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第一章【それぞれの冒険】
case5❲ミレア・ソウルの謎❳
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春の日差しが心地よくドライブ日和。廻りを見渡せば、桜満開の大自然。川のせせらぎ、和む風の匂いがわたしを癒す。
わたし、キャル・ディザーはWEGS麒麟モデルのファーストラヴに股がり移動していた。
わたしの他に5人の友人が同じようにWEGSに乗り移動していた。アスト、パラガス、ピットにエリア、そしてようやく眠りから覚めたミレア。
わたし達のWEGSはバイクモードや、大型バイクモード、飛行モードに変型して疾走していた。
バイクモードのWEGSは三体でわたし、エリアにミレアのWEGSで、大型バイクモードに変型したWEGSがアストとパラガスで、飛行タイプのWEGSに乗っているのがピット。
WEGSに付いてはわたしは余り詳しくはないんだけど、誰でも解るように説明すれば、WEGSは一言で言えば、ロボット。二言で言うと通常の動物型モンスター型のロボットが人型、車やらジェット機やらバイクに変型する優れもの。
余談だけど、留学してた時のクラスメイトの女子十五人は皆が仲良くてWEGSを選ぶ時、みんな馬系WEGSにし、みんなバイクモードに変型するタイプにしたんだよね。
簡単な説明だけど、言える事はひとつ。わたしの相棒の麒麟モデルのファーストラヴは、今やわたしの一部であり無くてはならない存在。他のみんなもそう思っている。
「もうそろそろ着くんじゃねぇ?」
突然、それぞれのWEGSからパラガスの声が響く。WEGSには通信機のようなのも設置されていて、他のみんなも移動しながら電話のように話していた。
「ちょっと、前のほうになんか居るよ!」
エリアが叫ぶように言うと、わたしは緑に広がる大地を見た。
「あれは、小鬼の群れだ!」
アストが前方に居る者の正体を言った。
それは間違いなくゴブリンの群れであり、群れの数はおよそ七十匹。
それぞれが狼や黒豹に股がって、わたし達に向かって突っ込もうとしていた。
「あらら、ゴブリンライダーズって事ね」
「あらま、無謀に突っ込んで来て」
双子の姉弟のエリアとピットがため息を吐いた。
「……んん、どうする?この子がやろうか?」
先程まで存在感が薄かったミレアが珍しく口を開き、わたしを含め皆が驚きの表情を見せた。
「ねぇ、ミレア、急にどうした?」
「……んん、ちょっと、暴れたくなったから」
エリアの問いにミレアは眠たそうな口調で言うと、彼女はいきなりバイクを疾走させた。
「んん、この子を邪魔しても良いけど、男子が邪魔したら血祭り……ね」
「ああーっ!アイツまたあんな事を言ってるよー!」「全くだ!あの無表情ブスが!」「ピット、ミレアはブスではない!ミレアはミーが守る!」
アスト、ピットの怒りの声にパラガスが鼻の下を伸ばして答えると、いきなり三人のWEGSが疾走した。
「懲りないと言うか、何と言うか……」
わたしの横でWEGSを止め、エリアがため息を吐く。わたしは彼ら三バカ……じゃなく三人の無謀に苦笑いするしかなかった。
可哀想なのは無謀に向かって来るゴブリンと、アスト達。はっきり言ってわたし達六人の中で一番強いのはミレア。しかも段違い級であり、わたし達五人が束になってもミレアには敵わないんだ。
だってミレアの正体は……
「んん……、邪魔したら血祭りっだよー」
「ボクがやるって!ぶごっ!」
アストの叫びが、ヘンテコな声に変わった。ミレアがバイクをスピンさせ、バイクの後輪から土が舞いアストの顔にヒットし、その勢いでアストは操作を誤り木に衝突させた。
「敵味方関係なしかよ!」
ピットがミレアの行動に慌てて空中へと旋回する。
ミレアが口元で何やらぶつぶつと呟くと、ミレアの左手から炎と右手から冷気の球が浮き上がりそれをひとつにし、ゴブリンの群れへと解き放った。
「氷炎合体魔法」
ミレアの魔法はゴブリン達をほぼ絶滅させた。
ミレアの能力はあらゆる魔法、黒、白、時空間、禁断等の魔法を使いこなすんだ。
こんないろんな魔法を使いこなす職業と言えば、賢者や魔女と思われるかも知れないけど、ミレアは賢者ではない。魔女と呼ぶには半分当たっているけど、彼女の正体は別。
「ミーのミレア!無事か!」
パラガスがミレアの安否を気遣うと、ミレアはWEGSから降り、パラガス目掛けて走り出した。
「もうパラガスくんの女タラシ、この子には手出しさせないよ」
ミレアはパラガス目掛けて走り、ジャンプし、パラガスの顔面へと飛び蹴りした。
パラガスは目をハートにしながらも地面に叩きつけられて気絶した。
「この子の邪魔をしたら血祭りって言ったよね?ピットくん?」
ミレアは上空に逃げているピットに言う。
「邪魔してねー!してねーって!なっ、ミレア、ごめん……、どぎゃあ!」
ピットの慌てぶりにも容赦なく、ミレアは雷魔法を放ち、ピットはもろに直撃し、そのままWEGS事、落下した。
すでに生き残りのゴブリンは逃げてしまっていた。
「んん……、ちょっとスッキリした……」
「よ、良かったね、ミレア……」
エリアが顔面蒼白になりながらもミレアに苦笑いする。わたしは今に始まった事じゃないけど、三人の今にも死にそうな状態に涙目になっていた。
無茶苦茶なミレアでもわたしは、ミレアが本当に友達で良かったと思っている。
ふとわたしはそう思った。例えミレアが人間じゃなくても、ミレアとエリアにはわたしにとって大切であり、掛け替えのない親友。
ミレアはわたしの事、どう思っているのかな?いずれは食べちゃうのかな?
「キャル……、食べないよ。この子はキャルもエリアも、もちろん三バカくんも大好きだよ」
わたしの考えを読んだミレアが答えると、わたしはその言葉に泣きだし、ミレアを抱きしめた。
「ごめんね、ミレア」
「んん……、いいよ」
ミレアの照れた表情にエリアも抱きしめてくる。
わたし達三人は何があっても親友……、じゃなく大親友。
例えミレアが、
龍地球最強と呼ばれる十龍の一頭である
〈命龍〉と呼ばれる龍であっても……
わたし、キャル・ディザーはWEGS麒麟モデルのファーストラヴに股がり移動していた。
わたしの他に5人の友人が同じようにWEGSに乗り移動していた。アスト、パラガス、ピットにエリア、そしてようやく眠りから覚めたミレア。
わたし達のWEGSはバイクモードや、大型バイクモード、飛行モードに変型して疾走していた。
バイクモードのWEGSは三体でわたし、エリアにミレアのWEGSで、大型バイクモードに変型したWEGSがアストとパラガスで、飛行タイプのWEGSに乗っているのがピット。
WEGSに付いてはわたしは余り詳しくはないんだけど、誰でも解るように説明すれば、WEGSは一言で言えば、ロボット。二言で言うと通常の動物型モンスター型のロボットが人型、車やらジェット機やらバイクに変型する優れもの。
余談だけど、留学してた時のクラスメイトの女子十五人は皆が仲良くてWEGSを選ぶ時、みんな馬系WEGSにし、みんなバイクモードに変型するタイプにしたんだよね。
簡単な説明だけど、言える事はひとつ。わたしの相棒の麒麟モデルのファーストラヴは、今やわたしの一部であり無くてはならない存在。他のみんなもそう思っている。
「もうそろそろ着くんじゃねぇ?」
突然、それぞれのWEGSからパラガスの声が響く。WEGSには通信機のようなのも設置されていて、他のみんなも移動しながら電話のように話していた。
「ちょっと、前のほうになんか居るよ!」
エリアが叫ぶように言うと、わたしは緑に広がる大地を見た。
「あれは、小鬼の群れだ!」
アストが前方に居る者の正体を言った。
それは間違いなくゴブリンの群れであり、群れの数はおよそ七十匹。
それぞれが狼や黒豹に股がって、わたし達に向かって突っ込もうとしていた。
「あらら、ゴブリンライダーズって事ね」
「あらま、無謀に突っ込んで来て」
双子の姉弟のエリアとピットがため息を吐いた。
「……んん、どうする?この子がやろうか?」
先程まで存在感が薄かったミレアが珍しく口を開き、わたしを含め皆が驚きの表情を見せた。
「ねぇ、ミレア、急にどうした?」
「……んん、ちょっと、暴れたくなったから」
エリアの問いにミレアは眠たそうな口調で言うと、彼女はいきなりバイクを疾走させた。
「んん、この子を邪魔しても良いけど、男子が邪魔したら血祭り……ね」
「ああーっ!アイツまたあんな事を言ってるよー!」「全くだ!あの無表情ブスが!」「ピット、ミレアはブスではない!ミレアはミーが守る!」
アスト、ピットの怒りの声にパラガスが鼻の下を伸ばして答えると、いきなり三人のWEGSが疾走した。
「懲りないと言うか、何と言うか……」
わたしの横でWEGSを止め、エリアがため息を吐く。わたしは彼ら三バカ……じゃなく三人の無謀に苦笑いするしかなかった。
可哀想なのは無謀に向かって来るゴブリンと、アスト達。はっきり言ってわたし達六人の中で一番強いのはミレア。しかも段違い級であり、わたし達五人が束になってもミレアには敵わないんだ。
だってミレアの正体は……
「んん……、邪魔したら血祭りっだよー」
「ボクがやるって!ぶごっ!」
アストの叫びが、ヘンテコな声に変わった。ミレアがバイクをスピンさせ、バイクの後輪から土が舞いアストの顔にヒットし、その勢いでアストは操作を誤り木に衝突させた。
「敵味方関係なしかよ!」
ピットがミレアの行動に慌てて空中へと旋回する。
ミレアが口元で何やらぶつぶつと呟くと、ミレアの左手から炎と右手から冷気の球が浮き上がりそれをひとつにし、ゴブリンの群れへと解き放った。
「氷炎合体魔法」
ミレアの魔法はゴブリン達をほぼ絶滅させた。
ミレアの能力はあらゆる魔法、黒、白、時空間、禁断等の魔法を使いこなすんだ。
こんないろんな魔法を使いこなす職業と言えば、賢者や魔女と思われるかも知れないけど、ミレアは賢者ではない。魔女と呼ぶには半分当たっているけど、彼女の正体は別。
「ミーのミレア!無事か!」
パラガスがミレアの安否を気遣うと、ミレアはWEGSから降り、パラガス目掛けて走り出した。
「もうパラガスくんの女タラシ、この子には手出しさせないよ」
ミレアはパラガス目掛けて走り、ジャンプし、パラガスの顔面へと飛び蹴りした。
パラガスは目をハートにしながらも地面に叩きつけられて気絶した。
「この子の邪魔をしたら血祭りって言ったよね?ピットくん?」
ミレアは上空に逃げているピットに言う。
「邪魔してねー!してねーって!なっ、ミレア、ごめん……、どぎゃあ!」
ピットの慌てぶりにも容赦なく、ミレアは雷魔法を放ち、ピットはもろに直撃し、そのままWEGS事、落下した。
すでに生き残りのゴブリンは逃げてしまっていた。
「んん……、ちょっとスッキリした……」
「よ、良かったね、ミレア……」
エリアが顔面蒼白になりながらもミレアに苦笑いする。わたしは今に始まった事じゃないけど、三人の今にも死にそうな状態に涙目になっていた。
無茶苦茶なミレアでもわたしは、ミレアが本当に友達で良かったと思っている。
ふとわたしはそう思った。例えミレアが人間じゃなくても、ミレアとエリアにはわたしにとって大切であり、掛け替えのない親友。
ミレアはわたしの事、どう思っているのかな?いずれは食べちゃうのかな?
「キャル……、食べないよ。この子はキャルもエリアも、もちろん三バカくんも大好きだよ」
わたしの考えを読んだミレアが答えると、わたしはその言葉に泣きだし、ミレアを抱きしめた。
「ごめんね、ミレア」
「んん……、いいよ」
ミレアの照れた表情にエリアも抱きしめてくる。
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