49 / 57
3章⭐︎仲間集まってきた編⭐︎
アーティファクト
しおりを挟む
ーside エリクー
「あ、にーに!おかえりー」
「ただいまーこれは何の騒ぎだい?」
ドワーフに武器製作を頼み家へ帰ってきたエリクたち一行。帰ってきて早々、慌ただしく屋敷から物を出しいれしている家臣たちに驚く。
「おーそーじ」
「大掃除!?」
「そー屋敷が散らかってて汚すぎるってママが怒ってた」
「あっ」
エリクの母上は部屋の掃除にとても厳しい。屋敷を綺麗に保つのは当主の妻としての責任でもあるからだ。
毎回あまり片付けられないエリクに対してとても怒っていた。
絶対あの人今頃怒っているよとエリクは察して逃げようとする。
「あ、そーだ、にーに!ママが呼んでたー!」
「終わった」
ご愁傷様ですとトールとレオンとルークは両手を手を合わせてお祈りする。
まだお亡くなりになってないからな。
「来たわね、エリク。お帰りなさい」
急いで向かうと、母--エレナが仁王立ちしてゴゴゴゴゴ……という圧をエリクに与えていた。早速命の危機を感じる。
父があれだけしっかりしない中でこの家がまとまっていたのはこのエレナのおかげである。そういう意味で、エリクはエレナのことをとても尊敬していた。
「こーれ。あなたの部屋に溜まっていたガラクタ。捨てて良いかしら?」
「あ、それ、レオンのやつだから俺のじゃない」
「あら?そうなの?なら、レオンさんを呼んでくれないかしら?」
--よっしゃ!道連れゲット!
エリクは内心ガッツポーズをする。しばらくすると、レオンが虚無に目をしてやってきた。
「レオンさん?このガラクタは捨ててよろしい?」
『え!?あっ!あーーっ!ダメです!それ、ガラクタではなくてアーティファクト!』
アーティファクト--それは、神代に作られたとされる武器だ。俺が今使っているメイン武器、竜の杖などもこれにあたる。竜の杖の制作者もレオンだからな。創造神が作ったアーティファクトは貴重なものが多いだろう。
「母上、それは俺が引き取ります」
「ダメよ?」
「へ?」
「ダメ」
「しかし……」
「ダーメ」
ダメらしい。困った。こうなった母上はなかなか考えを変えてくれる事はない。一応理由を聞いておくか、とエリクは考える。
「何故ですか!?母上!確かに、私もカスみたいなガラクタだと思いますが」
『オイ』
「それでも、一応レオンは創造神様です。そのアーティストも人類を救うきっかけになるような貴重なものばかりですよ!」
一応も余計なんだけど、と隣でレオンが講義の目をしてくるが、エリクがそっと受け流す。
「分かっているわ」
「だったら!」
「だからよ。それをただのガラクタみたいに置いているあなた達は信用ならないわ。第一あなたこれらの使い方本当に分かるの?」
「うっ……それは確かに」
盲点だった。今までただのレオンが作ったガラクタだと思っていた。確かに創造神が作ったのだったら、ガラクタみたいなものでも、アーティファクトになりその価値は計り知れなくなるだろう。
「大丈夫よ。私がちゃんと管理してあげる。必要になったら貸してあげるわ」
「助かります。正直、俺が管理してもただのガラクタになってしまいそうです」
『あ、あの、それ私のなんですけど』
「そうですね、なのでレオン様の意見は尊重しましょう。管理は私がやります。家が散らかるのは困りますから」
『ハイ……』
有無を言わさずにレオンを納得させるエレナ。ママン強いな。流石だとエリクは感動する。
彼女とセバスとジル兄がいれば父上がポンコ……失礼。ちょっとお花畑でもこの家は大丈夫だろう。
よきかなよきかなと思いその場を去ろうとする。
「あ、待ってエリク。家の掃除はまだ終わってないわよ。あなたに聞きたいことが沢山あるわ」
「ゲッ……」
その後、エリクはズルズルと引きずられながら大掃除を開始する事になる。フハハハハハ!エリクも苦しめばいーんだ!というレオンの念話をききながら。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「あ、にーに!おかえりー」
「ただいまーこれは何の騒ぎだい?」
ドワーフに武器製作を頼み家へ帰ってきたエリクたち一行。帰ってきて早々、慌ただしく屋敷から物を出しいれしている家臣たちに驚く。
「おーそーじ」
「大掃除!?」
「そー屋敷が散らかってて汚すぎるってママが怒ってた」
「あっ」
エリクの母上は部屋の掃除にとても厳しい。屋敷を綺麗に保つのは当主の妻としての責任でもあるからだ。
毎回あまり片付けられないエリクに対してとても怒っていた。
絶対あの人今頃怒っているよとエリクは察して逃げようとする。
「あ、そーだ、にーに!ママが呼んでたー!」
「終わった」
ご愁傷様ですとトールとレオンとルークは両手を手を合わせてお祈りする。
まだお亡くなりになってないからな。
「来たわね、エリク。お帰りなさい」
急いで向かうと、母--エレナが仁王立ちしてゴゴゴゴゴ……という圧をエリクに与えていた。早速命の危機を感じる。
父があれだけしっかりしない中でこの家がまとまっていたのはこのエレナのおかげである。そういう意味で、エリクはエレナのことをとても尊敬していた。
「こーれ。あなたの部屋に溜まっていたガラクタ。捨てて良いかしら?」
「あ、それ、レオンのやつだから俺のじゃない」
「あら?そうなの?なら、レオンさんを呼んでくれないかしら?」
--よっしゃ!道連れゲット!
エリクは内心ガッツポーズをする。しばらくすると、レオンが虚無に目をしてやってきた。
「レオンさん?このガラクタは捨ててよろしい?」
『え!?あっ!あーーっ!ダメです!それ、ガラクタではなくてアーティファクト!』
アーティファクト--それは、神代に作られたとされる武器だ。俺が今使っているメイン武器、竜の杖などもこれにあたる。竜の杖の制作者もレオンだからな。創造神が作ったアーティファクトは貴重なものが多いだろう。
「母上、それは俺が引き取ります」
「ダメよ?」
「へ?」
「ダメ」
「しかし……」
「ダーメ」
ダメらしい。困った。こうなった母上はなかなか考えを変えてくれる事はない。一応理由を聞いておくか、とエリクは考える。
「何故ですか!?母上!確かに、私もカスみたいなガラクタだと思いますが」
『オイ』
「それでも、一応レオンは創造神様です。そのアーティストも人類を救うきっかけになるような貴重なものばかりですよ!」
一応も余計なんだけど、と隣でレオンが講義の目をしてくるが、エリクがそっと受け流す。
「分かっているわ」
「だったら!」
「だからよ。それをただのガラクタみたいに置いているあなた達は信用ならないわ。第一あなたこれらの使い方本当に分かるの?」
「うっ……それは確かに」
盲点だった。今までただのレオンが作ったガラクタだと思っていた。確かに創造神が作ったのだったら、ガラクタみたいなものでも、アーティファクトになりその価値は計り知れなくなるだろう。
「大丈夫よ。私がちゃんと管理してあげる。必要になったら貸してあげるわ」
「助かります。正直、俺が管理してもただのガラクタになってしまいそうです」
『あ、あの、それ私のなんですけど』
「そうですね、なのでレオン様の意見は尊重しましょう。管理は私がやります。家が散らかるのは困りますから」
『ハイ……』
有無を言わさずにレオンを納得させるエレナ。ママン強いな。流石だとエリクは感動する。
彼女とセバスとジル兄がいれば父上がポンコ……失礼。ちょっとお花畑でもこの家は大丈夫だろう。
よきかなよきかなと思いその場を去ろうとする。
「あ、待ってエリク。家の掃除はまだ終わってないわよ。あなたに聞きたいことが沢山あるわ」
「ゲッ……」
その後、エリクはズルズルと引きずられながら大掃除を開始する事になる。フハハハハハ!エリクも苦しめばいーんだ!というレオンの念話をききながら。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
117
あなたにおすすめの小説
お前には才能が無いと言われて公爵家から追放された俺は、前世が最強職【奪盗術師】だったことを思い出す ~今さら謝られても、もう遅い~
志鷹 志紀
ファンタジー
「お前には才能がない」
この俺アルカは、父にそう言われて、公爵家から追放された。
父からは無能と蔑まれ、兄からは酷いいじめを受ける日々。
ようやくそんな日々と別れられ、少しばかり嬉しいが……これからどうしようか。
今後の不安に悩んでいると、突如として俺の脳内に記憶が流れた。
その時、前世が最強の【奪盗術師】だったことを思い出したのだ。
異世界転生した俺は、産まれながらに最強だった。
桜花龍炎舞
ファンタジー
主人公ミツルはある日、不慮の事故にあい死んでしまった。
だが目がさめると見知らぬ美形の男と見知らぬ美女が目の前にいて、ミツル自身の身体も見知らぬ美形の子供に変わっていた。
そして更に、恐らく転生したであろうこの場所は剣や魔法が行き交うゲームの世界とも思える異世界だったのである。
異世界転生 × 最強 × ギャグ × 仲間。
チートすぎる俺が、神様より自由に世界をぶっ壊す!?
“真面目な展開ゼロ”の爽快異世界バカ旅、始動!
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@2025/11月新刊発売予定!
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
《作者からのお知らせ!》
※2025/11月中旬、 辺境領主の3巻が刊行となります。
今回は3巻はほぼ全編を書き下ろしとなっています。
【貧乏貴族の領地の話や魔導車オーディションなど、】連載にはないストーリーが盛りだくさん!
※また加筆によって新しい展開になったことに伴い、今まで投稿サイトに連載していた続話は、全て取り下げさせていただきます。何卒よろしくお願いいたします。
転生したら領主の息子だったので快適な暮らしのために知識チートを実践しました
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
不摂生が祟ったのか浴槽で溺死したブラック企業務めの社畜は、ステップド騎士家の長男エルに転生する。
不便な異世界で生活環境を改善するためにエルは知恵を絞る。
14万文字執筆済み。2025年8月25日~9月30日まで毎日7:10、12:10の一日二回更新。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
没落した貴族家に拾われたので恩返しで復興させます
六山葵
ファンタジー
生まれて間も無く、山の中に捨てられていた赤子レオン・ハートフィリア。
彼を拾ったのは没落して平民になった貴族達だった。
優しい両親に育てられ、可愛い弟と共にすくすくと成長したレオンは不思議な夢を見るようになる。
それは過去の記憶なのか、あるいは前世の記憶か。
その夢のおかげで魔法を学んだレオンは愛する両親を再び貴族にするために魔法学院で魔法を学ぶことを決意した。
しかし、学院でレオンを待っていたのは酷い平民差別。そしてそこにレオンの夢の謎も交わって、彼の運命は大きく変わっていくことになるのだった。
※2025/12/31に書籍五巻以降の話を非公開に変更する予定です。
詳細は近況ボードをご覧ください。
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
辺境伯家次男は転生チートライフを楽しみたい
ベルピー
ファンタジー
☆8月23日単行本販売☆
気づいたら異世界に転生していたミツヤ。ファンタジーの世界は小説でよく読んでいたのでお手のもの。
チートを使って楽しみつくすミツヤあらためクリフ・ボールド。ざまぁあり、ハーレムありの王道異世界冒険記です。
第一章 テンプレの異世界転生
第二章 高等学校入学編 チート&ハーレムの準備はできた!?
第三章 高等学校編 さあチート&ハーレムのはじまりだ!
第四章 魔族襲来!?王国を守れ
第五章 勇者の称号とは~勇者は不幸の塊!?
第六章 聖国へ ~ 聖女をたすけよ ~
第七章 帝国へ~ 史上最恐のダンジョンを攻略せよ~
第八章 クリフ一家と領地改革!?
第九章 魔国へ〜魔族大決戦!?
第十章 自分探しと家族サービス
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる