインが、うっすらと透けて見えた瞬間、しずくの頬にわずかな熱が灯る。
(ちょ、ちょっと……ドキッとしちゃった……!?)
「しずく?」
「な、なんでもないよー!? うんっ、全然っ!」
そのやりとりの最中、後ろからひっそりとした足音が近づいてくる。
「……文哉くん。ここにいたんだ……」
声の主は、柊 真帆だった。
胸元にスケッチブックを抱き、白いカーディガンの袖を指先でつまむようにしていた。
「真帆ちゃん! あれっ、演習見てたの?」
「……うん。遠くから、だけど」
真帆は文哉を見つめ、そしてしずくにも一瞬だけ視線を向ける。
「しずくさん……その話、まだ言わないって、言ってたのに……」
「えっ、ご、ごめん! つい……」
「……文哉くん、ごめんね。私……リストの確認を少しだけ、手伝ってたの。だから……知ってて」
「リストって、あの……バイオギアの?」
真帆は小さくうなずき、そしてスケッチブックをそっと開く。
「えっと……さっきの演習中の文哉くん、描いたの。……ちょっと、見てほしくて」
そこには、走り抜ける文哉の姿。障害物を越える瞬間の、躍動感のある線。
だがどこか優しさも残る描写だった。
「文哉くんの動き……他の人と、ちがってた。すごく……自然で」
「バイオギアの適合って、普通はもっと体が強化されてからじゃないとできないんでしょ? でも、文哉くんは……」
真帆は、静かに言葉を紡ぐ。
「……男子で、適合反応が出たのって……ほんの数例しかないの。だから……すごく、特別なこと」
「そんな特別にされた記憶は、ないけどな……」
「でも……文哉くんが、それで傷ついたりしないようにって……思って」
その声は、小さく震えていた。
けれど、まっすぐで、嘘のない思いやりがこもっている。
しずくが口を開く。
「でもさ、文哉くんが“やってみたい”って思ったなら、私、協力したいよ。戦術科だし、教えられることあると思うし!」
真帆は、ふと文哉の袖に視線を落とし、小さく手を伸ばす。
だが、あと数センチのところで、その手は止まった。
「……でも、無理はしないで。文哉くんが、苦しい思いするの……私、見たくないから……」
その囁きのような声が、春の風に混じって揺れる。
文哉は、ふたりの想いのあたたかさに、言葉を失った。
それが、好意という形なのか、守ろうとする気持ちなのか。まだ、うまく言葉にできない。
模擬演習が終わった中庭。ベンチに腰を下ろした文哉は、シャツの裾を軽く引っ張って汗をぬぐう。
陽光に濡れた生地が、ほんのりと身体のラインに沿って貼りついていた。
「文哉くん、おつかれさま! はい、水っ!」
海里しずくが明るくボトルを差し出す。
髪をひとつにまとめた彼女の表情は、いつも通り快活で、どこか得意げだった。
「ありがとう。なんだか、すっかり体力テストみたいだったな……」
「ふふっ、でも楽しそうだったよ? けっこう動けてたし!」
「まあ、前の世界じゃ寝たきりだったから、こうして汗かけるのも新鮮っていうか」
「へえ……」
しずくはその言葉に少しだけ驚き、そしてすぐに笑みを浮かべる。
そのとき、彼女の視線がふと止まった。汗で薄くなった文哉のシャツの下――
(……うわっ)
素肌のラインが、うっすらと透けて見えた瞬間、しずくの頬にわずかな熱が灯る。
(ちょ、ちょっと……ドキッとしちゃった……!?)
「しずく?」
「な、なんでもないよー!? うんっ、全然っ!」
そのやりとりの最中、後ろからひっそりとした足音が近づいてくる。
「……文哉くん。ここにいたんだ……」
声の主は、柊 真帆だった。
胸元にスケッチブックを抱き、白いカーディガンの袖を指先でつまむようにしていた。
「真帆ちゃん! あれっ、演習見てたの?」
「……うん。遠くから、だけど」
真帆は文哉を見つめ、そしてしずくにも一瞬だけ視線を向ける。
「しずくさん……その話、まだ言わないって、言ってたのに……」
「えっ、ご、ごめん! つい……」
「……文哉くん、ごめんね。私……リストの確認を少しだけ、手伝ってたの。だから……知ってて」
「リストって、あの……バイオギアの?」
真帆は小さくうなずき、そしてスケッチブックをそっと開く。
「えっと……さっきの演習中の文哉くん、描いたの。……ちょっと、見てほしくて」
そこには、走り抜ける文哉の姿。障害物を越える瞬間の、躍動感のある線。
だがどこか優しさも残る描写だった。
「文哉くんの動き……他の人と、ちがってた。すごく……自然で」
「バイオギアの適合って、普通はもっと体が強化されてからじゃないとできないんでしょ? でも、文哉くんは……」
真帆は、静かに言葉を紡ぐ。
「……男子で、適合反応が出たのって……ほんの数例しかないの。だから……すごく、特別なこと」
「そんな特別にされた記憶は、ないけどな……」
「でも……文哉くんが、それで傷ついたりしないようにって……思って」
その声は、小さく震えていた。
けれど、まっすぐで、嘘のない思いやりがこもっている。
しずくが口を開く。
「でもさ、文哉くんが“やってみたい”って思ったなら、私、協力したいよ。戦術科だし、教えられることあると思うし!」
真帆は、ふと文哉の袖に視線を落とし、小さく手を伸ばす。
だが、あと数センチのところで、その手は止まった。
「……でも、無理はしないで。文哉くんが、苦しい思いするの……私、見たくないから……」
その囁きのような声が、春の風に混じって揺れる。
文哉は、ふたりの想いのあたたかさに、言葉を失った。
それが、好意という形なのか、守ろうとする気持ちなのか。まだ、うまく言葉にできない。
けれど、確かにその中心に、自分がいるということだけは――肌で感じていた。
44
あなたにおすすめの小説
男:女=1:10000の世界に来た記憶が無いけど生きる俺
マオセン
ファンタジー
突然公園で目覚めた青年「優心」は身辺状況の記憶をすべて忘れていた。分かるのは自分の名前と剣道の経験、常識くらいだった。
その公園を通りすがった「七瀬 椿」に話しかけてからこの物語は幕を開ける。
彼は何も記憶が無い状態で男女比が圧倒的な世界を生き抜けることができるのか。
そして....彼の身体は大丈夫なのか!?
高身長お姉さん達に囲まれてると思ったらここは貞操逆転世界でした。〜どうやら元の世界には帰れないので、今を謳歌しようと思います〜
水国 水
恋愛
ある日、阿宮 海(あみや かい)はバイト先から自転車で家へ帰っていた。
その時、快晴で雲一つ無い空が急変し、突如、周囲に濃い霧に包まれる。
危険を感じた阿宮は自転車を押して帰ることにした。そして徒歩で歩き、喉も乾いてきた時、運良く喫茶店の看板を発見する。
彼は霧が晴れるまでそこで休憩しようと思い、扉を開く。そこには女性の店員が一人居るだけだった。
初めは男装だと考えていた女性の店員、阿宮と会話していくうちに彼が男性だということに気がついた。そして同時に阿宮も世界の常識がおかしいことに気がつく。
そして話していくうちに貞操逆転世界へ転移してしまったことを知る。
警察へ連れて行かれ、戸籍がないことも発覚し、家もない状況。先が不安ではあるが、戻れないだろうと考え新たな世界で生きていくことを決意した。
これはひょんなことから貞操逆転世界に転移してしまった阿宮が高身長女子と関わり、関係を深めながら貞操逆転世界を謳歌する話。
男女比1:15の貞操逆転世界で高校生活(婚活)
大寒波
恋愛
日本で生活していた前世の記憶を持つ主人公、七瀬達也が日本によく似た貞操逆転世界に転生し、高校生活を楽しみながら婚活を頑張るお話。
この世界の法律では、男性は二十歳までに5人と結婚をしなければならない。(高校卒業時点は3人)
そんな法律があるなら、もういっそのこと高校在学中に5人と結婚しよう!となるのが今作の主人公である達也だ!
この世界の経済は基本的に女性のみで回っており、男性に求められることといえば子種、遺伝子だ。
前世の影響かはわからないが、日本屈指のHENTAIである達也は運よく遺伝子も最高ランクになった。
顔もイケメン!遺伝子も優秀!貴重な男!…と、驕らずに自分と関わった女性には少しでも幸せな気持ちを分かち合えるように努力しようと決意する。
どうせなら、WIN-WINの関係でありたいよね!
そうして、別居婚が主流なこの世界では珍しいみんなと同居することを、いや。ハーレムを目標に個性豊かなヒロイン達と織り成す学園ラブコメディがいま始まる!
主人公の通う学校では、少し貞操逆転の要素薄いかもです。男女比に寄っています。
外はその限りではありません。
カクヨムでも投稿しております。
男女比が1対100だったり貞操概念が逆転した世界にいますが会社員してます
neru
ファンタジー
30を過ぎた松田 茂人(まつだ しげひと )は男女比が1対100だったり貞操概念が逆転した世界にひょんなことから転移してしまう。
松田は新しい世界で会社員となり働くこととなる。
ちなみに、新しい世界の女性は全員高身長、美形だ。
PS.2月27日から4月まで投稿頻度が減ることを許して下さい。
↓
PS.投稿を再開します。ゆっくりな投稿頻度になってしまうかもですがあたたかく見守ってください。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
男が少ない世界に転生して
美鈴
ファンタジー
※よりよいものにする為に改稿する事にしました!どうかお付き合い下さいますと幸いです!
旧稿版も一応残しておきますがあのままいくと当初のプロットよりも大幅におかしくなりましたのですいませんが宜しくお願いします!
交通事故に合い意識がどんどん遠くなっていく1人の男性。次に意識が戻った時は病院?前世の一部の記憶はあるが自分に関する事は全て忘れた男が転生したのは男女比が異なる世界。彼はどの様にこの世界で生きていくのだろうか?それはまだ誰も知らないお話。
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる