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2章⭐︎それぞれの役割編⭐︎
Sランクの弟子
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-side リアム-
「鬼!鬼畜!」
「褒め言葉をどうもありがとう。
どうでもいいけど、行こうよ」
『お前、悪魔だな』
翌日、恥ずかしがってベッドからでてこなかったレオンを無理矢理引っ張り出すと、一緒に冒険者ギルドへ行くことにした。
今日から、レオンの弟子になるためだ。
「たとえ、今更レオンが嫌と言っても、俺は弟子になる」
「お、俺はなんつー悪魔を弟子にすると宣言してしまったんだ……」
レオンは絶望した顔を浮かべている。
ちょっといい気味だ。
『それに関しては、従魔である俺も同情するぜ。(とはいっても、こいつが弟子になるのを受け入れた理由は、周りの奴らを幸せにするためなんだよな。なんつーか、憎めねえ)』
ルーカスはそう言ってから、温かい目でリアムを見つめる。
それを見たレオンは、不思議そうにしつつも(従魔であるルーカスがリアムをここまで慕っているということは、リアムは実はいいやつなのかもしれない)と思ったそうだ。
♢ ♢ ♢ ♢ ♢
『ふあーあ。それにしても、こんな朝っぱらから行かなくても』
「(多くなると、騒がしいからな。この時間帯がベストだ)」
『そりゃ分かってるけどよ』
レオンとルーカスは馬が合うのか、仲良しそうにしている。なんとなく、レオンが兄貴で、ルーカスが弟って感じかな。
『む。なんか今リアムが温かい目で俺を見ていた。さてはお前、俺を弟みたいだと思っていたな!』
「(お、お、お、思ってないよ)」
「(ぶはっ。お前、わかりやすいなあ)」
ルーカスがギャンギャン騒いで、みんなの眠気が覚めたところで冒険者ギルドについた。
中に入ると、当然のようにギルドマスターの部屋に通され、レオンの弟子になる手続きを完了させた。
「弟子になると言っても、特段何かが変わることはないぞ。10歳までは正式に冒険者にもなれない上に、魔物と戦闘をすることも非常時以外は禁じられている。変わることと言ったら、ギルド経由で俺との連絡が取りやすくなったり、お前をパーティメンバーに誘うには俺の許可を取らなければいけなかったりすることだな。弟子の権限があれば、俺がなんの依頼を今受けているかを調べることもできるぞ。だから、その弟子になった証のカードは無くすな」
「わ、わかった」
レオンに説明を受けていると、ギルドマスターが冊子を持ってくる。
「リアム様とレオン様はしばらくここ、ドライ王国を拠点になさるのですよね」
「あ?まあな。師匠としてリアムがある程度成長するまでは……、だな。こいつには、国外脱出の恩があるしな」
「ああ。なるほど、そういうことでしたか。今アインス王国にいたら大変なことになってましたからね」
そう、今アインス王国は絶賛炎上中(物理)である。俺らが、ホームパーティーをしていた時くらいに、クーデターが起きてアインス王家が追放された。
「単に王家が追放されたまではよかったんだが、そのあと、貴族に対して不満を持っている庶民が暴れているのを鎮圧できていないようだからな」
「そうですね。あの国は民衆を監視する組織の予算も削られていたと感じますし、まだ続くでしょう。おそらく、最終的にはフィーア王国とここドライ王国との代理戦争にまで発展するのではないでしょうか」
「ああ?その情報がお前のとこに入っているということは、ドライ王家は既にそれを見越して動いていると言ったところか。しかし、そうなると……、まさか」
「ええ。泥沼回避のため、レオン様のお力を当てにしますね。現状、両国のSランク冒険者は共に5人ずつ。精霊使いの数も3人ずつの互角です。しかし、おそらく、そこにSランク冒険者のレオン様と精霊使いのリアム様が入れば、我が国は優位に戦えるでしょう」
「ああ……。というか、待て。こいつが精霊使いという情報は言ってなかったよな」
「……とある筋から伝わったとでもいっておきましょう」
『「「…!!」」』
おそらく、ノアが王家に伝えたのだろうが、それにしても仕事早いな。
「それで、驚いているところ申し訳ございませんが、この冊子は王家からあなた方に渡しておいてくださいと依頼されたものです。伝言も預かっております。“もし此度の戦争で我が国に力を貸していただけたら、王家は全面的にレオン様、リアム様及びそのパーティメンバーや使用人を支援する”と」
「……ッチ!めんどくせえ事になったぜ」
協力しなかった場合について言及していないということは、つまり協力しなかったらそいつらに何があっても文句は言うなということなのだろう。
仲間を実質人質に取られて戦争に参加しないといけなくなったレオンは不機嫌そうだ。面倒くさいとは思っているが、負けるとは微塵も思ってなさそうなところを見ると、流石Sランクと言ったところだろうか。
「うん。参加しないといけなさそうだね。(それにしても流石ノアだね。この短時間で、俺とレオンが戦争に参加するだけで、屋敷のメンバー全員を支援することを、王家に認めさせたということだよね)」
「(そういうことだな。全く。お前といい、ノアといい、えげつねえことを平然とやってくるな)」
『そうだな。まあ、戦いに関しては俺だけでも十分だし、万一にもリアムとレオンが死ぬことはないから安心していいぞ!』
今のルーカスの言葉で、レオンに無駄に火がついてしまったらしい。守られるのは性に合わないということなのだろう。
「(ああ?何を言ってるんだ。俺が負けるわけねえだろ。ちょうどいい、リアム。お前も、俺と一緒に戦え。お手本を見せてやる)」
「え?」
「どうしましたか?」
ギルドマスターが不思議そうにしている。途中から、念話に切り替えて無言だったから、俺たちがじっくり考え込んでいると思ったんだろう。
「い、いや、なんでもない。ところで、この冊子には何が書いてあるんだろう」
俺はそう言って冊子を取る。見たことない文字だ。だが何故か読める。
「王立学園への入学推薦書類」
「「……!!」」
ギルドマスターとレオンは驚いた顔をする。
「リアム。文字読めるのか?そういえばお前貴族の子だもんな」
「え、ええ。まあ」
レオンの反応から推測するに、この世界では識字率はおそらくそこまで高くないのか。
「まさか、5歳でこれが読めるとは思いませんでした。頭もよろしいのですね」
ギルマスは文字に驚いたというより、難しい単語か文字が使われていたから驚いたと言ったところか。
この世界での、俺の記憶力や計算能力は未知数だ。前世よりもいいことを願うばかりだろう。とはいえ、自動で翻訳される機能が体内にあるようなので、今世での語学力は最強の部類かもしれない。
「それはそうと、王立学園入試ですか。学園に通うメリットってなんですか」
「そうですね。これは、推測なのですが、おそらくリアム様を囲い込みたいということなのでしょう。そのためには、学園で友達をたくさん作り、この国のいいところを知ってもらいたいと国も考えたのだと思います」
「まあ、確かにお前は同年代に友達もいねえみてえだし、いいんじゃねえの?[実は俺もあんまりいねえけど言わないでおこっと]」
「……。確かにいいね」
今の話、言葉通り受け取った方がいいのか分からないな。“この国のいいところを沢山知ってもらう”って言う言葉の響き、裏を返すと“教育によって貴方に、この国の価値観を教え、コントロールします”って言っているようにも聞こえる。
“自国の歴史”を勉強するということは、国家に所属している民の価値観を揃える”ということを目的にしている場合が多い。
その方が、権力者が民をコントロールしやすいからである。それはもちろん、民主主義の国でも行っていることではあるが、むしろドライ王国のように独裁政治の国の方が本気で行なっている事である。
そのことを、ドライ王国の[賢王]のスキルをもつほど優秀な今の王をはじめとする上層部が知らないはずもない。
「まあ、考えたって仕方ねえんじゃねえの。まずは、フィーア王国との戦争に勝たなければ意味ねえんだしな」
「確かにその通りだね。まだ戦争が始まったわけではないけど」
「ああ?そんなもん、この話が冒険者ギルドにまで話が来てる時点で、この国の上層部はやる気満々ってことだろうよ」
「……確かに」
「おふたりとも話しているところ申し訳ないですが、そろそろ私も仕事があるので」
「あ、うん。貴重なお時間をありがとう」
「いえいえ。おそらく、あなた方はもう時期王都に呼び出されると思います。その事については追って連絡を致します」
「おう、わかった。後のことは俺からこいつに伝えとく」
「ええ。レオン様は滞っている依頼の処理もお願いいたします」
「はいはい。全く。人使いが荒いな」
そのあと、依頼を受けると言ったレオンと別れ、一旦家に戻る事にした。
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「鬼!鬼畜!」
「褒め言葉をどうもありがとう。
どうでもいいけど、行こうよ」
『お前、悪魔だな』
翌日、恥ずかしがってベッドからでてこなかったレオンを無理矢理引っ張り出すと、一緒に冒険者ギルドへ行くことにした。
今日から、レオンの弟子になるためだ。
「たとえ、今更レオンが嫌と言っても、俺は弟子になる」
「お、俺はなんつー悪魔を弟子にすると宣言してしまったんだ……」
レオンは絶望した顔を浮かべている。
ちょっといい気味だ。
『それに関しては、従魔である俺も同情するぜ。(とはいっても、こいつが弟子になるのを受け入れた理由は、周りの奴らを幸せにするためなんだよな。なんつーか、憎めねえ)』
ルーカスはそう言ってから、温かい目でリアムを見つめる。
それを見たレオンは、不思議そうにしつつも(従魔であるルーカスがリアムをここまで慕っているということは、リアムは実はいいやつなのかもしれない)と思ったそうだ。
♢ ♢ ♢ ♢ ♢
『ふあーあ。それにしても、こんな朝っぱらから行かなくても』
「(多くなると、騒がしいからな。この時間帯がベストだ)」
『そりゃ分かってるけどよ』
レオンとルーカスは馬が合うのか、仲良しそうにしている。なんとなく、レオンが兄貴で、ルーカスが弟って感じかな。
『む。なんか今リアムが温かい目で俺を見ていた。さてはお前、俺を弟みたいだと思っていたな!』
「(お、お、お、思ってないよ)」
「(ぶはっ。お前、わかりやすいなあ)」
ルーカスがギャンギャン騒いで、みんなの眠気が覚めたところで冒険者ギルドについた。
中に入ると、当然のようにギルドマスターの部屋に通され、レオンの弟子になる手続きを完了させた。
「弟子になると言っても、特段何かが変わることはないぞ。10歳までは正式に冒険者にもなれない上に、魔物と戦闘をすることも非常時以外は禁じられている。変わることと言ったら、ギルド経由で俺との連絡が取りやすくなったり、お前をパーティメンバーに誘うには俺の許可を取らなければいけなかったりすることだな。弟子の権限があれば、俺がなんの依頼を今受けているかを調べることもできるぞ。だから、その弟子になった証のカードは無くすな」
「わ、わかった」
レオンに説明を受けていると、ギルドマスターが冊子を持ってくる。
「リアム様とレオン様はしばらくここ、ドライ王国を拠点になさるのですよね」
「あ?まあな。師匠としてリアムがある程度成長するまでは……、だな。こいつには、国外脱出の恩があるしな」
「ああ。なるほど、そういうことでしたか。今アインス王国にいたら大変なことになってましたからね」
そう、今アインス王国は絶賛炎上中(物理)である。俺らが、ホームパーティーをしていた時くらいに、クーデターが起きてアインス王家が追放された。
「単に王家が追放されたまではよかったんだが、そのあと、貴族に対して不満を持っている庶民が暴れているのを鎮圧できていないようだからな」
「そうですね。あの国は民衆を監視する組織の予算も削られていたと感じますし、まだ続くでしょう。おそらく、最終的にはフィーア王国とここドライ王国との代理戦争にまで発展するのではないでしょうか」
「ああ?その情報がお前のとこに入っているということは、ドライ王家は既にそれを見越して動いていると言ったところか。しかし、そうなると……、まさか」
「ええ。泥沼回避のため、レオン様のお力を当てにしますね。現状、両国のSランク冒険者は共に5人ずつ。精霊使いの数も3人ずつの互角です。しかし、おそらく、そこにSランク冒険者のレオン様と精霊使いのリアム様が入れば、我が国は優位に戦えるでしょう」
「ああ……。というか、待て。こいつが精霊使いという情報は言ってなかったよな」
「……とある筋から伝わったとでもいっておきましょう」
『「「…!!」」』
おそらく、ノアが王家に伝えたのだろうが、それにしても仕事早いな。
「それで、驚いているところ申し訳ございませんが、この冊子は王家からあなた方に渡しておいてくださいと依頼されたものです。伝言も預かっております。“もし此度の戦争で我が国に力を貸していただけたら、王家は全面的にレオン様、リアム様及びそのパーティメンバーや使用人を支援する”と」
「……ッチ!めんどくせえ事になったぜ」
協力しなかった場合について言及していないということは、つまり協力しなかったらそいつらに何があっても文句は言うなということなのだろう。
仲間を実質人質に取られて戦争に参加しないといけなくなったレオンは不機嫌そうだ。面倒くさいとは思っているが、負けるとは微塵も思ってなさそうなところを見ると、流石Sランクと言ったところだろうか。
「うん。参加しないといけなさそうだね。(それにしても流石ノアだね。この短時間で、俺とレオンが戦争に参加するだけで、屋敷のメンバー全員を支援することを、王家に認めさせたということだよね)」
「(そういうことだな。全く。お前といい、ノアといい、えげつねえことを平然とやってくるな)」
『そうだな。まあ、戦いに関しては俺だけでも十分だし、万一にもリアムとレオンが死ぬことはないから安心していいぞ!』
今のルーカスの言葉で、レオンに無駄に火がついてしまったらしい。守られるのは性に合わないということなのだろう。
「(ああ?何を言ってるんだ。俺が負けるわけねえだろ。ちょうどいい、リアム。お前も、俺と一緒に戦え。お手本を見せてやる)」
「え?」
「どうしましたか?」
ギルドマスターが不思議そうにしている。途中から、念話に切り替えて無言だったから、俺たちがじっくり考え込んでいると思ったんだろう。
「い、いや、なんでもない。ところで、この冊子には何が書いてあるんだろう」
俺はそう言って冊子を取る。見たことない文字だ。だが何故か読める。
「王立学園への入学推薦書類」
「「……!!」」
ギルドマスターとレオンは驚いた顔をする。
「リアム。文字読めるのか?そういえばお前貴族の子だもんな」
「え、ええ。まあ」
レオンの反応から推測するに、この世界では識字率はおそらくそこまで高くないのか。
「まさか、5歳でこれが読めるとは思いませんでした。頭もよろしいのですね」
ギルマスは文字に驚いたというより、難しい単語か文字が使われていたから驚いたと言ったところか。
この世界での、俺の記憶力や計算能力は未知数だ。前世よりもいいことを願うばかりだろう。とはいえ、自動で翻訳される機能が体内にあるようなので、今世での語学力は最強の部類かもしれない。
「それはそうと、王立学園入試ですか。学園に通うメリットってなんですか」
「そうですね。これは、推測なのですが、おそらくリアム様を囲い込みたいということなのでしょう。そのためには、学園で友達をたくさん作り、この国のいいところを知ってもらいたいと国も考えたのだと思います」
「まあ、確かにお前は同年代に友達もいねえみてえだし、いいんじゃねえの?[実は俺もあんまりいねえけど言わないでおこっと]」
「……。確かにいいね」
今の話、言葉通り受け取った方がいいのか分からないな。“この国のいいところを沢山知ってもらう”って言う言葉の響き、裏を返すと“教育によって貴方に、この国の価値観を教え、コントロールします”って言っているようにも聞こえる。
“自国の歴史”を勉強するということは、国家に所属している民の価値観を揃える”ということを目的にしている場合が多い。
その方が、権力者が民をコントロールしやすいからである。それはもちろん、民主主義の国でも行っていることではあるが、むしろドライ王国のように独裁政治の国の方が本気で行なっている事である。
そのことを、ドライ王国の[賢王]のスキルをもつほど優秀な今の王をはじめとする上層部が知らないはずもない。
「まあ、考えたって仕方ねえんじゃねえの。まずは、フィーア王国との戦争に勝たなければ意味ねえんだしな」
「確かにその通りだね。まだ戦争が始まったわけではないけど」
「ああ?そんなもん、この話が冒険者ギルドにまで話が来てる時点で、この国の上層部はやる気満々ってことだろうよ」
「……確かに」
「おふたりとも話しているところ申し訳ないですが、そろそろ私も仕事があるので」
「あ、うん。貴重なお時間をありがとう」
「いえいえ。おそらく、あなた方はもう時期王都に呼び出されると思います。その事については追って連絡を致します」
「おう、わかった。後のことは俺からこいつに伝えとく」
「ええ。レオン様は滞っている依頼の処理もお願いいたします」
「はいはい。全く。人使いが荒いな」
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