【完結】神スキル拡大解釈で底辺パーティから成り上がります!

まにゅまにゅ

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第24話 逃げ切ってやる!

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 迷惑男と一緒にいるのは5人。そいつらとまともに目が合ってしまった。逃げるか話し合うかだけど、逃げれば確実に僕とリーネは捕まるだろう。防壁プロテクションで接近を阻んで逃げても格上のベテラン冒険者達に通用するのだろうか?


 さっきの迷惑男がニヤニヤしながらこっちに近づいてくる。そしてしっかり囲まれ、逃げ道も無さそうだ。


「よぉ、考えてくれたかな?」

「悪いけどギルドマスターを通してくれ。さっきと答えは変わらん」


 当然のごとくサルヴァンは拒否する。こんなヤツらの仲間にはなりたくない。それはみんな同じだろう。


「へぇ? いい度胸してんじゃねーか、よぉ!」


 迷惑男が拳を振り上げサルヴァンの顔面を殴る。しかし悲鳴をあげたのは迷惑男の方だ。右手を押さえ、サルヴァンを睨みつけている。硬質化はやはり強い。


「てめぇ…! おい、お前ら!」

防壁プロテクション!」


 僕らをドーム状の壁が覆う。群がる迷惑男とその仲間たち。近づいて来て壁を叩き始めるが簡単に壊れるものではない。


「足だけ凍らせよう」

「わかった」


 水創アクアクリエイトで周りに水を撒き、リーネがすかさず局所的に威力の弱めた凍結フリーズを連発。奴らの足元を氷漬けにする。


「て、てめぇコラ!」

「よし、逃げよう!」


 防壁プロテクションを解除し、奴らを置いて逃げる。相手になんてしていられないけど、これで本気で追って来そうだ。


「仕方ない、ギルドへ逃げるぞ!」


 ギルドマスターかアリシアさんがいれば匿って貰えるかもしれない。さすがにギルド内で悪さはできないだろう。サルヴァンの提案に従い、僕らはギルドを目指した。

 しかしギルドの前には他の冒険者達が待ち構えていた。迷惑男の仲間か?


「よぉお前ら。追われてるのか?   俺たちで良ければ助けてやるぜ?」


 違うグループか? 

 似たようなものだろうし、無視だね。


「いえ、おかまいなく。中に入りたいので道を空けてもらえませんか?」

「まぁ、そう言うなよ。いいから俺たちのクランに入れや」


 サルヴァンが丁寧に言うが聞いてもらえるわけもなく。やっぱり似たような輩だったかー。さすがにギルドの真ん前で騒ぎは起こさないだろうと思ってたんだが甘かった。


「きゃあ!」

「リーネ! くそ、リーネを離せ! 強化ブースト!」


 リーネを捕まえた男にタックルをかけ、片脚を掴んで持ち上げて引っ張った。


「うわ!」

「今だリーネ!」


 男がバランスを崩し、リーネを離す。リーネは急いで離れると大声で叫んだ。


「魔物が出たわ助けてーーーー!!!」

「ちっ! ずらかるぞ!」


 ナイスリーネ!

 と思ったら不意に身体が宙に浮く。


「あー! ルウを離せーっ!」


 あ、捕まったのか。しかしいかんな、リーネがこっちに来るとリーネまで捕まってしまう。


防壁プロテクション!」


 それなら僕とこの男ごと防壁プロテクションで囲んでしまえばいいのだ。衛兵なりギルドマスターなりが来てくれれば逃げるチャンスはある。


「なんだこの防壁プロテクションは!?   ちくしょう、ここから出しやがれ!」

「嫌だ!   ここで騒いだんだから誰か来るよね。ギルドマスターが来たら怒ると思うよ?」

「ふざけんなてめぇ!   防壁プロテクション を解除しやがれ!」

「嫌だ!    お、お前なんか怖くないぞ!」

    僕は精一杯の虚勢を張る。ホントは凄く怖い。でもここでこいつを逃がすと誰も罰せられずに終わってしまうからね。そんなのは納得がいかないし今後のためにもならないよ。

「舐めんじゃねーぞガキが!」

 男は僕を地面に投げ捨てると、僕の腹を蹴り始めた。足が僕の腹に食い込み、食べた物を戻しそうになる。そうだ、亀になろう。僕は痛みを堪えながら頭を手で覆い、亀のように小さくなる。それでもやっぱり蹴られると痛い。蹴られる度に僕は呻き声をあげ、それでもじっと耐える。回復ヒールを使おうとしたら顔面に蹴りが入り、顔が跳ね上がった。鼻から血が垂れたのだろう、口の中に血が入る。


「お前達! 何をしている!」


 その声はギルドマスター! 

 助かった、これで回復ヒールが使える。うう、鼻が痛いし蹴られたところも痛い。

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