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File 5
剪定し薄青 12
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「助かったよ~。おかげで何とかやってけそうだよ」
老婆は打って変わって猫撫で声で相沢に感謝を伝える。
結局、騒音騒動の根本は解決できなかった。
人と人、日常生活の中で起こる問題は、なにか一つ小さなことが変われば、見方が変われば――そんなことで解決するほど簡単なものばかりではない。
が、今回の騒音騒ぎに関しては話を聞くうちにお互い少しずつ歩み寄れそうなところや改善できそうなポイントがいくつか出てきた。
原田という今回の騒音騒ぎの大元の女性。何も聞かされず彼女との交渉役を任された時、相沢はどうしたものかと頭を悩ませた。
しかし、だらしない見た目とは裏腹に、彼女はガサツでも無神経でもないようで、なんだかんだ言いつつも近所からの視線は気にしてはいるようだったし、解決も時間こそかかれど不可能ではないだろうと感じた。
(あとは本人同士、時間が解決するだろう)
「凄いですね先輩」
「いや、俺は話を聞いて少し気になったことを確認していっただけだ。お互い今の状態を何とかしたいと思っている様子だったし、きっかけがあればなんだって良かったんだと思うぞ」
相沢からすれば今回の件で自分が役に立ったとは思えなかった。喧嘩腰で頑固な老婆と話しても分かってもらえないだろうと話すことをしていなかった女性。話をしようともしていなかった2人。
間に誰かが入って落ち着いて話し合えば少しずつ解決に向かっていける些細な問題だった。
「いえいえ、ありがとうございました。結構問題になってたので助かりました。今月入って直ぐですかね?パトカーで駆けつけた時はもうダメかと思ったものです」
「それは、そっちで何とかしてくれよ……」
相沢は苦笑いで川田に言葉を返した。
「では、カメラ映像を確認させてください」
本日4回目のセリフ。時刻は18:46。
川田巡査とコンビニの前で分かれた相沢と小田。道草を食ったおかげで帰宅時間に被ってしまったが……出直すべきだっただろうかと今になって思う。
――つまり、もう遅い。
小太りな男は苛立ちを何とか隠しながらも営業スマイルを浮かべ相沢の言葉に頷く。
冬だというのに額に汗を浮かべているこの男がこの店舗のオーナーのようだ。
帰宅時間でコンビニとしては最も忙しい時間帯だということは相沢も承知していた。レジのカウンターには1人の店員とセルフレジが置かれているが、他にも店員が3人。
客もこの狭い店内に15人前後はいるようだ。
だからこそ、申し訳ないと思いつつなるべく丁寧な口調で説明した。
カメラを確認する4件目は事件現場から10分ほど離れたコンビニ。相沢が事件現場から逃走経路を考えた時、真っ先に思い浮かんだルート。カメラは多いがまっすぐな道が続き現場から大通りへと抜ける道の一つだ。
ポイントは“県外に続く国道や幹線道路に繋がる道に出るための道であること”で、真直ぐな道が多く、ルートを覚えやすい。
愉快犯が日本各地で出没することを考えれば、その都度道を把握して完璧にカメラや人の目を避ける必要が出てくるが、そんなことは至難の業だ。見知らぬ人物がジロジロと街を練り歩いていればそれだけ印象にも残る。土地の研究に充てられる時間は然程多くない。
いくら情報技術が発展しているとはいえ、そこに住む人間の生活リズムまで完全に調べ上げることはほぼほぼ不可能だ。となれば、使うルートは覚えやすく、調べやすいものが良い。
犯人側の都合を考えれば、このコンビニの前を通るルートはいかにもだった。
「これで見れると思いますんで、あ……コピー持っていきます?」
「お願いします」
「はいはい。…………っと、そしたらこれでお願いします。私は店の方に戻ってますんで、何かあったら声かけてください」
見るからに忙しそうだが、変にあれこれ言わない方が早く済む。オーナーもそれをわかっているのだろう。良い接客態度とは思えないが、テキパキと準備を済ませていて仕事が早く好感が持てる。
「それじゃあ、先輩。どこから見ます?」
「そうだな……」
事件は鑑識の調べでは事件は11月1日の深夜に起こった。多くの遺体から死亡推定時刻は23時から翌朝の2:00までの3時間に限定されている。
「念の為22時からから3時で前後1時間を中心に確認しよう」
小田は相沢の言葉に頷き、カメラ映像を再生した。
22:54
「ここもダメですかね……」
映像をひとしきり確認し終えた2人。映像にはコンビニから漏れる光が映っているくらいで、コンビニを利用する客以外、不審な人物の姿はなかった。
「そうだな。何も映っていない……」
「ここら辺は私も来ないので、これが普通なのかはよく分かりませんが、住宅街とは言え深夜ならこんなものですかね」
小田は伸びをしながら愚痴を漏らす。4時間ほど、カメラを確認するために座りっぱなしだったせいで、相沢も目が疲れてきていた。
(こんなことで目が……大分鈍ったか……)
相沢は自身の衰えに若干のもの悲しさを感じながら、カメラ映像を巻き戻し、早送りしてみる。しかし、何度見ても、その時間、コンビニの前の通りは何も映っていない。
「映ってないか………………映ってない?」
相沢はふとスマホを取り出し、登録されている番号に繋いだ。
「先輩どうしたんですか?」
相沢はそれには応えない。数秒後、電話口から相手の元気な声が小田の耳にも届いた。
〈相沢警部?相沢警部じゃないですか!捜査のことでなにか!?〉
電話の向こうにいたのは先ほど分かれた川田巡査だった。
「すまんな、もう仕事上がってるかもしれないんだが、少し確認したいことがあってな」
〈――っ!!はい!!なんでも聞いてください。相沢警部のお力になれるなら、なんでもお話ししますよ!〉
この元気の良さが今はありがたいくらいだ。疲れ切った身体にスッと染みる……。
(いや、少しうるさい、か)
相沢は口を開く。
「さっき言ってた騒音騒ぎ」
〈はい。相沢警部のおかげでなんとか解決しそうですね。ありがとうございます〉
「いや、そうじゃないんだ」
〈はい?〉
「まさか、先輩!」
小田はそこでハッとして席から立ち上がった。
「“車を出した”のはいつだ?」
〈え?確か11月1日の……あれ2日になってたかな。どうだろう、すみません。もう家にいるので正確な時間は何とも……。帳簿には出動時間を記録していますので、明日でよろしければ正確な時間をお伝え出来ますが〉
「そうか、1日と2日の間で間違いないんだな?」
〈はい。コンビニの前を通った時に大学生くらいのカップルが寒そうに歩いてて一緒に乗っていた上司がもう11月かって言いながらスマホで確認してたので間違いないです。おそらくコンビニ前を通ったのは1時半過ぎくらいかと〉
「わかった。ありがとう。明日そっちにもいくと思うからその時はよろしく頼む」
〈は、はい!〉
電話を終えた相沢に小田は詰め寄る。
「先輩!」
「あぁ」
小田の考えを相沢は肯定する。川田の証言では1時半過ぎくらいにパトカーがコンビニ前を通過している。しかし、コンビニのカメラにはパトカーどころか、サイレンの音も光も入っていなかった。
――ということは。
「「映像に細工されている可能性が高い」」
小田は不敵な笑みを浮かべた。ベテラン刑事である相沢と同じ推理に辿り着いた高揚感。素直な喜びが溢れ出していた。
「となると、オーナーには話を聞かないとですね」
逸る小田の腕を捕まえ、相沢は言葉で制する。
「いや、オーナーが怪しいかはまだ何とも言えないが、今それを話すべきではない。万が一犯人の一味だとして、偽装に気づかれたと知ればどんな行動をするか分からない。今ではない」
そうは言いつつも相沢はオーナーがこの事件に関わっているとは考えていなかった。ただ、確定してもいない要素で事を大きくすべきではないという考えだ。仮にまだ愉快犯がこの近辺にいた場合、他の証拠を消される可能性もある。
こんな大胆な証拠隠滅を図る犯人だ。警察を馬鹿にしているとしか思えない。なら、馬鹿にしておいてもらった方が足も掬いやすい。
相沢の落ち着き払った様子に小田は自分の未熟さを痛感した。そして、あの推理に辿り着きながらも冷静に行動を起こせるその胆力に戦慄した。
「まずは明日、交番の警察官と車に着けられているドライブレコーダーを確認してからだ」
「助かったよ~。おかげで何とかやってけそうだよ」
老婆は打って変わって猫撫で声で相沢に感謝を伝える。
結局、騒音騒動の根本は解決できなかった。
人と人、日常生活の中で起こる問題は、なにか一つ小さなことが変われば、見方が変われば――そんなことで解決するほど簡単なものばかりではない。
が、今回の騒音騒ぎに関しては話を聞くうちにお互い少しずつ歩み寄れそうなところや改善できそうなポイントがいくつか出てきた。
原田という今回の騒音騒ぎの大元の女性。何も聞かされず彼女との交渉役を任された時、相沢はどうしたものかと頭を悩ませた。
しかし、だらしない見た目とは裏腹に、彼女はガサツでも無神経でもないようで、なんだかんだ言いつつも近所からの視線は気にしてはいるようだったし、解決も時間こそかかれど不可能ではないだろうと感じた。
(あとは本人同士、時間が解決するだろう)
「凄いですね先輩」
「いや、俺は話を聞いて少し気になったことを確認していっただけだ。お互い今の状態を何とかしたいと思っている様子だったし、きっかけがあればなんだって良かったんだと思うぞ」
相沢からすれば今回の件で自分が役に立ったとは思えなかった。喧嘩腰で頑固な老婆と話しても分かってもらえないだろうと話すことをしていなかった女性。話をしようともしていなかった2人。
間に誰かが入って落ち着いて話し合えば少しずつ解決に向かっていける些細な問題だった。
「いえいえ、ありがとうございました。結構問題になってたので助かりました。今月入って直ぐですかね?パトカーで駆けつけた時はもうダメかと思ったものです」
「それは、そっちで何とかしてくれよ……」
相沢は苦笑いで川田に言葉を返した。
「では、カメラ映像を確認させてください」
本日4回目のセリフ。時刻は18:46。
川田巡査とコンビニの前で分かれた相沢と小田。道草を食ったおかげで帰宅時間に被ってしまったが……出直すべきだっただろうかと今になって思う。
――つまり、もう遅い。
小太りな男は苛立ちを何とか隠しながらも営業スマイルを浮かべ相沢の言葉に頷く。
冬だというのに額に汗を浮かべているこの男がこの店舗のオーナーのようだ。
帰宅時間でコンビニとしては最も忙しい時間帯だということは相沢も承知していた。レジのカウンターには1人の店員とセルフレジが置かれているが、他にも店員が3人。
客もこの狭い店内に15人前後はいるようだ。
だからこそ、申し訳ないと思いつつなるべく丁寧な口調で説明した。
カメラを確認する4件目は事件現場から10分ほど離れたコンビニ。相沢が事件現場から逃走経路を考えた時、真っ先に思い浮かんだルート。カメラは多いがまっすぐな道が続き現場から大通りへと抜ける道の一つだ。
ポイントは“県外に続く国道や幹線道路に繋がる道に出るための道であること”で、真直ぐな道が多く、ルートを覚えやすい。
愉快犯が日本各地で出没することを考えれば、その都度道を把握して完璧にカメラや人の目を避ける必要が出てくるが、そんなことは至難の業だ。見知らぬ人物がジロジロと街を練り歩いていればそれだけ印象にも残る。土地の研究に充てられる時間は然程多くない。
いくら情報技術が発展しているとはいえ、そこに住む人間の生活リズムまで完全に調べ上げることはほぼほぼ不可能だ。となれば、使うルートは覚えやすく、調べやすいものが良い。
犯人側の都合を考えれば、このコンビニの前を通るルートはいかにもだった。
「これで見れると思いますんで、あ……コピー持っていきます?」
「お願いします」
「はいはい。…………っと、そしたらこれでお願いします。私は店の方に戻ってますんで、何かあったら声かけてください」
見るからに忙しそうだが、変にあれこれ言わない方が早く済む。オーナーもそれをわかっているのだろう。良い接客態度とは思えないが、テキパキと準備を済ませていて仕事が早く好感が持てる。
「それじゃあ、先輩。どこから見ます?」
「そうだな……」
事件は鑑識の調べでは事件は11月1日の深夜に起こった。多くの遺体から死亡推定時刻は23時から翌朝の2:00までの3時間に限定されている。
「念の為22時からから3時で前後1時間を中心に確認しよう」
小田は相沢の言葉に頷き、カメラ映像を再生した。
22:54
「ここもダメですかね……」
映像をひとしきり確認し終えた2人。映像にはコンビニから漏れる光が映っているくらいで、コンビニを利用する客以外、不審な人物の姿はなかった。
「そうだな。何も映っていない……」
「ここら辺は私も来ないので、これが普通なのかはよく分かりませんが、住宅街とは言え深夜ならこんなものですかね」
小田は伸びをしながら愚痴を漏らす。4時間ほど、カメラを確認するために座りっぱなしだったせいで、相沢も目が疲れてきていた。
(こんなことで目が……大分鈍ったか……)
相沢は自身の衰えに若干のもの悲しさを感じながら、カメラ映像を巻き戻し、早送りしてみる。しかし、何度見ても、その時間、コンビニの前の通りは何も映っていない。
「映ってないか………………映ってない?」
相沢はふとスマホを取り出し、登録されている番号に繋いだ。
「先輩どうしたんですか?」
相沢はそれには応えない。数秒後、電話口から相手の元気な声が小田の耳にも届いた。
〈相沢警部?相沢警部じゃないですか!捜査のことでなにか!?〉
電話の向こうにいたのは先ほど分かれた川田巡査だった。
「すまんな、もう仕事上がってるかもしれないんだが、少し確認したいことがあってな」
〈――っ!!はい!!なんでも聞いてください。相沢警部のお力になれるなら、なんでもお話ししますよ!〉
この元気の良さが今はありがたいくらいだ。疲れ切った身体にスッと染みる……。
(いや、少しうるさい、か)
相沢は口を開く。
「さっき言ってた騒音騒ぎ」
〈はい。相沢警部のおかげでなんとか解決しそうですね。ありがとうございます〉
「いや、そうじゃないんだ」
〈はい?〉
「まさか、先輩!」
小田はそこでハッとして席から立ち上がった。
「“車を出した”のはいつだ?」
〈え?確か11月1日の……あれ2日になってたかな。どうだろう、すみません。もう家にいるので正確な時間は何とも……。帳簿には出動時間を記録していますので、明日でよろしければ正確な時間をお伝え出来ますが〉
「そうか、1日と2日の間で間違いないんだな?」
〈はい。コンビニの前を通った時に大学生くらいのカップルが寒そうに歩いてて一緒に乗っていた上司がもう11月かって言いながらスマホで確認してたので間違いないです。おそらくコンビニ前を通ったのは1時半過ぎくらいかと〉
「わかった。ありがとう。明日そっちにもいくと思うからその時はよろしく頼む」
〈は、はい!〉
電話を終えた相沢に小田は詰め寄る。
「先輩!」
「あぁ」
小田の考えを相沢は肯定する。川田の証言では1時半過ぎくらいにパトカーがコンビニ前を通過している。しかし、コンビニのカメラにはパトカーどころか、サイレンの音も光も入っていなかった。
――ということは。
「「映像に細工されている可能性が高い」」
小田は不敵な笑みを浮かべた。ベテラン刑事である相沢と同じ推理に辿り着いた高揚感。素直な喜びが溢れ出していた。
「となると、オーナーには話を聞かないとですね」
逸る小田の腕を捕まえ、相沢は言葉で制する。
「いや、オーナーが怪しいかはまだ何とも言えないが、今それを話すべきではない。万が一犯人の一味だとして、偽装に気づかれたと知ればどんな行動をするか分からない。今ではない」
そうは言いつつも相沢はオーナーがこの事件に関わっているとは考えていなかった。ただ、確定してもいない要素で事を大きくすべきではないという考えだ。仮にまだ愉快犯がこの近辺にいた場合、他の証拠を消される可能性もある。
こんな大胆な証拠隠滅を図る犯人だ。警察を馬鹿にしているとしか思えない。なら、馬鹿にしておいてもらった方が足も掬いやすい。
相沢の落ち着き払った様子に小田は自分の未熟さを痛感した。そして、あの推理に辿り着きながらも冷静に行動を起こせるその胆力に戦慄した。
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