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第三章雇われ国王物語
21王太女として~グレタside
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私の立太子には多くの障害があった。
これまで女性が立太子したことはあっても少ない。
未だに男尊女卑が強いご時世でもある。
何より私は忘れられた王族でもあるから、当然でしょうけど。
私ならば御しやすいと思っている者は傀儡にする者も少ない。
ならば彼等を逆手にとって立太子まで大人しくして裏切者を炙り出す事にした。
そして現在。
「エリンデール王国と同盟を結び従国とはどういう事です」
「あら?大臣達は字も読めなくなってしまったのかしら?」
「姫!」
「言葉を慎みなさい」
私を庇う様に前に出るのはフレデリカだった。
彼女は先日、継承を終えたばかりだったが、身の振り方は素晴らしい物だった。
「先月の会議にて、同盟の話は否決を取りました」
「しかし、従国とは…」
「エリンデール王国には精霊の加護に他にも財となる物が多い。干ばつの対策もされています。現在我が国は長きにわたる干ばつや伝染病に、赤字が続き困窮しています」
「それは…」
「エリンデール王国と同盟を結び、生まれ変わる以外に道はありません」
私の言いたいことを代弁してくれたフレデリカには感謝しかないわ。
彼女と私は幼馴染で立場が少しだけ似ている。
「これは王太女殿下のお決めになっったことです。両陛下も承知されております」
「ぐっ…小娘が」
「小娘であろうと、私はフルーデルト公爵家当主としてこの場に降ります。皆様は王太女殿下に反旗を翻すおつもりですか?」
「ぐっ…」
既に彼等の勢力は弱まっている。
目の前で粛清しているのだからここで逆らうなんて真似は出来ないわね。
「幸いにもエリンデール王国は友好な関係です。特に王女殿下とグレタ様は幼少の頃から親しくされ、兄君と婚約されたのですから。そうですね?財務大臣」
「ええ…タイミングとして理想的ですな」
「何ですと!」
馬鹿な連中。
私を追い落とす事に躍起になって他国の情報を仕入れる事を怠ったからこうなるのよ。
「先日、兄とリーシェ王女の婚約が纏まりました。元より二人は幼馴染ですから纏るのは当然…ですが、兄は廃嫡なった身ですので大ぴらにできなかったのでしょう?」
「しかし…」
「色眼鏡で見る者は多くとも、両国の国王陛下が望まれましたので問題がありますか?」
舌打ちをする者、唇を噛みしめる者達。
私を睨む者も少なく無いけど、この場で私に直接非難する事は不可能。
「皆も解っていますね」
「「「ハッ!」」」
王族派の貴族達は心得ている。
後は反対勢力をどう潰すか、そして兄を追い出したあの女をどう叩き潰すか。
私はフィルベルトお兄様のような優しさはない。
アルセウスのような後見人もいないけど、あくまで国内での話だわ。
留学期間で得た、他国の味方を使って私なりのやり方で成し遂げてみせるわ。
これまで女性が立太子したことはあっても少ない。
未だに男尊女卑が強いご時世でもある。
何より私は忘れられた王族でもあるから、当然でしょうけど。
私ならば御しやすいと思っている者は傀儡にする者も少ない。
ならば彼等を逆手にとって立太子まで大人しくして裏切者を炙り出す事にした。
そして現在。
「エリンデール王国と同盟を結び従国とはどういう事です」
「あら?大臣達は字も読めなくなってしまったのかしら?」
「姫!」
「言葉を慎みなさい」
私を庇う様に前に出るのはフレデリカだった。
彼女は先日、継承を終えたばかりだったが、身の振り方は素晴らしい物だった。
「先月の会議にて、同盟の話は否決を取りました」
「しかし、従国とは…」
「エリンデール王国には精霊の加護に他にも財となる物が多い。干ばつの対策もされています。現在我が国は長きにわたる干ばつや伝染病に、赤字が続き困窮しています」
「それは…」
「エリンデール王国と同盟を結び、生まれ変わる以外に道はありません」
私の言いたいことを代弁してくれたフレデリカには感謝しかないわ。
彼女と私は幼馴染で立場が少しだけ似ている。
「これは王太女殿下のお決めになっったことです。両陛下も承知されております」
「ぐっ…小娘が」
「小娘であろうと、私はフルーデルト公爵家当主としてこの場に降ります。皆様は王太女殿下に反旗を翻すおつもりですか?」
「ぐっ…」
既に彼等の勢力は弱まっている。
目の前で粛清しているのだからここで逆らうなんて真似は出来ないわね。
「幸いにもエリンデール王国は友好な関係です。特に王女殿下とグレタ様は幼少の頃から親しくされ、兄君と婚約されたのですから。そうですね?財務大臣」
「ええ…タイミングとして理想的ですな」
「何ですと!」
馬鹿な連中。
私を追い落とす事に躍起になって他国の情報を仕入れる事を怠ったからこうなるのよ。
「先日、兄とリーシェ王女の婚約が纏まりました。元より二人は幼馴染ですから纏るのは当然…ですが、兄は廃嫡なった身ですので大ぴらにできなかったのでしょう?」
「しかし…」
「色眼鏡で見る者は多くとも、両国の国王陛下が望まれましたので問題がありますか?」
舌打ちをする者、唇を噛みしめる者達。
私を睨む者も少なく無いけど、この場で私に直接非難する事は不可能。
「皆も解っていますね」
「「「ハッ!」」」
王族派の貴族達は心得ている。
後は反対勢力をどう潰すか、そして兄を追い出したあの女をどう叩き潰すか。
私はフィルベルトお兄様のような優しさはない。
アルセウスのような後見人もいないけど、あくまで国内での話だわ。
留学期間で得た、他国の味方を使って私なりのやり方で成し遂げてみせるわ。
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