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3章⭐︎新しい家族から学ぶ帝王学編⭐︎
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-side リアム-
「若輩者ですが、この町の領主に就任いたしましたリアムと申します。本日は、私が領主になって初めて主催させていただくパーティお越しいただき誠にありがとうございます。よろしくお願いいたします」
パチパチパチパチ……。
ふう……緊張したがなんとかいけたか?
開幕の挨拶を散々練習させられたおかげで、随分と流暢に発表できるようになった。
『お疲れ様リアム。それより、すげえぞこれはなかなか』
「ああ……すごいな」
この会場、俺への悪意や警戒心がものすごく高いのだ。ロキ様の加護のおかげで分かったが、そうでなかったら絶対見抜けてないと思うほどの穏やかそうなそうな人からもびんびんと警戒心が突き刺さる。警戒心だけならいいが、敵意剥き出しはちょっと……。
「どちらにしてもここは危険だね。一旦父上に言って具合悪いと……」
『具合?お前別におかしいとこもないだろ?それよりも行こうぜ!飯食いに!』
あ、そっち?俺のこと心配してくれてんじゃないの?
『そんなのするわけねえだろ!それより早く行こうぜ!なくなっちまう!』
「う、うん」
おい、少しは俺を心配せんかい。まあでも。ルーカスがそういうんだったら、大丈夫か?……って、あれ?そういえばシルバーは?
『こっちだ。主人殿』
「お?……って?」
見ると、シルバーは人を咥えていた。
高そうなローブは、この前の運命教の信者の格好によく似ている。
『いい香りがしたもので、キッチンにこっそり入ってつまみ食いしていたら、此奴が入ってきてのう。我の食事を邪魔しようとしたから、こう、ぱぱっとな』
いや、言い方。3分クッキングか。
はあ、というか、うちの従魔達は飯のこととなると自由すぎて行動がよめないな。
普通、厳戒態勢が取られているキッチンに無断で侵入するなんてできないから、
この人もまさかこんなのがいると思わなかっただろう。敵ながら、災難だったな。
「それにしても、なんで運命教の信者がここに?何かしにきたってことだよね?」
『どうやら、主人殿のパーティのご飯に毒を混ぜようとしていたみたいだのう』
「え!?」
『心配するな。鑑定で、ここに出された食事が全部無害ということは確認済みだからのう』
「よ、よかった。ありがとうシルバー」
『気にするな。では、安心したところでそろそろ我らも食べに行くか』
そう言って、シルバーはローブを被った人を下に置いた。
「え?この人は放っといてもいいの?」
『ああ。どうせ我の結界からは出れぬし、後で事情聴取をしても遅くはないだろう。それより、我らも早く食べに行った方が良さそうだな』
「一応、前回倒すのに結構苦労した人たちなんだけどなあ。でも確かにそれもそうか。あ、狙ってた品がもうなくなりかかってる!」
飯のことになると、周りが見えなくなるのは俺も同じだったので、あっという間に、意識がそちらに持っていかれ運命教の人がなぜここにいるかは後回しになっていた。
「もごもごもごもg(もしかして、私放置プレイですか?)」
♢ ♢ ♢ ♢ ♢
「おおー。ウニに似た魔物とカリフラワーのムースか。すごいな、濃厚さが」
『うむ。なかなかだな。こっちの地竜のステーキもなかなかだぞ』
「確かに。筋肉質だけど脂もしっかりあって美味しくてすごいな」
『ああ。あ、主人殿。あそこにルーカスがおるぞ。あやつめ、人目も憚らず、肉料理を食いおって。羨ましいではないか。ただ、周りの人間が困っておる』
「あ、ああ。本当だ。今は姿を隠しているからなあ。早いところ、行かないと。すみません!うちの精霊が」
一応俺が、精霊使いということは使用人には知れ渡っているので、最初こそ戸惑っていたものの、最近では勝手にご飯が無くなっていても戸惑う使用人はほとんどいない。
むしろ、最近は気を利かせて従魔達がつまみ食いしてもいいようにかなり多めにご飯を用意しているっぽいのだ。
ただ、今日は外部の人たちも沢山いる。そのせいか、何事かと人だかりが出来ていた。
ザワ……!
「おお!あれが精霊の仕業なのか。ありがたやーありがたやー」
「リアム様が、精霊使いという話は本当だったようだな。そんな人に領主になっていただけるとは、この領地も安泰だな」
「まだ、決めつけるのは、はええぜ。もっと人を見ないと分からないだろ。ただまあ、精霊使いってのはポイント高いかな。子供だけど、実力は確かにってことか」
今の一幕で、俺への警戒心というのが一気に少なくなったようだ。どうやら、新領主が子供ということで心配だったらしい。
まあ、それだけではないっぽいんだけどね。なんせ、初日にドラゴンに乗って登場。
しかもその後、それを嘘ついて誤魔化すという、どう考えても問題児にしか思えないような行動をとったことは、おそらく街中で広がりまくっているだろうから。
逆に俺がこの人たちの立場でもそんな奴、警戒しまくるだろう。
しかし、今のでかなり警戒が解けるとは。
この国における精霊というのは凄いんだな。実際に俺は契約してないけど。
『よかったら、今度契約しに行くか?なんなら、知り合いの精霊に契約の試練を受けさせて欲しいって頼んでおくぞ?』
「え、遠慮します」
ルーカスの知り合いの精霊なんて絶対化け物級のがくるのに決まってる。その精霊の契約の試練だと?考えただけで、嫌になる程厳しそうだ。それ以前にそもそも、ルーカス、シルバー、ロキ様それに最近はレオンとヘンリー。俺の周りには問題児しかいない。
これ以上、問題児が増えれば手に負えなくなってしまう可能性もある。
『こいつ、その問題児の中に自分を含めてないらしいんだよな?そろそろ言ってあげたほうがいいんじゃね?』
『まあまあ、もう少し大人になってからでも気づくのは遅くないだろう。自分が1番の問題児だったと気づくのは受け入れるより時間がかかるしのう』
ん……?俺は前世と年齢を合わせれば、成人もしているから受け入れられるぞ。
まあ、俺は問題児ではないし受け入れる以前の問題だけど。
『確かにこれは重症だな。うん。今後に期待ということだ!』
『うむ。まだまだ時間はたっぷりあるしのう。伸び代だけはとてもあるから大丈夫だろうて』
んん……?俺は何をそこまで期待されているの?
こうしてほのぼのしていた時、飲んだジュースは味がピリリとしていて美味しかった。
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「若輩者ですが、この町の領主に就任いたしましたリアムと申します。本日は、私が領主になって初めて主催させていただくパーティお越しいただき誠にありがとうございます。よろしくお願いいたします」
パチパチパチパチ……。
ふう……緊張したがなんとかいけたか?
開幕の挨拶を散々練習させられたおかげで、随分と流暢に発表できるようになった。
『お疲れ様リアム。それより、すげえぞこれはなかなか』
「ああ……すごいな」
この会場、俺への悪意や警戒心がものすごく高いのだ。ロキ様の加護のおかげで分かったが、そうでなかったら絶対見抜けてないと思うほどの穏やかそうなそうな人からもびんびんと警戒心が突き刺さる。警戒心だけならいいが、敵意剥き出しはちょっと……。
「どちらにしてもここは危険だね。一旦父上に言って具合悪いと……」
『具合?お前別におかしいとこもないだろ?それよりも行こうぜ!飯食いに!』
あ、そっち?俺のこと心配してくれてんじゃないの?
『そんなのするわけねえだろ!それより早く行こうぜ!なくなっちまう!』
「う、うん」
おい、少しは俺を心配せんかい。まあでも。ルーカスがそういうんだったら、大丈夫か?……って、あれ?そういえばシルバーは?
『こっちだ。主人殿』
「お?……って?」
見ると、シルバーは人を咥えていた。
高そうなローブは、この前の運命教の信者の格好によく似ている。
『いい香りがしたもので、キッチンにこっそり入ってつまみ食いしていたら、此奴が入ってきてのう。我の食事を邪魔しようとしたから、こう、ぱぱっとな』
いや、言い方。3分クッキングか。
はあ、というか、うちの従魔達は飯のこととなると自由すぎて行動がよめないな。
普通、厳戒態勢が取られているキッチンに無断で侵入するなんてできないから、
この人もまさかこんなのがいると思わなかっただろう。敵ながら、災難だったな。
「それにしても、なんで運命教の信者がここに?何かしにきたってことだよね?」
『どうやら、主人殿のパーティのご飯に毒を混ぜようとしていたみたいだのう』
「え!?」
『心配するな。鑑定で、ここに出された食事が全部無害ということは確認済みだからのう』
「よ、よかった。ありがとうシルバー」
『気にするな。では、安心したところでそろそろ我らも食べに行くか』
そう言って、シルバーはローブを被った人を下に置いた。
「え?この人は放っといてもいいの?」
『ああ。どうせ我の結界からは出れぬし、後で事情聴取をしても遅くはないだろう。それより、我らも早く食べに行った方が良さそうだな』
「一応、前回倒すのに結構苦労した人たちなんだけどなあ。でも確かにそれもそうか。あ、狙ってた品がもうなくなりかかってる!」
飯のことになると、周りが見えなくなるのは俺も同じだったので、あっという間に、意識がそちらに持っていかれ運命教の人がなぜここにいるかは後回しになっていた。
「もごもごもごもg(もしかして、私放置プレイですか?)」
♢ ♢ ♢ ♢ ♢
「おおー。ウニに似た魔物とカリフラワーのムースか。すごいな、濃厚さが」
『うむ。なかなかだな。こっちの地竜のステーキもなかなかだぞ』
「確かに。筋肉質だけど脂もしっかりあって美味しくてすごいな」
『ああ。あ、主人殿。あそこにルーカスがおるぞ。あやつめ、人目も憚らず、肉料理を食いおって。羨ましいではないか。ただ、周りの人間が困っておる』
「あ、ああ。本当だ。今は姿を隠しているからなあ。早いところ、行かないと。すみません!うちの精霊が」
一応俺が、精霊使いということは使用人には知れ渡っているので、最初こそ戸惑っていたものの、最近では勝手にご飯が無くなっていても戸惑う使用人はほとんどいない。
むしろ、最近は気を利かせて従魔達がつまみ食いしてもいいようにかなり多めにご飯を用意しているっぽいのだ。
ただ、今日は外部の人たちも沢山いる。そのせいか、何事かと人だかりが出来ていた。
ザワ……!
「おお!あれが精霊の仕業なのか。ありがたやーありがたやー」
「リアム様が、精霊使いという話は本当だったようだな。そんな人に領主になっていただけるとは、この領地も安泰だな」
「まだ、決めつけるのは、はええぜ。もっと人を見ないと分からないだろ。ただまあ、精霊使いってのはポイント高いかな。子供だけど、実力は確かにってことか」
今の一幕で、俺への警戒心というのが一気に少なくなったようだ。どうやら、新領主が子供ということで心配だったらしい。
まあ、それだけではないっぽいんだけどね。なんせ、初日にドラゴンに乗って登場。
しかもその後、それを嘘ついて誤魔化すという、どう考えても問題児にしか思えないような行動をとったことは、おそらく街中で広がりまくっているだろうから。
逆に俺がこの人たちの立場でもそんな奴、警戒しまくるだろう。
しかし、今のでかなり警戒が解けるとは。
この国における精霊というのは凄いんだな。実際に俺は契約してないけど。
『よかったら、今度契約しに行くか?なんなら、知り合いの精霊に契約の試練を受けさせて欲しいって頼んでおくぞ?』
「え、遠慮します」
ルーカスの知り合いの精霊なんて絶対化け物級のがくるのに決まってる。その精霊の契約の試練だと?考えただけで、嫌になる程厳しそうだ。それ以前にそもそも、ルーカス、シルバー、ロキ様それに最近はレオンとヘンリー。俺の周りには問題児しかいない。
これ以上、問題児が増えれば手に負えなくなってしまう可能性もある。
『こいつ、その問題児の中に自分を含めてないらしいんだよな?そろそろ言ってあげたほうがいいんじゃね?』
『まあまあ、もう少し大人になってからでも気づくのは遅くないだろう。自分が1番の問題児だったと気づくのは受け入れるより時間がかかるしのう』
ん……?俺は前世と年齢を合わせれば、成人もしているから受け入れられるぞ。
まあ、俺は問題児ではないし受け入れる以前の問題だけど。
『確かにこれは重症だな。うん。今後に期待ということだ!』
『うむ。まだまだ時間はたっぷりあるしのう。伸び代だけはとてもあるから大丈夫だろうて』
んん……?俺は何をそこまで期待されているの?
こうしてほのぼのしていた時、飲んだジュースは味がピリリとしていて美味しかった。
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