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3章⭐︎仲間集まってきた編⭐︎
カツアゲでは?
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-side エリク-
「本当にここにいるのか?」
今エリク達はエリクシアに最近完成しつつある高級住宅街にいる。その一角に、ピカピカした武器屋さんがある。いつものメンバーと一緒にドワーフに会いにきた。
建物は周りのどの物件よりも立派で、装飾品も綺麗だ。
地下や洞窟などの昔ながらの住宅に住んでいるというドワーフの住環境イメージとかけ離れていた。
--カンカンカンカン!!
--カンカンカンカン!!
中へ入ると、熱気と汗だくなドワーフ達がいる。普通なら話しかけるのを割と躊躇する場面だが、ノンデリエリクは気にせずにズカズカと店の中へ入っていく。
店番をしているドワーフは酒を飲んでいた。話しかける。
「おっちゃん、武器作りたいんだけど?」
「あ?なんだい?お兄ちゃん?お前みたいなガキにあげる武器はねえんだ!帰んな」
おおっ?素人に毛が生えた程度の冒険者を追い出すのはイメージ通りかもしれない。ちょっと感動する。けれど、今日の俺は一応一国のトップとしてここへ来ているからな、多少手荒い真似をしてでも挨拶はしておかないとな、とエリクは考える。
「聞いてんのか兄ちゃん?」
「ああ……、一応、俺はこういうものだ」
エリクシア王国の剣を見せる。
エンブレムは一応、公爵家の嫡男だった時に実家で使っていたものだ。
わざわざ、新しいエンブレムを広めるのには時間がかかるからな、子どもの頃から使っていて家の紋章にも愛着があったし、コスパもいいし、変える必要はないとの判断だ。
ーーブフッ
ドワーフは酒を吹き出した。
「し、失礼いたしました」
ドワーフは急いで頭を下げる。概ねエリクの予想通りの反応だ。
まあ、誰だって王家の紋章を見せれば、顔は引き攣るだろう。
むしろ、それでも言うことを聞かない場合どうすれば良いかと考えていたので、話が通じそうでよかったとエリクは安堵する。
「赤髪にエメラルドグリーンの目で10代くらいの男子、も、も、もしや、陛下?」
「そうだ」
「ひっ!!!申し訳ございませんでした!!!」
あまりに動揺しているのか終わった、俺とかいう心の声までダダ漏れである。
エリクはちょっと面白いから黙って見ているが、レオンはなんて腹黒い遊びなんだと呆れ返っている。
丁度良いから上手いこと利用さしてもらおう。
「今回の件、お主を特別に不問にしてやらんでもない」
「ほ、本当ですか?」
「うむ?ただし、武器を作ってくれたらな」
「かしこまりました。俺が持っている技術で1番最高の武器をお作りいたします!」
「それは良い、期待しているぞ、あ、もちろんもし逃げたら国外までおい回すからな」
「はっ!承知しました!」
表情には出さないが、武器ゲット~と内心エリクは大喜びだ。
うーわ、これ明らかにカツアゲじゃないの?とレオンのドン引いた視線を感じる。
交渉とはいえ、やりすぎたなとエリクも感じていたので、用意してきたものを取り出した。
「これ、お近づきの印なのだが……」
「それは……!」
さすがドワーフ!さっきまでの絶望したような表情とは反対に興味津々というような目でこちらを見る。
「ああ。これはエリクシア産のお酒だ。せっかく貴殿らドワーフが来ているのだから、せっかくだからと差し入れだ」
「あ、ありがとうございます!みんなで大切に飲みます!」
「うむ」
キラキラした目で見つめてくる店番ドワーフ。
こうしてエリクは餌付けが完了したのだった。
「そういえば、あれ、やっとくか?」
「……?」
やっぱり異世界のドワーフの店に来たらテンプレのあれをやるだろ。
「なあ、この店で1番いい武器って本当はあれだろ?」
「……!なぜそれを?」
店番ドワーフは目をギラギラさせてこちらを見てくる。ほーうやるじゃねえかという眼差しだ。
「あれが1番丁寧に鍛えられている」
「お見事です」
ドワーフのやっている店にはよく金持ちの貴族がくる。そういう人たちにはわざと見た目は1級品、剣としては2流品の品を出すようにしている。これは単純にドワーフが偏屈という理由もあるが、見た目も一級品で剣としても一級品だと原価率が高すぎてしまうからという理由もある。
だから、こういう店は1番良い製品を迷わずに取る冒険者が何回もその店で1番良い武器を選んでようやく常連になった時に初めて本当に良い品を出すことにしているのだ。
「陛下、お任せしてください。最高に良い武器にして見せます」
さっきまでと明らかに目つきが変わった。これは期待できそうだと思い、エリクは家へ帰るのだった。
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「本当にここにいるのか?」
今エリク達はエリクシアに最近完成しつつある高級住宅街にいる。その一角に、ピカピカした武器屋さんがある。いつものメンバーと一緒にドワーフに会いにきた。
建物は周りのどの物件よりも立派で、装飾品も綺麗だ。
地下や洞窟などの昔ながらの住宅に住んでいるというドワーフの住環境イメージとかけ離れていた。
--カンカンカンカン!!
--カンカンカンカン!!
中へ入ると、熱気と汗だくなドワーフ達がいる。普通なら話しかけるのを割と躊躇する場面だが、ノンデリエリクは気にせずにズカズカと店の中へ入っていく。
店番をしているドワーフは酒を飲んでいた。話しかける。
「おっちゃん、武器作りたいんだけど?」
「あ?なんだい?お兄ちゃん?お前みたいなガキにあげる武器はねえんだ!帰んな」
おおっ?素人に毛が生えた程度の冒険者を追い出すのはイメージ通りかもしれない。ちょっと感動する。けれど、今日の俺は一応一国のトップとしてここへ来ているからな、多少手荒い真似をしてでも挨拶はしておかないとな、とエリクは考える。
「聞いてんのか兄ちゃん?」
「ああ……、一応、俺はこういうものだ」
エリクシア王国の剣を見せる。
エンブレムは一応、公爵家の嫡男だった時に実家で使っていたものだ。
わざわざ、新しいエンブレムを広めるのには時間がかかるからな、子どもの頃から使っていて家の紋章にも愛着があったし、コスパもいいし、変える必要はないとの判断だ。
ーーブフッ
ドワーフは酒を吹き出した。
「し、失礼いたしました」
ドワーフは急いで頭を下げる。概ねエリクの予想通りの反応だ。
まあ、誰だって王家の紋章を見せれば、顔は引き攣るだろう。
むしろ、それでも言うことを聞かない場合どうすれば良いかと考えていたので、話が通じそうでよかったとエリクは安堵する。
「赤髪にエメラルドグリーンの目で10代くらいの男子、も、も、もしや、陛下?」
「そうだ」
「ひっ!!!申し訳ございませんでした!!!」
あまりに動揺しているのか終わった、俺とかいう心の声までダダ漏れである。
エリクはちょっと面白いから黙って見ているが、レオンはなんて腹黒い遊びなんだと呆れ返っている。
丁度良いから上手いこと利用さしてもらおう。
「今回の件、お主を特別に不問にしてやらんでもない」
「ほ、本当ですか?」
「うむ?ただし、武器を作ってくれたらな」
「かしこまりました。俺が持っている技術で1番最高の武器をお作りいたします!」
「それは良い、期待しているぞ、あ、もちろんもし逃げたら国外までおい回すからな」
「はっ!承知しました!」
表情には出さないが、武器ゲット~と内心エリクは大喜びだ。
うーわ、これ明らかにカツアゲじゃないの?とレオンのドン引いた視線を感じる。
交渉とはいえ、やりすぎたなとエリクも感じていたので、用意してきたものを取り出した。
「これ、お近づきの印なのだが……」
「それは……!」
さすがドワーフ!さっきまでの絶望したような表情とは反対に興味津々というような目でこちらを見る。
「ああ。これはエリクシア産のお酒だ。せっかく貴殿らドワーフが来ているのだから、せっかくだからと差し入れだ」
「あ、ありがとうございます!みんなで大切に飲みます!」
「うむ」
キラキラした目で見つめてくる店番ドワーフ。
こうしてエリクは餌付けが完了したのだった。
「そういえば、あれ、やっとくか?」
「……?」
やっぱり異世界のドワーフの店に来たらテンプレのあれをやるだろ。
「なあ、この店で1番いい武器って本当はあれだろ?」
「……!なぜそれを?」
店番ドワーフは目をギラギラさせてこちらを見てくる。ほーうやるじゃねえかという眼差しだ。
「あれが1番丁寧に鍛えられている」
「お見事です」
ドワーフのやっている店にはよく金持ちの貴族がくる。そういう人たちにはわざと見た目は1級品、剣としては2流品の品を出すようにしている。これは単純にドワーフが偏屈という理由もあるが、見た目も一級品で剣としても一級品だと原価率が高すぎてしまうからという理由もある。
だから、こういう店は1番良い製品を迷わずに取る冒険者が何回もその店で1番良い武器を選んでようやく常連になった時に初めて本当に良い品を出すことにしているのだ。
「陛下、お任せしてください。最高に良い武器にして見せます」
さっきまでと明らかに目つきが変わった。これは期待できそうだと思い、エリクは家へ帰るのだった。
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