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第27話 筋肉の誓いの人達はいい人達だった
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それから僕たち一行は廃村を目指す。オーク数百匹に対し、こちらは総勢75名しかいない。数で考えると無謀に見えるが、実は案外そうでもないという。オークどもは基本猪突猛進でタクティカルな戦術で攻めてくることは無いため結構やりようがあるのだそうだ。
実際どう攻めるかはわからないけど、リーネの魔法があればかなりの数を殲滅できると思う。あれから研鑽を積み、かなりえげつない広範囲殲滅魔法が完成してるんだよね。
僕はまだ現地に着いていないにも関わらず、こんな場所ならこう攻めようとか色々考えながら道を行く。
僕たち龍炎光牙と筋肉の誓いは最後尾を守る殿だ。実際の最後尾は筋肉の誓いだけどね。身体の小さい僕とリーネは攻撃を受けたら即大怪我に繋がるから。
通る道はまだ平野部の道で曇り空ではあるが、見晴らしも悪くない。平野部は餌になる動物や植物が少ないため魔物が出ることも少ない。そのおかげで道中は危険も少なかった。
だいたい2時間ほど歩くと休憩を挟むことになっている。歩き通しで疲れたところに魔物に襲われるのは危険だからだ。そのため今僕たちは草むらに座り、水分補給や休憩をとる。
僕は桶を取り出すとそこに水を張り、各自がコップですくって水を飲む。筋肉の誓いの人達にもおすそ分けを忘れない。
「ほほう、実に美味い水だ。筋肉に染み渡る! 疲れが吹き飛ぶようだ!」
キニクさんが気に入ったのかゴクゴクと喉を鳴らして一気に飲み干す。今日はそこまで暑くはないが、時期的に割と汗をかくため、彼らの水の減りも早かった。なので必要な水の分は無償で創ると申し出る。色々教えてもらうのだ。とてもお金を貰おうという気にはならない。
「いいのか? では好意に甘えることにしよう」
「ええ、授業料代わりです。遠慮なくどうぞ」
「そうかそうか。可愛げのある奴は好きだぞ」
ノーキンさんが気に入った、とばかりに僕の肩に手を置きフハハハと朗らかに笑う。筋肉の誓いの人達はとにかく常に笑顔を浮かべているため、肉体の持つ威圧感にも大分慣れた。
せっかくなので丸太のようなぶっとい右腕の筋肉に触ってみたいと言ったら喜んでオッケーしてくれた。
「はっはっはっ、そうだろうそうだろう。男ならやはりこの筋肉は憧れるか? ん?」
ノーキンさんが自慢の上腕二頭筋を作るとほれほれ、と自分の腕をぽんぽんと叩いてアピールする。相変わらず白い歯が眩しく、嫌そうな素振りは全くない。ならば遠慮なく触らせてもらおう。
「はい、自分には無いものですし男なら憧れますよ。力こぶ作ったら僕の腰周りより太いなんて!」
うーん、この力こぶは羨ましい。僕は感嘆のため息を漏らしながらこれぞ男の筋肉というものを教えてもらった。肉体に恵まれるって1つの才能だと思う。
「ルウー。見て見てー!」
リーネの楽しそうな声に振り向くと、アニキータさんが腕に力こぶを作り、その肩にリーネが座っていた。リーネは楽しそうにはしゃいでおり、まるで親子のようだった。
「はっはっはっ、嬢ちゃんは軽いな。これではウェイトトレーニングにもならんぞ。ちゃんと飯食ってるか?」
「はい、最近はお肉も食べられるようになりました!」
「はっはっはっ、そうかそうか。いっぱい食べて大きくなるんだぞー」
うん、会話からして親子のようだ。筋肉の誓いの人達がとてもいい人たちで本当に良かった。
実際どう攻めるかはわからないけど、リーネの魔法があればかなりの数を殲滅できると思う。あれから研鑽を積み、かなりえげつない広範囲殲滅魔法が完成してるんだよね。
僕はまだ現地に着いていないにも関わらず、こんな場所ならこう攻めようとか色々考えながら道を行く。
僕たち龍炎光牙と筋肉の誓いは最後尾を守る殿だ。実際の最後尾は筋肉の誓いだけどね。身体の小さい僕とリーネは攻撃を受けたら即大怪我に繋がるから。
通る道はまだ平野部の道で曇り空ではあるが、見晴らしも悪くない。平野部は餌になる動物や植物が少ないため魔物が出ることも少ない。そのおかげで道中は危険も少なかった。
だいたい2時間ほど歩くと休憩を挟むことになっている。歩き通しで疲れたところに魔物に襲われるのは危険だからだ。そのため今僕たちは草むらに座り、水分補給や休憩をとる。
僕は桶を取り出すとそこに水を張り、各自がコップですくって水を飲む。筋肉の誓いの人達にもおすそ分けを忘れない。
「ほほう、実に美味い水だ。筋肉に染み渡る! 疲れが吹き飛ぶようだ!」
キニクさんが気に入ったのかゴクゴクと喉を鳴らして一気に飲み干す。今日はそこまで暑くはないが、時期的に割と汗をかくため、彼らの水の減りも早かった。なので必要な水の分は無償で創ると申し出る。色々教えてもらうのだ。とてもお金を貰おうという気にはならない。
「いいのか? では好意に甘えることにしよう」
「ええ、授業料代わりです。遠慮なくどうぞ」
「そうかそうか。可愛げのある奴は好きだぞ」
ノーキンさんが気に入った、とばかりに僕の肩に手を置きフハハハと朗らかに笑う。筋肉の誓いの人達はとにかく常に笑顔を浮かべているため、肉体の持つ威圧感にも大分慣れた。
せっかくなので丸太のようなぶっとい右腕の筋肉に触ってみたいと言ったら喜んでオッケーしてくれた。
「はっはっはっ、そうだろうそうだろう。男ならやはりこの筋肉は憧れるか? ん?」
ノーキンさんが自慢の上腕二頭筋を作るとほれほれ、と自分の腕をぽんぽんと叩いてアピールする。相変わらず白い歯が眩しく、嫌そうな素振りは全くない。ならば遠慮なく触らせてもらおう。
「はい、自分には無いものですし男なら憧れますよ。力こぶ作ったら僕の腰周りより太いなんて!」
うーん、この力こぶは羨ましい。僕は感嘆のため息を漏らしながらこれぞ男の筋肉というものを教えてもらった。肉体に恵まれるって1つの才能だと思う。
「ルウー。見て見てー!」
リーネの楽しそうな声に振り向くと、アニキータさんが腕に力こぶを作り、その肩にリーネが座っていた。リーネは楽しそうにはしゃいでおり、まるで親子のようだった。
「はっはっはっ、嬢ちゃんは軽いな。これではウェイトトレーニングにもならんぞ。ちゃんと飯食ってるか?」
「はい、最近はお肉も食べられるようになりました!」
「はっはっはっ、そうかそうか。いっぱい食べて大きくなるんだぞー」
うん、会話からして親子のようだ。筋肉の誓いの人達がとてもいい人たちで本当に良かった。
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◇空色蜻蛉の作品一覧はhttps://kakuyomu.jp/users/25tonbo/news/1177354054882823862をご覧ください。
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