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閑話~母国では~
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ロナ姫達が隣国の後宮へと去って暫く経った貧乏小国。
城の者達は明るいロナ姫がいなくなって淋しく感じていたが、それと同時に侍女アンナもいなくなったのでちょっぴり安堵していた。
(((ちょっぴりどころじゃねぇよ!)))匿名希望の城勤め達。
つまりプラマイゼロでなく、ややプラスなので至って平和な毎日だ。
今日も家畜小屋からは家畜達の賑やかな鳴き声が響いている。
モォウーモォウーモー。
ブッヒッヒヒーブブー。
コッケーッコッコッコー。
ロナ姫が家畜の世話から抜けた痛手は大きかった。
特にロナ姫になにかと反抗的だったブタ吉はロナ姫が嫁いだ事実を知ると落ち込んでしまい、体重も200gほど減ってしまった。
…ブタ吉よ、お前はツンデレ豚だったんだな。
でも200gってハンバーグ一個分だ。アナログ体重計では針も動かないだろう。…まったく心配ないぞ。
人手が足りなくなった家畜小屋の新たな世話係は国王と宰相だった。
二人揃って首を傾げながら、
『『なんで儂達がやるんじゃ…?』』
と言っていたが、家臣から
『優秀な戦力であるロナ姫を牛100頭で隣国へ送り出したアホはどなたでしょうか…。
よもやお忘れですか…?』
と凄まれてしまった。
もう黙って収納箱の奥に仕舞ってあった作業服を取り出し着るしかなかった。
若かりし頃に着ていたそれは中年太りの親父にはちょっときつくなっていたが、見栄をはって無理矢理肉を押し込んだ。
出来上がったのはパラパラ時代の長〇小力だった…。
『『儂達、ちょっと可笑しくないか…』』
『『それがなにか?!』』容赦ない家臣達。
『『…行ってきます』』
そして家畜達のお世話をしている国王と宰相。もちろん手際の悪い新人は家畜達から舐められている。
「ほらほらブタ吉、ブラッシングするから並べ」
ブッヒッヒヒーブー。
(新入り、俺様に舐めた口きくんじゃねえぞ!)
「国王様、それじゃ駄目ですよ。押さえつけてこうやるんです」
宰相は手本を見せようと近くの雌豚を捕まえ抑え込みブラッシングしようとする。
その乱暴なやり方に暴れる雌豚。
ブゥーブゥー、ブブブー、ブルンブー。
(キャー助けて!こいつ変態、さり気なくおっぱい触っているわ)
どっどっどっど!!!
豚の集団に突っ込まれもみくちゃにされる憐れな宰相。
それを見て国王は『馬鹿だなー』と親友の危機に大爆笑している。
だがそんな薄情な国王の後ろではブタ吉がめらめらと復讐の炎を燃やしていた。
こいつ国王って呼ばれていたな。
ということは俺の嫁を他の男の嫁がせた黒幕か!
許さねぇ、絶対に許さねぇ…。
ブブッヒーーーーーーーー。
大地を揺るがすほどのブタ吉の鳴き声が響く。
驚いて後ろを振り返ると怒れるブタ吉が闘志むき出しで国王へと突っ込んでくる。
「な、な、なんだー!!」
訳も分からず全力で逃げる国王だが、中年太りの親父の全力疾走などたかが知れている。
あえなく追いつかれ、
『ドッゴーンーー!』と後ろから強力な頭突きをお見舞いされ、その反動で勢いよく前方にあった肥溜めにダイブする。
なにこれ?
10年前の再現ドラマか…。
なら大丈夫これは肥溜めではない。
きっと、ただの泥水だ。
人間瀕死の状況になるとすべてがスローモーションになるらしい。
肥溜めへダイブするほんの一瞬で、国王は自分の身に起こっている現実を拒否した。
そして肥溜めをただの泥水だと設定を変えている。
だがその努力は無駄だった。
ボッチャーーンーーーー!!
やはり落ちた先は立派な肥溜めでしかなかった…。
ゲッボゲッボ、肥溜めで溺れる国王を冷たく見下ろすブタ吉。
お前、これで許されたと思うなよ。
へっ、これは復讐の序章さ。
これからが楽しみだな。
ブヒッヒッヒ……。
ジャンジャンジャーンー!
ブタ吉サスペンス劇場の幕が上がった。
城の者達は明るいロナ姫がいなくなって淋しく感じていたが、それと同時に侍女アンナもいなくなったのでちょっぴり安堵していた。
(((ちょっぴりどころじゃねぇよ!)))匿名希望の城勤め達。
つまりプラマイゼロでなく、ややプラスなので至って平和な毎日だ。
今日も家畜小屋からは家畜達の賑やかな鳴き声が響いている。
モォウーモォウーモー。
ブッヒッヒヒーブブー。
コッケーッコッコッコー。
ロナ姫が家畜の世話から抜けた痛手は大きかった。
特にロナ姫になにかと反抗的だったブタ吉はロナ姫が嫁いだ事実を知ると落ち込んでしまい、体重も200gほど減ってしまった。
…ブタ吉よ、お前はツンデレ豚だったんだな。
でも200gってハンバーグ一個分だ。アナログ体重計では針も動かないだろう。…まったく心配ないぞ。
人手が足りなくなった家畜小屋の新たな世話係は国王と宰相だった。
二人揃って首を傾げながら、
『『なんで儂達がやるんじゃ…?』』
と言っていたが、家臣から
『優秀な戦力であるロナ姫を牛100頭で隣国へ送り出したアホはどなたでしょうか…。
よもやお忘れですか…?』
と凄まれてしまった。
もう黙って収納箱の奥に仕舞ってあった作業服を取り出し着るしかなかった。
若かりし頃に着ていたそれは中年太りの親父にはちょっときつくなっていたが、見栄をはって無理矢理肉を押し込んだ。
出来上がったのはパラパラ時代の長〇小力だった…。
『『儂達、ちょっと可笑しくないか…』』
『『それがなにか?!』』容赦ない家臣達。
『『…行ってきます』』
そして家畜達のお世話をしている国王と宰相。もちろん手際の悪い新人は家畜達から舐められている。
「ほらほらブタ吉、ブラッシングするから並べ」
ブッヒッヒヒーブー。
(新入り、俺様に舐めた口きくんじゃねえぞ!)
「国王様、それじゃ駄目ですよ。押さえつけてこうやるんです」
宰相は手本を見せようと近くの雌豚を捕まえ抑え込みブラッシングしようとする。
その乱暴なやり方に暴れる雌豚。
ブゥーブゥー、ブブブー、ブルンブー。
(キャー助けて!こいつ変態、さり気なくおっぱい触っているわ)
どっどっどっど!!!
豚の集団に突っ込まれもみくちゃにされる憐れな宰相。
それを見て国王は『馬鹿だなー』と親友の危機に大爆笑している。
だがそんな薄情な国王の後ろではブタ吉がめらめらと復讐の炎を燃やしていた。
こいつ国王って呼ばれていたな。
ということは俺の嫁を他の男の嫁がせた黒幕か!
許さねぇ、絶対に許さねぇ…。
ブブッヒーーーーーーーー。
大地を揺るがすほどのブタ吉の鳴き声が響く。
驚いて後ろを振り返ると怒れるブタ吉が闘志むき出しで国王へと突っ込んでくる。
「な、な、なんだー!!」
訳も分からず全力で逃げる国王だが、中年太りの親父の全力疾走などたかが知れている。
あえなく追いつかれ、
『ドッゴーンーー!』と後ろから強力な頭突きをお見舞いされ、その反動で勢いよく前方にあった肥溜めにダイブする。
なにこれ?
10年前の再現ドラマか…。
なら大丈夫これは肥溜めではない。
きっと、ただの泥水だ。
人間瀕死の状況になるとすべてがスローモーションになるらしい。
肥溜めへダイブするほんの一瞬で、国王は自分の身に起こっている現実を拒否した。
そして肥溜めをただの泥水だと設定を変えている。
だがその努力は無駄だった。
ボッチャーーンーーーー!!
やはり落ちた先は立派な肥溜めでしかなかった…。
ゲッボゲッボ、肥溜めで溺れる国王を冷たく見下ろすブタ吉。
お前、これで許されたと思うなよ。
へっ、これは復讐の序章さ。
これからが楽しみだな。
ブヒッヒッヒ……。
ジャンジャンジャーンー!
ブタ吉サスペンス劇場の幕が上がった。
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