【本編、番外編完結】血の繋がらない叔父にひたすら片思いしていたいのに、婚約者で幼馴染なアイツが放っておいてくれません

恩田璃星

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晴臣は、勢い良く手の届く場所にあるカーテンを開けると、背骨の形を確かめるように小刻みに唇で触れていった。

「背中、キレイだな。ほくろ一つない。初めて知った」

「はっ、あっ、…あんっ」

性感帯じゃないはずの場所なのに、一緒に敏感な部分を刺激されているせいか、声が漏れるのを止められない。

「それに、ヒップの形もすごくいい。丸くて、張りがあって」

「やめっ、見ちゃダメ…」

手で隠そうとすると、晴臣が動かしていた腰に角度をつけ、こすりつけていた自身の窪みに私の花芽を引っ掛けて捏ね回した。

「ぃぁあっ!!」

軽い絶頂に、前のめりに突っ伏すと、胸を弄っていた手がお尻に移動した。

「うわ、エロッ…丸見え…」

「やっ、やだやだやだ!そんなとこ見ないで!!」

発狂しそうなくらい恥ずかしくても、絶頂の余韻ですぐには体に力が入らない。

騒ぐ私にお構い無しでさわさわと撫で回す晴臣の手付きは、すぐにもにもにと肉感を確かめるようなものへと変わった。

「色もほんのりピンクで…マジで桃みたいだな…」

カプッと噛み付き、お尻の丸みに何度もキスをされる。
羞恥心が限界を振り切った私は、もう晴臣にされるがままだ。

とうとうコロリと仰向けにされ、朝の陽の光の下、両脚を開かれてしまった。

いたたまれなさのあまり枕で顔を覆っても、晴臣の強すぎる視線を感じる。
ゴクリと生唾を飲む音も聞こえる。

何をされるのかと緊張で身を固くしていると、サラリと恥毛を撫でられた。

「…薄いからよく見える。ピンクで、トロトロになってて、熟れた果物みたいで…美味そう」

再び晴臣の喉がコクリと鳴った。

恥ずかしいを通り越して段々腹が立ってきた。
昨夜から黙って聞いてれば『いただきます』だの、桃だの、熟れた果実だの。

「わ、私は食べ物じゃありません!食べられませんっ!!」

「バカだな。そんなことちゃんと分かってる」

自分でもわけのわからないことを言っている自覚はある。

「でも…!そんなところマジマジ見られて…っ!恥ずかしくて頭おかしくなりそうなんだもん!!」

「じゃあ千歳も見て」

言うなり、顔を隠していた枕を奪われ、上半身を起こされた。

目の前には、晴臣の、ハルオミ。

昨夜薄闇で見たのとは迫力が全然違う。
赤黒くて、ギラギラしていて、はち切れそうなほど膨張している。

こ、こんなー!!

自分のを見られているのと同じくらい恥ずかしい。

「ほら、よく見ろよ」

晴臣が、思わず目を逸らそうとした私の頭を掴んで固定し、グッと腰を押し出した。

「俺が千歳を食うんじゃなくて、千歳が俺を食うんだよ」
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