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第166話 結果発表
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今日はエディットと2人、正門で馬車を降りると一緒に門をくぐり抜けた。
エディットが一緒に試験結果を見に行きたいとお願いしてきたからだ。
「う~ん……でも、大丈夫かな?」
2人で手を繋ぎ、試験結果が張り出されている掲示板目指して歩きながらつい不安が口をついて出てしまった。
「大丈夫ですよ。自信を持って下さい」
エディットが笑顔で話しかけてくる。
「だけどいいの?学院の敷地内で僕と手を繋いで歩いたりして……。Aクラスの人に見られたら、また何か言われたりするんじゃないのかい?」
この間みたいな辛そうな表情をエディットにさせたくはなかった。
「平気です。もう二度と言われることはないと思いますから」
どうやらエディットは絶対的な自信があるようだ。だとしたら僕も自分を信じよう。
「そうだね。それじゃ掲示板を見に行こうか?」
「はい」
そして僕達は試験結果が貼り出されている講堂へと向かった。
**
『エステル学院』の敷地には広々とした芝生広場があり、まるでモナコ大聖堂のような立派な講堂がある。
講堂の正面入り口に掲示板が張り出され、試験結果を見る為に多くの学生達で溢れかえっていた。
「うわ~凄い人混みだな……」
大勢の学生たちが集まって、試験結果を見て一喜一憂している姿がそこにはあった。
「そうですね。今回の試験は全校生徒一斉に学年ごとに全員の試験結果が貼り出されていますからね」
「そうなんだ……。それじゃエディット。見に行こう?」
「はい」
僕とエディットは改めてしっかり手をつなぎ直すと、人混みをかき分けて掲示板へと向かった。
そして……。
「アドルフ様!見て下さい!」
エディットが興奮気味に僕に呼びかけている。
「う、うん……見ているよ……」
僕は信じられない気持ちで試験結果を見つめていた。驚いたことに、僕の試験結果は何と3位だったのだ。
1位は当然エディットだった。2位はセドリック、そして僕が3位でサチは6位だった。
「まさか、こんなに好成績が取れるなんて……」
呆然としている僕にエディットは嬉しそうに話しかけている。
「だから言ったじゃないですか。絶対に大丈夫だって?でも……これで一緒のクラスに……なれますね?」
エディットは顔を赤らめながら僕を見上げてくる。
「エディット……」
その時――。
「「アドルフ!」」
背後から声を掛けられ、振り向くとそこに立っていたのはエミリオとラモンだった。
「エミリオ、ラモン……」
「おめでとう、アドルフ。これで来学期から別々のクラスだな」
少し寂しげにエミリオが話しかけてきた。
「お前ならやれると思ったよ。元々は頭が良かったんだろう?ブラッドリーが言っていたからな。自分に気を聞かせて、わざとお前は勉強するのをやめたってさ」
ラモンの言葉がずしりと胸に響く。
「ブラッドリーが、そんなことを……?」
ブラッドリーは全て……気付いていたんだ。
「アドルフ様……」
エディットが心配そうに僕に声を掛けてきた。
「悪い、折角婚約者と一緒だったのを邪魔したな」
「俺たちは追試決定だよ。それじゃあまた後でな。これから追試組の呼び出しがあるんだよ」
エミリオとラモンはそれだけ言うと、背を向けて去って行った。
「エディット、試験結果も見たし……僕達も教室に戻ろうか?」
「はい」
エディットは笑顔で返事をした――。
エディットが一緒に試験結果を見に行きたいとお願いしてきたからだ。
「う~ん……でも、大丈夫かな?」
2人で手を繋ぎ、試験結果が張り出されている掲示板目指して歩きながらつい不安が口をついて出てしまった。
「大丈夫ですよ。自信を持って下さい」
エディットが笑顔で話しかけてくる。
「だけどいいの?学院の敷地内で僕と手を繋いで歩いたりして……。Aクラスの人に見られたら、また何か言われたりするんじゃないのかい?」
この間みたいな辛そうな表情をエディットにさせたくはなかった。
「平気です。もう二度と言われることはないと思いますから」
どうやらエディットは絶対的な自信があるようだ。だとしたら僕も自分を信じよう。
「そうだね。それじゃ掲示板を見に行こうか?」
「はい」
そして僕達は試験結果が貼り出されている講堂へと向かった。
**
『エステル学院』の敷地には広々とした芝生広場があり、まるでモナコ大聖堂のような立派な講堂がある。
講堂の正面入り口に掲示板が張り出され、試験結果を見る為に多くの学生達で溢れかえっていた。
「うわ~凄い人混みだな……」
大勢の学生たちが集まって、試験結果を見て一喜一憂している姿がそこにはあった。
「そうですね。今回の試験は全校生徒一斉に学年ごとに全員の試験結果が貼り出されていますからね」
「そうなんだ……。それじゃエディット。見に行こう?」
「はい」
僕とエディットは改めてしっかり手をつなぎ直すと、人混みをかき分けて掲示板へと向かった。
そして……。
「アドルフ様!見て下さい!」
エディットが興奮気味に僕に呼びかけている。
「う、うん……見ているよ……」
僕は信じられない気持ちで試験結果を見つめていた。驚いたことに、僕の試験結果は何と3位だったのだ。
1位は当然エディットだった。2位はセドリック、そして僕が3位でサチは6位だった。
「まさか、こんなに好成績が取れるなんて……」
呆然としている僕にエディットは嬉しそうに話しかけている。
「だから言ったじゃないですか。絶対に大丈夫だって?でも……これで一緒のクラスに……なれますね?」
エディットは顔を赤らめながら僕を見上げてくる。
「エディット……」
その時――。
「「アドルフ!」」
背後から声を掛けられ、振り向くとそこに立っていたのはエミリオとラモンだった。
「エミリオ、ラモン……」
「おめでとう、アドルフ。これで来学期から別々のクラスだな」
少し寂しげにエミリオが話しかけてきた。
「お前ならやれると思ったよ。元々は頭が良かったんだろう?ブラッドリーが言っていたからな。自分に気を聞かせて、わざとお前は勉強するのをやめたってさ」
ラモンの言葉がずしりと胸に響く。
「ブラッドリーが、そんなことを……?」
ブラッドリーは全て……気付いていたんだ。
「アドルフ様……」
エディットが心配そうに僕に声を掛けてきた。
「悪い、折角婚約者と一緒だったのを邪魔したな」
「俺たちは追試決定だよ。それじゃあまた後でな。これから追試組の呼び出しがあるんだよ」
エミリオとラモンはそれだけ言うと、背を向けて去って行った。
「エディット、試験結果も見たし……僕達も教室に戻ろうか?」
「はい」
エディットは笑顔で返事をした――。
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