24 / 66
街中戦闘 ココナ・ミルツ
第二十四話 パルミーレと階級の証
しおりを挟む
ルッフィランテに戻ると、フィルシーさんはカウンターからツカツカと歩み寄ってきて、怒りの眼差しを向けてきた。
「鳥太君、トマト、何があったのですか? その子は誰でしょう」
……声を聞く限り、思ったほど怒ってはなさそうだ。どちらかというと心配の方が強いか。
「この子は事情があって主人の元を離れたんだ。俺に忠誠を誓ってくれた。ルッフィランテに置いて欲しいんだけど……」
ココナの前で話すのも憚られたが、正直に告げた。
きっとフィルシーさんなら何とかしてくれる。そんな期待通り、フィルシーさんはふっと力の抜けた表情になり、ココナに手を差し出した。
「私はルッフィランテのオーナー、フィルシー・オムライスです」
「あの……ココナ・ミルツです。さきほど鳥太様とトマトさんに助けていただきました。前のご主人様は厳しい人だったのです……。今は元のメイドに戻りました」
白髪の下から白い瞳を覗かせて、ココナは丁寧に答えた。幼い容姿とは裏腹に、一度独り立ちしていただけあって、雰囲気は大人びている。
その小さな手が両手で包まれる。
「よろしくお願いします、ココナ。今日からここに住んでいいですよ。明日からは、ルッフィランテのメイドとして働く為に、少しずつお勉強してもらいます。それで大丈夫ですか?」
「……はいっ! ありがとうございます!」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「ところで鳥太君はココナの忠誠を受けて、スキルをもう一つ手に入れたのですか?」
仕事部屋。俺とトマトはフィルシーさんと向き合っている。
食事をとれなかった俺達への配慮か、テーブルにホットミルクのような飲み物が置かれているけど、これを飲んだら話の最中に寝てしまいかねない……。
「鳥太様…………お眠いのですか?」
トマトが耳元で囁いた。その可愛らしさで脳が覚醒。大丈夫、まだ寝ないぞ。
「フィルシーさん、俺は相手の体を操作するスキル――操作(ミリカ)を手に入れました。これを使うと十分以上、相手の自由を奪えます。それともう一つ使い方があって、トマトに付与すれば、俺と同じくらいの戦闘力で戦わせることができます。……もちろん、そんな風に使う気はないですけど!」
フィルシーさんの目が吊り上がったので、慌てて付け加えた。
「私は戦っても大丈夫です。鳥太様は今日、私に防御壁を使ってくださったので、危険ではありませんでした。その分鳥太様がお怪我をされてしまいましたが……」
悪気なさそうに、あっさり暴露されてしまった。
フィルシーさんの目が再び吊り上がる。俺のこともトマトと同じくらい気にかけてくれるのは嬉しいけど、おかげでこの時間はいつも緊張するんだよな……。
「鳥太君、それが最善だと思ったのはわかりますから、怒りはしません。けれど、自分を犠牲にする戦い方に慣れないでください。自分が傷つけば助けられるという考えが生まれてしまったら、視野が狭まって大切なものを見落としてしまいます」
「………………」
自分を犠牲にする戦い方……。
フィルシーさんの抽象的な言葉は俺の頭の中でグルグルと回り続けた。
その何が問題なのかはわからない。けど、その気持ちを受け取る意味で俺は頷いた。
「では、約束ですよ。明日も依頼がありますから、今言ったことを忘れないようにしてください。そしてもう一つ、鳥太君はスキルを二つ得たので、パルミーレへ申請すれば階級の証を手に入れることができます」
「パルミーレ……階級の証……?」
聞き返すと、フィルシーさんは愕然とした表情を浮かべた。
どうやら常識的な単語だったらしい。何かの組織みたいだったけど。
俺が異世界から来たという事情は誰にも話していないし、フィルシーさんは俺を信頼して深く聞かないでくれているので、会話が噛み合わないとこの表情をされる。
「鳥太君、本当に何も知らないのですね。と私は何度言ったかわかりませんが、念のために一から説明しましょう」
口直しをするようにルミールを口へ運び、ふっと一息。
「パルミーレはこの世界の中枢機関です。男爵以上の素質を持っている人へ“階級の証”を発行してくれます。“階級の証”を持っていれば高級なレストランへ予約ができたり、特別なパーティへ招待されたり、日常生活で様々なメリットがあります。そして、証を発行するには大金を払い、その後も定期的にお金を収め続けなければなりません。鳥太君の場合は“男爵”ですから、百万ティクレで証を発行し、その後は三十日毎に十万ティクレを収めることで証を維持することができます」
「ひゃ、百万……⁉」
この世界の通貨は日本円とほぼ等価。百万ティクレはそのまま百万円に近い額だ。
そして俺の初報酬は三千ティクレだった。
「もちろん今発行することはできないと思います。ただ、今後の目標として考えて欲しいのです。階級を所持するメリットはもう一つあります。ディドリックに出席できるようになることです」
「ディ……」
さっきから全てオウム返ししていることと、フィルシーさんの瞳に呆れが映ったことに気付き、言葉を途中で切る。ギリギリ……アウト。
「鳥太君、もうディドリックを知らなくても驚きませんが……少しはお勉強しましょう。パルミーレが貴族達から集めたお金をどう扱っているかというと、そのほとんどはディドリックに回されるのです。そして男爵は男爵、子爵は子爵、それぞれの階級に応じたディドリックで予算の使い道を検討し、政策を行っています。男爵は最近、紳士・淑女へマナーのレッスンを設けていましたが、知恵があればもっと大きな活動を行い、世界を変えることも可能です」
「世界を……」
以前この世界の地図を見せてもらったことがあり、薄っすらと気づいていた。この世界には国が一つしか存在しない。それ故に表面的には平和で、敵は差別という形で内部に存在する。
税金を納めている様子はなかったので、てっきり政治も存在しないと思っていた。ディドリックの存在は朗報だ。メイド達を救う手段がこの世界にもちゃんとある。
「ちなみに、階級が上がれば予算が増えて、できることも増えるんですか?」
「はい、もちろんです。大公になると一人当たり七百万ティクレは収めていますから、その予算は億単位になると思います。ここでのお給料で七百万ティクレは出せませんけど。頑張ればいずれ百万はお渡しする予定です」
「んなっ……百万!?」
「ええ、鳥太君も専属の執事やメイドを雇いたいでしょうから」
さりげないフィルシーさんの言葉にトマトがピクッと反応した。
俺はトマトを専属にしたいけど、ルッフィランテのメイドは専属メイドになれないのが残念だ。
「鳥太君、気付いていますか? 百万ティクレのお給料でSクラスメイドや執事を雇ったら“階級の証”を発行するお金はないでしょう。つまりですね、頑張ればそれもルッフィランテで補助してあげるということです。お仕事に役立ちますからね」
「フィルシーさん……ありがとうございます!」
「いえいえ。その前に鳥太君の階級……職業をはっきりさせておかないといけませんけどね」
この口ぶりだと現在の俺は”職業”の男爵で、パルミーレに認定されればちゃんとした”階級”の男爵になるようだ。けれど、どちらにしても俺は女神に最高位の職業“ご主人様”として転生させられているので、男爵の証をとってもすぐ作り直すことになってしまうだろう。パルミーレに行くのはまだ先でいい。
「鳥太君、お話はこれで終わりです。何か質問はありますか?」
「いえ、大丈夫です」
とりあえずいい目標ができた。ルッフィランテで成果を重ねて階級を得る。それからパルミーレで世界を変える。
「ではお休みなさい。明日はお仕事ですからね、トマトは鳥太君のケアをしてください」
「はい、かしこまりました」
トマトは気を付けの姿勢で手をワキワキ動かしながら返事をした。意外とマッサージ好きだ。
俺は今夜眠れそうにない……。
「鳥太君、トマト、何があったのですか? その子は誰でしょう」
……声を聞く限り、思ったほど怒ってはなさそうだ。どちらかというと心配の方が強いか。
「この子は事情があって主人の元を離れたんだ。俺に忠誠を誓ってくれた。ルッフィランテに置いて欲しいんだけど……」
ココナの前で話すのも憚られたが、正直に告げた。
きっとフィルシーさんなら何とかしてくれる。そんな期待通り、フィルシーさんはふっと力の抜けた表情になり、ココナに手を差し出した。
「私はルッフィランテのオーナー、フィルシー・オムライスです」
「あの……ココナ・ミルツです。さきほど鳥太様とトマトさんに助けていただきました。前のご主人様は厳しい人だったのです……。今は元のメイドに戻りました」
白髪の下から白い瞳を覗かせて、ココナは丁寧に答えた。幼い容姿とは裏腹に、一度独り立ちしていただけあって、雰囲気は大人びている。
その小さな手が両手で包まれる。
「よろしくお願いします、ココナ。今日からここに住んでいいですよ。明日からは、ルッフィランテのメイドとして働く為に、少しずつお勉強してもらいます。それで大丈夫ですか?」
「……はいっ! ありがとうございます!」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「ところで鳥太君はココナの忠誠を受けて、スキルをもう一つ手に入れたのですか?」
仕事部屋。俺とトマトはフィルシーさんと向き合っている。
食事をとれなかった俺達への配慮か、テーブルにホットミルクのような飲み物が置かれているけど、これを飲んだら話の最中に寝てしまいかねない……。
「鳥太様…………お眠いのですか?」
トマトが耳元で囁いた。その可愛らしさで脳が覚醒。大丈夫、まだ寝ないぞ。
「フィルシーさん、俺は相手の体を操作するスキル――操作(ミリカ)を手に入れました。これを使うと十分以上、相手の自由を奪えます。それともう一つ使い方があって、トマトに付与すれば、俺と同じくらいの戦闘力で戦わせることができます。……もちろん、そんな風に使う気はないですけど!」
フィルシーさんの目が吊り上がったので、慌てて付け加えた。
「私は戦っても大丈夫です。鳥太様は今日、私に防御壁を使ってくださったので、危険ではありませんでした。その分鳥太様がお怪我をされてしまいましたが……」
悪気なさそうに、あっさり暴露されてしまった。
フィルシーさんの目が再び吊り上がる。俺のこともトマトと同じくらい気にかけてくれるのは嬉しいけど、おかげでこの時間はいつも緊張するんだよな……。
「鳥太君、それが最善だと思ったのはわかりますから、怒りはしません。けれど、自分を犠牲にする戦い方に慣れないでください。自分が傷つけば助けられるという考えが生まれてしまったら、視野が狭まって大切なものを見落としてしまいます」
「………………」
自分を犠牲にする戦い方……。
フィルシーさんの抽象的な言葉は俺の頭の中でグルグルと回り続けた。
その何が問題なのかはわからない。けど、その気持ちを受け取る意味で俺は頷いた。
「では、約束ですよ。明日も依頼がありますから、今言ったことを忘れないようにしてください。そしてもう一つ、鳥太君はスキルを二つ得たので、パルミーレへ申請すれば階級の証を手に入れることができます」
「パルミーレ……階級の証……?」
聞き返すと、フィルシーさんは愕然とした表情を浮かべた。
どうやら常識的な単語だったらしい。何かの組織みたいだったけど。
俺が異世界から来たという事情は誰にも話していないし、フィルシーさんは俺を信頼して深く聞かないでくれているので、会話が噛み合わないとこの表情をされる。
「鳥太君、本当に何も知らないのですね。と私は何度言ったかわかりませんが、念のために一から説明しましょう」
口直しをするようにルミールを口へ運び、ふっと一息。
「パルミーレはこの世界の中枢機関です。男爵以上の素質を持っている人へ“階級の証”を発行してくれます。“階級の証”を持っていれば高級なレストランへ予約ができたり、特別なパーティへ招待されたり、日常生活で様々なメリットがあります。そして、証を発行するには大金を払い、その後も定期的にお金を収め続けなければなりません。鳥太君の場合は“男爵”ですから、百万ティクレで証を発行し、その後は三十日毎に十万ティクレを収めることで証を維持することができます」
「ひゃ、百万……⁉」
この世界の通貨は日本円とほぼ等価。百万ティクレはそのまま百万円に近い額だ。
そして俺の初報酬は三千ティクレだった。
「もちろん今発行することはできないと思います。ただ、今後の目標として考えて欲しいのです。階級を所持するメリットはもう一つあります。ディドリックに出席できるようになることです」
「ディ……」
さっきから全てオウム返ししていることと、フィルシーさんの瞳に呆れが映ったことに気付き、言葉を途中で切る。ギリギリ……アウト。
「鳥太君、もうディドリックを知らなくても驚きませんが……少しはお勉強しましょう。パルミーレが貴族達から集めたお金をどう扱っているかというと、そのほとんどはディドリックに回されるのです。そして男爵は男爵、子爵は子爵、それぞれの階級に応じたディドリックで予算の使い道を検討し、政策を行っています。男爵は最近、紳士・淑女へマナーのレッスンを設けていましたが、知恵があればもっと大きな活動を行い、世界を変えることも可能です」
「世界を……」
以前この世界の地図を見せてもらったことがあり、薄っすらと気づいていた。この世界には国が一つしか存在しない。それ故に表面的には平和で、敵は差別という形で内部に存在する。
税金を納めている様子はなかったので、てっきり政治も存在しないと思っていた。ディドリックの存在は朗報だ。メイド達を救う手段がこの世界にもちゃんとある。
「ちなみに、階級が上がれば予算が増えて、できることも増えるんですか?」
「はい、もちろんです。大公になると一人当たり七百万ティクレは収めていますから、その予算は億単位になると思います。ここでのお給料で七百万ティクレは出せませんけど。頑張ればいずれ百万はお渡しする予定です」
「んなっ……百万!?」
「ええ、鳥太君も専属の執事やメイドを雇いたいでしょうから」
さりげないフィルシーさんの言葉にトマトがピクッと反応した。
俺はトマトを専属にしたいけど、ルッフィランテのメイドは専属メイドになれないのが残念だ。
「鳥太君、気付いていますか? 百万ティクレのお給料でSクラスメイドや執事を雇ったら“階級の証”を発行するお金はないでしょう。つまりですね、頑張ればそれもルッフィランテで補助してあげるということです。お仕事に役立ちますからね」
「フィルシーさん……ありがとうございます!」
「いえいえ。その前に鳥太君の階級……職業をはっきりさせておかないといけませんけどね」
この口ぶりだと現在の俺は”職業”の男爵で、パルミーレに認定されればちゃんとした”階級”の男爵になるようだ。けれど、どちらにしても俺は女神に最高位の職業“ご主人様”として転生させられているので、男爵の証をとってもすぐ作り直すことになってしまうだろう。パルミーレに行くのはまだ先でいい。
「鳥太君、お話はこれで終わりです。何か質問はありますか?」
「いえ、大丈夫です」
とりあえずいい目標ができた。ルッフィランテで成果を重ねて階級を得る。それからパルミーレで世界を変える。
「ではお休みなさい。明日はお仕事ですからね、トマトは鳥太君のケアをしてください」
「はい、かしこまりました」
トマトは気を付けの姿勢で手をワキワキ動かしながら返事をした。意外とマッサージ好きだ。
俺は今夜眠れそうにない……。
0
あなたにおすすめの小説
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
不倫されて離婚した社畜OLが幼女転生して聖女になりましたが、王国が揉めてて大事にしてもらえないので好きに生きます
天田れおぽん
ファンタジー
ブラック企業に勤める社畜OL沙羅(サラ)は、結婚したものの不倫されて離婚した。スッキリした気分で明るい未来に期待を馳せるも、公園から飛び出てきた子どもを助けたことで、弱っていた心臓が止まってしまい死亡。同情した女神が、黒髪黒目中肉中背バツイチの沙羅を、銀髪碧眼3歳児の聖女として異世界へと転生させてくれた。
ところが王国内で聖女の処遇で揉めていて、転生先は草原だった。
サラは女神がくれた山盛りてんこ盛りのスキルを使い、異世界で知り合ったモフモフたちと暮らし始める――――
※第16話 あつまれ聖獣の森 6 が抜けていましたので2025/07/30に追加しました。
【土壌改良】で死の荒野がSランク農園に!食べただけでレベルアップする野菜で、世界最強ギルド設立
黒崎隼人
ファンタジー
「え? これ、ただのトマトですよ?」
「いいえ、それは食べただけで魔力が全回復する『神の果実』です!」
ブラック企業で働き詰めだった青年は、異世界の名門貴族の三男・ノアとして転生する。
しかし、授かったスキルは【土壌改良】という地味なもの。
「攻撃魔法も使えない役立たず」と罵られ、魔物すら寄り付かない死の荒野へ追放されてしまう。
だが、彼らは知らなかった。
ノアのスキルは、現代の農業知識と合わせることで、荒れ果てた土地を「Sランク食材」が溢れる楽園に変えるチート能力だったことを!
伝説の魔獣(もふもふ)をキュウリ一本で手懐け、行き倒れた天才エルフを極上スープで救い出し、気づけば荒野には巨大な「農業ギルド」が誕生していた。
これは、本人がただ美味しい野菜を作ってのんびり暮らしたいだけなのに、周囲からは「世界を救う大賢者」と崇められてしまう、無自覚・最強の農業ファンタジー!
憧れのスローライフを異世界で?
さくらもち
ファンタジー
アラフォー独身女子 雪菜は最近ではネット小説しか楽しみが無い寂しく会社と自宅を往復するだけの生活をしていたが、仕事中に突然目眩がして気がつくと転生したようで幼女だった。
日々成長しつつネット小説テンプレキターと転生先でのんびりスローライフをするための地盤堅めに邁進する。
神様の忘れ物
mizuno sei
ファンタジー
仕事中に急死した三十二歳の独身OLが、前世の記憶を持ったまま異世界に転生した。
わりとお気楽で、ポジティブな主人公が、異世界で懸命に生きる中で巻き起こされる、笑いあり、涙あり(?)の珍騒動記。
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
竜の国のカイラ~前世は、精霊王の愛し子だったんですが、異世界に転生して聖女の騎士になりました~
トモモト ヨシユキ
ファンタジー
辺境で暮らす孤児のカイラは、人には見えないものが見えるために悪魔つき(カイラ)と呼ばれている。
同じ日に拾われた孤児の美少女ルイーズといつも比較されていた。
16歳のとき、神見の儀で炎の神の守護を持つと言われたルイーズに比べて、なんの神の守護も持たないカイラは、ますます肩身が狭くなる。
そんなある日、魔物の住む森に使いに出されたカイラは、魔物の群れに教われている人々に遭遇する。
カイラは、命がけで人々を助けるが重傷を負う。
死に瀕してカイラは、自分が前世で異世界の精霊王の姫であったことを思い出す。
エブリスタにも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる