悪役令嬢と弟が相思相愛だったのでお邪魔虫は退場します!どうか末永くお幸せに!

ユウ

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第四章若き王と明日への架け橋

8新聞

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流石というべきか抜け目のない新聞記者にやられた。


「まずいな」

新聞を見ながらどうしたものかと思った。
ばっちりステラとナツメの写真が見開きになっている。

「これではアピールしてるようなものじゃないか」

「実際どうでしょ?」

「え!」


執務室で新聞を広げて頭を抱える。
祖国を捨てた状態で多くの噂が浮上しているのではないかと思うが。


「かつて噂になった少女は、潔白で…本当の恋のお相手は若き宰相って書いてあるから大丈夫よ。それに二人共、不貞行為はしてないでしょう?」

「リーシェ、慎みを持ってくれ。女の子だろ」

「貴方は少し見ない間に老けたわね」


言うな。
前世の記憶を取り戻したからだろうか。

趣向はおじいちゃんだ。
元から田舎暮らしをしていたからだけど。


「いやいや、待てよ」

ナツメが予測していないわけじゃない。

「今さら気づいたの?ナツメはステラを好いているわ…随分前からね」

「気づかなかった」

「他の側近の中で特にステラに厳しかったのは遠回しに彼女の立場をより厳しものにする為。噂に振り回される民から守る為じゃないかしら」


そう言えば、エリンデール王国に来る前から領民にこれ見よがしに厳しくしていた。
その頃から気にかけていたのか。

「他の側近に対しても、王太子殿下が失脚されるのを黙っていた事で反感を持ち者も多かったはずよ。ナツメは意味のない事はしない…まぁ貴族嫌いは否めないけど」

「まぁ悪い奴じゃないんだ。少し言い回しが」

「解っているならいいんじゃないの」


でも、言葉数が厳し過ぎる所為で無暗に悪意を買うような事になって欲しくないのは俺の我がままだろうか?


「それでどうするの?」

「どうって…」

「ランタニア王国では噂になって外交に支障が起きるのではないかしら?」

「潰せばいいよ」

過去に俺達は思いを通わせた。
だけど恋人未満の関係で不貞行為をしたわけじゃない。

思うだけだ。


「二人は心から思い合うならば俺は応援する」

「実際ステラの秘書としての有能さは母上も認めているわ」

女性の為の生活向上計画もステラが率先してくれている。
おかげで女性に優しい国づくりの第一人者として評価を受けている。


「近い内にステラには爵位が与えられるわ」

「ああ、そのつもりだ」


むしろ今までがおかしかったんだ。


「子爵になるけど良い?」

「ああ、妥当だ」


男爵か子爵を考えていた。
いきなり伯爵位を与えらら後から問題が生じるから保険をかけておいた。

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