百姓貴族はお呼びじゃないと言われ婚約破棄をされて追放されたので隣国で農業しながら幸せになります!

ユウ

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閑話崩れた計画①

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「どういうことだ!」


崩壊した王宮内で、声を荒げる国王。
手紙は朝一番で勅使により届けられていた。


「聖女アンリ様は今はでは人妻です。よって元聖女という立場にあります。現在は王太子殿下の義妹というお立場です」

「何だと!」

「第二王子殿下は既に王位継承権を返上しておりますが、国の為にご尽力くださる方…その奥方をやすやすとお返しすることはできません」

「貴様!」


勅使に対して声を荒げるも勅使た淡々とした口調で話す。
その態度は余計に苛立ち、感情的になり剣を振り落とそうとするも。


「この無礼者めが!」

剣を振り下ろそうとするお弾かれる。

「ぐわ!」

「お止めになった方が良いかと」


何の準備もなく単身で敵国に訪れるわけもない。


「結界を敷いているに決まっています。そこの雑兵も無駄な事をしない方がいい…そうでないとこちらも相応の手段を取る」


勅使は魔法を発動させると炎がその場を包む。


「なっ…」

「私は平和的に話し合いに来ました。本来なら敵国としてこの国を沈めてもいいのですがね?」

「待て…そんなことを」

「アンリは俺の妻だぞ!」


同席していたギョームが声を上げるも勅使の表情はとても冷たい目で見下した。


「ほぉ?不正を働き、財産を奪い追いはぎのような真似をしておきながら何所までの図々しいことを。教会ににも事実確認をしましたが、アンリ様との間に夫婦関係はないそうですが?」

「それは…」

「婚約も白紙となっています」


既に教会にも手が回されているとは思わず真っ青になる。

「中央神殿にも連絡は入れておりますので…その意味、お解りですね?」

「あっ…ああ」


法律に疎いギョームでも中央神殿に睨まれたらどうなるか解っていた。


「待ってくれ!アンリに…彼女に直接!」

「そうだ!あれを連れこぬか!無礼者めが!王が困っているのだ!従うのは道理で…」


何所までもアンリを軽視しする二人は馬鹿としか言いようがない。


「アンリ様に直接会う場は設けております。しかし、この国ではございません、我が国の国境内で、王太子殿下と弟君の立ち合い元の身になります…一度だけ会うことを許可します」

「立会人だと!」

「話が違う!アンリを返還するべきだ」

「元聖女様を物扱いとは…では、敵国として戦争しましょうか?まぁ我が国にはフェンリルがおりますので国は滅びますが?」


勅使はあくまでも余裕の微笑みで言い放つ。
対する二人は選択権はなく、結果として一度だけの面会をすることになったのだった。



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