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4章⭐︎学園編⭐︎
学園には隠し通路があるらしい
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-side リアム-
「ムニャムニャムニャ…!ムニャ!」
「起きろ……起きろ!」
その夜、俺はベッドの中へいた。
今日は学校の授業で魔法の杖を作れて楽しかったな。これから、戦術の幅も広がりそうだ。
「ムニャムニャムニャ……!ムニャ……」
「おいこら、一回起きようとして2度寝の体制に入るんじゃない!」
「むにゃ?」
「起きたか」
むむ……?誰だ。
ああ。何だロキ様か、じゃあ良いや。寝よう。
「おいこら、起きろ……!起きろ!」
激しくゆさぶられる。うーん?でももうちょっと眠いし寝るか。
「むにゃむにゃ……」
「うっそだろ!?こ、こいつ強すぎるっ。お、おいっ!!起きろっ!起きてくれ!リアム!」
なんかめっちゃ懇願してくる。
「しょうがないな、――ってなーんだロキ様か。むにゃむにゃ!」
「寝かさねえからな!」
ガン決まった目でこちらを睨んでくる。なんとしてでも寝かさないという意思を感じる。
仕方ないなあ。
「で?要件は?」
「えっ!?よ、要件!?対応冷たっ!」
「むにゃむにゃ……」
「そっ、そうだな……お前が学校で上手くやっているか心配でな」
「なーんだ、おかげさまで元気ですよっ!じゃっ!」
「あーっ!待て待て!今日お前さんが作った杖だがな、ドワーフの里に見せに行くといいぞ」
「ドワーフ!?ドワーフの里ってどこにあるんですか!?」
ロキ様の口から思ってもみなかった名前が聞こえてテンションが上がる。
そりゃ、エルフが集落作ってるんだったらドワーフも里作ってるよな、どこに作っているんだろう?
俺はずいっと顔を近づける。
「お、おう!俺が挨拶した時とはえらいテンションの違いだな」
「どこにあるんですか?」
「ドワーフなら学園の地下に里を作って暮らしているぞ。学園の隠し通路から行ける」
まじか。そんな近くにいるんだ。
――ってか、これ結構な極秘情報じゃないのか?学園側は把握しているだろうけど、俺たち生徒は一切知らされていないぞ。
「確かに学園で知っているのは校長含め数名程度くらいかもな。けど、別に隠しているわけではないぞ?単にドワーフなんて町歩けばそこら辺に工房構えてるから興味ないだけだ」
「そーなんだ」
そーいえば言われてみれば俺がレオンから貰った剣もドワーフが作ってくれたものだ。ドワーフと言っても、多少小柄な人間と姿は全く同じなので見た目で判断はほぼつかない。つまり、今までも日常的に会っていたけれど、あんまり分かんないのだろう。
「行ってみます」
「おう。それはそれとして学校生活はどうだ?勇者は?」
「あーモテモテ」
ノアは相変わらず、すっげえモテてる。
まあ、さすがに婚約者がいるし、身分も高すぎるからラブレターを貰うなどのアプローチとかは一切ないが、カミラも含めて憧れの的だろう。
「本当にこの国が一夫一妻制で良かったよな。一夫多妻制だったら今頃のあの周りなんて……いや、実はノア、ハーレムが良かったりするのか?」
「ふむ。お前……まずもって勘違いしているようだけど」
「ん?」
「別に一夫多妻制なんてそんないいもんじゃないよ」
「へ?」
「考えてみなよ?なんで一夫多妻制なんてものが生まれたのか?」
それはあれ?男のロマ……
「ドアホ」
「ほげぇ!」
「はあ……これだから平和ボケしたやつは……」
「いやいやいや……誰でもそう考えるって」
「な訳あるか、少なくともノアもこの国の奴らは微塵もそんなこと考え付かないよ。むしろ一夫一妻制で良かったと思ってる」
「まじか?」
「まじだ」
「もったいぶらずに教えてくれない?」
「はあ……全く。一夫多妻が生まれてのはな、戦争で子供の数も男性の数も足りなくなったからよ」
「……!」
そうだったのか。思い当たる節がないわけでもない。もちろん、みんな戦争の時無実の子供は大切にしようとは思う。けど、巻き込まれてしまう子供もいる。それに男性も兵役に行ってしまう。
「1人の命の軽さがそうした制度につながっているってこと?」
「そういうことだ。この国一夫一妻制を採用しているというのは、それだけ諸外国に比べて1人の命が重く、安全であると国外に示しているという意味もある」
「……」
この制度、そんなに重い過去を背負ってたのかよ。ただ単にヒャッハーパラダイスとか思ってラノベを読みあさっていた自分を思い出す。……ま、まあ、あれはあれで娯楽として楽しかったから別に良いか。
「……まあ良いそれはそれとして」
「ムニャ……」
「ドワーフとは仲良くしておくと良いだろうね。アクセサリーとか武器とかも作ってくれる」
珍しくめっちゃ良いアドバイスくれるじゃん。ロキ様優しい。ちょうど強い武器を作りたかったのだ。
「アクセサリーも忘れないでね」
「ムニャ…」
「起きろ!」
「ムニャムニャ……」
「おーーい!あたしにアクセサリー作ってね!」
……なんだ、夢か!
最後何言っていたか忘れたけどまあいいや、今日は早速ドワーフに杖を見せにいこーっと!
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「ムニャムニャムニャ…!ムニャ!」
「起きろ……起きろ!」
その夜、俺はベッドの中へいた。
今日は学校の授業で魔法の杖を作れて楽しかったな。これから、戦術の幅も広がりそうだ。
「ムニャムニャムニャ……!ムニャ……」
「おいこら、一回起きようとして2度寝の体制に入るんじゃない!」
「むにゃ?」
「起きたか」
むむ……?誰だ。
ああ。何だロキ様か、じゃあ良いや。寝よう。
「おいこら、起きろ……!起きろ!」
激しくゆさぶられる。うーん?でももうちょっと眠いし寝るか。
「むにゃむにゃ……」
「うっそだろ!?こ、こいつ強すぎるっ。お、おいっ!!起きろっ!起きてくれ!リアム!」
なんかめっちゃ懇願してくる。
「しょうがないな、――ってなーんだロキ様か。むにゃむにゃ!」
「寝かさねえからな!」
ガン決まった目でこちらを睨んでくる。なんとしてでも寝かさないという意思を感じる。
仕方ないなあ。
「で?要件は?」
「えっ!?よ、要件!?対応冷たっ!」
「むにゃむにゃ……」
「そっ、そうだな……お前が学校で上手くやっているか心配でな」
「なーんだ、おかげさまで元気ですよっ!じゃっ!」
「あーっ!待て待て!今日お前さんが作った杖だがな、ドワーフの里に見せに行くといいぞ」
「ドワーフ!?ドワーフの里ってどこにあるんですか!?」
ロキ様の口から思ってもみなかった名前が聞こえてテンションが上がる。
そりゃ、エルフが集落作ってるんだったらドワーフも里作ってるよな、どこに作っているんだろう?
俺はずいっと顔を近づける。
「お、おう!俺が挨拶した時とはえらいテンションの違いだな」
「どこにあるんですか?」
「ドワーフなら学園の地下に里を作って暮らしているぞ。学園の隠し通路から行ける」
まじか。そんな近くにいるんだ。
――ってか、これ結構な極秘情報じゃないのか?学園側は把握しているだろうけど、俺たち生徒は一切知らされていないぞ。
「確かに学園で知っているのは校長含め数名程度くらいかもな。けど、別に隠しているわけではないぞ?単にドワーフなんて町歩けばそこら辺に工房構えてるから興味ないだけだ」
「そーなんだ」
そーいえば言われてみれば俺がレオンから貰った剣もドワーフが作ってくれたものだ。ドワーフと言っても、多少小柄な人間と姿は全く同じなので見た目で判断はほぼつかない。つまり、今までも日常的に会っていたけれど、あんまり分かんないのだろう。
「行ってみます」
「おう。それはそれとして学校生活はどうだ?勇者は?」
「あーモテモテ」
ノアは相変わらず、すっげえモテてる。
まあ、さすがに婚約者がいるし、身分も高すぎるからラブレターを貰うなどのアプローチとかは一切ないが、カミラも含めて憧れの的だろう。
「本当にこの国が一夫一妻制で良かったよな。一夫多妻制だったら今頃のあの周りなんて……いや、実はノア、ハーレムが良かったりするのか?」
「ふむ。お前……まずもって勘違いしているようだけど」
「ん?」
「別に一夫多妻制なんてそんないいもんじゃないよ」
「へ?」
「考えてみなよ?なんで一夫多妻制なんてものが生まれたのか?」
それはあれ?男のロマ……
「ドアホ」
「ほげぇ!」
「はあ……これだから平和ボケしたやつは……」
「いやいやいや……誰でもそう考えるって」
「な訳あるか、少なくともノアもこの国の奴らは微塵もそんなこと考え付かないよ。むしろ一夫一妻制で良かったと思ってる」
「まじか?」
「まじだ」
「もったいぶらずに教えてくれない?」
「はあ……全く。一夫多妻が生まれてのはな、戦争で子供の数も男性の数も足りなくなったからよ」
「……!」
そうだったのか。思い当たる節がないわけでもない。もちろん、みんな戦争の時無実の子供は大切にしようとは思う。けど、巻き込まれてしまう子供もいる。それに男性も兵役に行ってしまう。
「1人の命の軽さがそうした制度につながっているってこと?」
「そういうことだ。この国一夫一妻制を採用しているというのは、それだけ諸外国に比べて1人の命が重く、安全であると国外に示しているという意味もある」
「……」
この制度、そんなに重い過去を背負ってたのかよ。ただ単にヒャッハーパラダイスとか思ってラノベを読みあさっていた自分を思い出す。……ま、まあ、あれはあれで娯楽として楽しかったから別に良いか。
「……まあ良いそれはそれとして」
「ムニャ……」
「ドワーフとは仲良くしておくと良いだろうね。アクセサリーとか武器とかも作ってくれる」
珍しくめっちゃ良いアドバイスくれるじゃん。ロキ様優しい。ちょうど強い武器を作りたかったのだ。
「アクセサリーも忘れないでね」
「ムニャ…」
「起きろ!」
「ムニャムニャ……」
「おーーい!あたしにアクセサリー作ってね!」
……なんだ、夢か!
最後何言っていたか忘れたけどまあいいや、今日は早速ドワーフに杖を見せにいこーっと!
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