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18.ギルアの影武者②
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---お茶会を終え、馬車で離宮に戻る途中---
「今日のギルア様は変だったわ。なんか以前と違うの、すごく優しいのよ?」
「確かにそれはおかしいですね。結婚式をすっぽかしたり、後宮問題を丸投げするような人が優しくしてくるなんて?何か裏があるんでしょうか?」
「やっぱりそう思うわよね!実は私、心当たりがあるの…」
馬車にはシルビアとサーサだけしかいないが、なぜか声を潜めはじめる。
「確かに今までの自分の態度を反省したのもあると思うわ、これから同じ目的に向かって協力し合う仲間と認めたのも本当だと思う。でもきっかけは他にある!それはガロンよ!」
「ガロン様ですか…?」
「昨日ガロンが離宮に来て、【魅惑の会】の会員になったでしょ。それを聞いて気づいたのよ!」
シルビアが何を言いたいのかサッパリ分からないサーサは首を傾げた。
「だ・か・ら!【魅惑の会】にガロンを取られると思ったギルア様は、ガロンへの禁断の愛に気づいたのよ。普通なら愛するガロンに近づく私に敵意を向けると考えるけど、そこは大人だわね、逆に私と友人になって懐の深さをアピールしているのよ」
「…大変ユニークな解釈です…」
「最初の印象は最悪だったけど、今日話してみたらギルア様は実直な方で話も合ったしすごく楽しかったわ。だから陰ながら応援することにしたの♪」
「そうですか…。くれぐれも陰ながらをお忘れなく…」
サーサは気づいていた、それは勘違いで、間違った解釈なのでテストでは零点確実だと。
でも最初のころのギルアの酷い態度を知っているので、シルビアには黙っていることにした。(国王よ、自力で誤解を解け!)
サーサは出来る侍女なので、シルビアから聞いた事を誰にも話はしなかった。
だが腐女子侍女コリンは違った。シルビアからこの説を聞いて、腐女子魂に火が付いたのだ。すぐに王宮にいるBL仲間に確認を取るべく手紙を出した。どうやら隠れBL仲間は王宮に多数いるようで、すぐに返事が返ってきた。
『正妃とのお茶会後、執務室で国王と側近が周りの目も気にせず愛を囁き、熱烈に抱き合っていた』と。
BLフィルターを通してみると、そう見えたようだ、…先入観とは恐ろしい。
これにより、『国王&側近の禁断の愛』が陰で囁かれ、それを題材にした漫画が次々と同人誌に載るようになった。
((ふざけるなー!俺達はそんな趣味はないぞーー!))真実の叫びも時として、届かないこともある。
「今日のギルア様は変だったわ。なんか以前と違うの、すごく優しいのよ?」
「確かにそれはおかしいですね。結婚式をすっぽかしたり、後宮問題を丸投げするような人が優しくしてくるなんて?何か裏があるんでしょうか?」
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馬車にはシルビアとサーサだけしかいないが、なぜか声を潜めはじめる。
「確かに今までの自分の態度を反省したのもあると思うわ、これから同じ目的に向かって協力し合う仲間と認めたのも本当だと思う。でもきっかけは他にある!それはガロンよ!」
「ガロン様ですか…?」
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シルビアが何を言いたいのかサッパリ分からないサーサは首を傾げた。
「だ・か・ら!【魅惑の会】にガロンを取られると思ったギルア様は、ガロンへの禁断の愛に気づいたのよ。普通なら愛するガロンに近づく私に敵意を向けると考えるけど、そこは大人だわね、逆に私と友人になって懐の深さをアピールしているのよ」
「…大変ユニークな解釈です…」
「最初の印象は最悪だったけど、今日話してみたらギルア様は実直な方で話も合ったしすごく楽しかったわ。だから陰ながら応援することにしたの♪」
「そうですか…。くれぐれも陰ながらをお忘れなく…」
サーサは気づいていた、それは勘違いで、間違った解釈なのでテストでは零点確実だと。
でも最初のころのギルアの酷い態度を知っているので、シルビアには黙っていることにした。(国王よ、自力で誤解を解け!)
サーサは出来る侍女なので、シルビアから聞いた事を誰にも話はしなかった。
だが腐女子侍女コリンは違った。シルビアからこの説を聞いて、腐女子魂に火が付いたのだ。すぐに王宮にいるBL仲間に確認を取るべく手紙を出した。どうやら隠れBL仲間は王宮に多数いるようで、すぐに返事が返ってきた。
『正妃とのお茶会後、執務室で国王と側近が周りの目も気にせず愛を囁き、熱烈に抱き合っていた』と。
BLフィルターを通してみると、そう見えたようだ、…先入観とは恐ろしい。
これにより、『国王&側近の禁断の愛』が陰で囁かれ、それを題材にした漫画が次々と同人誌に載るようになった。
((ふざけるなー!俺達はそんな趣味はないぞーー!))真実の叫びも時として、届かないこともある。
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