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第一章廃嫡と婚約解消
18私の王子様~ステラside⑥
しおりを挟む婚約者のいる方と親しくなるのはいけない事。
ふしだらな行為だと言われるようになり、クラスにも味方はおらず嫌がらせが悪化した。
「一体どういうつもりよ!」
「生徒会に入るなんて」
「殿下はマリアンナ様の婚約者よ!それを」
教室で私物を隠されるのがエスカレートして、休み時間、昼休み、放課後に呼び出されて責められるのは当たり前になった。
「アンタなんて退学になればいいのよ!」
「誰も必要としてないのに。アンタなん生まれてこなければよかったのよ」
「そんな…私は」
「こんな貧相なしおりを大事にして汚らわしい!」
私が大事にしているしおりを奪われそうになるも、拒絶した。
「蛮民の癖に生意気よ!」
殴られると思って目をつぶるも。
痛みがくることはなかった。
「何をしている」
「「「殿下!」」」
「フィルベルト様!」
私を庇ってくださったのはフィルベルト様だった。
「そのしおりは私が作った物だ。何か問題があるか」
「えっ…」
「確かにマリアンナが良く貧乏くさいと毛嫌いしてたしおりだったが君達にもけなされるとは…センスがなかったようだ」
「私達はそんな!」
「それだけ自信があるなら今度のお茶会の花は貴方達にすべてお任せしてはいかがでしょうか。余程自信がありますので、今手配している花はキャンセルして、そこの三人に全て任せましょう」
お茶会って…一週間後に行われる交流会じゃ?
他国の方を招く大がかりな物で保護者会の皆さんも参加されるもので。
「お待ちください!そんな…今からでは無理です」
「そうです!」
「ははっ、謙遜をなさらなくてもいいですよ。マリアンナ様のご友人なら簡単ですよ」
その時のレクサス様の目は笑っていない。
氷のように冷たく恐ろしくなった私は何も言い返せなかった。
結局お花は間に合わず、彼女達は恥をかかされることになった。
マリアンナ様もお怒りでその後彼女達は王太子殿下のセンスを侮辱したと噂になっていた。
「はぁー…また噂か」
噂で好き勝手言う人は多く、最近調子に乗っているから天罰と思う人が多い中、フィルベルト様は悲しそうにされていた。
「私は彼女達が責められるのを望んだわけじゃない」
「貴方は優し過ぎるのです。彼女達は図太いですよ」
優し過ぎると言う意味が解る。
フィルベルト様は例え酷い事を言われても、誰かが傷つくのが嫌なんだ。
マリアンナ様に対しても責められても、受け止めようとしている。
そんな優しいフィルベルト様に私はどんどん惹かれてい行った。
そして親しくさせていただく中、フィルベルト様の苦しみに触れるようになりお支えしたいと思う様になり、私は勉強も精を出すようになり編入して三か月で生徒代表に選ばれるようになった。
元から勉強は得意で、故郷の薬草を育てていたので学校側からも評価された。
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