【完結】神スキル拡大解釈で底辺パーティから成り上がります!

まにゅまにゅ

文字の大きさ
26 / 188

第26話 討伐依頼キターーー!

しおりを挟む
 僕らがクラン勇士の紋章に入って2週間が経った。装備を新調し、魔法を修得し、リーネとアレサも恩恵ギフトを手に入れ、さらにレベルも上がって大分強くなったと思う。アレサは新しい師匠にしごかれ、これこそ剣の修行だー、とめちゃめちゃ喜んでいる。


 Dランクになればダンジョンへの挑戦も可能性になるので討伐隊の募集があればすぐに応募するつもりだ。討伐隊は月に1回くらいはあるらしいのでそろそろではないだろうか、等と皆と話していたらホントに来たよ。


「討伐隊の募集が出たわ」

「ほんとですか! 参加します!」


 ギルドへ行き今日の獲物を換金していると、アリシアさんが募集のお知らせをくれた。


「ええ、オークの集落が発見されたわ。規模から見てキングがいる可能性が高いからBランク以上の冒険者にも声をかけているの。討伐隊を編成する頃には数百匹はいることになるでしょうね」

「数百匹! 肉質とか気にしてる場合じゃ無さそうだ!」


 消し炭とかでないなら回復ヒールで戻せばいいけど数が多そうだ。それにどうも僕とリーネの収納魔法は時間による劣化がないようなので肉の保管にはうってつけなんだよね。 


「そうね。でも上位種なら魔石も高価だから。貴方たちが参加してくれると助かるわ。リーネちゃん広範囲魔法使えたわよね?」

「はい、2つあります」


 リーネは元気いっぱいに指でVサインを出しアピールする。リーネも今やレベル16になり、魔法スロットが12もある。僕も16だが魔法スロットは11だ。才能の差か。これでもかなり多いらしいけど。


「魔法だけで見ればBランク相当なのよね、あなた達。アレサちゃんとサルヴァン君も強くなったからCランク相当の実力はあるはずよ。期待してるわ」

「はい、頑張ります!」


 僕もリーネも魔力300オーバーでレベル40相当らしい。というか普通にCランクモンスターをメインに狩ってるよね。たまにBランクモンスターもだけど。おかげで懐は暖かいのでクランの会費も支払うことにしている。


「討伐は3日後よ。それまでに準備をしておいてね」

「はい!」


 討伐時の野営に必要なものはかなり揃えてあるから明日でも行けるんだけどね。そういう必要な物は予めクランの皆に聞いて用意してあるのだ。この討伐が終わればDランク昇格は間違いないだろう。


「討伐に向かう場所はどこなんですか?」

「このアプールの街の南に廃村があるんだけど、そこでいつの間にかオークが巣食っていてね。入り口辺りだけでもかなりの数が確認されているわ」

「廃村までは歩いてどのくらいかかりますか?」

「2日程かしらね。食料は7日分くらい用意できるといいけど、荷物になるからね。ルウ君は水創アクアクリエイトと収納魔法があるから大分楽だと思うけど、普通はかなり大変よ?」


 僕たちのパーティの場合、魔法は実質使いたい放題なので他のパーティの分も水を出してあげてもいいんだけどね。教えて貰うパーティ以外からならお金は貰うけど。食料に関しても途中でオークを狩れるから調理道具さえあれば飢えは凌げるだろう。もちろんその辺りもちゃんと用意と練習はしてあるのだ。魔法ってマジ便利。






 で、当日僕たちはアプールの街の南門に集合していた。話によるとEランクパーティは僕らを含め7チーム。Bランクパーティが2チーム、Cランクパーティが4チーム、Dランクパーティも5チームで計18チームが集められている。現地に着くまでは上位パーティとEランクパーティが組んで野営など色々教えることになっていた。


 クラン勇士の紋章からもBランクパーティが出ているが、僕たちの担当ではない。僕たちの担当はCランクパーティ、筋肉の誓いだ。パワータイプの戦士系が中心の4人パーティで全員がゴリゴリのマッチョ。うちで1番長身のサルヴァンが小さく見える程だ。


「おう、お前達が最近話題の龍炎光牙か。俺は筋肉の誓いでリーダーをしているアニキータだ。よろしくな」

「筋肉の誓いでタンクをしているゴリマだ。よろしく」

「ノーキンだ。見ての通りバトルアクスが得意武器だ。よろしく頼む」

「ヒーラーをやっているキニクだ。よろしくな」


 筋肉の誓いの人達が名乗る度に筋肉を見せつけるポージングをして自己紹介をする。うーん、この筋肉はちょっと憧れるものがある……。なんというか、全員白い歯が眩しく爽やかな笑顔で頼れるアニキ感がある。まだ20前で若いからかむさくるしさもない。後で筋肉を触らせてもらおう。


「龍炎光牙リーダーのサルヴァンです。色々勉強させてください。よろしくお願いします」

「剣士のアレサです。よろしくお願いします」

「魔道士のリーネです。よろしくお願いします」

「ヒーラーとサポート、指揮を担当しているルウです。よろしくお願いします」


 先輩冒険者なので僕らは丁寧に頭を下げる。色々教えて貰うのだから素直さが大事だ。彼らの不興を買って本気で殴られたら一発で死ねそうなので、怒らせないようにしないとね。


「はっはっはっ。実力派のパーティと聞いていたが可愛いものじゃないか。俺たちが優しく教えてやるから安心したまえ」

「ありがとうございます!」


 アニキータさんは高笑いをあげると、ニカッと白い歯を眩しく輝かせた。上半身裸で防具は肩当てのみというとんでもない格好だ。しかし筋肉質の引き締まったボディはやはり男だと憧れてしまうよね。あのパワーで振るうバスタードソードか。オーガの骨ごと叩き切ってしまいそうだ。
しおりを挟む
感想 56

あなたにおすすめの小説

底辺から始まった俺の異世界冒険物語!

ちかっぱ雪比呂
ファンタジー
 40歳の真島光流(ましまみつる)は、ある日突然、他数人とともに異世界に召喚された。  しかし、彼自身は勇者召喚に巻き込まれた一般人にすぎず、ステータスも低かったため、利用価値がないと判断され、追放されてしまう。  おまけに、道を歩いているとチンピラに身ぐるみを剥がされる始末。いきなり異世界で路頭に迷う彼だったが、路上生活をしているらしき男、シオンと出会ったことで、少しだけ道が開けた。  漁れる残飯、眠れる舗道、そして裏ギルドで受けられる雑用仕事など――生きていく方法を、教えてくれたのだ。  この世界では『ミーツ』と名乗ることにし、安い賃金ながらも洗濯などの雑用をこなしていくうちに、金が貯まり余裕も生まれてきた。その頃、ミーツは気付く。自分の使っている魔法が、非常識なほどチートなことに――

男爵家の厄介者は賢者と呼ばれる

暇野無学
ファンタジー
魔法もスキルも授からなかったが、他人の魔法は俺のもの。な~んちゃって。 授けの儀で授かったのは魔法やスキルじゃなかった。神父様には読めなかったが、俺には馴染みの文字だが魔法とは違う。転移した世界は優しくない世界、殺される前に授かったものを利用して逃げ出す算段をする。魔法でないものを利用して魔法を使い熟し、やがては無敵の魔法使いになる。

異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた

りゅう
ファンタジー
 異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。  いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。  その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。

巻き込まれ召喚・途中下車~幼女神の加護でチート?

サクラ近衛将監
ファンタジー
商社勤務の社会人一年生リューマが、偶然、勇者候補のヤンキーな連中の近くに居たことから、一緒に巻き込まれて異世界へ強制的に召喚された。万が一そのまま召喚されれば勇者候補ではないために何の力も与えられず悲惨な結末を迎える恐れが多分にあったのだが、その召喚に気づいた被召喚側世界(地球)の神様と召喚側世界(異世界)の神様である幼女神のお陰で助けられて、一旦狭間の世界に留め置かれ、改めて幼女神の加護等を貰ってから、異世界ではあるものの召喚場所とは異なる場所に無事に転移を果たすことができた。リューマは、幼女神の加護と付与された能力のおかげでチートな成長が促され、紆余曲折はありながらも異世界生活を満喫するために生きて行くことになる。 *この作品は「カクヨム」様にも投稿しています。 **週1(土曜日午後9時)の投稿を予定しています。**

異世界転生したおっさんが普通に生きる

カジキカジキ
ファンタジー
 第18回 ファンタジー小説大賞 読者投票93位 応援頂きありがとうございました!  異世界転生したおっさんが唯一のチートだけで生き抜く世界  主人公のゴウは異世界転生した元冒険者  引退して狩をして過ごしていたが、ある日、ギルドで雇った子どもに出会い思い出す。  知識チートで町の食と環境を改善します!! ユルくのんびり過ごしたいのに、何故にこんなに忙しい!?

99歳で亡くなり異世界に転生した老人は7歳の子供に生まれ変わり、召喚魔法でドラゴンや前世の世界の物を召喚して世界を変える

ハーフのクロエ
ファンタジー
 夫が病気で長期入院したので夫が途中まで書いていた小説を私なりに書き直して完結まで投稿しますので応援よろしくお願いいたします。  主人公は建築会社を55歳で取り締まり役常務をしていたが惜しげもなく早期退職し田舎で大好きな農業をしていた。99歳で亡くなった老人は前世の記憶を持ったまま7歳の少年マリュウスとして異世界の僻地の男爵家に生まれ変わる。10歳の鑑定の儀で、火、水、風、土、木の5大魔法ではなく、この世界で初めての召喚魔法を授かる。最初に召喚出来たのは弱いスライム、モグラ魔獣でマリウスはガッカリしたが優しい家族に見守られ次第に色んな魔獣や地球の、物などを召喚出来るようになり、僻地の男爵家を発展させ気が付けば大陸一豊かで最強の小さい王国を起こしていた。

狼の子 ~教えてもらった常識はかなり古い!?~

一片
ファンタジー
バイト帰りに何かに引っ張られた俺は、次の瞬間突然山の中に放り出された。 しかも体をピクリとも動かせない様な瀕死の状態でだ。 流石に諦めかけていたのだけど、そんな俺を白い狼が救ってくれた。 その狼は天狼という神獣で、今俺がいるのは今までいた世界とは異なる世界だという。 右も左も分からないどころか、右も左も向けなかった俺は天狼さんに魔法で癒され、ついでに色々な知識を教えてもらう。 この世界の事、生き延び方、戦う術、そして魔法。 数年後、俺は天狼さんの庇護下から離れ新しい世界へと飛び出した。 元の世界に戻ることは無理かもしれない……でも両親に連絡くらいはしておきたい。 根拠は特にないけど、魔法がある世界なんだし……連絡くらいは出来るよね? そんな些細な目標と、天狼さん以外の神獣様へとお使いを頼まれた俺はこの世界を東奔西走することになる。 色々な仲間に出会い、ダンジョンや遺跡を探索したり、何故か謎の組織の陰謀を防いだり……。 ……これは、現代では失われた強大な魔法を使い、小さな目標とお使いの為に大陸をまたにかける小市民の冒険譚!

ユーヤのお気楽異世界転移

暇野無学
ファンタジー
 死因は神様の当て逃げです!  地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。

処理中です...