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28話
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黄昏に染まる学園外縁の廃ビル群。ひと気のないその一角に、足音がしずかに響く。
薄い風に、微かに揺れるスカート。柊 真帆は静かに進んでいた。彼女の足取りには迷いがない。プティの足取りを追い、確信をもってここまでたどり着いた。
――いる。
わずかな気配、ドローンの熱反応。真帆のバイオギア〈ファム=ヘヴィリオン〉のセンサーが反応を示す。
静かに息を呑むと、真帆は壁の向こうへ目を向けた。
そのときだった。コンクリ片が跳ね、煙が立ち昇る。煙の中からぬるりと現れたのは、艶やかな光沢装甲と、片眼ゴーグルの少女型バイオギア。
「……ああ。この空気……。学園の空気、忌々しい匂い」
プティだった。ドローンポッドが彼女の周囲を円を描いて浮遊し、ホログラムが波紋のように広がっていく。
「へぇ……また現れるのね。前に会ったわね、アンタ……名前、なんて言ったかしら?」
真帆は答えなかった。ただ、淡く光る視覚センサーの向こうで、スコープを構え、構図を定めるように敵影を見据えていた。
「……撃つよ」
その言葉と共に、肩のミサイルコンテナが展開。赤く光った粒子が打ち出され、爆風とともにバトルが始まる。
プティは回避動作を取りつつ、背後の壁を蹴って上方へ跳ね上がる。4基のドローンが自律制御で周囲を旋回し、真帆に向けて多方向からビーム牽制を浴びせる。
真帆の〈ファム=ヘヴィリオン〉は大型キャノンを展開して応戦。着弾と同時に発生する震動が、朽ちた壁を粉砕した。
だが、プティの動きは読みづらかった。攻撃そのものよりも、狙いが不明瞭。まるで――真帆に“話しかけたい”かのような、間合いだった。
「アンタさ……“本物の人間”って、どう思う?」
いきなりの問いに、真帆は一瞬だけ動きを止めた。
「……?」
「わたしさ。血も、肉も、記憶も、全部“作られたもの”なのよ。ホムンクルスって、知ってる? つまりはね……“お人形”ってこと」
その声は、どこか震えていた。
「でも……見てた。学園で暮らしてる人間たちのこと。本気で泣いて、笑って、誰かを好きになる、ああいうの――、憧れてた。ずっと、ずっと」
「じゃあ、どうして壊そうとするの……?」
言葉にした瞬間、真帆は自分の中の“感情”がにじんでくるのを感じた。怒りではない。ただ、悲しかった。
「壊せば、私も“人間になれる”って思ったのよ。こんな中途半端な身体じゃ、誰もわたしを……“人”として見てくれないから!」
叫びと共に、プティの全ドローンが真帆を囲むように展開。一点集中の照射が〈ファム=ヘヴィリオン〉の片肩を焦がす。
「っ……!」
痛覚はないはずなのに、真帆の表情が苦痛に歪む。
「私……本当はね、ただ、誰かの“記憶”になりたかったの。ちゃんと“誰か”として、生きた証がほしかったの」
その言葉の裏にあったもの――それが、真帆の胸を締めつける。
だが。
「……それを、壊すことで手に入れようとしちゃ、ダメなんだよ」
小さな声だった。それでもはっきりと、真帆は言った。
プティの手が、一瞬、止まった。
それが“情”だったのか、それとも“迷い”だったのか。判断の隙に、〈ファム=ヘヴィリオン〉のキャノンが再起動。真帆は一気に間合いを詰めようとした。
だが、遅かった。
ドローンの1基が閃光を撒き、プティの姿がかき消える。
「……学園の連中は、優しすぎるのよ。だから滅びる」
捨て台詞のような言葉と共に、プティは煙の向こうへと姿を消した。
真帆は、その場に立ち尽くしていた。
砕けた瓦礫の隙間から、遠くの空が淡く色づき始めていた。
✿✿✿✿
美苑の視界には、幾重にも重なった戦闘記録のデータがホログラムとして投影されていた。ノア・クロス学園の医療区画、静かな個室の一角。自動再生される映像は、彼女がかつて春野と別行動をとった時に交戦した“あの正体不明のバイオギア”との戦いを繰り返し再生している。
焼きつくような痛みが、まだ身体の節々に残っていた。だがそれ以上に、胸の奥を占めて離れない“違和感”があった。
――あれは、いったい何だったのか。
あの謎の機体は、まぎれもなくバイオギアだった。しかし学園に登録されていない仕様だった。敵性の設計かと思われたが、どこかに「見覚え」があった。
「……記録、再生。第14フレーム、コマ送りで」
美苑が静かに指示すると、映像が自動制御で巻き戻され、戦闘中に一瞬だけ接近したカットが表示される。
〈アークブレイカー=ルシフェラ〉
細身ながらも筋肉のように隆起する関節装甲。鋭くしなやかな脚部のシルエット。悪魔のようなウィングユニットの動き方――
(――このフレーム、肩の回し方。刃の捌き……)
胸の奥で、何かがかちりと噛み合った。
まるで見覚えのある剣筋だった。舞うように、地を蹴って突進する独特のステップ。その軌道、タイミング……そして、斬撃の角度。
(この動き、春野の……)
突如、視界がぶれる。彼女の記憶に刻まれた風紀演習での訓練、春野が護衛として見せた華麗な回避術――そして、何よりも、背中で“味方を庇った”あの時の姿と、あまりにも重なって見えた。
「まさか……」
声に出した瞬間、全身が震えた。あの攻撃がもし、春野だったとしたら。あの一撃が、もし意図的だったとしたら。
否定したい気持ちと、直感的な確信が胸の中でせめぎ合っていた。
美苑はすぐに端末を操作し、バイオギアのセンサーデータから収集されていた“戦闘中の体表温度データ”と“脈波特性”を抽出する。
それは、本人登録がなされていない限り匿名として保存される――はずだった。だが、美苑は風紀委員として、それを照合するための権限を持っていた。
(違ってて、ほしい)
心から、そう願った。そうでなければ、あの「護ってくれた背中」の意味が壊れてしまう。
検索が走る。
データ照合まで、あと10秒。
……7秒。
……4秒。
……1秒。
照合結果:一致率94.2% 個体識別候補:並柳 春野
その名が、静かに画面上に浮かび上がった瞬間――
心臓が、冷たくなるような感覚が走った。
「春野が……私を、襲ったの?」
その声には、怒りも、憎しみも、なかった。ただ、深い深い“喪失感”があった。
美苑の脳裏に、春野の笑顔が浮かぶ。共に任務をこなしてきた記憶。風紀活動の中で、何度も背中を預け合ってきた感覚。
その全てが、今、音を立てて崩れ始める。
なぜ、そんなことを。
どうして、私に何も言わず……。
その答えを、美苑は知らなかった。けれど、確かに彼女の中に「疑問」ではなく「理解」が芽生えていく。
春野は、ずっと――なにかを抱えていた。
誰にも言えないまま、何かを、誰かを守るために。
(だったら……ちゃんと、聞かなきゃいけない)
決意が、胸の奥に宿った。
美苑はそっと端末を閉じ、ベッドからゆっくりと立ち上がった。まだ傷は痛んだが、それでも。
もう一度、春野に会うために。
薄い風に、微かに揺れるスカート。柊 真帆は静かに進んでいた。彼女の足取りには迷いがない。プティの足取りを追い、確信をもってここまでたどり着いた。
――いる。
わずかな気配、ドローンの熱反応。真帆のバイオギア〈ファム=ヘヴィリオン〉のセンサーが反応を示す。
静かに息を呑むと、真帆は壁の向こうへ目を向けた。
そのときだった。コンクリ片が跳ね、煙が立ち昇る。煙の中からぬるりと現れたのは、艶やかな光沢装甲と、片眼ゴーグルの少女型バイオギア。
「……ああ。この空気……。学園の空気、忌々しい匂い」
プティだった。ドローンポッドが彼女の周囲を円を描いて浮遊し、ホログラムが波紋のように広がっていく。
「へぇ……また現れるのね。前に会ったわね、アンタ……名前、なんて言ったかしら?」
真帆は答えなかった。ただ、淡く光る視覚センサーの向こうで、スコープを構え、構図を定めるように敵影を見据えていた。
「……撃つよ」
その言葉と共に、肩のミサイルコンテナが展開。赤く光った粒子が打ち出され、爆風とともにバトルが始まる。
プティは回避動作を取りつつ、背後の壁を蹴って上方へ跳ね上がる。4基のドローンが自律制御で周囲を旋回し、真帆に向けて多方向からビーム牽制を浴びせる。
真帆の〈ファム=ヘヴィリオン〉は大型キャノンを展開して応戦。着弾と同時に発生する震動が、朽ちた壁を粉砕した。
だが、プティの動きは読みづらかった。攻撃そのものよりも、狙いが不明瞭。まるで――真帆に“話しかけたい”かのような、間合いだった。
「アンタさ……“本物の人間”って、どう思う?」
いきなりの問いに、真帆は一瞬だけ動きを止めた。
「……?」
「わたしさ。血も、肉も、記憶も、全部“作られたもの”なのよ。ホムンクルスって、知ってる? つまりはね……“お人形”ってこと」
その声は、どこか震えていた。
「でも……見てた。学園で暮らしてる人間たちのこと。本気で泣いて、笑って、誰かを好きになる、ああいうの――、憧れてた。ずっと、ずっと」
「じゃあ、どうして壊そうとするの……?」
言葉にした瞬間、真帆は自分の中の“感情”がにじんでくるのを感じた。怒りではない。ただ、悲しかった。
「壊せば、私も“人間になれる”って思ったのよ。こんな中途半端な身体じゃ、誰もわたしを……“人”として見てくれないから!」
叫びと共に、プティの全ドローンが真帆を囲むように展開。一点集中の照射が〈ファム=ヘヴィリオン〉の片肩を焦がす。
「っ……!」
痛覚はないはずなのに、真帆の表情が苦痛に歪む。
「私……本当はね、ただ、誰かの“記憶”になりたかったの。ちゃんと“誰か”として、生きた証がほしかったの」
その言葉の裏にあったもの――それが、真帆の胸を締めつける。
だが。
「……それを、壊すことで手に入れようとしちゃ、ダメなんだよ」
小さな声だった。それでもはっきりと、真帆は言った。
プティの手が、一瞬、止まった。
それが“情”だったのか、それとも“迷い”だったのか。判断の隙に、〈ファム=ヘヴィリオン〉のキャノンが再起動。真帆は一気に間合いを詰めようとした。
だが、遅かった。
ドローンの1基が閃光を撒き、プティの姿がかき消える。
「……学園の連中は、優しすぎるのよ。だから滅びる」
捨て台詞のような言葉と共に、プティは煙の向こうへと姿を消した。
真帆は、その場に立ち尽くしていた。
砕けた瓦礫の隙間から、遠くの空が淡く色づき始めていた。
✿✿✿✿
美苑の視界には、幾重にも重なった戦闘記録のデータがホログラムとして投影されていた。ノア・クロス学園の医療区画、静かな個室の一角。自動再生される映像は、彼女がかつて春野と別行動をとった時に交戦した“あの正体不明のバイオギア”との戦いを繰り返し再生している。
焼きつくような痛みが、まだ身体の節々に残っていた。だがそれ以上に、胸の奥を占めて離れない“違和感”があった。
――あれは、いったい何だったのか。
あの謎の機体は、まぎれもなくバイオギアだった。しかし学園に登録されていない仕様だった。敵性の設計かと思われたが、どこかに「見覚え」があった。
「……記録、再生。第14フレーム、コマ送りで」
美苑が静かに指示すると、映像が自動制御で巻き戻され、戦闘中に一瞬だけ接近したカットが表示される。
〈アークブレイカー=ルシフェラ〉
細身ながらも筋肉のように隆起する関節装甲。鋭くしなやかな脚部のシルエット。悪魔のようなウィングユニットの動き方――
(――このフレーム、肩の回し方。刃の捌き……)
胸の奥で、何かがかちりと噛み合った。
まるで見覚えのある剣筋だった。舞うように、地を蹴って突進する独特のステップ。その軌道、タイミング……そして、斬撃の角度。
(この動き、春野の……)
突如、視界がぶれる。彼女の記憶に刻まれた風紀演習での訓練、春野が護衛として見せた華麗な回避術――そして、何よりも、背中で“味方を庇った”あの時の姿と、あまりにも重なって見えた。
「まさか……」
声に出した瞬間、全身が震えた。あの攻撃がもし、春野だったとしたら。あの一撃が、もし意図的だったとしたら。
否定したい気持ちと、直感的な確信が胸の中でせめぎ合っていた。
美苑はすぐに端末を操作し、バイオギアのセンサーデータから収集されていた“戦闘中の体表温度データ”と“脈波特性”を抽出する。
それは、本人登録がなされていない限り匿名として保存される――はずだった。だが、美苑は風紀委員として、それを照合するための権限を持っていた。
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検索が走る。
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……7秒。
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……1秒。
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心臓が、冷たくなるような感覚が走った。
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その声には、怒りも、憎しみも、なかった。ただ、深い深い“喪失感”があった。
美苑の脳裏に、春野の笑顔が浮かぶ。共に任務をこなしてきた記憶。風紀活動の中で、何度も背中を預け合ってきた感覚。
その全てが、今、音を立てて崩れ始める。
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どうして、私に何も言わず……。
その答えを、美苑は知らなかった。けれど、確かに彼女の中に「疑問」ではなく「理解」が芽生えていく。
春野は、ずっと――なにかを抱えていた。
誰にも言えないまま、何かを、誰かを守るために。
(だったら……ちゃんと、聞かなきゃいけない)
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