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第41話 聖女様出番です?
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僕たちがクランハウスに戻ると、ちょうどライミスさん達が談話室のソファに座ってだべっていた。時刻は夕前。夕飯までにはまだ余裕がある。
「ただいま戻りました」
「やぁ、みんなお帰り」
「あらあら、龍炎の子たちおかえりなさい」
だべっていた中にはリオネッセさんもいた。聖女の恩恵を持つ銀髪紅眼の綺麗なお姉さんだ。ふわふわした感じの人だけど、頭の回転は凄くいい。
「ライミスさん、またルウがとんでもないもん作りました」
「今度は何を作ったんだ? 前回作った使い捨て爆弾、あれは良かった。ゴブリンの魔石で手頃な範囲の爆発なのがリーズナブルだったな」
そう笑って話すのはチーム神撃のリーダーアレクさんだ。この人もSランクのすごい人で、サルヴァンと同じ大盾使い。つまりはサルヴァンの先生でもある。もちろん僕とリーネにも色々教えてくれる先生はいるけど、ここにはいないみたい。
「実はこれなんですけど……」
僕はその場で水の聖石を作る。20回使えるオーガの魔石のやつだ。それをリオネッセさんに手渡す。
「鑑定……」
水色の魔石を軽く握り、鑑定魔法を使うとリオネッセさんの顔色が変わった。
「今いとも簡単に作ったけど、これ相当な代物ですね。これが量産できるなら世界を変えてしまうほどよ?」
「そんな凄いものなのか? 勿体ぶらず教えてくれよ」
「私の創る聖水の上位、神水を生み出すアーティファクトですねぇ。万病緩和だから効果はエリクサーほどじゃないけど、安く作れるし使える回数も出てくる水の量も多いから疫病対策になりますねぇ」
いつもほわほわしているリオネッセさんが真剣な眼差しをしている!
でも確かに疫病対策になるか。1回で樽八分目ほど出てくるから費用対効果も高いよね。
「それは凄いね。何回使えるの?」
「20回です。オークの魔石だと使い捨てになります」
ライミスさんの質問に僕が答える。
「それにしても神水か。まさかリオネッセの上位互換とは恐れ入る」
「リオネッセさんで作ってみてもいいですか?」
「ええ、かまわないけどできるの?」
「できます。とりあえずこれで試してみましょうよ」
僕はリオネッセさんにオーガの魔石を渡し、握ってもらった。
「じゃあいきますね? 水」
「強化 付与」
拡大解釈には1つ面白い性質がある。他人の魔法に干渉する際、一時的にその魔法の発動を支配しているのだ。だから力ある言葉が発せられているにも関わらずその間は魔法が発動しなくなる。そしてその有効範囲は思ったより広い。応用すれば魔法封じに使えるかもしれないね。
出来上がった聖石は水色だけど半透明に光っていてまるで宝石のようだ。もしかして相当とんでもないものができたのかもしれない。
「鑑定……ええっ!?」
リオネッセさんが素っ頓狂な声を出して驚く。思わず僕もビックリしてしまった。
「なにこれ! 水の神石? 効能が滋養強壮、殺菌、解毒(強)、怪我の治癒(中)、 免疫向上 、万病緩和(強)、鎮痛 、肌荒れの改善と美肌効果、 内蔵機能回復、呪いの消散、魔力回復、バイオリズム向上?」
「はあっ!?」
「なんだって!?」
リオネッセさんが鑑定結果を読み上げると、ライミスさんもアレクさんも目を見開いて驚いていた。うん、僕もびっくりだ。さすがは聖女様!
「使い捨てだけど国王陛下に献上するべきだわ!」
「よし、確かシーサーペントの魔石があったよな? 俺が許す。使ってくれ!」
シーサーペント!?
その名前を聞き、僕は言葉を失う。だって、シーサーペントといえば討伐難度SSの超難敵モンスターだ。何せでかいし強いし海の中に住むのでとことん討伐難度が高いことで有名な魔物だ。アレクさん達そんなモンスター倒したんだ。
「わかったわ!」
リオネッセさんは収納から大きな白銀色に輝く魔石を取り出す。あれがシーサーペントの魔石かぁ。とっても綺麗だ。
「さぁ、ルウ君やってちょうだい!」
リオネッセさんの目が真剣だー!
「は、はい! いつでもどうぞ!」
「水創!」
「強化 付与!」
するとリオネッセさんの持つ白銀の魔石が淡い光に包まれ、サファイアのような輝きを放つ巨大な宝石となった。
「鑑定……。成功よ! 使える回数が無制限の水の神石! まさにこれは神器、アーティファクトだわ!」
「それは凄い……!」
自分で作っておいてなんだけど、もうどうリアクションしていいかわかんないんですけど。
そんな僕の心情などお構い無しに3人はものすごく興奮し、盛り上がりを見せていた。
「ルウ君、よくやってくれた!」
「は、はぁ……」
「僕たちは王家が後見に付いているから、それなりの成果が要求されるんだ。このアーティファクトを献上すれば陛下にも顔が立つ。制作にリオネッセが関わっているのもポイントが高い!」
あのライミスさんが鼻息を荒くして僕を褒めたたえる。うーん、なんかこそばゆいな。
「そういうわけでもう少し作ってみようか。水は大事だからね」
そしてテーブルの上にはどっさりと魔石が用意されていた。アレクさんが持ってきたらしい。
「まぁ、とりあえずこれだけ頼む。あ、神石じゃなくて聖石の方でな。あまり神石を作ると希少価値がなくなるからな」
この日、僕はせっせと水の聖石を作る羽目になった。明日早起きなのにーー!
「ただいま戻りました」
「やぁ、みんなお帰り」
「あらあら、龍炎の子たちおかえりなさい」
だべっていた中にはリオネッセさんもいた。聖女の恩恵を持つ銀髪紅眼の綺麗なお姉さんだ。ふわふわした感じの人だけど、頭の回転は凄くいい。
「ライミスさん、またルウがとんでもないもん作りました」
「今度は何を作ったんだ? 前回作った使い捨て爆弾、あれは良かった。ゴブリンの魔石で手頃な範囲の爆発なのがリーズナブルだったな」
そう笑って話すのはチーム神撃のリーダーアレクさんだ。この人もSランクのすごい人で、サルヴァンと同じ大盾使い。つまりはサルヴァンの先生でもある。もちろん僕とリーネにも色々教えてくれる先生はいるけど、ここにはいないみたい。
「実はこれなんですけど……」
僕はその場で水の聖石を作る。20回使えるオーガの魔石のやつだ。それをリオネッセさんに手渡す。
「鑑定……」
水色の魔石を軽く握り、鑑定魔法を使うとリオネッセさんの顔色が変わった。
「今いとも簡単に作ったけど、これ相当な代物ですね。これが量産できるなら世界を変えてしまうほどよ?」
「そんな凄いものなのか? 勿体ぶらず教えてくれよ」
「私の創る聖水の上位、神水を生み出すアーティファクトですねぇ。万病緩和だから効果はエリクサーほどじゃないけど、安く作れるし使える回数も出てくる水の量も多いから疫病対策になりますねぇ」
いつもほわほわしているリオネッセさんが真剣な眼差しをしている!
でも確かに疫病対策になるか。1回で樽八分目ほど出てくるから費用対効果も高いよね。
「それは凄いね。何回使えるの?」
「20回です。オークの魔石だと使い捨てになります」
ライミスさんの質問に僕が答える。
「それにしても神水か。まさかリオネッセの上位互換とは恐れ入る」
「リオネッセさんで作ってみてもいいですか?」
「ええ、かまわないけどできるの?」
「できます。とりあえずこれで試してみましょうよ」
僕はリオネッセさんにオーガの魔石を渡し、握ってもらった。
「じゃあいきますね? 水」
「強化 付与」
拡大解釈には1つ面白い性質がある。他人の魔法に干渉する際、一時的にその魔法の発動を支配しているのだ。だから力ある言葉が発せられているにも関わらずその間は魔法が発動しなくなる。そしてその有効範囲は思ったより広い。応用すれば魔法封じに使えるかもしれないね。
出来上がった聖石は水色だけど半透明に光っていてまるで宝石のようだ。もしかして相当とんでもないものができたのかもしれない。
「鑑定……ええっ!?」
リオネッセさんが素っ頓狂な声を出して驚く。思わず僕もビックリしてしまった。
「なにこれ! 水の神石? 効能が滋養強壮、殺菌、解毒(強)、怪我の治癒(中)、 免疫向上 、万病緩和(強)、鎮痛 、肌荒れの改善と美肌効果、 内蔵機能回復、呪いの消散、魔力回復、バイオリズム向上?」
「はあっ!?」
「なんだって!?」
リオネッセさんが鑑定結果を読み上げると、ライミスさんもアレクさんも目を見開いて驚いていた。うん、僕もびっくりだ。さすがは聖女様!
「使い捨てだけど国王陛下に献上するべきだわ!」
「よし、確かシーサーペントの魔石があったよな? 俺が許す。使ってくれ!」
シーサーペント!?
その名前を聞き、僕は言葉を失う。だって、シーサーペントといえば討伐難度SSの超難敵モンスターだ。何せでかいし強いし海の中に住むのでとことん討伐難度が高いことで有名な魔物だ。アレクさん達そんなモンスター倒したんだ。
「わかったわ!」
リオネッセさんは収納から大きな白銀色に輝く魔石を取り出す。あれがシーサーペントの魔石かぁ。とっても綺麗だ。
「さぁ、ルウ君やってちょうだい!」
リオネッセさんの目が真剣だー!
「は、はい! いつでもどうぞ!」
「水創!」
「強化 付与!」
するとリオネッセさんの持つ白銀の魔石が淡い光に包まれ、サファイアのような輝きを放つ巨大な宝石となった。
「鑑定……。成功よ! 使える回数が無制限の水の神石! まさにこれは神器、アーティファクトだわ!」
「それは凄い……!」
自分で作っておいてなんだけど、もうどうリアクションしていいかわかんないんですけど。
そんな僕の心情などお構い無しに3人はものすごく興奮し、盛り上がりを見せていた。
「ルウ君、よくやってくれた!」
「は、はぁ……」
「僕たちは王家が後見に付いているから、それなりの成果が要求されるんだ。このアーティファクトを献上すれば陛下にも顔が立つ。制作にリオネッセが関わっているのもポイントが高い!」
あのライミスさんが鼻息を荒くして僕を褒めたたえる。うーん、なんかこそばゆいな。
「そういうわけでもう少し作ってみようか。水は大事だからね」
そしてテーブルの上にはどっさりと魔石が用意されていた。アレクさんが持ってきたらしい。
「まぁ、とりあえずこれだけ頼む。あ、神石じゃなくて聖石の方でな。あまり神石を作ると希少価値がなくなるからな」
この日、僕はせっせと水の聖石を作る羽目になった。明日早起きなのにーー!
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