16 / 85
2章⭐︎それぞれの役割編⭐︎
戦闘狂犬
しおりを挟む
-side 第三者-
(レオンさんが弟子にしたい程の逸材とは)
(“狂犬”レオンの弟子か。あのガキも只者ではないのだろう)
(ついに、あいつが動き出したか。これから何かが起こるのかもしれない)
一気にギルド内が騒々しくなる。
それもそのはず。この場でレオンがどういう人物かを知らない人間はいないのだから。
“狂犬、レオン”
誰にも従わない。
だからと言って自分が勢力を拡大したいとも思っていない。群れない。
10歳で冒険者になってから、15年の戦績、対人戦負けなし。勿論魔物にも負けなし。
圧倒的な才能で、最年少でSランクまで上り詰めた彼はその一匹狼の戦闘狂っぷりからそう呼ばれている。
例え、ギルド上層部や貴族であっても彼を従わせることは不可能と感じさせる。
彼が王位を望めば喜んで譲る人物が出るだろうとまで噂されている。
そんな彼が、初めて自分から弟子にしたいと言った人物を連れてきた。
そのことについて、周りにいる者たちは必死に考えを巡らせる。
リアムと呼ばれ、いきなり現れた少年は一体何者なのかとか。
将来、大物になるのは確実。今のうちに唾をつけておこうとか。
ちなみに余談ではあるが、人と関わるということに関していえば、
Sランクなので名目上、パーティのリーダーということにはなっている。
しかし、今のパーティーメンバーと一緒に行動していたのは、彼がBランクに上がる1年間だけ。
以後、他のメンバーとは基本別行動。彼の所属しているパーティは事実上、アレクがリーダーの3人パーティである。
これは、レオンがある程度強くなってから以降、オールラウンダーで魔法剣士である彼にとって、一緒に戦うメンバーは必要ないどころか、足手まといだと感じるようになり、レオンが一人で戦いたいというのもあったが、アレクがB、サリーがA、マリーがBなので、単純に実力的にもかけ離れすぎているため、全員合意の上での行動である。
そして、余談のことも含めてギルドにいる者なら全員が当然のように知っている情報である。
当然職員もということで、美人敏腕女性ギルドマスターは内心かなり動揺しながらも対応する。
表情に出さないのは、流石組織のトップに上り詰めるだけはあると言ったところだろうか。
「失礼ですが、レオン様が弟子にしたいというそちらのお方、まだ幼い子供だとお見受けしますが」
「ああ。そうだな。まだこいつには戦闘経験はないだろう」
実はこの時既にアクシデントもあり、
リアムにはオークとの戦闘経験があったのだが、リアム自身はそのことをひた隠しにしていた。
「(流石にバレていないだろう。これだったら、逃げ切れるかもしれない)」とルーカスとも相談して、なんとかやり過ごそうとしている最中である。
しかし、続く言葉に絶望する。
「だから、これは“勘”だ」
リアムは知っている。
この手の師匠ポジの化け物が、「“勘”だけど、こいつ伸びそうだから育てるわ」という感じで言った場合、その手のイベントから逃れることは不可能だということに。
異世界だから、その手の事が起ってもおかしくは無いということに。
「“勘”ですか。レオン様の勘はよく当たるといいますからね。分かりました。ギルドとしては全面協力という形で承ります」
「(ほらきた……。やっぱり、レオンの勘はほぼ100%の確率で当たると確信している雰囲気だ。となると、俺の意志はほとんど完全無視だな。今この場で断ったり、時間をもらったりしたところで、どうせ最終的に弟子になるのが落ちだろう)
……わかった。俺も弟子になる」
「……!!本当か!」
レオンは嬉しそうな顔をする。
この時、ギルドマスターと周りは気づく。
(((…こいつ。許可とってなかったのか)))と。
♢ ♢ ♢ ♢ ♢
その後、レオンにしてやられたリアムはそのまま、ギルドマスターの部屋に連れていかれ、弟子入りの際に必要な書類を持って帰り、記入して下さいと言われた。
その際に、「よく考えてから、記入するように」と散々きつく言われた。
ようやく解放された、帰り道のことである。
「はー。疲れた」
「俺もだ。全く。あのギルド長の話はなげえんだ」
「む……」
「なんだ?」
「いや。疲れた理由ギルド長の長い話ではなく、レオンのせいなんだけど」
「え……。ああ。悪いとは思っているぞ。でも、ああでもしなければ、弟子になって貰えなかっただろ」
「なんでそこまで、俺のことを弟子にしたいと思ったの?」
「だって、お前の従魔ドラゴンに近いだろう」
「は?」
「ん……?違うのか?……あ!ああ……。そうか。えっと……、お前が精霊使いでは無いってことは、俺も分かっているから大丈夫だ。何か事情があって隠してる事は分かってたし、他の奴らにバラすつもりもねえよ」
「……。(おい、ルーカス。どうしよう。なんか、ほぼ確信してるようだけど)」
『そりゃ、もうバレてるんだろう。全く、お前も悪運強いよな。ノアといい、レオンといい厄介な奴に俺のことがバレるなんて』
「(理不尽すぎる呆れられ方されてるような?
で、どうしたらいい?)」
『バラすしかねえよ。姿を現すか』
「(ちょっ……!)」
そう言ってルーカスは、レオンにも姿が見えるようにした。
「な……!!こいつは……、強えな。
間違いなく、今の俺よりも強えだろう」
突然、レオンの目の色が変わり、口元に笑顔を浮かべながらそう言った。
『言っとくけど、おめえと戦うつもりはねえぞ。第一、お前では相手にもならねえ』
「(流石に分かってる。リアム、お前こんな化け物従魔にしてたのか。やべえやつだな)」
『俺からしたら、お前の方がやべえけどな。どうして分かったんだ?
こう言ってはなんだが、気配を消すことに関しては、得意だと自負していたんだが』
当然のように念話で話しかけられて戸惑っているリオンが答える前に、ルーカスが言う。
「(そうだな。まあ、それも“勘”だな。気配は消せても、強者の感覚は消せてねえと言うか。いつでも、リアムの方からびんびんと伝わってきたぜ)」
『はー。俺もまだまだということだな。
ところで、お前以外ももしかして気づいていたのか?』
「(いや、多分ねーと思うな。“勘”が優れている人間がいたら、気づくとは思うが、あのメンバーの中にはいねえと思うな。強いて言うなら、ノアくらいだろう)」
「(ああ。ノアだったら、色々あるから大丈夫だね。それよりもこの事は内密に)」
頼むしか選択肢のないリアムは心から願った。
「(ああ。分かっている。それより、リアム。お前自身も魔物と戦った経験あるだろ。
そして俺の“勘”だと、相当強い)」
『「…!!」』
異世界化け物の“勘”えぐすぎだって。
----------------------------
[キャライメージ]
(レオンさんが弟子にしたい程の逸材とは)
(“狂犬”レオンの弟子か。あのガキも只者ではないのだろう)
(ついに、あいつが動き出したか。これから何かが起こるのかもしれない)
一気にギルド内が騒々しくなる。
それもそのはず。この場でレオンがどういう人物かを知らない人間はいないのだから。
“狂犬、レオン”
誰にも従わない。
だからと言って自分が勢力を拡大したいとも思っていない。群れない。
10歳で冒険者になってから、15年の戦績、対人戦負けなし。勿論魔物にも負けなし。
圧倒的な才能で、最年少でSランクまで上り詰めた彼はその一匹狼の戦闘狂っぷりからそう呼ばれている。
例え、ギルド上層部や貴族であっても彼を従わせることは不可能と感じさせる。
彼が王位を望めば喜んで譲る人物が出るだろうとまで噂されている。
そんな彼が、初めて自分から弟子にしたいと言った人物を連れてきた。
そのことについて、周りにいる者たちは必死に考えを巡らせる。
リアムと呼ばれ、いきなり現れた少年は一体何者なのかとか。
将来、大物になるのは確実。今のうちに唾をつけておこうとか。
ちなみに余談ではあるが、人と関わるということに関していえば、
Sランクなので名目上、パーティのリーダーということにはなっている。
しかし、今のパーティーメンバーと一緒に行動していたのは、彼がBランクに上がる1年間だけ。
以後、他のメンバーとは基本別行動。彼の所属しているパーティは事実上、アレクがリーダーの3人パーティである。
これは、レオンがある程度強くなってから以降、オールラウンダーで魔法剣士である彼にとって、一緒に戦うメンバーは必要ないどころか、足手まといだと感じるようになり、レオンが一人で戦いたいというのもあったが、アレクがB、サリーがA、マリーがBなので、単純に実力的にもかけ離れすぎているため、全員合意の上での行動である。
そして、余談のことも含めてギルドにいる者なら全員が当然のように知っている情報である。
当然職員もということで、美人敏腕女性ギルドマスターは内心かなり動揺しながらも対応する。
表情に出さないのは、流石組織のトップに上り詰めるだけはあると言ったところだろうか。
「失礼ですが、レオン様が弟子にしたいというそちらのお方、まだ幼い子供だとお見受けしますが」
「ああ。そうだな。まだこいつには戦闘経験はないだろう」
実はこの時既にアクシデントもあり、
リアムにはオークとの戦闘経験があったのだが、リアム自身はそのことをひた隠しにしていた。
「(流石にバレていないだろう。これだったら、逃げ切れるかもしれない)」とルーカスとも相談して、なんとかやり過ごそうとしている最中である。
しかし、続く言葉に絶望する。
「だから、これは“勘”だ」
リアムは知っている。
この手の師匠ポジの化け物が、「“勘”だけど、こいつ伸びそうだから育てるわ」という感じで言った場合、その手のイベントから逃れることは不可能だということに。
異世界だから、その手の事が起ってもおかしくは無いということに。
「“勘”ですか。レオン様の勘はよく当たるといいますからね。分かりました。ギルドとしては全面協力という形で承ります」
「(ほらきた……。やっぱり、レオンの勘はほぼ100%の確率で当たると確信している雰囲気だ。となると、俺の意志はほとんど完全無視だな。今この場で断ったり、時間をもらったりしたところで、どうせ最終的に弟子になるのが落ちだろう)
……わかった。俺も弟子になる」
「……!!本当か!」
レオンは嬉しそうな顔をする。
この時、ギルドマスターと周りは気づく。
(((…こいつ。許可とってなかったのか)))と。
♢ ♢ ♢ ♢ ♢
その後、レオンにしてやられたリアムはそのまま、ギルドマスターの部屋に連れていかれ、弟子入りの際に必要な書類を持って帰り、記入して下さいと言われた。
その際に、「よく考えてから、記入するように」と散々きつく言われた。
ようやく解放された、帰り道のことである。
「はー。疲れた」
「俺もだ。全く。あのギルド長の話はなげえんだ」
「む……」
「なんだ?」
「いや。疲れた理由ギルド長の長い話ではなく、レオンのせいなんだけど」
「え……。ああ。悪いとは思っているぞ。でも、ああでもしなければ、弟子になって貰えなかっただろ」
「なんでそこまで、俺のことを弟子にしたいと思ったの?」
「だって、お前の従魔ドラゴンに近いだろう」
「は?」
「ん……?違うのか?……あ!ああ……。そうか。えっと……、お前が精霊使いでは無いってことは、俺も分かっているから大丈夫だ。何か事情があって隠してる事は分かってたし、他の奴らにバラすつもりもねえよ」
「……。(おい、ルーカス。どうしよう。なんか、ほぼ確信してるようだけど)」
『そりゃ、もうバレてるんだろう。全く、お前も悪運強いよな。ノアといい、レオンといい厄介な奴に俺のことがバレるなんて』
「(理不尽すぎる呆れられ方されてるような?
で、どうしたらいい?)」
『バラすしかねえよ。姿を現すか』
「(ちょっ……!)」
そう言ってルーカスは、レオンにも姿が見えるようにした。
「な……!!こいつは……、強えな。
間違いなく、今の俺よりも強えだろう」
突然、レオンの目の色が変わり、口元に笑顔を浮かべながらそう言った。
『言っとくけど、おめえと戦うつもりはねえぞ。第一、お前では相手にもならねえ』
「(流石に分かってる。リアム、お前こんな化け物従魔にしてたのか。やべえやつだな)」
『俺からしたら、お前の方がやべえけどな。どうして分かったんだ?
こう言ってはなんだが、気配を消すことに関しては、得意だと自負していたんだが』
当然のように念話で話しかけられて戸惑っているリオンが答える前に、ルーカスが言う。
「(そうだな。まあ、それも“勘”だな。気配は消せても、強者の感覚は消せてねえと言うか。いつでも、リアムの方からびんびんと伝わってきたぜ)」
『はー。俺もまだまだということだな。
ところで、お前以外ももしかして気づいていたのか?』
「(いや、多分ねーと思うな。“勘”が優れている人間がいたら、気づくとは思うが、あのメンバーの中にはいねえと思うな。強いて言うなら、ノアくらいだろう)」
「(ああ。ノアだったら、色々あるから大丈夫だね。それよりもこの事は内密に)」
頼むしか選択肢のないリアムは心から願った。
「(ああ。分かっている。それより、リアム。お前自身も魔物と戦った経験あるだろ。
そして俺の“勘”だと、相当強い)」
『「…!!」』
異世界化け物の“勘”えぐすぎだって。
----------------------------
[キャライメージ]
107
あなたにおすすめの小説
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
異世界ほのぼの牧場生活〜女神の加護でスローライフ始めました〜』
チャチャ
ファンタジー
ブラック企業で心も体もすり減らしていた青年・悠翔(はると)。
日々の疲れを癒してくれていたのは、幼い頃から大好きだったゲーム『ほのぼの牧場ライフ』だけだった。
両親を早くに亡くし、年の離れた妹・ひなのを守りながら、限界寸前の生活を続けていたある日――
「目を覚ますと、そこは……ゲームの中そっくりの世界だった!?」
女神様いわく、「疲れ果てたあなたに、癒しの世界を贈ります」とのこと。
目の前には、自分がかつて何百時間も遊んだ“あの牧場”が広がっていた。
作物を育て、動物たちと暮らし、時には村人の悩みを解決しながら、のんびりと過ごす毎日。
けれどもこの世界には、ゲームにはなかった“出会い”があった。
――獣人の少女、恥ずかしがり屋の魔法使い、村の頼れるお姉さん。
誰かと心を通わせるたびに、はるとの日常は少しずつ色づいていく。
そして、残された妹・ひなのにも、ある“転機”が訪れようとしていた……。
ほっこり、のんびり、時々ドキドキ。
癒しと恋と成長の、異世界牧場スローライフ、始まります!
異世界転生旅日記〜生活魔法は無限大!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
農家の四男に転生したルイ。
そんなルイは、五歳の高熱を出した闘病中に、前世の記憶を思い出し、ステータスを見れることに気付き、自分の能力を自覚した。
農家の四男には未来はないと、家族に隠れて金策を開始する。
十歳の時に行われたスキル鑑定の儀で、スキル【生活魔法 Lv.∞】と【鑑定 Lv.3】を授かったが、親父に「家の役には立たない」と、家を追い出される。
家を追い出されるきっかけとなった【生活魔法】だが、転生あるある?の思わぬ展開を迎えることになる。
ルイの安寧の地を求めた旅が、今始まる!
見切り発車。不定期更新。
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
テンプレな異世界を楽しんでね♪~元おっさんの異世界生活~【加筆修正版】
永倉伊織
ファンタジー
神の力によって異世界に転生した長倉真八(39歳)、転生した世界は彼のよく知る「異世界小説」のような世界だった。
転生した彼の身体は20歳の若者になったが、精神は何故か39歳のおっさんのままだった。
こうして元おっさんとして第2の人生を歩む事になった彼は異世界小説でよくある展開、いわゆるテンプレな出来事に巻き込まれながらも、出逢いや別れ、時には仲間とゆる~い冒険の旅に出たり
授かった能力を使いつつも普通に生きていこうとする、おっさんの物語である。
◇ ◇ ◇
本作は主人公が異世界で「生活」していく事がメインのお話しなので、派手な出来事は起こりません。
序盤は1話あたりの文字数が少なめですが
全体的には1話2000文字前後でサクッと読める内容を目指してます。
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
